シー・シェパードを増長させる日本の及び腰なスタンス
南極海における日本の調査捕鯨が、アメリカの反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」の妨害活動により中止されることになりました。
この決定について農林水産省は、「乗組員の生命の安全を守る」という理由を挙げています。
http://megalodon.jp/2011-0218-1252-06/sankei.jp.msn.com/economy/news/110218/biz11021810580010-n1.htm
しかし、日本側の調査捕鯨中止を受け、当のシー・シェパード側はここぞとばかりに勝利宣言を行っている始末↓
http://megalodon.jp/2011-0218-1957-18/sankei.jp.msn.com/world/news/110218/asi11021812480002-n1.htm
これで味をしめたシー・シェパードが妨害活動を緩めるとは到底考えられず、さらに執拗で過激な行為を日本に対して行ってくる可能性は極めて高いと言わざるをえません。
第一、調査捕鯨を中止したところでシー・シェパードが活動できなくなるわけではありません。
シー・シェパードは日本国内でも活動しており、特に和歌山県太地町ではシー・シェパードの工作員が常駐し、現地のイルカ漁に対して悪質な嫌がらせ攻撃を積極的に行い続けているのです。
日本側の弱気な対応では、シー・シェパードをさらに増長させ、場合によっては犯罪・テロ同然の行為によってより多くの日本人の生命と財産が危機に晒されることにもなりかねません。
実際、シー・シェパードはアメリカをはじめとする各国でテロ組織としての指定を受けて監視下に置かれているという事実もあるのですから。
日本でも警視庁公安部がシー・シェパードを監視しているらしいとの噂が囁かれていますが、それとは別に、明確な妨害活動に対して「撃沈」をも含めた断固たる措置というのは取れないものなのでしょうかねぇ。
日本が断固たる措置を取らないからこそ、シー・シェパードに舐められているのだと思えてならないのですが。