サーチエンジン最大手のYahoo!Japanとgoogleが事業提携
- 2010/07/27 21:20
- カテゴリー:タナウツSEO・SMO, サイト改造裏話
検索エンジン最大手のYahoo!Japanとgoogleの事業提携が本日公式に発表されました。
http://www.sem-r.com/news-2010/20100727153000.html
アメリカ本家のYahoo!は去年、googleに対抗するためにMicrosoft社と提携し、検索エンジンを全てbingに一本化すると大々的に発表した経緯があります。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/microsoft_bid_for_yahoo/
http://www.computerworld.jp/topics/ms_y/169569.html
それを知っていただけに今回のニュースは寝耳に水だったのですが、どうも日本のYahoo!(Yahoo!Japan)とアメリカ本家のYahoo!は資本関係に違いがあることから、アメリカ本家の方針に左右されることなく、独自の路線を選択することができたみたいですね。
この両者の提携で特に重要なのは、Yahoo!Japanとgoogleが提携することにより、両者の検索エンジンにおけるシェアが事実上統合されてしまうこと。
日本における検索エンジンのシェアは、Yahoo!Japanとgoogleの2つで実に9割以上にも達しており、両者が統合されると事実上の独占状態になってしまうわけです。
SEO的には、これまでYahoo!とgoogleそれぞれで別個に行っていた作業を一本化できるわけですから利便性という点では歓迎すべき話なのですが、一方で「google八分」と呼ばれる一種の検閲機能がこれまで以上に強化されてしまう懸念もあります。
また、Yahoo!の検索順位が高くgoogleのそれが低いというサイトやブログの場合、この統合によって受ける影響は決して小さなものではないでしょう。
幸いタナウツの場合は、Yahoo!Japan、google共に高い検索順位を長年維持していますので、マイナスの影響はあまり受けずに済みそうですが、今後サーチエンジンが一体どうなるのか、注視していく必要は確実にありそうですね。