「個人的な考え」を披露しただけの「脱原発依存」宣言
菅直人ことカンガンスが披露した「脱原発依存」記者会見について、非難が集中したカンガンスは「私個人の考えだ」などという言い訳を展開し、更なる反発を呼び込んでいます。
http://megalodon.jp/2011-0715-1400-17/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000052-jij-pol
この手の「私個人の考え」といった類の表明を、今この時期にわざわざ行う意味ってあるのでしょうか?
政治家が所信表明という形で自らが目指す政策について語ることは確かにあるでしょうが、それは要職に就任した直後や、これから何かを始める際のスタート宣言として行っていることがほとんどです。
しかし、福島第1および全国的な電力不足についての対策が求められる最中、原発再稼動であれだけのゴタゴタを引き起こした後では、いかにも後付けの言い訳じみた感が否めません。
さらに、記者会見の後に外部からの非難が集中すると「私個人の考えだ」などと弁明するに至っては、単なる責任回避な「逃げ」以外の何物でもありません。
他ならぬ自分の味方であるはずの民主党でさえ、菅直人ことカンガンスの「脱原発」表明を「党の方針ではない」などと言い出す始末ですし、閣内どころか与党の総意としてすら乖離しているというのでは、政権を担う政党としての態すら為しているとは到底言い難いですね。
震災復興も原発対策もまるで進まない中、もはやこの連中の存在自体が日本にとってのガンとしか言いようがないのですが、何ら日本のためにならないこの連中の茶番劇、一体いつまで続くことになるのやら。