尖閣ビデオを巡る仙谷「健忘」長官のトンチ問答
中国漁船衝突事件の際、海上保安庁の巡視船から撮影された現場のビデオ映像。
ビデオの内容については以下のように報道されていました↓
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T00180.htm?from=top
<衝突された巡視船「みずき」に乗船していた海上保安官が右舷側のデッキから撮影したビデオには、巡視船「みずき」の右後方を並走していた漁船が、左側にかじを切って近づき、みずきの右舷甲板に乗り上げるように衝突した映像が鮮明に残っていた。約2時間40分間にわたる中国漁船の逃走の様子も克明に撮影され、甲板に立つ船長が巡視船の乗組員に向かい、延々と挑発的な行動を取る様子もあったという。>
ところが、10月27日に国会に提出されたビデオ映像は、約2時間40分の内容に対してわずか6分間しか収録されていません。
当然、野党からは「誰が編集したのか」「改竄された可能性があるのではないか」といった意見が出ているわけですが、それに対する仙谷「健忘」長官の回答がなかなかに振るっています↓
http://megalodon.jp/2010-1028-1744-43/sankei.jp.msn.com/politics/policy/101028/plc1010281151009-n1.htm
<「(海上保安庁から)那覇地検に送られたビデオは数種類あるのだろう。(公開が)相当だという範囲を那覇地検が判断して出された」>
<仙谷氏はその理由について、横路孝弘衆院議長からの記録提出要求がすべての映像を対象としていなかったからだと指摘。自民党から映像を編集したとの声が上がっていることに対しては「改竄(かいざん)などは一切ない」と否定した。>
もう支離滅裂ですね。
事件の船長を釈放した際と同じく、責任は全て那覇地検になすりつけ。
数日間にわたってビデオ撮影が行われた、とでもいうのならばともかく、たったの2時間40分弱しかないビデオが数種類あるという意味不明な手間と無駄。
そしてそのうちひとつはたった6分間、しかも何の編集(というか改竄)の手も加えられていない「原物」として存在するというコストパフォーマンスの壮大な浪費。
こんな主張を一体誰が信じるというのでしょうか?
しかも、そのたった6分間のビデオ映像でさえ、「健忘」長官をはじめとする現政府は国民に対し非公開の方針を打ち出してすらいるわけです。
自称健忘症患者が内閣官房長官という要職を担っているというだけでも論外だというのに、国会という場で一休さんのトンチ問答レベルの発言ばかり繰り返されても、国民にとっては迷惑極まりない話でしかないのですけどね。
自身を健忘症と称し、国民から総スカンを喰らい、国際的な日本の地位を貶めてまで、「日中友好」とやらは何が何でも死守しなければならないものなのでしょうか?