西日本における「自粛」ムード払拭の試み
東日本大震災を受けて「自粛」ムードが広がる中、西日本の首長や識者・阪神大震災の被害者を中心に「自粛」ムードを払拭する試みが模索され始めています。
http://megalodon.jp/2011-0321-1326-09/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000588-san-soci
東日本の被害と狂騒に半ば引き摺られる形で行われていた西日本の「自粛」に大変な弊害があることに、当事者達もようやく気づいてきた、といったところでしょうか。
何しろ、震災以降10日前後の「自粛」ムードだけでも、その経済的損失は、イベント中止に伴う逸失利益や、観光業・ホテル・外食産業を生業とする企業や団体を中心に数百億~千億以上にも上るとすら言われています。
このままでは被災を免れた地域も支援どころではなくなり、最悪共倒れという結末にも至りかねないでしょう。
「自粛」ムードの正体と実態は、「この状況では商売にならない」という自分最優先の打算、他者からの風評被害とクレームを恐れる自己保身、そして被災者に対して何か貢献したかのような錯覚がもたらす自己満足などが入り混じった、極めて自己中心的な産物であるに過ぎません。
いくら「自粛」を自他に強要などしたところで、被災者は何らの利益も恩恵も受けることがない、という「そこにある厳然たる事実」は認めて然るべきです。
以前から繰り返し述べていることではあるのですが、被災を免れた西日本や北海道で明るいイベントを開催しつつ、チャリティーも交えて募金や救援物資を募り被災地を支援する、そういう手法を行って一体何が悪いというのでしょうか。
まずは自分が元気になり、経済を活発化させ、その上で被災者への支援も行う。これこそが健全なあり方ではないかと思うのですが。
ただ実際のところ、今回の「自粛」ムードを払拭する一番の良策は、やはり何と言っても民主党にこの世から退場して頂くことにあるでしょう。
あの連中は、原発絡みの情勢を政治パフォーマンスで悪戯に悪化させるわ、被災地の救援物資輸送を妨害するわ、挙句の果てには自ら風評を煽って国民をパニックに陥れるわと、「無能な働き者」の面目躍如とばかりに今回の震災被害を劇的に増大させていく一方ですからね。
そのくせ内閣の連中は、東京電力に八つ当たりしていたカンガンスを筆頭に他者を恫喝することしか能がないときていますし↓
都知事、消防隊への圧力に抗議=原発放水「速やかにしないと処分」-海江田氏発言か
http://megalodon.jp/2011-0321-2031-45/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000081-jij-pol
そして野党であるはずの自民党などは、民主党のあまりの職務怠慢に呆れ果て、とうとう官邸を通すことなく東北への輸送ルート確保に独自に動き出すようになってしまうありさま。
今や民主党の存在そのものが、震災以上に日本にとっても被災地にとっても害悪そのものでしかありません。
「今は全ての国民が一致団結すべき時であり、民主党を非難すべきではない」という「空気」こそが、今後の人災をさらに悪化させていく元凶にすらなりえるのです。
自民党をはじめとする野党は、「政権交代こそが最大の景気・復興対策」「これ以上の人災被害をストップするためにも今必要なのは政権交代」と、他ならぬ民主党がかつてほざいていたスローガンの改変版を民主党自身に叩き付け、民主党の息の根を止めるべきなのではないでしょうか。