カンガンスの浜岡原発全面停止決定がもたらす問題
2011年5月6日に菅直人ことカンガンスが突如発表した中部電力浜岡原発の全面停止決定。
事前に協議された形跡もなく、首相サイドからして「会見直前に決めた」などと公言するほどに「突発的な思いつき」の類でしかないこの決定は、そもそもの出発点からして「浜岡原発停止の訴訟を恐れたカンガンスの保身」でしかないというのですから呆れ果てるばかりです↓
http://megalodon.jp/2011-0508-1057-32/sankei.jp.msn.com/politics/news/110507/plc11050701110001-n1.htm
http://megalodon.jp/2011-0508-0009-30/sankei.jp.msn.com/politics/news/110507/plc11050701110001-n2.htm
しかもこの決定は、今後も電力不足が囁かれる関東地方や、本来被災地ではないはずの西日本に深刻な事態を引き起こしかねない懸念があります。
日本の各電力会社は、普段から互いに電力の融通を受けることで電力不足を補っており、中部電力は東京電力や九州電力に余力の電力を供給していました。
ところが中部電力は、浜岡原発の停止決定により電力の余力がなくなったため、東京電力および九州電力への供給打ち切りを決定してしまったのです。
九州電力では、九州管内にある玄海原発の2基が本来予定されていた再稼動を延期、川内原発の1基も国の定期検査に入るため今日から運転を停止することになっています。
これらの発電が再開されなければ、九州では経済活動に多大なダメージを与えかねない計画停電を実施しなければならない局面に追い込まれる可能性すらありえるのです。
東京電力への電力支援打ち切りがもたらす弊害については、3月~4月に行われた計画停電の混乱ぶりが何よりも雄弁に物語ってくれるでしょう。
カンガンスの自己保身などのために、何故九州や関東が電力不足に晒されなければならないのでしょうか?
本当に反原発の観点から原発を停止する、というのであれば、全ての原発を対象にすべきですし、原発に代わるだけの代替案も用意して然るべきでしょう。
しかし実際には、単なる自己保身に基づいた単なる思いつきから、訴訟に関わる特定の原発をその場凌ぎで止める決定を下しただけでしかないのです。
そして、その結果足りなくなる電力は、火力などのコストがかかる発電か、そうでなければ他の原発に頼るしかないときているわけです。
政局対策としての政治パフォーマンス以外の何物でもなく、無責任の極みとしか言いようがありません。
どこまで日本の足を引っ張れば気が済むというでしょうか、カンガンスと民主党は。
足りてるし
発電所の設備量で見ると、原子力は全体の 18%。
その原子力が発電量では3割を超えているのは、
火力発電所のほとんどを停止させているため。
原子力発電が生み出す電力をすべて火力発電でまかなったとしても、なお火力発電所の設備利用率は7割にも達しない。
日本の発電所は余ってしまっていて、
年間の平均設備利用率は5割にもなりません。
つまり、発電所の半分以上を停止させねばならないほど余っているのが実情。
しかも、原発は現在37基が停止中。
浜岡なんぞ止めたところで、
なんの支障もございません。
メディアを信じちゃいけませんがな。
産経は、極右だろ(笑)
あんたが極右ならいいけどさ。