シビリアン・コントロールすら満足に行えない民主党
福島第1原発の対応をめぐり、カンガンス内閣の北沢俊美防衛相が任務決断の全責任を自衛隊の統合幕僚長に丸投げするかのような発言をしたことが、自衛隊からの反発を招いています。
ここで取り上げられているインターネットメディア「JBpress」に掲載された現職自衛官の記事とは、以下のURLページのものを指しています↓
http://megalodon.jp/2011-0319-1816-17/jbpress.ismedia.jp/articles/-/5677
http://megalodon.jp/2011-0319-1818-30/jbpress.ismedia.jp/articles/-/5677?page=2
http://megalodon.jp/2011-0319-1819-57/jbpress.ismedia.jp/articles/-/5677?page=3
http://megalodon.jp/2011-0319-1825-09/jbpress.ismedia.jp/articles/-/5677?page=4
http://megalodon.jp/2011-0319-1835-04/jbpress.ismedia.jp/articles/-/5677?page=5
現場の自衛官達は、専門の技術を持ち、また命じられれば死地に赴くことも辞さない、国を守るための貴重な要となる人達です。
その自衛官達に対し、普段は居丈高にふんぞり返って蔑むように見下し、「暴力装置」等を始めとする様々な悪罵を投げつけ、いざ死地に赴かせる命令を下す際にはロクな情報も提供しない上に全責任を投げつける。
それはシビリアン・コントロールなどと名乗れるようなシロモノでは全くありえません。
政治家は軍人に自らの責任に基づいてきちんとした命令を下し、また現場で何かが起こった際にはその政治的な責任を自ら背負う、というのが、シビリアン・コントロールのすくなくとも一部のあり方というものでしょう。
こんな責任逃れな所業が許されるのであれば、内閣なんて存在する必要も意義もありませんし、自衛隊がクーデターを起こして政権を打倒したとしても文句は言えないでしょう。
というか、民主党とカンガンス内閣は、いつぞやの尖閣問題の際にも自ら外交を担うことなく、当時の那覇地検に外交判断をさせるなどという愚行を演じていた前科がありますからねぇ。
そこまで民主党とカンガンス内閣は、政治責任というものを背負いたくないのでしょうか?
また、今回の震災に際して民主党の対応は著しく鈍いとすら言っても良く、被災地の救援活動すら満足に行えていない実情があります。
Twitterでも現職の自民党議員からこんなことを言われている始末↓
http://twitter.com/konotarogomame/status/47982530409934848
<ガソリン続報。青森港に海路運び、南下始めます。被災地向けのタンクローリーは緊急車両の許可証がすぐ出るようになりました。各県と経団連のホットラインを立ち上げ、官邸を通さずに直接要望が産業界に入り、対応できるようになりました。>
しかも青森港の使用は、元々青森県知事が政府に直接打診していたにもかかわらず、政府は全く反応していなかったとのこと。
とうとう政府も民主党も抜きで救援活動が行われるようになってしまったわけで、もはや民主党は、いても全く意味のない、いやそれどころか「存在自体が邪魔」な存在に成り下がったとすら言えます。
そういえばカンガンスは、かつてこんなことをのたまっていたことがあるそうなのですが↓
http://www.n-kan.jp/2004/10/post-659.php
<昨日今日と愛媛、高知の台風被災地の視察。高知では堤防が波で破壊され、20トンを超えるコンクリートの塊が住宅に飛び込み、3名が亡くなった現場を見る。9月にお遍路で歩いたところだ。波というより鉄砲水のような力で堤防や家を破壊。
それに加えて新潟で地震。あい続く天災をストップさせるには昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか。>
これから考えれば、未曾有の大震災の被害がこれ以上拡大するのを防ぐために自分が一体何をしなければならないのか、カンガンスは誰よりも深く理解しているはずなのではないでしょうか(笑)。
その「今必要な」ことを一刻も早く実施してくれるのを、今や大多数の国民が何よりも願っているのではないかと(爆)。