実は教員免許を持っていた田中芳樹
https://twitter.com/adachi_hiro/status/190412214094675968
<@masumi_asano 少なくとも田中さんは小説家になれて良かったと思う。本人、教員免許は持っているんですけどね。あと、一応、大学の学部のときに在京FMラジオ局の最終面接までは行っているし。自分で辞退してるけど。>
FMラジオ局の面接の件は以前にもネタに上がっていましたが、教員免許を持っているという話は初耳ですね。
学歴にも「学習院大学文学部・国文学科卒業」とありますから、確かに持っていても不思議ではないのですけど。
だからかつて、教育問題についてこんなことをのたまっていたわけですか↓
週刊現代1987年9月26日号
<ほとんどが想像の世界の産物です。エンターテイメントで行くというのが僕の基本姿勢ですから。面白く仕立てるために、政治家や官僚を登場させたんです。もっとも、学校のこと、教育の問題に関しては、ちょっとニュアンスが違うんですが…。
(中略)
僕は就職という経験がないためか、いまだに学生気分が抜けず、学校の問題となると敏感になる部分があるんです。そのせいで、歪んだ権力構造としての現在の日本の学校教育の姿は、これは粉砕しなければならない対象だと思うんです。やたらと校則を作り、履いた靴下の端は三つ折りにとか、下着の色は白と決めてあるからと、教師たちが女生徒のスカートを脱がせてパンティーの色を確かめるというようなことが現実にある。これは怒りをぶつける相手だと思うんです。それで、その辺はそれなりに書きこんであるわけです。>
創竜伝以来の「小説中に現実の社会評論を織り交ぜる行為」はエンターテイメントとして全く成り立ってもいないどころか、むしろ逆に作中の設定やストーリーを破壊してすらいるのですが(苦笑)、そんなタワゴトをのたまっていた田中芳樹でさえ、教育問題についてはマジだったと【自分から】認めていたわけです。
何故教育問題だけ? という疑問が以前からあったのですが、ようやく解答が得られたという感がありますね。
小説中に「現実への怒り」なんてシロモノを、しかもストーリーの本筋やメインテーマとは全く関係ない形でぶつけることに一体何の意義があるというのか、当の本人に一度聞いてみたいところではあるのですが(爆)。
それにしても、教員免許を持っているということは、田中芳樹は「教育実習」という形で短期間であるにせよ実地で教鞭を執っていた可能性があるわけですが、そうだとしたら一体どんな授業をしていたのか少しばかり興味がありますね。
創竜伝の社会評論に忠実に沿った、日教組が喜びそうな内容のカリキュラムでも披露していたのでしょうかねぇ、やっぱり(笑)。
あと、本日から銀英伝舞台版第二章「自由惑星同盟編」の東京公演が始まりますね(4月22日まで)。
第一章の時よりも話題性があるみたいですし、今回も客入りはそれなりにありそうではありますが。
熊本在住という地理的な問題もあって、私は今回も観に行くことはできないのですが、一体どんな出来なのやら。
葵猫
こんばんは、お久しぶりです。
舞台銀英伝同盟編、明日観劇予定です。
河村氏のヤンが、そのもの、ヤンが息をしてそこにいる、などという評価が聞こえているので、とても楽しみです。
あと、中川晃教君のポプラン、素晴らしいという評価にミュージカルファンとしては嬉しい思いで、こちらもたのしみです。
8月の撃墜王編、彼が主役なのは大正解だと思います。
彼にはそれだけの実力も魅力もありますから。
ただ、ジャニーズさんが共演というのが…一般舞台ファンにとってヅカ(元宝塚の女優、特に元男役トップ)とジャニタレはチケット取りの恐ろしい障害なので今から頭が痛いものはあります。
でも是非一度は観たいと思っています。