ゲームメーカー・ハドソンが2012年3月1日付で解散
- 2012/01/18 00:10
- カテゴリー:ゲーム・テレビ関連,
コナミの完全子会社になっている往年のゲーム会社ハドソンが、同じコナミの子会社であるコナミデジタルエンタテインメント(KDE)に吸収合併されることが明らかになりました。
合併日となる2012年3月1日をもって、ハドソンは解散することになります。
http://megalodon.jp/2012-0117-2203-21/www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/17/news114.html
> コナミデジタルエンタテインメント(KDE)は3月1日付けでハドソンを吸収合併し、ハドソンは解散する。ハドソンが1月17日、関東財務局長に提出した臨時報告書で明らかになった。
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> KDEの親会社・コナミは昨年4月にハドソンを完全子会社化。ハドソンは携帯電話向けコンテンツを制作しているが、「SNS分野におけるビジネスチャンス拡大に向け、グループのデジタルエンタテインメント事業の中核会社であるKDEに経営資源を集中し、より一層の連携強化を図る」として合併する。
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> ハドソンは1973年、札幌市のアマチュア無線機器販売店としてスタート。その後パソコン用ゲームソフトの販売に乗り出し、任天堂「ファミリーコンピュータ」向けソフトに進出。「バンゲリングベイ」などで知られ、「ファミリーベーシック」を任天堂と共同開発した。
コナミに完全子会社化された上、高橋名人がハドソンを退社するなど、暗いニュースが続きまくっていたハドソンも、とうとう年貢の納め時が来てしまったわけですね。
ここ数年では最大の売りで「会社の看板」となっていた桃太郎電鉄シリーズも、東日本大震災勃発によって最新作が製作中止を余儀なくされた挙句、開発スタッフの離反もあってシリーズそのものにまで終止符が打たれてしまいましたし。
http://megalodon.jp/2012-0117-2243-51/news.nicovideo.jp/watch/nw161044
> 『桃太郎電鉄』シリーズが終了する。ゲームクリエイターで『桃太郎電鉄』シリーズ生みの親であるさくまあきら氏は2011年12月11日夜、ニコニコ生放送の番組「小池一夫のニコニコキャラクター塾!」で、来年1月に発売されるドコモ携帯向けの『桃太郎電鉄 東海編』を最後にシリーズを終了させることを明らかにした。
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> さくま氏は『桃太郎電鉄』の生みの親で20年以上に渡りシリーズを作ってきたが、番組では2012年1月リリースの携帯電話向け『東海編』を最後にシリーズを終了させることを宣言した。司会の漫画原作者・小池一夫氏から「なんか裏がありそうだな」とその理由を尋ねられたさくま氏は、同シリーズを発売してきたハドソンが同じくゲームメーカー・コナミの完全子会社になったことに触れ、
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> 「(ハドソンには)10年間僕と一緒にゲームを作ってきた優秀な連中がいたから、ゲームを作ってこられた。だが、この4人のトップレギュラーのうち3人が新しい会社は息苦しいと言って辞めた」
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> と語り、「あのメンバーを作るのに10年かかった。同じものをまた作るのは難しい」と終了に至った経緯を説明。今後も過去タイトルの移植が発売される可能性は残しつつも、新作が出ることはないとした。
子供の頃からハドソンのゲームソフトを楽しんできた一ファンとしてはやはり寂しい限りですね。
最近でもNintendo Wiiから発売された「デカスポルタ」というスポーツゲームを購入していましたし。
飛ぶ鳥を落とす勢いだった80年代後半以来のハドソンファンだった私としては、「栄枯盛衰」という格言の生きた実例を実地で目の当たりにした感じです。
会社の解散はもうどうしようもないでしょうが、せめて社員達は新しい職場でまた活躍を続けて欲しいものですね。