熊本県の各所に設置された測定局で、中国から飛来した微小粒子状物質「PM2.5」の測定値が、国が注意喚起する暫定的な指針とした「1日平均値70マイクログラム」を突破する事態が発生。
これに基づき、全国初となる外出自粛等の注意喚起が熊本県で行われました↓
http://megalodon.jp/2013-0305-1927-16/kumanichi.com/news/local/main/20130305003.shtml
> 県は5日午前、微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度の1日平均値が「健康な人でも影響が出る可能性がある水準」を超えると予想されるとして、県ホームページなどで外出を控えるよう注意喚起した。PM2・5で国の指針に基づく注意喚起が出たのは全国で初めて。
>
> 県は4日、県内18カ所(うち2カ所は熊本市)の測定局のうち、午前5、6、7時の測定値が1カ所でも大気1立方メートル当たり85マイクログラム(マイクロは100万分の1)を超えれば、国が注意喚起する暫定的な指針とした「1日平均値70マイクログラム」を超えると想定されるとして情報提供すると発表。5日に運用を開始したばかりだった。
>
> この日は午前5時に荒尾市役所の測定局で91マイクログラムを観測。その後、正午までに荒尾市役所や有明保健所(玉名市)で100マイクログラム超を記録した。県環境保全課は午前7時に市町村や報道機関に通知。また、ホームページで不要不急の外出や屋外での激しい運動を控えるよう促し、携帯電話への配信を事前登録していた県民ら約1万2千人にもメールで知らせた。
>
> 環境省によると、福岡県内でも70マイクログラムを超えた地点があるが、同県は注意喚起の指針を整備中という。
>
> 熊本では県環境保全課に朝から県民からの電話が殺到。注意喚起メールの配信登録方法のほか、「外出は控えるべきか」「学校の対応はどうなっているのか」などの問い合わせが相次いだ。
熊本では以前からPM2.5の平均値が日本で一番高いなどと言われていましたが、とうとうこの日が来てしまったという感じですね(T_T)。
中国の大気汚染は、当の中国人自身に全く改善する意思がないため、長期化する可能性が非常に高いときているのですし。
汚染源が日本国内ならば自助努力で改善の道もあるのでしょうが、今回の問題の解消は昔の日本とは比べ物にならないレベルで至難の業であると言わざるをえないでしょう。
何とも傍迷惑な話ではあるのですが(-_-;;)。
中国由来のPM2.5問題の救いようのないところは、日本その他の外国がいくら技術的・人的な援助をしたところで、当の中国&中国人自身が目先のカネを優先してその全てを踏みにじる気満々だという点です。
中国は環境改善の技術支援を行っても、設備や機器の類はすぐに転売等でカネにしたり、人的支援は妨害を繰り返した挙句に叩き出したりと、ロクでもない対応ばかりに終始することで有名です。
日本からODAをもらっていたという事実を国内で全く報じなかったという事実は有名な話ですし、中国の砂漠化を食い止めるべく植林事業を行っている人達を「薪を取らせろ!」などという本末転倒な理由でもって叩き出した事例もあったりします。
中国人は上から末端に至るまで、長期的な展望よりも目先の利益を最優先する傾向が多大にあるため、こちらから善意を示しても一方的に利用されるだけでしかなかったりするんですよね。
良かれと思って援助された日本側の善意が、これまで何回中国側によって踏みにじられ続けてきたことか……。
これほどまでに援助のし甲斐がまるでない国&国民というのも、そう滅多にはいないのではないでしょうかねぇ(-_-;;)。
今回の大気汚染をはじめとする中国の環境問題が抜本的に改善されるためには、中国人自身の環境とカネに対する意識が根底から変わらないと、土台無理な話なのではないのかと。
ところで、常日頃から偉大なる中国様を礼賛し続けてきた我らが田中芳樹御大は、今回の中国の環境問題と熊本への汚染物資到達について如何なる感想を抱いているのでしょうか?
熊本は田中芳樹にとっても生まれ故郷なわけですし、現在も熊本市に実家があってしばしば帰郷しているらしいので、決して他人事ではないはずなのですが。
田中芳樹は中国の未来について、かつて創竜伝6巻でこんなことを作中キャラクターに言わせていたことがあったりするんですよね↓
創竜伝6巻 P188下段~P189上段
<「中国の歴史は圧政と暴政の歴史だ、だから中国はきらいだ、という日本人もおるそうだが、君たちはどうだね」
「ばかばかしいですね、そんな考えは」
あっさりと始はいってのけた。
「たしかに圧政と暴政の歴史という一面も中国の歴史にはあります。ですが、それは同時に、勇敢な叛逆と崇高な抵抗の歴史でもあるでしょう。天安門虐殺事件のとき、素手で戦車の前に立ちはだかってその前進をとめた若者がいました。中国の未来は、戦車の出動を命じた独裁者なんかの上にではなく、そういう若者たちの上にある、と、おれは信じてますから」>
で、これが書かれてから20年以上も経過した今、中国はまさに「そういう若者たち」によって悲惨過ぎるレベルの環境汚染がもたらされるまでに至っているのですけど(爆)。
また一方で「そういう若者たち」は、しばしば尖閣問題などで反日暴動などを繰り広げ、日本のみならず海外の企業をも襲撃したり略奪したりしているのですが、それでもなお中国の未来は彼らの上にあるとでも言うのでしょうか(苦笑)。
こんな中国人になお未来や希望を見出せるというのであれば、どこら辺にそのような要素があるのかを是非とも教えてもらいたいものなのですが。
今の中国のあり方を変えるには、教育システムを抜本的に変更して最低でも1世紀以上もの時間をかけないと、微かな希望を見出すことすらも無理というものでしょう。
中国人の道徳水準と行動原理が現行のままである限り、たとえ中華人民共和国や中国共産党が崩壊しても、刹那的かつ破滅的な行為の数々が改められることは永遠にない。
どうにも私にはそのように思えてならないのですけどね。