中東から飛び火してきた中国の政情不安
中東の政変が飛び火する形で、中国の国内情勢が再び不安定な状態になりつつあります。
中国当局は、民主化を求める大規模な暴動やデモに対する警戒を強めているとのこと。
http://megalodon.jp/2011-0221-1313-37/sankei.jp.msn.com/world/news/110220/chn11022020490009-n1.htm
中国では、当局の摘発を逃れる目的から暴動やデモが反日的色彩を帯びる傾向があります。
つい最近も、中国政府に対する不満のガス抜きとして、尖閣問題と日本に対する攻撃を錦の御旗に「反日デモ」という名の暴動が起こっています。
「反日」を掲げれば「愛国無罪」の論理で当局も摘発しにくくなる、という構造を利用しているわけです。
今回は果たして同じことが起こるのでしょうか?
国を問わず「民主化運動」というのは、我らが田中芳樹が一番喜びそうなネタではあるのですが、相手が中国となるとさてどうなることやら。
一応過去の創竜伝では、天安門事件の際における中国政府の対応を「人民を戦車で轢き殺したり強制収容所に閉じ込めたりするような国に存続する価値はない」などと評価している事例があるにはあるのですが、その評価は13巻で見事に覆されてしまいましたからねぇ(苦笑)。
中東の民主化は素直に絶賛しそうですが、中国については複雑な心情でもありそうで(爆)。
あと、中東の反政府デモではFacebookなどを使ったネットの力が大きな役割を果たしているのですが、ネットに無知かつ無関心な田中芳樹が果たしてこの事実をマトモに理解することができるのでしょうか?
ネットに全く言及することなく現代の物語を書くというのは至難の業も良いところですし、仮に言及したとしても、田中芳樹の知識では恐ろしく見当外れかつトンデモな話が出てきたりしかねないのではないかと思えてならないのですが(笑)。
「らいとすたっふ」の社長氏も、「これから現代物小説を書くのであればネットの知識は必要不可欠」とか何とか言ってもう少し強気にネットを勧めるべきだと思うのですけどね。