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2013年03月27日の記事は以下のとおりです。

薬師寺シリーズに実写化のオファー?

https://twitter.com/adachi_hiro/status/315614174199808001
<先日、ある方に「薬師寺涼子は実写映像化しないのですか?」と聞かれた。「いま実写化すると、お涼は剛力さんになりそうで」と言ったら、「あー、それはありますね」と真顔で頷かれたので困った。そこは笑うところだから。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/315631495547076609
<@fukurokujyu0207 剛力さんは剛力さんで魅力的な方なんですけどね。内緒ですけど、ずいぶん前に講談社に「この子は薬師寺をやるために生まれてきたような子なんですよ」との売り込みがあったそうです。オトナの事情でお断りしてしまったようなのですが、写真だけでも見たかったです。>

せっかく実写化のオファーが来たのであれば素直に便乗しておけば良かろうに、何故わざわざ話を棒に振りますかねぇ、講談社も。
薬師寺シリーズなんて、実写化しにくい田中作品の中では比較的安い製作費で実写化しやすい部類に入るでしょうに。
「アンフェア」や「ストロベリーナイト」シリーズなどのように、女刑事が主人公の作品なんて、昨今ではさして珍しくもないのですし。
基本的に1話完結方式の薬師寺シリーズは「話の区切り」がつけやすく、その点でも実写化にはおあつらえ向きなわけで。
作品の品質だけで見れば、パクリ元たる極楽大作戦やスレイヤーズなどの方がはるかに優れているのですが、こちらは「どこら辺を実写化すべきなのか?」という問題が常に付き纏いますからねぇ。
シリーズ化するほどの人気が獲得できる保証もない以上、「いつでも終わらせられる」形にするのは、特に実写化の際には必須事項になるわけで。
もちろん、今更言うまでもなく原作からしてゴミもいいところな薬師寺シリーズは、そのまま原作を忠実に再現すれば大コケするのは確実なのですから、ストーリーなどは原型を留めないほどに改変する必要性が生じるであろうことは間違いないのですが(爆)。

薬師寺シリーズ以外で比較的安価に実写化製作が可能な田中作品と言えば、「晴れた空から突然に…」くらいしかないですからねぇ。
他の作品は、ファンタジー要素が強すぎたり、軍隊同士の衝突などの描写が頻発したりする等の問題から、下手すればハリウッド映画並の製作費や大量の配役動員が要求されるようなシロモノばかりなのですし。
銀英伝が舞台化したのだって誰も予想できなかったくらいなのですし、実写化というのは舞台化以上にハードルが高いのですからねぇ。
講談社が薬師寺シリーズの実写化オファー話を蹴った「大人の事情」とやらの実態が如何なるものだったのか、少々気になる話ではあります。

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