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自称SF作家の上から目線かつ挙げ足取り的な作品論

賞を取ろうが何をしようが、自称SF作家はやはり何も変わらないんだなぁ、という頼もしい事実を教えてくれる一品↓

http://hirorin.otaden.jp/e198999.html

>  あと、主人公が精巧なロボットを見て「これは凄い」と感心したりするのも変。2世紀経ったらそんなものは当たり前だろう。
>  しかも、この時代になってもまだ本は紙でできていて、主人公が尊敬する作家に見せてもらう原稿も、紙にプリントアウトしたものなのである。ないない、それはない。「30世紀にちゃぶ台」並みにありえない。

ほんの20~30年前の未来予想でも「21世紀は宇宙進出が当たり前になっている」「自分で考えて動くロボットが当たり前に普及している」とかいった予測がありましたし、パソコンが普及した際には「紙の消費は減るだろう」などと言われていたものでしたが、現実は全くそうなっておりません。
特に紙の消費量なんて、パソコンの普及で逆に増えたくらいですからね。
データは消失や情報漏洩のリスクが少なくありませんし、再生に特別な機器も必要となりますが、紙にはそのような問題がありません。
保存性や閲覧性の観点から「データよりも紙のほうが信用できる」とする主張は、ITの世界にすら存在するのですが。
データにも紙にもそれぞれ一長一短があり、その時その時の状況によって使い分けるべきものなのであって、二者択一のごとくどちらかによって淘汰されるような性格のものではないのです。
未来予測どころか、紙の長所や「紙が何故重要視されるのか」すら理解できていないのは一体どちらなのやら。

それに山本弘は「神は沈黙せず」で色々な未来を描いているんですよね。
2010年代に北朝鮮は崩壊して統一コリアになるとか、経済恐慌から日本で新円とAVPなる通貨ができるとか。
何かひとつでも当たっていたものがあるというのでしょうか(苦笑)。

>  つーか、この設定だけくれ! 僕に書かせろ!
>  頭からすべて書き直して、面白い作品にしてやるから!
>
>  ……とまあ、いろいろ書いてきたけど、僕はべつにこの作品に腹は立たない。シオドア・スタージョンが言うように、どんなジャンルでも90%はクズなのだ。ハズレに当たるたびに、いちいち腹立ててなんかいられない。

「リアル鬼ごっこ」の際にも同じことを述べていましたよねぇ。
当時の自称SF作家は、いちいち腹を立てて罵りまくっていましたけど(苦笑)。
で、それと同時期に世に出した神沈では、源泉徴収すら全く理解しないままに日本の経済問題を語るというトンデモなことをやらかしていたわけですが(爆)。

> > こんなのが許せられる時代って・・・・
>
>  うん、確かに「許される」という言葉もまともに書けない奴がいる時代って悲しいよね(笑)。

> >この程度のやつと筒井康孝を比べるなよ
>
>  筒井康隆氏を引き合いに出すなら、名前ぐらいちゃんと書け。失礼だ。

キーボードの打ち間違いや変換ミスによる誤字脱字の範疇でしかないことにここまで目くじらを立てる自称SF作家って…。
山本弘ってただの1度でもそういうミスをしたことがないのでしょうか?
それに、そういうことにいちいちツッコミが入れられるのならば、「追悼」を「追討」と誤字して平然と故人をダシにした文章を書く某盗作評論家なんていくらでも叩き潰せるのではないかと思えてならないのですが(苦笑)。

> >何がどうすごいかすげえ気になるけど長すぎて読む気分になれない・・・
>
>  ギャグだよな!? ギャグだと言ってくれ!

「文章が長すぎる」というただそれだけの理由で、掲示板やブログの投稿を平然と削除するキチガイ会長が言って良いセリフではないと思うのですけどね、それって(笑)。
それともこれ、やっぱりギャグで言っていたりするのでしょうか(爆)。

> >他人の作ったものを踏み台にするような作品はちょっと
>
>  パロディとかオマージュとか全否定!?
>  いや、参った。あきれた。
>  頭の悪いラノベを笑っているつもりかもしれないが、実はそのラノベの設定や作者の意図を理解する読解力さえない(難解な文学作品ならともかく、ラノベだよ?)。
>  作者の文章を笑っているつもりかもしれないが、実は自分もまともな日本語が書けない。

映画をマトモに観賞する能力すらなしに見当ハズレな作品論を披露した挙句、
「何も考えずに、テンプレート通りの物語を書く奴は、創作者として失格」
「他人が考えたシーン、しかも使い古されたシーンをコピーするのは、自分では何も考えてないってことだから」
などとのたまっていた己の過去の言動に対する自己批判ですか?
それに読解力とやらについても、他人の投稿をマトモに読めないばかりか正確な引用すらできずに逆ギレかつ明後日な反論しかできていなかった大将軍様が、他人を得意気に罵れる立場にはないでしょうに。
まあ、そうやって他人を罵るところにこそキチガイ会長としての真骨頂にして存在意義があるわけですし、最近大人しい傾向が続いていたので、星雲賞授賞をバネに、今後とも他人を罵る記事を出し続けてもらいたいものなのですけどね(爆)。

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コメント

党利スガリー

初めてお便りします。
彼にとっては「華氏451」のような未来が理想なのでしょうか?

  • 2011/08/01 13:05:00

冒険風ライダー(管理人)

非実在青少年関連の表現規制問題に反対していながら、自分達への批判については平然と言論弾圧を行うようなダブスタ人間ですからねぇ、あの自称SF作家は。
南京問題やホロコースト問題、今は亡き掲示板やブログの管理方針などを見る限り、アレが相当なまでの言論統制大好きな人間であることは確実です。
自分の気に入らない言動や人間を始末する社会、というのは山本弘にとってはまさに理想郷とすら言えるものなのでしょうね。

IKZIS

はじめて書きこみします。

>>  しかも、この時代になってもまだ本は紙でできていて、主人公が尊敬する作家に見せてもらう原稿も、紙にプリントアウトしたものなのである。ないない、それはない。「30世紀にちゃぶ台」並みにありえない。

>ヤンは自分の操作卓の上に肩身せまそうに載っている書類を手に取った。紙の書類だ。これが古代中国人の手で発明されてから四〇〇〇年ちかく経過しているが、人類は文字を記述するのにこれ以上のものをついに発明できなかった。(『銀河英雄伝説』第一巻 黎明編より)

 銀英伝は今から千六百年くらい後の未来が舞台です。二世紀なんてレベルじゃない。きっと山本弘氏からすれば銀英伝の上の描写もまた「30世紀にちゃぶ台」並みにありえないことなんでしょうね。

  • 2011/08/09 00:43:00

冒険風ライダー(管理人)

>IKZISさん
しかしそういう疑問を当のご本人に直接叩きつけると、こんな返答が返ってきたりするんですよね↓

http://homepage3.nifty.com/hirorin/yanagida09.htm
>  しかし、科学的な不正確さはこの作品の欠点ではない。『銀英伝』の魅力はそんなところにあるのではないからだ。大勢の個性的なキャラクターたちが織りなすドラマ、智将同士が火花を散らす戦いの面白さ、宇宙的スケールの野心や謀略、ヤンがユリアンやフレデリカに洩らす愚痴の楽しさ、現実の政治や歴史に対する作者のアイロニー、そこかしこにちりばめられたユーモア……それらすべてが『銀英伝』の魅力であり、人気の秘密なのだ。
>  言ってみれば『銀英伝』は、科学的厳密さを捨て去ることによって、それ以外のすべてを獲得したのである。それに対して「科学的に正確じゃない」と文句をつけるのは、ホラー小説を読んで「吸血鬼なんているわけない」と言うのと同じで、まったく野暮というものだ。
>  『銀英伝』ファンの1人として、あえて暴論を承知で、僕はこう言いたい。「文句があるんだったら『銀英伝』より面白い小説を書いてみろ」と。

私も2003年から指摘し続けているものの、未だに全く解消されない元祖ダブスタ問題ですね(苦笑)。
当時の比較作品は「アルマゲドン」と「インディペンデンス・ディ」でしたけど。
これだけ大きなダブスタをやらかしておいて、当の本人だけは一貫性のある主張をしている「つもり」なのですから何とも救いようがないのですが(笑)。

通りすがり

立ち読みした程度ですが、紙云々については本編で書いてありました。

主人公が未来から現代日本にタイムスリップします。
で、現代日本に対する驚きが色々と書いてあるんですが、電子書籍に関しても言及してます。

主人公曰く、電子書籍は端末機とかのコストが高くて、結局、普及しなかったらしいですね。

うーん、山本先生、本編をまともに読んでないのかな?
これはちょっと擁護できませんね。

  • 2011/08/17 22:25:00

冒険風ライダー(管理人)

あちらのブログでも似たようなことがコメント欄で指摘されていましたが、自称SF作家からの反応がないですね。
かつての「ザ・コア」論の時と同じく、マトモな作品観賞能力が欠落していることをまたしても証明してしまったわけですが(苦笑)。
こんなのが「創作のプロ」とか「と学会会長」とかいった肩書を名乗ること自体が何かの冗談ではないかと、アレを見るたびに思えてならないですね。

デュード

こちらのブログでは初めまして冒険風ライダーさん

そういえば山本会長が『魔法少女まどか☆マギカ』のブログでの評論も自分の主義主張を言いがたいが為の評論でしたね。

あの最終回に腹立ててる人もいるのになぁ・・・・・

正直山本会長のクリエーター論や作品論って自分が気に入るかどうかなのかなのかもしれませんね。

  • 2011/11/18 01:18:00

774

彼もなんとなく面白くなかったよ、と
適当にほのめかしするならまだしも、
それをわざわざ論理的にしようとするから
おかしなことになっているわけで。 
山本弘には改めてもらいたいですね。

  • 2011/11/18 13:43:00

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