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2013年01月26日の記事は以下のとおりです。

オリジナルな展開を本格的に始動させたコミック版の薬師寺シリーズ

垣野内成美が連載しているコミック版の薬師寺シリーズで、完全なオリジナルストーリーを元にした巻が出版されています。
月刊連載に対する田中芳樹の桁外れな遅筆ぶりに、連載側がついに見切りをつけざるをえなくなった形ですね↓

http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2013/01/post-dcf9.html
>  田中さんの『薬師寺涼子の怪奇事件簿』を原作に、垣野内成美さんがコミックを描いてくださっております。
>  田中さんも、毎月、雑誌「アフタヌーン」が届くたび、垣野内さんの筆により活き活きと活躍する涼子の姿を楽しみに読んでおります。
>  で。
>  垣野内さんのコミック版は月刊連載。田中さんの原作は、不定期…と言えば聞こえは良いのですが、いささか停滞気味。
>  
ついにコミック版が追いついてしまいました。
>  そこで、「アフタヌーン」編集部の担当N氏が考えたのがコミック版オリジナル・ストーリー。
>  
もともと田中作品を愛読してくださっていた脚本家の植竹須美男氏の手によってストーリーが作られ、これを垣野内さんがコミックに仕立てて下さいました。
>  私はストーリーの段階からチェックさせていただいたのですが、さすが植竹さん。しっかり「お涼」の世界になっておりました。もちろん、
田中さん本人もすっかりお気に召したようで「これはいいなあ。これから先も原作がなくても大丈夫だ」などと口走り、担当さんに白い目で見られておりました(笑)。

いや、冗談抜きで原作者の存在意義は皆無なのですし、もう原作者はいらないのではないかと結構本気で思えてならないのですが(笑)。
田中芳樹が原作を書いたところで、原作の品質はひたすらに下がる一方でしかないのですから(爆)。
まあ、講談社その他出版社の担当者にしてみれば、そんなことをされたら自社の売上や自分の評価などに響くわけですから必死にならざるをえないのでしょうけど。
加えて、現在執筆中のタイタニア4巻に、次に執筆予定のアルスラーン戦記14巻が控えている事情を鑑みると、次の薬師寺シリーズの新刊が出るまでには、早くても3年以上はかかることになるでしょうし。
連載を完全に打ち切るか、田中芳樹を完全に除外した連載継続の体制を本格的に構築するかしないと、これ以上のコミック版の連載は出版社の視点から見ても不安定要素が大きすぎるでしょう。
今回のオリジナルストーリー作成だって、今後も永続的に続いていくという保証はどこにもないわけなのですから。
というか、オリジナルストーリーの方が原作よりも人気になった場合、原作者の面目は丸潰れもいいところなのではないですかねぇ(苦笑)。
かつてのシェアードワールド作品と異なり、薬師寺シリーズは原作の品質が悪すぎるのですから、そういう事態も充分にありえるわけですし。
コミック版の薬師寺シリーズの今後については、連載継続にせよ打ち切りにせよ、田中芳樹界隈にとっては何とも笑える喜劇的な展開が待っているような気がしてなりませんね(^_^;;)。
もちろん、自業自得な田中芳樹はともかく、原作者の職務怠慢に振り回される周囲の人間にとっては、何とも気の毒な話ではあるのですが。

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