盗作疑惑で提訴された映画「エクスペンダブルズ」
映画「エクスペンダブルズ」に盗作疑惑が発生しました。
脚本家のマーカス・ウェブ氏が、自身で執筆した「ザ・コブラ・ケーパー」と「エクスペンダブルズ」の内容が著しく酷似していることから、「エクスペンダブルズ」の製作会社および製作関係者をマンハッタン連邦地裁に提訴したのだそうで↓
http://megalodon.jp/2011-1027-1751-46/woman.infoseek.co.jp/news/celebrity/story.html?q=hollywood_27Oct2011_20713
> シルヴェスター・スタローンが監督を務めた映画『エクスペンダブルズ』(10)を巡り、ある脚本家がシルヴェスターを訴えていることが明らかになった。
> 同作は、シルヴェスター扮するバーニー・ロスが率いる傭兵部隊「エクスペンダブルズ」が、ある小国の独裁者であるガルザ将軍の軍事政権を壊滅させる依頼を受ける内容になっている。
> その同作に対し、脚本家のマーカス・ウェブ氏が、すでに2006年に米国著作権局に登録されている、独裁者ガルザ将軍を打ち負かすために雇われた傭兵一団を描いた自身の短編映画の脚本の盗作であるとして訴えている。
> 今週、マンハッタン連邦地裁に提訴したウェブ氏は、『エクスペンダブルズ』の脚本は自身の執筆した『ザ・コブラ・ケーパー』に著しく似ており、全く同じ部分もあることを申し立てているという。
> ウェブ氏は損害賠償と、シルヴェスターと脚本を共同執筆したデイヴ・カラーハン氏、製作会社のミレニアム・フィルムズ(ニュー・イメージ)社、そしてライオンズゲート社に対し、今後の権利侵害を禁止する裁判所命令を求めている。
> この裁判によって、来年8月17日に全米公開が予定されている続編の『エクスペンダブルズ2』(原題)にも何らかの影響が出る可能性もある。この続編にはアーノルド・シュワルツェネッガーやブルース・ウィリス、ジョン・トラボルタらが出演するといわれている。ウェブ氏の主張が裁判で認められると、今後この豪華な出演陣が見られなくなるかもしれない。【大芝 エリナ】
実際に盗作なのかどうかについては、「ザ・コブラ・ケーパー」の脚本内容を見て作品同士を比較してみないと何とも言い難いところですね。
そもそも、映画「エクスペンダブルズ」って去年公開(アメリカでは8月、日本では10月)のはずなのに、何故公開から1年以上も経って今更訴えているのかという疑問もありますし。
まあ、著者が今まで「エクスペンダブルズ」に無関心だったのが、最近たまたま接する機会があって観賞したら盗作が発覚した、ということなのかもしれませんが。
「エクスペンダブルズ」は既に続編製作も決定し2012年8月の全米公開も発表されているのですが、この裁判の行方次第では続編の動向にも少なからぬ影響が出るのは必至です。
前作はそれなりに楽しめただけに、続編も劇場公開を果たして欲しいところではあるのですが……。
ただ、個人的には「盗作」というと、4年前から盗作評論家として勇名を轟かせている「と学会」の某P&Gテンテーのことを想起せずにはいられませんね(苦笑)。
まさかシルヴェスター・スタローンを始めとする製作関係者や製作会社がアレほどまでの失態を演じるとは思えないし、思いたくないところではあるのですが、盗作の真偽がどうあれ、何とか穏便かつ円満に解決して欲しいところではありますね。