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2011年1月時点の田中芳樹執筆状況その他

久々に、「らいとすたっふ」社長氏のツイートチェックを少し。

http://twitter.com/adachi_hiro/status/29486672114622464
<そりゃないよ。田中さん自身は版元のコトなど気にしてないし。いや、だからこそ私がいろいろと考えなきゃならんのだが。RT @kp_pu239: もしかして、書かない理由を版元がつぶれたせいにしてません? RT @adachi_hiro: ホント、困ってます。版元、潰れるし。>

本当に「版元のコトなど気にしてない」のならば、去年ついに田中芳樹直筆作品が1冊も出なかった事実も、「晩秋に完成予定」と言っておきながら今年になっても「髑髏城の花嫁」が未完成状態などといった体たらくもないはずでしょう。
「髑髏城の花嫁」の【刊行】が理論社経営破綻で一時的にできなくなったにしても、作品の【執筆】については何の支障もなく続けられるのですから。
「髑髏城の花嫁」を完成させた上で薬師寺シリーズの新刊執筆に着手し、刊行は後者が先、というパターンだってできないわけではないでしょうに。
一昨年はともかく、去年は体調不良というわけでもなかったのに「1年間で小説を1冊も刊行しない」などという「民主党政権ばりの公約違反」は、田中芳樹と「らいとすたっふ」双方の責任が問われるべき大失態ではないのですか?

http://twitter.com/adachi_hiro/status/29487931190149120
<いま書いているのが『髑髏城の花嫁』で。次が「お涼」ですね。RT @aoi6407: @adachi_hiro 確か次はお涼さまですよね?ライトスタッフのホームページがない頃は毎月本屋を覗いていました…新刊新刊と…便利な世の中です。家にいながら、新刊でるかわかっちゃう世の中

今の政治情勢で薬師寺シリーズの新作って出せるのですかね?
現行の最新刊8巻時点では、安倍内閣モドキの政権与党が居座っている状態なのですが、これを1~2ヶ月以内に引っくり返して民主党政権モデルにすり替えたりするのでしょうか(苦笑)。
この辺りを現実にあわせようとすれば、またしても創竜伝の二の轍を踏むことになりかねないのではないかと思うのですが。

http://twitter.com/adachi_hiro/status/29489172167262209
<田中さんは「サザエさん方式」と呼んでおります。RT @aoi6407: @adachi_hiro お涼さま、不老不死だよね。年を取らないし、罵倒されればされるほど、燃えるよ(笑)おみくじに向かって言い返す勇気はないですが…

薬師寺シリーズ1巻~8巻における作中の時間経過は10月半ば~翌年9月上旬までの10ヶ月半ほどなのですから、作中で薬師寺涼子が年を取らないパターンは充分にありえる話なのですが。
第一、「サザエさん方式」ならば、基本的な設定以外は各話間に全く関連性がなく、時系列も何もない自己完結ストーリーで構成されることになるはずでしょう。
しかし、薬師寺シリーズの作中には昔の巻のエピソードについて回想&言及される描写が複数ある上、時間経過も明確に書かれています。
薬師寺シリーズで展開されている手法は「怪奇事件そのものは1巻で完結しているが、各巻のストーリーには明確な時間経過およびそれに伴う相互関連性が存在する」というものであり、こういうやり方を「サザエさん方式」とは言わないのです。
というか、何故田中芳樹は「薬師寺涼子が永遠に年を取らない」ということにそれほどまでにこだわるのでしょうか?
次の巻辺りで薬師寺涼子に1歳年を取らせるか、あるいは作中時間1ヶ月半の間にシリーズそのものを完結させるかしないと、作中の整合性が取れなくなると思うのですけど。

http://twitter.com/adachi_hiro/status/29669345965645824
<田中さんのお姉さんが私のブログの読者で、私が書いた内容を田中さんに電話してる。 RT @aoi6407: @adachi_hiro ブログやツイッタ~みてらっしゃらないんだ。しかし、パソコン使えて今もう一度手直ししたものを書くとしたら、銀河英雄伝説全く違った伝説が生まれただろうか

ずいぶんまだるっこしい確認手法を取っているみたいですね、田中芳樹は(苦笑)。
環境整備のためのカネがないわけではあるまいし、ネットを見るだけなら大した技能も必要ないでしょうに、そこまでして「ネットの情報を【自分で】閲覧する」ことを拒否しなければならない理由って一体何なのやら。
中高年からネットを始める人も決して珍しくありませんし、他ならぬ自分より年長の姉でさえネット環境を持っているというのに。
薬師寺シリーズの作中でさえ「新聞紙から情報を収集する」などという、今となってはあまりに古臭過ぎる上に非効率的かつ信用もない手法が取られている描写が最新刊にすら存在するくらいですからねぇ(苦笑)。
他ならぬ田中芳樹自身、過去に大手マスメディアの報道スタンスや記者クラブを批判したことがあるわけですし、それらの批判との整合性から考えても「ネットを活用する」という選択肢は必要不可欠なのではないかとすら思うのですが。

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