エントリー

映画「日輪の遺産」感想

ファイル 425-1.jpg

映画「日輪の遺産」観に行ってきました。
浅田次郎原作の同名小説を映画化した作品。
この映画、私の地元熊本では熊本市中心部にある熊本シネプレックスでしか上映されていなかったため、そこまで出向いての映画観賞になりました。

この映画のメイン舞台は1945年8月なのですが、物語冒頭は2011年3月から始まります。
まずはアメリカの別荘らしき家でインタビューを受ける日系アメリカ人がクローズアップされますが、彼はその後の物語に繋がるいくつかのキーワードを並べただけでその場ではすぐに出番が終了します。
次に舞台は、同時期の森脇女子学園中等部で行われようとしている卒業式に移ります。
森脇女子学園には、戦前に空襲の犠牲となり死亡したとされる当時の女学生19人と教師1人の名が刻まれた追悼のための石碑がありました。
そこへ、車椅子に乗った老人と年の離れた奥さん、そして彼らの義理の息子(婿養子だったらしい)で構成されている3人がやってきます。
彼らは森脇女子学園に毎年多額の寄付を行うことと引き換えに中等部の卒業式に出席しており、また森脇女子学園で教師職に就いている孫娘と、その孫娘と結婚を前提として付き合っているらしい彼氏に会うことも兼ねて、今回森脇女子学園に足を踏み入れていたようでした。
しかし中等部の卒業式が厳かに執り行なわれていた最中、老人が突然発作を訴えて倒れてしまい、高齢ということもあってかそのまま帰らぬ人となってしまいます。
そして、故人の遺言で密葬が執り行なわれる中、未亡人となった奥さんは、一家の人間と孫娘の彼氏を呼び集め、森脇女子学園の石碑について「あれには本来私の名前も入るはずだった」と前置きした上で、物語の本編となる戦前の話について語り始めるのです。

1945年8月。
日本にとっては敗戦間際の絶望的な状況の中、語り部の奥さんこと金原久枝は、森脇女子学園の前身である森脇女学校の女生徒20名のひとりとして、教師・野口孝吉の指導の下、当時行われていた学徒勤労動員に従事していました。
そんな中、憲兵達が野口孝吉を治安維持法違反で逮捕・連行するという事件が発生します。
1週間後に野口孝吉は無事釈放され女生徒達のところへ戻ってくるのですが、これが伏線となって彼女達の運命が決定づけられます。
一方、日本の帝国陸軍近衛第一師団に所属している真柴司郎少佐は、東部軍経理部所属の小泉重雄主計中尉と共に軍首脳から直々に呼び出され、ある重大な密命を帯びることとなります。
その密命の内容とは、山下奉文によってもたらされたらしい、当時の金額で900億円(現在の金額換算で200兆円)にも及ぶマッカーサーの隠し財産を隠蔽するというもの。
そして、その財産を隠蔽するための勤労要員として、あの森脇女学校の女生徒20名と教師・野口孝吉に白羽の矢が立つことになるわけです。
隠し財産であることは彼女達にも秘密なので、表面的には本土決戦の際の秘密兵器を隠蔽するという口実で作業は進行されていきました。
しかし、4日間におよぶ作業の末、ようやく極秘任務完了の目処が立ってきた頃、軍上層部は真柴司郎少佐に対し、森脇女学校の女生徒と教師に対する内容の命令が送られてきます。
それは、任務の内容が外部に漏れないようにするため、隠蔽作業に従事した森脇女学校の女生徒と教師に死を与えよ、というものだったのです。

映画「日輪の遺産」は、そもそも話の前提条件自体に大きな疑問があります。
一番致命的なのは、そもそも日本側がマッカーサーの隠し財産を隠蔽する必要など、実のところ全くなかったという点です。
マッカーサーの隠し財産を接収した日本政府にしてみれば、その隠し財産をそっくりそのまま戦利品として「公式に」接収し日本の国家予算の一部に組み込み、使い切ってしまえば、何もあんな手の込んだことをしなくてもマッカーサーからの追跡の手を逃れることは簡単に行えてしまいます。
カネはいくらあってもあり過ぎということはないわけですし、戦争にせよ戦後復興にせよ、使用すべき用途はいくらでもあったはずでしょう。
むしろ、死蔵しているも同然の財産を下手に隠蔽し続けることの方が「いつ奪い取られるのか」という不安が常に付き纏う上、隠蔽している間は何の用途にも使えないという点で非合理もいいところです。
一方、マッカーサー側にしてみれば、もしマッカーサーに「自分の命令=国家の意向」レベルの無尽蔵な権力が存在する場合は、奪われた財産の額に相当する賠償金を日本政府に要求してカネを作るという手法を使ってしまえば、わざわざ自分で財産を探す必要それ自体がなくなってしまいます。
マッカーサーは労せずして自分が失った財産をいとも簡単に取り戻すことができるのですし、賠償金を要求された日本政府は、要求されたカネが払えなければ結局自分達の手で隠蔽した隠し財産を自ら掘り起こし、マッカーサーに献上せざるをえなくなるのですから。

そしてここが重要なのですが、実はGHQ時代におけるマッカーサーはそこまでの権力など持ってはいませんでしたし、そもそもあの隠し財産には「アメリカが公式に保有する公のものではない」という大きな弱みがあるのです。
マッカーサーの隠し財産はあくまでも「マッカーサー個人」のものでしかなく、しかも作中におけるマッカーサーの言動を見る限り、マッカーサーはその存在を公にすることすらなく秘密裏に探索を進めています。
アメリカ本国にしてみれば、たかだかマッカーサー個人の隠し財産を補填するだけのために日本政府にカネの要求をするなどという不毛な行為などやりたくもなかったでしょうし、またマッカーサー側からしても、下手にアメリカ本国の公的な意向を背景にしてしまうと、個人的な隠し財産をそっくりそのままアメリカ本国に接収されてしまう危険性があります。
それどころか、隠し財産の半端じゃない金額から考えると何らかの不正が行われている可能性もあるため、下手をすればアメリカ本国から脱税や公金横領等の罪に問われ、財産没収どころか政治生命すら終焉を迎えてしまうリスクもあったりしますよね。
マッカーサーが赴任していた当時のフィリピンは完全な独立国ではなく、マッカーサー本人もアメリカの軍人なのですから。
国家的な背景のない個人的な隠し財産、そこにマッカーサーの致命的な弱みがあるわけです。

また、マッカーサーは物語終盤で偶然にも日本側が隠匿した自身の隠し財産を見つけることに成功します。
ところが、その隠し財産に寄り添うように並んで転がっていた女学生19人の白骨死体と「七生報国」の鉢巻を見てヒステリックに叫びまくった挙句、隠し財産を全く回収することなく「ここは永遠に閉鎖しろ」と部下達に命じてその場を立ち去ってしまうんですよね。
私は何故マッカーサーがそんなことをしなければならないのが、疑問に思えて仕方がありませんでした。
マッカーサー的には、日本人が「簡単に自決する」ことに恐怖を感じてもいたのでしょうが、そういった事例自体を目にするのは別にその時が初めてだったというわけではないでしょう。
作中でも、隠し財産の場所を教えることと引き換えに経済政策についての提言書を受け入れるようマッカーサーに迫った小泉重雄元主計中尉が、拒否の返答を聞くやマッカーサーの眼前でピストル自殺していますし、それ以前にマッカーサーの立場であれば、日本軍の強さや特攻の実態などについて何度も目の当たりにしていたはずです。
それらのことに比べれば、たかだか女学生19人が集団自殺していた程度のことなど「路傍の石ころ」「既に周知の事実」程度の事象に過ぎないわけで、ああまでヒステリックになった挙句、900億円相当の隠し財産を放棄すらしなければならないようなことだったのかと言わざるをえないんですよね。
むしろマッカーサー的には、白骨死体を踏みつけて「バカなジャップ共が意味不明な理由で勝手に死んでくれてせいせいした」とでもふんぞり返り、隠し財産が見つけられたことに素直に欣喜雀躍しても良かったところだったでしょうに。
当時の欧米諸国が当然のように抱いていた人種差別的思想から考えても、マッカーサー個人もかなりの人種差別主義者だったことから言っても、そのように反応する方がはるかに自然だったのではないかと。
たかがあの程度のことであそこまでヒステリックになってしまう(作中の)マッカーサーって、実は軍人や政治家としての適性が著しく欠落しているのではないか、という疑念すら抱いてしまったくらいなのですけどね、私は。

とまあ、政治的な視点で見れば結構色々なツッコミどころがありますが、普通に悲劇物として観賞する分には何の問題もない作品です。
戦時下の絶望的な状況下でアレだけ明るく振る舞い&助け合い、戦争自体に批判的な声すらも上げていた女学生達が、自分達に対する軍からの命令を知った後に自ら率先して集団自決という道を選ぶ結末には驚くべきものがありましたが。
自分達に死を命じる軍の理不尽な命令なんて聞く必要はないし、何も自殺することはなかろうに……とはやはり現代人の考えなのであって、当時の風潮と、何よりも彼女達自身の「純粋さ」からは、あのような結末が導き出されてしまう必然性もあったのでしょうね。
賛否いずれにせよ、色々と考えさせてくれる作品であろうと思います。

ページ移動

トラックバック

日輪の遺産 from LOVE Cinemas 調布

浅田次郎の同名小説を『半落ち』の佐々部清監督が映画化した。終戦間際の夏、マレーの虎・山下大将が連合国最高司令官マッカーサーから奪った財宝を隠匿する命令を受けた3人の軍人と20人の少女と教師たちの辿る運...

  • 2011/08/29 02:35:00

日輪の遺産 from あーうぃ だにぇっと

『日輪の遺産』7月15日(金)@よみうりホール。一ヶ月以上も前に観てまだ記事アップしてないということはひっかかりがあったからだ。(笑)(C) 2011「日輪の遺産」製作委員会製作年: 2011年 製作国: 日本 日本公開...

  • 2011/08/29 05:28:00

*日輪の遺産* from Cartouche

&ampnbsp; &ampnbsp; 終戦間近の昭和20年8月10日。帝国陸軍の真柴少佐は、阿南陸軍大臣ら軍トップに呼集され、ある重大な密命を帯びる。山下将軍が奪取した900億円(現在の貨幣価値で約200兆円)ものマッカーサーの財宝を、...

  • 2011/08/29 07:00:00

日輪の遺産 from 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

日輪の遺産マッカーサーの財宝隠匿という大掛かりなミステリーの隙間に見えるのは、戦争の犠牲になったけなげな少女たちの笑顔。丁寧で誠実な演出が佐々部清監督らしい。日本の敗 ...

  • 2011/08/29 08:49:00

劇場鑑賞「日輪の遺産」 from 日々“是”精進! ver.A

日本の、未来のための、希望・・・詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201108270004/ 日輪の遺産 posted with amazlet at 11.08.23浅田 次郎 角川書店(角川グループパブリッシング) 売り上げランキング: 274

  • 2011/08/29 08:49:00

日輪の遺産 from 花ごよみ

時代は太平洋戦争が終わる寸前の夏。マッカーサーが、フィリッピン撤退の際に、隠した財宝を日本が奪い、その財宝を戦後の復興のために役立たせようと、隠匿する命を受けた帝国陸軍将校。そのために勤労動員された20...

  • 2011/08/29 10:02:00

日輪の遺産 from 新・映画鑑賞★日記・・・

2011/08/27公開 日本 134分監督:佐々部清出演:堺雅人、中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、八千草薫、麿赤兒、麻生久美子、塩谷瞬、北見敏之、ミッキー・カーチス、八名信夫いつか、この国が生まれかわるため...

  • 2011/08/29 14:53:00

日輪の遺産 from 象のロケット

終戦間際の1945(昭和20)年8月10日、3人の軍人たちにある密命が下される。 「マッカーサーから奪取した900億円(現在の貨幣価値で約200兆円)もの財宝を、秘密裡に陸軍工場へ移送し隠匿せよ。」 というもの。 その財...

  • 2011/08/30 04:51:00

日輪の遺産 from 佐藤秀の徒然幻視録

ある意味なでしこジャパンの原点公式サイト。浅田次郎原作、佐々部清監督、堺雅人、中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、八千草薫、森迫永依、麻生久美子、塩谷瞬、八 ...

  • 2011/08/31 22:21:00

日輪の遺産 from とりあえず、コメントです

浅田次郎著の同名小説を『半落ち』の佐々部清監督が映画化した作品です。 原作は未読のままチャレンジしてみました。 第二次世界大戦の終戦直前に、極秘任務を命じられた軍人たちと20人の少女たちを待っていた 過酷な...

  • 2011/08/31 22:43:00

『日輪の遺産』 from 京の昼寝〜♪

□作品オフィシャルサイト 「日輪の遺産」□監督 佐々部 清 □脚本 青島 武 □原作 浅田次郎□キャスト 堺 雅人、中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、八千草 薫、森迫永依、       土屋太鳳、金...

  • 2011/09/01 08:26:00

日輪の遺産 from だらだら無気力ブログ

ベストセラー作家・浅田次郎の同名小説を「半落ち」「出口のない海」の 佐々部清監督が映画化。 敗戦を目前にして、マッカーサーから奪った200兆円相当の財宝を後の 祖国復興の資金にすべく隠匿するという極秘作戦に関...

  • 2011/09/01 14:44:00

日輪の遺産 from 勝手に映画評

浅田次郎の同名の小説の映画化。著者本人が映画化を熱望してきたと言われており、ようやく、その願いが叶ったと言う事になります。山下財宝なら知っていますし、有名ですが、マッカーサーの財宝って、M資金??? ...

  • 2011/09/01 15:46:00

『日輪の遺産』・・・軍は負けても国は負けない from SOARのパストラーレ♪

8月になると各局がこぞって放映する太平洋戦争を題材としたテレビドラマが実は好きではない。大きなテーマは戦争の愚かさを訴えるものでありもちろんそれに異論はないが、開戦に踏み切った軍部を単純かつ一方的に悪...

  • 2011/09/03 14:19:00

日輪の遺産/堺雅人、中村獅童、福士誠治 from カノンな日々

久々の浅田次郎さん原作の映画化です。なんでも浅田次郎さんご本人が映画化を熱望されていた原作というのが映画のセールスポイントにも使われていますね。太平洋戦争終結間近の日 ...

  • 2011/09/03 17:17:00

『日輪の遺産』 from こねたみっくす

この映画の製作陣に戦争で命を落とした先人を敬う気持ちはあるのでしょうか。こんなヌルい映画で亡くなった19人の少女と野口教諭の想いを語れると思っているのでしょうか。浅田 ...

  • 2011/09/03 19:28:00

「日輪の遺産」何も知らずに任務を遂行した先にみた日本を守ろうとする強い意志と悲劇を繰り返さないための遺産の継承 from オールマイティにコメンテート

「日輪の遺産」は浅田次郎の長編小説を映画化した作品で、終戦直前の日本を舞台に終戦宣言する前に軍部が多額の財産を極秘に隠そうとし、その作業を遂行する少佐たちと20人の少女 ...

  • 2011/09/04 09:52:00

[映画『日輪の遺産』を観た] from 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

☆これは、予告編の時点で「名作」ですね。 何よりも、予告編で垣間見える、敗戦に伴う、国の隠密作戦に借り出される20人の少女たちの「チンコロねーちゃん」風な顔立ちが、もう作品の成功を約束している。 まあ...

  • 2011/09/06 21:45:00

『日輪の遺産』 from ラムの大通り

※見どころ、クライマックスにも触れています。原作未読者はご注意。----この映画って、いまひとつ内容がよく分からないんだけど?「そうだね。その設定とはまずこの言葉から始まる。<GHQ最高司令官マッカーサーの財...

  • 2011/09/08 01:44:00

日輪の遺産 from シネマ日記

試写会が当たったので行ってきました。ワタクシは日本の現代作家の作品をほとんど読まないので、この作品も原作は読んでいません。なので、原作を読んだ方とはまた違う感想になると思います。太平洋戦争集結間近のこ...

  • 2011/09/08 11:18:00

映画「日輪の遺産」を観ました!!(2011-10) from 馬球1964

映画「日輪の遺産」を観ました!!

  • 2011/09/08 14:21:00

「日輪の遺産」 from 元・副会長のCinema Days

 まったくもって、ヘタクソな映画である。だいたい話の前提自体が噴飯ものだ。1945年8月上旬、敗色濃厚な戦況において、日本陸軍首脳部は山下奉文がフィリピンから密かに運び込んだ900億円(現在の金額換算...

  • 2011/09/08 20:23:00

■映画『日輪の遺産』 from Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>

個人的にいろいろと納得がいかなかった映画『日輪の遺産』。いや、この作品の演出がどうとか、ストーリーがどうとか、役者さんの演技がどうとか、そういうことじゃないんです。というよりも、監督の演出や役者さんの...

  • 2011/09/09 05:11:00

日輪の遺産 from パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ

「鉄道員」「地下鉄に乗って」など、数々の名作を世に送り出してきた、日本を代表するベストセラー作家・浅田次郎。1993年発表の「日輪の遺産」は、根強い人気作にして、浅田氏自身 ...

  • 2011/09/09 19:53:00

『日輪の遺産』 映画レビュー from さも観たかのような映画レビュー

『 日輪の遺産 』 (2011) &amp#160;監  督 :佐々部清キャスト :堺雅人、中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、八千草薫、森迫永依、土屋太鳳、金児憲史、麻生久美子、塩谷瞬 太平洋戦争終結間近...

  • 2011/09/11 17:07:00

日輪の遺産 from だらだら無気力ブログ!

ベストセラー作家・浅田次郎の同名小説を「半落ち」「出口のない海」の佐々部清監督が映画化。敗戦を目前にして、マッカーサーから奪った200兆円相当の財宝を後の祖国復興の資金にすべく隠匿するという極秘作戦に関わ...

  • 2011/09/11 17:58:00

日輪の遺産 自分で修正しながら号泣〜o(TωT )( TωT)o from 労組書記長社労士のブログ

【=48 -8-】 浅田次郎さんの原作「日輪の遺産」は5年半ほど前に読んで、一番のクライマックスが自分の降りる駅のほん手前のタイミングで、電車内で「どば〜っ!」って涙がほとばしって、そのぐちゃぐちゃの顔面濡れ濡...

  • 2011/09/15 10:47:00

日輪の遺産 from 迷宮映画館

いやーー、やっぱりあたしはダメダ、この人。。。。

  • 2011/09/15 14:24:00

日輪の遺産 from 映画的・絵画的・音楽的

 『日輪の遺産』を角川シネマ新宿で見てきました。(1)ベストセラー作家・浅田次郎氏の作品が原作でもあり、また評判もよさそうなので映画館に行ってみたのですが、客の入りはイマイチでした。 物語は、終戦直前、日...

  • 2011/09/17 05:55:00

日輪の遺産 from そーれりぽーと

台風でなんとなく『日輪の遺産』を観てきました。★★八千草薫が最強にイイのと、ユースケ・サンタマリアがいつもどおり安定してて良かっただけの印象。ネタバレどうも感情移入出来なかった理由を挙げてみる。・こん...

  • 2011/09/18 09:47:00

映画「日輪の遺産」  堺雅人はあれでよかったのかなあ from 珍竹麟  ~映画とネットとi-Phoneなどモバイル端末の日々~

 「こち亀 ザ ムービー・勝鬨橋を封鎖せよ」が意外にも評判がよさそうなので気になった。 でも公開日である「日輪の遺産」という戦争映画を見た。 なかなか丁寧に作られているんだが、堺雅人が役柄の割にやはりど...

  • 2011/09/18 20:23:00

日輪の遺産 from がらくた新館

節電シフトのおかげで、平日の映画の日が休日になったので、109シネマズ川崎にて観

  • 2011/09/19 00:21:00

映画「日輪の遺産」 from FREE TIME

今月の上旬に鑑賞した映画「日輪の遺産」をレビューします。

  • 2011/09/19 19:15:00

「日輪の遺産」 from お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法

2011年・日本/配給: 角川映画 監督: 佐々部清 原作: 浅田次郎 脚本: 青島武 製作: 池田宏之、阿佐美弘恭、長尾忠彦、臼井正明 プロデューサー: 根津勝、臼井正明、青島武 ベストセラー作家・

  • 2011/09/19 22:19:00

愛国心が導いた生と死。『日輪の遺産』 from 水曜日のシネマ日記

太平洋戦争終結間近の日本で祖国の復興を願いGHQ最高司令官マッカーサーの財宝を盗み出した帝国陸軍将校たちと20名の少女たちの物語です。

  • 2011/09/20 22:01:00

日輪の遺産 from Diarydiary!

《日輪の遺産》 2010年 日本映画 1945年8月10日、真柴少佐と小泉中尉は

  • 2011/09/23 16:08:00

『日輪の遺産』| 伝え続けねばならないこと。 from 23:30の雑記帳

中村獅童が実によかったです。いちばん軍人っぽさを醸し出していたように見えました。映画としてはいろいろと厳しいものがありましたが、戦時中の交通機関やら、服装やら ...

  • 2011/11/04 01:17:00

トラックバックURL

https://www.tanautsu.net/blog/index.php/trackback/425

コメント

クマネズミ

こんばんは。
TBをいただき、誠にありがとうございます。
管理人の「冒険風ライダー」さんが、「そもそも日本側がマッカーサーの隠し財産を隠蔽する必要など、実のところ全くなかった」のであって、「話の前提条件自体に大きな疑問があ」るとおっしゃっておられることについて、全面的に賛成いたします。
そんなこともあって、この映画については違和感を持ったまま見続けてしまったのですが、元々がフィクションであり、それについてあれこれイチャモンを付けても仕方がないのかなと思い直し、「普通に悲劇物として観賞する」こととすれば、出演者達はそれなりに熱演しているのだし(奥に、ユースケ・サンタマリア)、マアマアの作品なのかなと思っています。

なお、ツマラナイことで恐縮ですが、当初いただいたTBが4つで、うち2つは『神様のカルテ』に関するもののため(『神様のカルテ』については、別途TBをいただいております)、適宜こちらで整理させていただきますので、悪しからずご了承下さい。

  • URL
  • 2011/09/18 21:58:00

冒険風ライダー(管理人)

>クマネズミさん
TB承認ありがとうございます。
送信については完全にこちらのミスで、送信元を「日輪の遺産」の記事からにすべきだったところを、間違って「神様のカルテ」の記事から発信していたのが原因でした。
こちらのミスで余計なお手数をおかけしてしまい、誠に申しわけありませんm(__)m。

マッカーサーの隠し財産は、カネという「いくらでも代替ができてしまう」ものであることが一番の問題なんですよね。
マッカーサーの立場であれば、GHQ総司令官としての権力を使った不正行為や不正蓄財なども(公然とはできないにしても)容易に行えたでしょうし、それで隠し遺産相当の額のカネを改めて集められたらマッカーサー的には「隠し遺産を回収した」も同然になりますからねぇ。
これが「マッカーサー個人の秘密や不正行為がこれでもかと綴られまくった文書」とか、あるいはそれこそ本当に「アメリカに知られてはならない秘密兵器や特殊技術」の類だったりすれば、まだ隠す意味もあったのですが。
女生徒達と教師の悲劇物としては充分な出来でしたし、また必ずしも戦前の全否定になっていない部分も好感は持てるのですけどね。

あと、フィクションをフィクションとして純粋に楽しむのと、フィクションの設定に対してツッコミを入れることは、必ずしも矛盾・対立するものではないと思います。
かくいう私自身、映画観賞ではその両方を常に実践するようにしていますし、サイト本家の田中芳樹関連記事でも似たようなことはよくやっています。
もちろん、ストーリーや設定に穴がありすぎ、かつそれ故にエンターテイメント的な面白さをも致命的なまでに損なっている作品というのもあるにはあるのですが。
作品の楽しみ方が増える、と前向きに考えてすらいますね、私は。

コメント登録

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
名前
メールアドレス
URL
コメント
閲覧制限
投稿キー(スパム対策に、投稿キー を半角で入力してください。)

ユーティリティ

2024年11月

- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ページ

  • ページが登録されていません。

ユーザー

新着画像

新着トラックバック

Re:デスクトップパソコンの買い換え戦略 ハードウェア編
2024/11/19 from ヘッドレスト モニター 取り付け
Re:映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」感想
2014/11/27 from 黄昏のシネマハウス
Re:映画「プリンセストヨトミ」感想
2014/10/22 from とつぜんブログ
Re:映画「ひみつのアッコちゃん」感想
2014/10/19 from cinema-days 映画な日々
Re:映画「崖っぷちの男」感想
2014/10/13 from ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

Feed