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男性の育児休暇に見られる「男女平等」の歪み

男性が育児休暇を取得することについて消極的な企業が多いそうです。
以下の事例のように、「そんなことは断じて認められないし、それが嫌なら辞めて結構」とまで言い放つ企業経営者もいるのだとか↓

http://megalodon.jp/2012-0425-0800-23/www.j-cast.com/kaisha/2012/04/20129658.html?p=all
>  夫の稼ぎだけで専業主婦の妻と子どもを養っていたのは、昔の上流家庭か高度経済成長期の話。いまはフルタイムで働いても、生活が苦しいという独身者が少なくない。結婚すれば、共稼ぎは当然の選択肢となるだろう。
>
>  ある会社では、
産休中の妻に協力して家事や育児をしようとする男性社員に対し、オーナー社長が「仕事をおろそかにするな」と発言し、社員から猛反発を買っているという。
>
> 同情してくれる同僚もいる。何とか対抗したい
>
> ――従業員90人の中堅製造業の営業で働いています。入社5年目です。今月、待望の長男が産まれ、喜びつつ新しい生活に戸惑っております。妻が産休から早めに復職しないといけない事情もあり、家事や育児に積極的に参加するつもりです。
>
>  最初は育児休業の取得を考えましたが、職場はそんなことを許す雰囲気ではありません。しかし
これまでと同じ働き方では、家庭がおかしくなってしまいます。
>
>  そこで上司に、しばらく終業時刻の1時間前に退社させてほしいと相談しました。上司はしぶしぶ人事に相談したようですが、その途中でオーナー社長の耳に入ってしまいました。
>
>  翌週の朝礼で社長は、全社員を前にこう言い放ちました。
>
>
「最近、仕事をおろそかにして男も育児をしたいと言い出すやつがいるそうだが、うちの会社ではそういうことは絶対に認めない。男は仕事を通じて、家計に貢献するのが一番大事だ。それが嫌なら、辞めてもらって結構だ!」
>
>  実名をあげませんでしたが明らかに私のことと分かり、めまいがしました。何人かの同僚は「社長ってあんな考えだったんだ」「本当にひどいよな」と声をかけてくれました。
>
>  社長は言い出したら聞かない人ですが、こんな筋の通らないことを認めさせるわけにはいきません。いま独身の人を含め、よくない慣習に苦しめられるきっかけになるのも耐えられません。何とか対抗したいのですが、よい方法はないものでしょうか――

企業にしてみれば、せっかくカネを払って雇っている社員のマンパワーを、育児などという直接的利益に全く結びつかないシロモノなどに奪われてしまうのは、到底我慢のできないことなのでしょう。
元々、企業が男女平等を受け入れたのだって、表面的なお題目とは裏腹に、安価で大量供給される労働力を見込んでのことだったのですし。
また実際問題として、乳幼児期の育児に男性が参加しても、むしろ足手纏いになるパターンが多かったりするんですよね。
育児休暇を取って家にいても実際はやることもなくゴロゴロしているだけで、却って育児に追われる女性の負担になっているという事例が少なくなく、そればかりか「育児」を口実に全く関係のない休日を取得したりするケースも少なくないとか。
いくら男女平等が叫ばれる世の中であっても、「男は仕事、女は家庭」という人間の行動原理は、最低でも数千年、下手すれば数万年単位で刻まれていますので、そうそう簡単に変えられるものではありません。
女性の大部分が重労働に向かず、事務などの軽労働を望むのと同様に、男性の大部分は子育て、特に乳幼児の育児には全く向かないのです。
生まれたばかりの乳幼児にとって最も重要なのは「母親との結びつき」であって、父親の役割が生きてくるのはもう少し先のことなのですし。
母親が何らかの理由でいないケースでは男性の育児休暇も必要になってくるかもしれませんが、それ以外で役に立つ制度とは、正直言い難いものがあるのではないかと。
男性と女性の身体的・脳構造的な違いを無視して「男女平等」なるものを推進しようとした結果の、これは小さからざる歪みのひとつなのでしょうね。

そもそも、男性の育児休暇なるものが求められるようになった最大の理由は、まさに女性が家庭の外に出て働くようになったことと無関係ではありえません。
家庭内器具の技術の発達により、家事の負担は昔に比べると大幅に減った感がありますが、子育ての負担だけは昔と全く変わっていません。
乳幼児や幼児は特に「母親との結びつき」を必要不可欠としており、技術の発展ではそれをカバーすることができないためです。
それが男女平等のお題目のひとつである「女性の社会進出」にとって邪魔だったからこそ、その「邪魔な育児」を男性にも担ってもらおう、という動機から始まったのが「男性の育児休暇」だったわけです。
しかし、企業は働き手を失うことを嫌がるし、そもそも男性側も企業の期待に応えざるをえない上に育児に向かないことを承知せざるをえないしで、男性の育児休暇取得は実態に適ったものになっていないんですよね。
その点では、上記記事における「男は仕事を通じて、家計に貢献するのが一番大事」という社長の話にも実は一理あると言えます。
ただ一方では、そもそも男性に育児休暇を取らせざるをえない状況に追い込んだのもまた企業であったりするわけで、部下達にしてみれば「どのツラ下げて…」とは言いたくなる部分も当然あるでしょう。
男性または女性のいずれかが働くだけで家計を維持できる、そういう「昔の社会形態」が再び実現することこそが、この問題を解決する最良の方法ではあるのでしょうが……。

昨今の「男女平等」というスローガンは、かつての共産圏の「平等」と同じく、男女問わず全ての人間を不幸にしているだけでしかないように思えてなりませんね。
「機会の平等」ではなく「結果の平等」を求めてしまっているところも、共産圏の「平等」と全く同じですし。
昨今の歪んだ状況を改善するためには、「そもそも男女平等というのは本当に正しいのか?」と一度疑ってかかる必要があると言えるのではないでしょうか?

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コメント

葵猫

う〜ん、ちょっと賛成出来ないような…
別に世の全ての父親に取れと言ってるわけじゃありませんし、育児休暇。
歪んだ男女平等は言い過ぎでは?
それに女性は家庭に入れって、無理ですよ現実的に。
回りを見ても、キャリアがどうの、女性の権力がどうの、じゃなく、男性の稼ぎだけでは余裕ある暮らしができないから働いてますよ、みんな。
身近にご亭主が失業、奥様の扶養家族にになった方もいました。
幸いその後就職できたようではありますが、もとの稼ぎのままとはゆかないでしょうし。
民主党が政権握る前からの積み重ねの結果、です。
政権が変わったとしても、劇的に状況改善は当面ないと思います。

  • 2012/05/02 19:38:00

冒険風ライダー(管理人)

>葵猫さん
元々「父親の育児休暇」自体が、女性が働きに出るために子育てで空いてしまう穴を男性に埋めさせよう、という意図の元に作られた制度です。
しかし記事にも書いたように、大部分の女性に重労働が合わないのと同じ理由で、大部分の男性に子育ては向きません。
それを知らず、もしくは知った上での確信犯で「父親の育児休暇」を男女平等の絶対正義であるかのごとく喧伝する行為そのものが「男女平等の歪み」である、と私は言っているわけです。
そもそも、「女性にも平等な権利を!」「男女平等の実現を!」などと叫びまくってきた結果が、今日の「男女共に不幸になった」惨状なわけですからね。
確かにこれも、ある意味では「男女平等」のあるべき姿ではあるのかもしれませんが(苦笑)、共産圏の「平等」と同じく私は論外なシロモノだと思うのですけどね。

今の「男女平等」は企業の利権も絡んでいますので、個人や企業単位で昔の形態に戻すのは確かに難しいでしょう。
となると、国単位で政策を変えるしかないわけですが、その国を動かすためには、国民ひとりひとりがただ現状を肯定するのではなく、今の男女平等のあり方について【これが本当に正しいのか?】という疑問を抱くことが何よりも求められるわけです。
「男女平等は何が何でも絶対に正しい」的なイデオロギーの類を信奉しているのでもなければ、現状に疑問を抱くことくらいは誰にでも出来ることなのではないと思うのですが、どうでしょうか。

読者A

ライダー氏は男女の権利論についてよく語っていらっしゃいますね。
「男女平等は必ずしも正しくない」というのは所論ある部分で、
身体的性質から女性は軍人・警官などの職には就き辛いという事実はありますから、
私もそれを否定するつもりはありません。

しかし、最近のライダー氏の文章を見ていますと、
どうも「脳の作りがそうなっているのだから、女は家庭に入っていればいいのだ」という意見が散見されます。
私の勘違いだといいのですが、もし本当にライダー氏がこのような意見を本気で口にされているのであれば、
私はそれを全面的に否定せざるを得ません。

私は男ですが、これは私の身の回りに男性以上に、
それも充実して働いている女性が多くいるために言う事です。
彼女らは優秀で、そこら辺の無能な男よりもよっぽどよく働き、金を稼ぎます。
そういった実例を少なからず目にしている身なので、
ライダー氏の言う「女は脳が仕事に向いていない」という論には全く同意できません。
「専業主婦の多くは働きたいと思っていない」という理屈でライダー氏は女性の労働を否定しますが、
怠惰な主婦が現状維持を望むからといって、
なぜ充実した労働を続けている女性までが「家庭に入れ」と言われねばならないのですか?

また、自分で金を稼ぐ術を持たない女性は離婚の選択肢を持てません。
「女は家庭に入れ」という意見は「女は横暴な夫にも黙って従え」という意見と全く同じなのですが、
この点をライダー氏はお考えでしょうか?

ライダー氏の聡明な文章にはしばしば感嘆させられますが、
この男女権利論についての文章にだけは毎回残念な思いをしています。

  • 2012/05/03 03:10:00

葵猫

申し訳ありませんが、やはり管理人様のご意見
に全面的には同意できません。
大部分の男性、という事は、子育て休暇を有効に使える男性も存在するという事はお認めになるんですよね?
大半に必要ないからと言って無理になくすことが社会の為、という論理には賛成できません。
それに昔の社会形態がそんなに良いものですか?
どちらかだけしか働いた経験がなければ、失業したり亡くなったりしたら、その時点で子供を抱えて路頭にまようわけです。
昔はそれで食べる為に不本意な再婚を多くの女性が強いられてきたわけですし、古き良き時代とばかりは思えません。
昔は昔で歪みや矛盾があったわけですし、多くの女性の諦めと忍耐の上に成り立っていた部分も多いと思いますよ。
昔の女性が何も言わなかったから皆幸福で満足していたのだと思ってらっしゃるのなら、あまりにも男性本位の考え方だと言わざる負えません。
母や祖母の時代の女性は、文句を言う事も許されなかっただけの事です。
保守的な男性にとっては最高の時代だったのかもしれませんが。
まあただ、前回の書き込みのように「専業主婦」という選択肢がほとんど不可能な現在の状況も良いとは言えないとは思ってます。
家庭で子育てに専念する、というのもあるべき選択肢だと思いますから、それが当たり前に選べるようになる社会になって、そのうえで働く働かないの選択が出来るのが理想的であるとは思っています。
私も、私の周りの女性もなんたらのひとつ覚えの様に男女同権なんてふりかざしてはいませんが、管理人様の考える女性の幸せと、私の周りの女性の求める幸せはかなり乖離していると思います。

  • 2012/05/03 09:51:00

冒険風ライダー(管理人)

>読者Aさん
>葵猫さん
私が昨今の「男女平等」のあり方に否定的なのは、それが「子供を犠牲にして成り立っている」という要素が少なくないからです。
単に夫婦間のみの問題であれば、確かにお二方が仰る通りに夫婦間で話し合えば、それでも「2人の間では」問題を解消することもできるかもしれません。
しかし、夫婦の間には子供だって生まれるのですし、特に人間の場合、子供は他の生物以上に親の庇護を必要不可欠とします。
ましてや、これが乳幼児期の子供ともなれば、それは人格形成が行われる極めて大事な時期なのですから、なおのこと親、特に母親との繋がりを必要とするのです。
そんな大事な時期に、子供の面倒を見ずに働きに出るというのは、子供が何も言えないのを良いことに、子供に自分の都合を押しつけているだけでしかないのではないでしょうか?
また、金銭的な事情もさることながら「子育て絡みの面倒を抱え込みたくない」という理由から、子供を産まないという夫婦も増えており、それが少子化の原因のひとつにもなっていたりしますよね。
「男女平等」では夫も妻も不幸になるが、それ以上に子供が一番の犠牲になる、しかも子供には自分でその道を選ぶ権利すらない。
そこから、私の「男女平等」批判は出発しています。

>読者Aさん
> どうも「脳の作りがそうなっているのだから、女は家庭に入っていればいいのだ」という意見が散見されます。
> 私の勘違いだといいのですが、もし本当にライダー氏がこのような意見を本気で口にされているのであれば、
> 私はそれを全面的に否定せざるを得ません。

「男女平等」を論じるに際して脳構造の問題まで持ってきているのは、特定の職種や大学などで能力の有無に関わらず女性を優遇しようとするクォータ制やアハーマティブ・アクションという政策が横行しているためです。
人間の脳は胎児~乳幼児期におけるテストステロン・アンドロゲンなどといった男性ホルモンの分泌量によって構造が決まると言われており、男性ホルモンを多く浴びる男性の脳は空間能力に秀でたものに、そうでない女性の脳は言語能力に優れたものとなります。
男女による思考パターンや視野の違いなども、この時期に作られる脳構造の違いによって生まれるものです。
この男性ホルモンの分泌量が過剰だったり過小だったりすると、「女性的な脳を持つ男性」「男性的な脳を持つ女性」、さらには「性同一性障害」を患う男女なども生まれるわけです。
ところがクォータ制やアハーマティブ・アクションは、この男女の特性を無視して「とにかく女性が少ないから」という理由だけで女性を不必要に優遇しようとするのです。
それは「能力を問わない」という点で男性差別に繋がり、また本当に能力のある女性に対しても「アレは(クォータ制やアハーマティブ・アクションで)優遇されているから」と不当に差別される温床となりかねないのです。
女性の多くが事務職を選ぶというのも、それが身体的に楽であるのと同時に、言語能力に優れている女性の脳に向いているからという事情も大きいのです。
ただの数合わせゲーム的に「男女平等」を推進するのではなく、そういった男女の生得的な「差異」を理解した上で、その「差異」に合致したあり方を求めるべきなのではないかという理由から、脳構造の問題については言及しているというわけです。

> 怠惰な主婦が現状維持を望むからといって、
> なぜ充実した労働を続けている女性までが「家庭に入れ」と言われねばならないのですか?

家庭の維持や子育てに専念したいという女性は「怠惰な主婦」とは言えないのではありませんか?
外での仕事と同様に、それもまた大事なことなのですし。
また一方、「充実した労働を続けている女性」が実は子供を犠牲している可能性も否定できません。
映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」などでも、子供と家族を犠牲にして政治の世界に邁進するマーガレット・サッチャーの様相が描かれていましたし、「男女平等」の実態もアレに近いものがあるのではないかと思えてならないのですが。
自分さえ良ければそれで良い、とは必ずしもいかないのが、「男女平等」の難しいところでもあるのですが。

> また、自分で金を稼ぐ術を持たない女性は離婚の選択肢を持てません。
> 「女は家庭に入れ」という意見は「女は横暴な夫にも黙って従え」という意見と全く同じなのですが、
> この点をライダー氏はお考えでしょうか?

女性が家庭に入るからといって、「女は横暴な夫にも黙って従え」ということにはもちろんなりえませんよ。
よく古臭い価値観だと言われる「男は仕事、女は家庭」という概念も、これは本来男女の役割分担を指しているものなのであって、別に「仕事が家庭よりも上」と定義しているわけではないのです。
「あなたは外の仕事でカネを稼いでいてそれはそれで大事なことだが、私だって家庭を維持するというそれと同じくらいに大事な仕事を担っている」という自信と誇りがあれば、男性だってそうそう横暴にふるえないのではありませんか?
家庭の維持が外での仕事よりも格下、という誤った価値観こそがそういう横暴を許す元凶にもなっているのですから、その価値観「自体」をどうにかする方が先決ではないかと。
昨今の「男女平等」って、その価値観を絶対的に正しいと定義した上で、その掌の上で踊っているだけではありませんか。
それは結局、「外でカネを稼ぐ仕事こそが家庭の維持などという賎業よりも価値がある」という男性的価値観に染まっているだけでしかありませんし、男女がよりギスギスして争う要因にすらなってしまっているのではないかと。

>葵猫さん
> 大部分の男性、という事は、子育て休暇を有効に使える男性も存在するという事はお認めになるんですよね?
> 大半に必要ないからと言って無理になくすことが社会の為、という論理には賛成できません。

男性の育児休暇については、「(母親および育ての親がいない等の)特殊な事情がある場合についてのみ認める」という形態で問題はないと思います。
紹介記事にあるような社長の全否定発言はさすがに問題であるにしても、同時に女性の育児休暇と違って無条件かつ常態で認めるべきものでもない、というのが私の意見です。
育児に向いている男性の存在自体は否定しませんが、全体的な率としては圧倒的な少数派であることは間違いないのですし、その状況では効果自体を疑問視せざるをえないところですので。

> それに昔の社会形態がそんなに良いものですか?
> どちらかだけしか働いた経験がなければ、失業したり亡くなったりしたら、その時点で子供を抱えて路頭にまようわけです。
> 昔はそれで食べる為に不本意な再婚を多くの女性が強いられてきたわけですし、古き良き時代とばかりは思えません。
> 昔は昔で歪みや矛盾があったわけですし、多くの女性の諦めと忍耐の上に成り立っていた部分も多いと思いますよ。
> 昔の女性が何も言わなかったから皆幸福で満足していたのだと思ってらっしゃるのなら、あまりにも男性本位の考え方だと言わざる負えません。

もちろん、昔には昔なりの問題や弊害もあったでしょうし、それを無条件に受け入れろとは私も言うつもりはありません。
ただ、今の現状は男性も女性も共に経済的な困窮に陥っている上に子供は子育て環境面でそれ以上に悲惨な状態にあり、それが「あるべき姿」であるとは到底言えたものではないでしょう。
また、昨今の「男女平等」は夫婦間の対立ばかりに重点を置きすぎ、子供の視点や利益を故意に無視しているばかりか「害悪」とすら見做している面すらあります。
父親の育児休暇の問題にしても、「女性の社会進出にとって【邪魔な子育て】を男性にもやらせる」ことを目的に作られた制度なのですから。
上でも言いましたが、「自分個人が良ければそれで良い」という安直なやり方に、昨今の「男女平等」では傾斜し過ぎているきらいがあります。
それは結果的に誰も幸福にはしないのではないか、というのが私の主張です。

葵猫

この問題に関しては、管理人様とは完全な一致をみることはないと思います。
各々譲れない部分はありますし。
ただ、読者Aさんへの反論に関してですが、怠惰な主婦というのは専業主婦全般をさしてるわけではないと思います。
管理人様は働く女性は皆子育てや家事を二の次にしてると思ってらっしゃるようですが、私の回りでは皆全力でやってる方ばかりです。
そして専業主婦でも子育て家事を手抜きしてる方も多いわけです。
そういう方は、それこそ自分の事しか考えてませんよ。
国や社会なんて視界の外、単に楽をしたいだけ。
読者Aさんがさすのはこういう方々の事だと思いますが。

それに主婦の仕事に誇りを持てば夫も対等に見てくれるというのは、夫が良い人間であるという前提でなければ成り立ちません。
ドメスティックバイオレンスや浮気に対抗出来ますか?
離婚やむ無しとなった場合、やはり子供を抱えて働くとなる道は多くの女性がえらばねばなりません。

  • 2012/05/03 14:12:00

読者A

補足として書いておきますが、
私の身の回りの働く女性は、皆子育てや家事も全力で、それも上等にやっている方ばかりです。
逆に、専業主婦にも関わらず料理をせず、育児も手を抜く方を同じ数ほど知っていますが、
それでもライダー氏は「働く女性は家事を二の次にする」「専業主婦は家事に手を抜かない」
と化石のような論理を振りかざすおつもりでしょうか?

別に私は経験論から「専業主婦は皆駄目だ」などと言いたい訳ではありません。
ただ、私が言いたいのは、一つに「女性は皆が等しく専業主婦に向いている訳ではない」という事。
そして「女性が同じ生き方を強制される筋合いはない」という至極真っ当な主張だけです。

言わせて頂きますが、ライダー氏の主張はどれもこれも「決めつけ」から来ているようにしか思えません。
「働く女性は家事を二の次にする『はず』だ」
「専業主婦は家事に手を抜かない『はず』だ」
どちらも反例を散々目にしている私としては、鼻で笑うしかない主張としか言えませんね。

ちなみに、男性も同様ですが、女性の人間としての質というのは本当に人によって差があります。
私の経験から言わせて貰えば、
ある女性は高級取りでも料理の達人で、一家の家事をほぼ全て担当し、政治社会にも深く感心を持っていました。
しかし、ある女性は専業主婦にも関わらずロクに家事もせず旦那に押し付け、料理は全てスーパーの惣菜。
政治にも全く感心を持たず、ただ暇を持て余し、一日中TVを見てはモバゲーに金をつぎ込む有様でした。
このような実例を見ていれば、ライダー氏の専業主婦論に賛同できる訳はないのですよ。

「主婦の仕事に誇りを持てば夫も対等に見てくれる」?
こんなのは左翼言う所の「武力を放棄すればどの国も攻めてこない」と同レベルの妄言ですね。
そりゃあ夫がDMや浮気を一切しない、そもそも離婚する必要のない人であれば、
「仕事に誇りを持つ」程度の事で対等に見てくれるでしょう。
しかし世界に中国のような国があるのと同様で、社会にはそんな良心的な男性ばかりではありません。
そういう場合は離婚の必要が出てきますが、その時に自分で金を稼ぐ手段が無ければ、その選択肢は選べませんよね?
つまりそういう事です。
ライダー氏がこの程度の現実すら理解されていないとは、ほとほと驚きです。

普段は頭の悪い左翼の妄想論を痛烈に批判されていたライダー氏が、
何故こういった男女権利論になると空想としか言いようの無い化石論を平気で持ち出されるのか、
本当に疑問は尽きません。
未婚でも現代を生きる若い男性として、この程度の常識はあるものだと思うのですが……

  • 2012/05/03 15:23:00

読者A

訂正:DM→DV

  • 2012/05/03 15:25:00

冒険風ライダー(管理人)

> 私の身の回りの働く女性は、皆子育てや家事も全力で、それも上等にやっている方ばかりです。
> 逆に、専業主婦にも関わらず料理をせず、育児も手を抜く方を同じ数ほど知っていますが、
> それでもライダー氏は「働く女性は家事を二の次にする」「専業主婦は家事に手を抜かない」
> と化石のような論理を振りかざすおつもりでしょうか?

まず確認をしたいのですが、その「私の身の回りの働く女性」という方達は、本当に「ひとりで」子育てをやっているのでしょうか?
祖母などが自分の代わりに子育てをしていたり、あるいは保育園に長時間預けたりとかいったことをやっているのであれば、それは「母親ひとりで」子育てを上手にこなしているとは言い難いですよ。
保育園に1日8時間以上もの長時間レベルで子供を預ける行為も、子供に多大な悪影響を与えかねないものなのですし。
外に働きに出る女性達は、必然的に「自分の子育てを誰かに委ねる」という形にならざるをえず、それが子供に与える影響は決して少ないものではなく、また母親が子育てを敬遠・放棄しやすい構造にもなっているわけです。
確かに働く女性だって子供を大事にしている人は多いでしょうし、専業主婦にも子育てをないがしろにする人もいるでしょう。
しかしそれは、「外に働きに出る女性達が、自分の子育てを誰かに委ねる」「結果として、子育ての問題がないがしろに【されやすい傾向】を持つ」という構造的な問題の否定にはなりえないのです。

> 「主婦の仕事に誇りを持てば夫も対等に見てくれる」?
> こんなのは左翼言う所の「武力を放棄すればどの国も攻めてこない」と同レベルの妄言ですね。

これは個人だけでなく、社会的な規範や価値観の問題をも指しております。
確かに夫婦間だけの枠内だけで見れば、「主婦の誇り」云々に限らず、どんな正論を振りかざそうが相手の暴力によって一方的に踏み潰されるという事態は充分に想定されます。
しかし、「主婦の仕事は外での仕事と同じくらいに大切な物である」という価値観が【社会的な規範や暗黙のルール】として確立していれば、それが一定の抑止力となって「正論を踏み潰す暴力の行使」を事前に抑制しえます。
要は「世間体が気になって…」「法律を気にせざるをえないから…」という類の話ですね。
個人の横暴に個人の力【だけ】で対抗しなければならない理由などどこにもないのです。
今の「外に出て働くことこそがスバラシイ」的な価値観は、主婦イジメにも繋がっている上、男性ですら苦しんでいる苛酷な労働環境を女性にまで問答無用に押しつけている一面も多々あり、双方に余裕がなくなることで却って家族間がギスギスする要因になってすらいます。
家庭や家族というのは国家間関係のごとき「権力と暴力と騙し合いのシーソーゲーム」などであってはならないのですから、抑止力としてはむしろこれくらいが丁度良いのではありませんか?
現状でさえ、女性の身を守るための法律は過剰過ぎるほどに存在するのですし、むしろ逆に男性の方が虐げられ過ぎていてその権利を回復しなければならないほどにまでなっているはずなのですが。

> しかし世界に中国のような国があるのと同様で、社会にはそんな良心的な男性ばかりではありません。
> そういう場合は離婚の必要が出てきますが、その時に自分で金を稼ぐ手段が無ければ、その選択肢は選べませんよね?
> つまりそういう事です。
> ライダー氏がこの程度の現実すら理解されていないとは、ほとほと驚きです。

その時に就職する、もしくは再就職するという道が既に確立されているのでは?
「機会の平等」は既に達成されているのですから、「女性だから」という理由で就職自体ができない、ということはないでしょう。
もちろん、昨今の不況もありますし、ある程度の技能がないと就職は難しいものもあるでしょうが、それは別に女性に限った話ではないですし、事務職などだとむしろ男性よりも女性の方が優遇されていたりもします。
それに、夫の不貞などが原因で離婚するのであれば、(元)夫から慰謝料を徴収したり、子育ての生活費を一定額支給させたりするなどといった法律などもあるのですから、ただちに生活が困窮するといった事態はありえないのでは?
女性の方から不貞行為や犯罪などをやらかさない限り、離婚は基本的に女性の側に有利になっていますし、セーフティネットとしては充分なものが既にあると思うのですが。

> 普段は頭の悪い左翼の妄想論を痛烈に批判されていたライダー氏が、
> 何故こういった男女権利論になると空想としか言いようの無い化石論を平気で持ち出されるのか、
> 本当に疑問は尽きません。
> 未婚でも現代を生きる若い男性として、この程度の常識はあるものだと思うのですが……

「女性は外に出て働くべき」などという男女平等論を振り回して主婦を執念深く攻撃しているのは左派なのですが…。
「男女の間には生得的な違いなどない」などと主張する「ジェンダーフリー」なる愚論を教育現場で跳梁跋扈させているのも日教組ですし。
第一、男女平等の起源を辿っていくと、共産主義の開祖であるマルクス・エンゲルスとか社会主義者のフーリエだのといった名前に辿り着いてしまうのですが。

ちなみに、個人的に私が男女平等というあり方に疑問を抱くようになったのは、映画「スターシップ・トゥルーパーズ」のグロテスクなシャワーシーンと、薬師寺シリーズなどで女性迎合以外の何物でもない「男女平等」という名の「女尊男卑」がこれ見よがしに披露されていたのが大きかったですね。
当ブログ内にある「コミック版「大奥」検証考察」なども同じ動機からやっていますし。

冒険風ライダー(管理人)

ちなみに、私が知っている主婦の中で最悪のレベルはこういうシロモノ↓

悪意の酢責め
http://sabacurry.blog104.fc2.com/blog-entry-586.html
伝説の92
http://moemoe.homeip.net/view.php/6008
伝説の922
http://www4.atwiki.jp/purin/pages/292.html

ここまで酷いと、さすがに「笑いのネタか?」と疑いたくなるレベルではありますが、極北としてこういうのも確かにいることはいるのでしょう。
ですので私も、「主婦の中にはダメな奴もいる」ということを否定するつもりは全くありません。
しかし、男女平等を論じる際には、夫婦間の問題だけでなく子供の問題もあり、むしろそちらをこそメインに取り上げていかないと、一番無力な子供に様々な皺寄せが行くことにもなりかねません。
夫婦別姓導入論なんてまさにその典型例ですし。
個人さえ良ければそれで良いとはいかない、というのはそういうことです。

yamyam

こんにちは。

だいぶ時間の経っている事に、むしかえす様に
突然の意見具申をお許しください。

私は「男女平等の歪」確かにあると思います。

そもそも平等という物の考え方が難しいと思います。
不均衡な物を均衡にしようとする場合の平等、
(2+8→10 6+4→10)
2の人には8の補助をして差し上げ、
6の人には4の補助をする事によって結果10を満足させる場合、

双方に同じ量の力を注いだりする場合の平等。
(2+5→7 6+5→11)
2の人にも8の人にも5回機会を与えたりする場合。

例えば、
双方平等に扱うなどと言う場合は前者で、
機会を平等に与えるなんて言う場合は後者なのでしょうか・・・。

既にこの解釈だけでも同意できない人が発生してしまいます。

それは、この簡単な例の中にも、
不平等が同時に成立してしまっているからだと思います。
物事を与えなければならない立場と、それを感受する立場、
双方で考え方や感じ方が必ずしも同じであるなどと思わない方が良いでしょう。

前者の場合、結果10の平等を満足しましたが、感受する立場である6の人は
2の人が8の補助を受けたのだから、自分も8の補助を受けなければ
平等ではない。と言うかもしれません。
後者の場合、2の人は、私は2なのだから5では足りない。と言うかもしれません。

平等にすると言っても、量や形で表現できる物事もあれば、
量や形では表すことのできない感覚的な物事もあります。

ここで大事なのは「何を?」だと思うのです。
何を平等にするのか、この出発点が一致していないとお互いに誤解する事となり
どちらも平等ではなくなってしまうのではないでしょうか。

ましてや「男女平等」などと言う聞き心地の良い言葉ゆえに
そういった誤解の根源になりやすい単語になってしまったとも思うのです。
少々乱暴な例えをすると、
上に上げた例ですが、「上下(の文)平等」と同義だと思うのです。
上の文と下の文の何を平等にすればいいのか、
意味の分からない単語となってしまいました。

聞き心地が良い分、本当は意味の不明な違和感が
無くなってしまっているのではないでしょうか。

「で?」と言われそうですが(笑

男女に平等はあり得るか?と言われましたら、直感では「NO」と答えさせて頂きます。
男女の何を平等にするのかがはっきりしないと安易に「YES」とは言えません。

管理人様のここでの議論を見るまで、
現社会における男女平等のなんとなくの違和感を語る事など
タブーなのではないかと自分の中で思ってしまっていました。
私は少なくとも管理人様の意見にある程度同意です。
そして、私たちは少数派なのではないでしょうか。

育児の件は、「昔の社会形態」とまでではありませんが、
私たちが育てられた様にしか、我が子を育てられないのではないでしょうか。
父は会社勤め、母は専業主婦、実に理想というか、当たり前だと思っています。

しかし、女性が全員専業主婦であれなどと思っているわけでもありませが、
私の妻には子供の教育上、専業主婦を強く推奨します、たとえ貧乏でもです。
私はそのように育てられましたから、これ以上の育て方を知りません。

もちろん、話し合ってそれでも社会に進出したいと言うなら仕方ありません。
女性が社会にでて活躍したいと思ったら
それを反対する理由は子供の教育上でしか見あたりませんから。

なので、出たい人は出ても良いとは思います。
子供に責任を持ってが前提ですが、
夫婦お互いに助け合うことが出来るのならそれに越した事はありません。
お互いにそうしたいと思うことを尊重し合えなければいけないと私は思います。

平等を目指す上でそうしなさいと言うのも言われるのも間違いや誤解のもとと考えます。
なので言ってはいけない事だとも思うのです。
ましては法律で規制できる範疇を実は遥かに越えている事なのではないでしょうか。
平等を主張しなければいけない状況ほど悲しい事はありません。
規制すべきは、
結果的に平等を生む道徳心をしっかり教育する事こそ大事だと思っています。

歪のもとを作ってしまう方々はそういった教育が不十分なまま
大人になってしまったのではないかと思う事もしばしばあります。

そうして、やさしさや思いやりが稀有になってしまって出来た社会システムを
なんとかしようとした思惑が「男女平等」をうたった法律なのではないでしょうか。

話は尽きませんね(笑
タブー視していた分反動が出てしまいました。
私は管理人様の様な方と、一度間違った平等を定義してみたいものです。

独り言)
コンビニの普及と女性の社会進出が離婚率の上昇と関係しているのでは?などと真面目に考えています。

冒険風ライダー(管理人)

>yamyamさん
はじめまして。
よろしくお願い致します。

> 管理人様のここでの議論を見るまで、
> 現社会における男女平等のなんとなくの違和感を語る事など
> タブーなのではないかと自分の中で思ってしまっていました。
> 私は少なくとも管理人様の意見にある程度同意です。
> そして、私たちは少数派なのではないでしょうか。

「男女平等」というお題目は万人に響きが良く逆らい難いためか、この価値観それ自体に面と向かって反論するのは結構勇気がいることだったりするんですよね。
私の場合、映画「スターシップ・トゥルーパーズ」や薬師寺シリーズの悪しき影響もあり、「男女平等」というあり方に疑問を抱きその実態について調べ始めたのは結構早かったのですが。
ただ、昨今のあまりにも行き過ぎた「男女平等」という名の女性至上主義については、ネット上で語られることも少なくなくなっていますね。
もちろん、主要マスメディアなどでそれが表に出てくることはまだまだ少ないのですが。

> 育児の件は、「昔の社会形態」とまでではありませんが、
> 私たちが育てられた様にしか、我が子を育てられないのではないでしょうか。
> 父は会社勤め、母は専業主婦、実に理想というか、当たり前だと思っています。
>
> しかし、女性が全員専業主婦であれなどと思っているわけでもありませが、
> 私の妻には子供の教育上、専業主婦を強く推奨します、たとえ貧乏でもです。
> 私はそのように育てられましたから、これ以上の育て方を知りません。

育児というか子育てというのは結構複雑なもので、子供の年齢によって親がやるべき手法も変わってくるものなんですよね。
私が問題にしている乳幼児期から小学校入学前後までの幼少時期は、母親が常に子供のそばにいて面倒を見れるような生活形態こそが理想です。
人間の性格というのはこの時期の親子関係や生活環境によって形成される要素が多々あります。
中でも、この時期に醸成される「母親との信頼関係」というのは極めて重要なものであり、これがあるかないかでその人の一生をも左右しかねないほどの影響を及ぼすとすら言っても過言ではありません。
これが「女性の社会進出」によってその形成が阻害されるとなると、その悪影響は計り知れないものとなります。
なまじ目に見えるものではないだけに、親子共にその自覚がないことも珍しくないのですが、幼少時の子供にとって「母親が自分のところにいない」というのは精神的にも肉体的にも大きなダメージとなりえます。
だからこの時期は、母親が常に子供と一緒にいて、常に母親の目が子供に行き届くような環境が理想なんですよね。

しかし子供が成長し、自我が目覚めるようになると、今度は逆に、親はある程度子供から離れた方が却って子供のためになったりするんですよね。
特に思春期になると、子供は親に反発を抱き、自立しようと考えるようになってきます。
この時期の子供のやることに親が過剰に干渉したり抑圧したりすると、親子関係は大抵の場合悪化しますし、子供が親を憎むにせよ従うにせよ、結局子供には悪影響にしかなりません。
ですのでこの時期だと、子供とある程度距離を置くという意味でも、逆に働きに出るのが理想になるかもしれません。
もちろんそれは、子供を放置して気にもかけない、ということを意味するわけではないのですが。

子育てにとって最も理想的な就労形態というのは、子供が幼少時の頃は子育てに専念し、子供がある程度成長したら働きに出るという「M字型就労形態」です。
しかしこの就労形態は、中途退職や育児休暇の長期化など、企業にとっては大きな負担となってしまうという問題があるため、世間一般ではあまり好意的には受け入れられていない傾向にあります。
子供と女性の双方に負担をかけることのない就労形態を作るためには、企業や社会の在り方そのものを変えていく必要があるのではないかと。

> 歪のもとを作ってしまう方々はそういった教育が不十分なまま
> 大人になってしまったのではないかと思う事もしばしばあります。
>
> そうして、やさしさや思いやりが稀有になってしまって出来た社会システムを
> なんとかしようとした思惑が「男女平等」をうたった法律なのではないでしょうか。

昨今の「男女平等」というのは、男性差別を伴った女性至上主義を美辞麗句的に言い換えただけか、そうでなければ単なる「男女の数合わせゲーム」と化しているだけのシロモノにしかなっていないのが実情ですからねぇ。
大学の理系学部や企業の管理職、さらには政治家などに一定数の女性を入れることを義務付ける「クォータ制」などの制度はまさにその典型例ですし。
そんなことをしたところで男女差別は解消されないどころか、むしろ新たなる男女差別が生まれるだけでしかないのですが。

> 独り言)
> コンビニの普及と女性の社会進出が離婚率の上昇と関係しているのでは?などと真面目に考えています。

どちらかと言えばそれは「離婚率」よりも「結婚しない人の増加」に寄与している要素なのではないかと。
「結婚しなくても普通に生活できる」「ひとりのほうが気楽だ」という発想の蔓延が、結婚率を引き下げ、少子化問題を深刻化させている一因でもあるのですし。

まる

いろいろ各人考え方に違いはあるでしょう
私は、どちらかというと全体的には管理人さんに賛同ですね。
歪んだ構造になっているというのも同意です。
人間も動物ですが、そのように考えたときに、そのような結論になると思います。ここから離れると歪みが生じてきますね。
ちなみに他の方の投稿にあった優秀、お金を稼ぐという概念は、非常に曖昧です。優秀さという概念、お金を稼ぐから優秀という概念じたい、そうではありませんから。

  • 2013/03/05 00:10:00

冒険風ライダー(管理人)

>まるさん
「女性は外に出て働くべき」「専業主婦は賤業」といった考え方は、結局のところ仕事至上主義の男性的価値観に依存したものでしかないんですよね。
当の男性側でさえ、ブラック企業等の台頭で無条件に受け入れ難くなっているその古臭いシロモノを、あたかも進歩的・最先端を歩いているかのごとく錯覚しているのが、昨今の「働けイデオロギー」に汚染されまくった「男女平等」の正体でもあるわけで。
昨今の「男女平等」は、女性ではなく企業の利益を代弁しているに過ぎない、とすら私は考えているくらいですし。
「男女平等」を盲目的に信奉することなく、当たり前の疑問を当たり前に抱くだけでも、今まで見えてこなかった色々なものが見えてくるのではないかと思うのですけどね。

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