TOHOシネマズが映画料金の引き下げを発表
シネコン最大手のTOHOシネマズが、映画料金を現行の1800円から1500円に値下げすると発表しました。
今年の3月より栃木、長野、山梨、広島、長崎、鹿児島の6県6劇場で試験的に導入され、来年春より全国の劇場で適用される予定とのこと。
http://www.cinematoday.jp/page/N0029751
実は映画料金というのは、ここ数年で様々な割引サービスが登場し実質的な金額は下がっているのですが、基本料金そのものは1993年以降、全く改定が行われていませんでした。
シネコンの中でも最大手のひとつとして数えられるTOHOシネマズの今回の決定は、そのような映画料金のあり方に一石を投じるものになるのではないでしょうか。
ただ一方で、シニア割引は対象が現行の60歳から65歳に引き上げ、レイトショー割引が取り止めを検討されているなど、これまで恩恵を受けていた一部の映画料金は割高になる可能性があります。
レディースデーやファーストショーなど様々なサービスが入り乱れて複雑化している現行の割引料金を見直し、シンプルな料金体系にして集客を増やしたいという狙いがあるようなのですが、これがどのような結果を招くことになるのか、映画ファンとしては注視していきたいところです。