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銀英伝2次創作「亡命編」におけるエーリッヒ・ヴァレンシュタイン考察12

二次創作には「メアリー・スー」と呼ばれる用語があります。
「メアリー・スー」とは、原作の登場人物をはるかに凌ぐ実力と優秀さを兼ね備え、原作の主人公をもそっちのけにして万能的に活躍し、主人公も含めた原作キャラクターや読者から無条件に畏怖・礼賛されるオリジナルキャラクターの総称です。
この用語の由来は、「スタートレック」の二次創作に登場した女性のオリジナルキャラクター「メアリー・スー大尉」にあるのだとか。
欧米の二次創作では、「メアリー・スー」は物語の世界観を破壊しかねないという理由からその存在そのものが忌み嫌われ、敬遠される傾向にあるのだそうですが、日本では一次創作からして「メアリー・スー」のごとき万能系の主人公が登場し他を圧倒して活躍する作品も珍しくない(創竜伝や薬師寺シリーズもそうですし)ためか、意外と受け入れられているフシが多々ありますね。
そして、「本編」も「亡命編」も含めた「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝」もまた、典型的過ぎるほどに「メアリー・スー」の系譜に属する二次創作であると言えるでしょう。
この「メアリー・スー」のオリジナルキャラクターが持つ特性を、ヴァレンシュタインは軒並み踏襲している始末ですからねぇ(苦笑)。
以下のページでは、自分が作成した二次創作の「メアリー・スー度」を診断することができるのですが、作者氏自身の性格や意向が絡む要素を抜きにして「作中に表れている主人公の傾向」のみに限定しても、かなりの項目にチェックが入ってしまいますし↓

Mary Sueテスト
http://iwatam-server.sakura.ne.jp/column/marysue/test.html

同じサイトの別ページでは、「メアリー・スー」が良くない&嫌われる理由について、以下のようなメッセージが込められているからだと書かれています↓

http://iwatam-server.sakura.ne.jp/column/marysue/index.html
<今の自分は酷い扱いを受けているけど、本当は秘めた能力を持っている。自分がこんな扱いを受けているのは、単に自分の能力を発揮する機会を与えられなかっただけだ。今みたいに周囲に悪い人しかいないのではなく、良き理解者がいればもっと活躍できるのに。

思わず笑ってしまったのですが、これってヴァレンシュタインが常日頃抱いている被害妄想そのものでもありますよね。
ヴァレンシュタインはまさに、「自分のことを理解できない他人が悪い」「自分の意図を忠実に実行できない他人が悪い」「自分の意に沿わない他人は無条件で悪だから何をしても良い」「だから常に自分は正しく他人が悪い」的なことばかり主張し、自分の責任や失態を免罪すると共に他者を罵倒しまくっているのですから。
しかし、作中におけるヴァレンシュタインの言動が正当化されるためには、どう考えても「良き理解者」どころか「全知全能の神」でも味方につけないと不可能なレベルであるようにしか見えないのが何とも言えないところで(T_T)。
ヴァレンシュタインが「メアリー・スー」を貫くなら貫くで、もう少し読者にその有能さを納得させられるだけの理論的説得力や物語的な必然性といったものが伴っていて欲しいものなのですけど。
また、「メアリー・スー」は作者の願望や理想が投影されたものでもあるそうなのですが、「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝」の作者氏は、あんなシロモノになりたいとかアレが理想像であるとか本気で考えていたりするのですかねぇ……。
いくら希少価値があるからと言っても、狂人やキチガイに魅力を感じ憧れを抱くというのも考えものではあるのですが。

それでは、今回より第6次イゼルローン要塞攻防戦が終結して以降の話を検証していきたいと思います。
なお、「亡命編」のストーリーおよび過去の考察については以下のリンク先を参照↓

亡命編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
http://ncode.syosetu.com/n5722ba/
銀英伝2次創作「亡命編」におけるエーリッヒ・ヴァレンシュタイン考察
その1  その2  その3  その4  その5  その6  その7  その8  その9  その10  その11

暴言と失態を重ねるたびに何故か周囲から絶賛され昇進していく、原作「銀英伝」のビッテンフェルトすらも凌ぐ文字通りの「奇跡の人」ヴァレンシュタイン。
38話の軍法会議で、本来ならばありえるはずもない無罪判決を「神(作者)の奇跡」によって勝ち取ってしまったヴァレンシュタインは、しかしそのことについて神(作者)に感謝もしなければ悔い改めることもなく、相変わらずの「我が身を省みぬ狂人」ぶりを披露してくれています。
特に、ミュッケンベルガーが辞任して空位になった帝国軍宇宙艦隊司令長官の後任に誰が就くのかについて聞かれた際にこんな回答を返したことなどは、軍における自分とロボスの関係自体をすっかり忘れてしまっているのではないかとすら危惧せざるをえないほどなのですが↓

http://ncode.syosetu.com/n5722ba/40/
> 部屋が静まり返りました。准将のいう事は分かりますが私にはどうしても納得いかないことが有ります。
> 「准将、周囲の提督達はどうでしょう。素直に命令に従うんでしょうか?」
>
> 私の問いかけに何人かが頷きました。そうです、いきなり陸戦部隊の指揮官が司令長官になると言っても提督達は納得できないと思うのです。准将は私の質問に軽く頷きました。
>
>
「従わなければ首にすれば良い。そして若い指揮官を抜擢すれば良いんです」
> 「若い指揮官?」
> 「ええ、今帝国で本当に実力が有るのは大佐から少将クラスに集中しているんです。彼らを抜擢して新たな宇宙艦隊を編成すればいい」
> 「……」

じゃあ何故ロボスは、上官侮辱行為だの214条発動の進言だのを行ったヴァレンシュタインを処断することができなかったのでしょうかねぇ(笑)。
「従わなければ首にすれば良い」というのであれば、当然ロボスもヴァレンシュタインに対してそれが行えたはずなのに。
ヴァレンシュタインがロボスに対して行っていたことは誰の目にも明らかな軍規違反だったのであり、またヴァレンシュタインがロボスに露骨なまでの反抗の意思を示していたのもこれまた明白だったのですから。
その際にヴァレンシュタインが自己正当化の手段として掲げていた「司令官は無能低能&無責任だ」程度の言い訳ならば、オフレッサーが自分達の上官になることに不満を持つ軍人であれば誰だって言うでしょうよ。
上記引用にもある通り、「いきなり陸戦部隊の指揮官が司令長官になると言っても提督達は納得できないと思う」事態は当然発生しえるのですから。
つまりヴァレンシュタインは、「あの場における自分は上官たるロボスに排除されて当然の人間だった」と自分から告白しているも同然であるということになってしまうわけです(爆)。
せっかく「神(作者)の奇跡」で無罪判決を恵んでもらったというのに、その正当性を自分から破壊するような言動を披露しているようでは世話はないですね。
まあそれ以前に、あの当時のヴァレンシュタインの立場で「自分は何故ロボスから処断されなかったのだろう?」と少しも疑問に思わないのは論外もいいところなのですが(苦笑)。

自分の身に起こっている「神(作者)の奇跡」を「望外の幸運」として感謝するどころか至極当然のものとすら認識しているヴァレンシュタインの傾向は、同盟軍における宇宙艦隊司令長官の後任人事話の際にも垣間見ることができます。
ここでヴァレンシュタインの恰好の被害妄想サンドバッグにされてしまっているのは、同盟軍ナンバー1の統合作戦本部長シドニー・シトレ元帥です↓

http://ncode.syosetu.com/n5722ba/41/
> 「なら、お前は誰が司令長官に相応しいと思うんだ」
> 「シトレ元帥です」
> 「な、お前何を言っているのか、分かっているのか?」
> ワイドボーンの声が上ずった。まあ驚くのも無理はないが……。
>
> 軍人トップの統合作戦本部長、シトレ元帥が将兵の信頼を取り戻すためナンバー・ツーの宇宙艦隊司令長官に降格する。本来ありえない人事だ。だがだからこそ良い、周囲もシトレが本気だと思うだろう。彼の“威”はおそらく同盟全軍を覆うはずだ。その前で反抗するような馬鹿な指揮官など現れるはずがない。オフレッサーにも十分に対抗できるだろう。
>
> 俺がその事を話すとワイドボーンは唸り声をあげて考え込んだ。
> 「これがベストの選択ですよ」
> 「それをシトレ元帥に伝えろと言うのか?」
> 「私は意見を求められたから答えただけです。どうするかは准将が決めれば良い。伝えるか、握りつぶすか……」
> 「……」
>
> 「これから自由惑星同盟軍は強大な敵を迎える事になる。保身が大切なら統合作戦本部長に留まれば良い。同盟が大切なら自ら火の粉を被るぐらいの覚悟を見せて欲しいですね」
>
> 蒼白になっているワイドボーンを見ながら思った。
シトレ、俺がお前を信用できない理由、それはお前が他人を利用しようとばかり考えることだ。他人を死地に追いやることばかり考えていないで、たまには自分で死地に立ってみろ。お前が宇宙艦隊司令長官になるなら少しは信頼しても良い……。

もうここまで来ると、ヴァレンシュタインは常に被害妄想を抱いていないと死んでしまう病気の類でも患っているのではないか、とすら思えてきてしまいますね(苦笑)。
シトレが第5次イゼルローン要塞攻防戦の際に宇宙艦隊司令長官の職にあったという作中事実を、まさかヴァレンシュタインが知らないわけはないでしょう。
別に原作知識とやらがなくても、「亡命編」の世界の人間であれば誰でも普通に理解できる「過去の作中事実」でしかないのですから。
「たまには自分で死地に立ってみろ」も何も、シトレはとっくの昔にヴァレンシュタインが所望する宇宙艦隊司令長官の職を経た上で現在の地位にあるわけなのですから、「お前が戦争に行け」論的な批判など最初から当てはまりようがないのですが。
そもそも軍に限らず、組織の長というのは「組織全体の方針を決める」「人を使っていく」ことをメインの仕事としているのであり、その観点から見ればシトレは自分の職務を忠実にこなしているだけでしかありません。
むしろ、その立場にある者が他者を使うことなく自分で全ての仕事を処理していくことの方が、人材を死蔵させ下の者の仕事を奪うという二重の意味で迷惑極まりない話なのであり、一般的な評価でも「本来やるべき仕事をしていない」と見做されて然るべき行為なのです。
人の上に立つ者には人の下で働く者とは別の責任と義務があるのであり、それは決して楽なものでも軽いものでもないということくらい、よほどのバカでもない限りは分かりそうなものなのですけどね。

それにヴァレンシュタインにとってのシトレは、「死地に追いやる」どころか、むしろ「一生の恩人」とすら言って良いほどの恩恵をヴァレンシュタインに与えているはずではありませんか。
7話におけるフェザーンで帝国軍人であるミュラーと秘密の会話を交わしていた件では、そのことを報告しなかったミハマ・サアヤ共々、法的にも政治的にも本来ならばスパイ容疑で処断されても文句は言えない局面でした。
しかしシトレは、それでもヴァレンシュタインを「殺すには惜しい有用な人材」であると考え、彼に本当の同盟人になってもらおうと意図してヴァンフリート4=2への赴任を命じたわけです。
しかも、ヴァレンシュタインの要望に100%応え、大規模な戦力を増強させるという便宜を図ってまで。
それでヴァレンシュタインがヴァンフリート星域会戦を勝利に導き、シトレの意図通りになったかと思いきや、今度は「伝説の17話」で極刑ものの自爆発言を繰り出してしまう始末。
シトレにしてみれば、せっかくヴァレンシュタインを登用し要望まで全部聞いてやったにもかかわらず、自分と同盟の双方に対する裏切りの意思まで表明され憎まれる羽目となったのですから、「あれだけのことをしてやったのに」「自分の方こそ裏切られた」と激怒しても良さそうなものだったのですけどね。
そしてさらに38話では、どう見ても214条発動の緊急避難性を何も証明できていないヴァレンシュタインに対し、わざわざ無罪判決を出してしまうという「贔屓の引き倒し」もはなはだしい茶番&八百長行為すらも堂々とやらかしてくれたシトレ。
これらの過去の経緯を鑑みれば、ヴァレンシュタインはシトレに対し「一生かかっても返せないほどの恩恵を与えてくれた恩人である」と絶賛すらして然るべきはずでしょう。
いくら「神(作者)の奇跡」という絶対的な力の恩恵だからとは言え、異様なまでに理解のあるシトレがヴァレンシュタインを贔屓していなければ、ヴァレンシュタインはとっくの昔に「亡命編」の世界からの退場を余儀なくされていたのは確実なのですから。
にもかかわらず、ヴァレンシュタインは「自分に対する最大の良き理解者」でさえあるはずのシトレにすら、一片の感謝の意も示さないどころか憎悪すらしているときているのですから、その想像を絶する被害妄想狂ぶりにはもう呆れるのを通り越して笑うしかありません。
自分がいかに原作知識や能力とは全く無関係なところから、それも常識ではありえないレベルで恩恵を享受している立場にあるのか、ヴァレンシュタインは一度死んでみないと理解できないのですかねぇ(笑)。

その後、ヴァレンシュタインはシトレに呼ばれ、トリューニヒトとレベロも交えた秘密の会合に参加することになります。
そこでヴァレンシュタインは、自身が初めて原作の流れに介入したアルレスハイム星域会戦以降における政治の舞台裏を知ることになります。
しかし、そこはやはりヴァレンシュタイン、他人を罵り自分を正当化するのは相変わらずのようで↓

http://ncode.syosetu.com/n5722ba/43/
> 「彼には正直失望した。あの情報漏洩事件を個人的な野心のために利用しようとしたのだ。あの事件の危険性を全く分かっていなかった」
> トリューニヒトが首を振っている。ワインの不味さを嘆いている感じだな。シトレが顔を顰めた。つまりシトレにも関わりが有る……。
>
> ロボスはあの事件をシトレの追い落としのために利用しようとしたという事か。何をした? まさかとは思うが警察と通じたか? 俺が疑問に思っているとトリューニヒトが言葉を続けた。
>
> 「自分の野心を果たそうとするのは結構だが、せめて国家の利益を優先するぐらいの節度は持って欲しいよ。そうじゃないかね、准将」
> 節度なんて持ってんのか、お前が。持っているのは変節度だろう。
>
> しかし国家の利益という事は単純にトリューニヒトの所に駆け込んでこの件でシトレに責任を取らせ自分を統合作戦本部長にと言ったわけではないな。警察と裏で通じた……、一つ間違えば軍を叩きだされるだろう。となると捜査妨害、そんなところか……。
>
> 「節度がどうかは分かりませんが、国家の利益を図りつつ自分の野心も果たす。上に立とうとするならその程度の器量は欲しいですね」
> 「全くだ。その点君は違う。あの時私達を助けてくれたからね。国家の危機を放置しなかった。大したものだと思ったよ」
>
>
突き落としたのも俺だけどね。大笑いだったな、全員あの件で地獄を見ただろう。訳もなく人を疑うからだ、少しは反省しろ。まあ俺も痛い目を見たけどな。俺はもう一度笑みを浮かべてサンドイッチをつまんだ。今度はハムサンドだ。マスタードが結構効いてる。

「訳もなく人を疑う」も何も、当時のアンタは「帝国への逆亡命計画」などという、他者に露見したら重罪に問われること確実な後ろ暗い陰謀を普通に画策していたのではありませんでしたっけ?
しかもフェザーンでは、同盟側が抱いていたスパイ疑惑をわざわざ裏付けるような軽挙妄動に及んでいましたし、「伝説の17話」では同盟を裏切る意思表示までしていたのですから、同盟側のヴァレンシュタインに対する疑惑は全くもって正しいものだったと言わざるをえないところなのですが。
それを「少しは反省しろ」って、少しどころではなく本当に反省すべきなのは、目先の、それも逆恨みの類でしかない怒りに駆られて軽挙妄動した挙句、結果として自分の「帝国への逆亡命計画」を頓挫させてしまったヴァレンシュタイン自身でしょうに。
「あの時あんなバカな行動に走らなければ…」といった類の自省心を、ヴァレンシュタインは一片たりとも持ち合わせていないのか……とは今更問うまでもなかったですね(苦笑)。
上記引用のほんの少し前では、こんなことを平気で述べてもいたわけですし↓

http://ncode.syosetu.com/n5722ba/42/
> 溜息が出る思いだった。発端はアルレスハイム星域の会戦だった。あそこでサイオキシン麻薬の件を俺が指摘した。その事がこの二人を結びつけロボスの失脚に繋がった。何のことは無い、俺が此処にいるのは必然だったのだ。にこやかに俺を見るトリューニヒトとシトレを見て思った、俺も同じ穴のムジナだと……。

ヴァレンシュタインの自業自得な軽挙妄動がなければ「帝国への逆亡命計画」の発動で帝国に帰れたかもしれず、シトレの異常なまでの「贔屓の引き倒し」がなければとっくの昔に処刑されていたことを鑑みれば、42~43話におけるヴァレンシュタインが置かれている状況は必然でも何でもありません。
狂人ヴァレンシュタインの狂気な言動と「神(作者)の奇跡」のコラボレーションによる超怪奇現象、それがこれまでのストーリーから導き出される正しい評価というものでしょう。
そして、そのような異常事態を作中の誰ひとりとして認識できないという事実こそが、この作品の醜悪な本質を表しているものであると言えるのかもしれません。

次回は引き続き、シトレ・トリューニヒト・レベロの3者と会合するヴァレンシュタインの主張を検証していきます。

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オリキャラ達にMary Sueテストをしてみました from Ego Blog

タナウツさんのところで、二次創作に関しての議論が白熱してるんですが、そこで話題になっていた「Mary Sueテスト」をうちのキャラ達にもやってみることにしました。http://iwatam-server.saku...

  • 2012/06/17 11:59:00

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コメント

黒犬13号

>「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝」の作者氏は、あんなシロモノになりたいとかアレが理想像であるとか本気で考えていたりするのですかねぇ……。

身も蓋もなく、かつ下品な言い方をすれば、
メアリー・スー作品てのは詰まるところ
「公開オナニー」ですから。
書いてる本人は気持ちいいんでしょうけど、
他人から見れば醜悪なものにしかなり得ない。
そのことに気づいていないんでしょうね。

  • 2012/06/09 15:13:00

宋朝

私もこの作品は好きになれないですが

>他人から見れば醜悪なものにしかなり得ない。

そう思うのは、あなたや冒険風ライダーさんのように少ないとは思います。実際、ここにファンと思われる方々が多数、書き込んでいますし、あちらの書き込みを見ると人気はありますよ。醜悪とは思ってないという証拠でしょう。

<米の二次創作では、「メアリー・スー」は物語の世界観を破壊しかねないという理由からその存在そのものが忌み嫌われ、敬遠される傾向にあるのだそうですが、日本では一次創作からして「メアリー・スー」のごとき万能系の主人公が登場し他を圧倒して活躍する作品も珍しくない(創竜伝や薬師寺シリーズもそうですし)ためか、意外と受け入れられているフシが多々ありますね。>

最低系SSと言う用語が、あるとおり日本の二次創作でも基本的には、嫌われてると見て差し支えないないと思いますよ。原作レイプとかヘイトをするなという批判もよくありますし。

あと全世界の作品に詳しいわけではないんですが、万能系の主人公が他を圧倒して活躍する作品というのは、どこの国でも需要はあるんじゃないかと思います。メアリー・スー自体はスター・トレックという原作をぶち壊したのが駄目だったのであり、ああいう万能系の主人公
例えば、ドック・サヴェジみたいに海外でも作られてます。最終的に失敗しましたが、三国志の孔明なんかも史実以上に万能化され、「人なのか、神なのかわからない」と司馬懿に言われるほど暴れましたし(三国志平話)一時創作でも、需要はあると思いますよ。

  • 2012/06/09 19:22:00

yui

まあ、メアリー・スー的な主人公が出て来る最低系、蹂躙系SS特有の爽快感というのは確かに認めざるを得ない訳で。
特に銀英伝の場合、ある程度歴史に詳しくなればなるほど(あるいはある程度人生経験積むと)、あの物語のエンディングが事実上のバッドエンドとしか思えなくなって来るせいで”もっと違う可能性があるんじゃないか?”と思わせ易いのではないでしょうか? そんな訳で原作中の乱麻を断ってくれる快刀の如き(棒)二次創作が喝采を浴びる、と。
しかしそんな快刀乱麻を断つ作品の主人公をヴァレンシュタインの様な他罰主義にも程があって、その上余りにも幼稚で人間性が成長する兆しすら見せない考える事言う事がほとんど全てブーメランな主人公というのは……ああ、最低物SSだから問題ないのか(笑)

  • 2012/06/09 21:45:00

冒険風ライダー(管理人)

>黒犬13号さん
>宋朝さん
「メアリー・スー」のごとき主人公に爽快感を覚えるか否かは、結局のところその主人公に感情移入できるか否かに尽きるのでしょうね。
ヴァレンシュタインも、何らかの「魅力」に共感する読者が多いからこそ、あれだけのファンを獲得できてもいるわけで。
ただヴァレンシュタインの場合、本来その「魅力」の主要な成分となるはずの思想や言動に致命的な大穴がいくつも空いているから問題にならざるをえないのですが。
逆に、思想や言動以外でヴァレンシュタインの「魅力」となるべき要素が一体どこにあるのか、それについては以前から興味を持って考えているところではあります。
創竜伝や薬師寺シリーズのような「キャラ同士の掛け合い」などでは間違ってもないでしょうし、「と学会」みたいに「自身の矛盾も省みずにとにかく他者を叩く」ことそれ自体に魅力なり共感なりを感じていたりするのでしょうかねぇ……。

> あと全世界の作品に詳しいわけではないんですが、万能系の主人公が他を圧倒して活躍する作品というのは、どこの国でも需要はあるんじゃないかと思います。メアリー・スー自体はスター・トレックという原作をぶち壊したのが駄目だったのであり、ああいう万能系の主人公
> 例えば、ドック・サヴェジみたいに海外でも作られてます。最終的に失敗しましたが、三国志の孔明なんかも史実以上に万能化され、「人なのか、神なのかわからない」と司馬懿に言われるほど暴れましたし(三国志平話)一時創作でも、需要はあると思いますよ。

なるほど、チート能力を持つような主人公それ自体が忌避されているというわけではないということですね。
確かに、強い主人公に感情移入して爽快感を覚えるという手法は、ハリウッド系のアクション映画でも時々見かけるものですし。

>yuiさん
> 特に銀英伝の場合、ある程度歴史に詳しくなればなるほど(あるいはある程度人生経験積むと)、あの物語のエンディングが事実上のバッドエンドとしか思えなくなって来るせいで”もっと違う可能性があるんじゃないか?”と思わせ易いのではないでしょうか?

銀英伝二次創作の場合は、オリジナルな政治・謀略などを駆使した歴史改変物が少ないという事情もありそうですね。
銀英伝二次創作で私が連想するものと言えば、政治や謀略などは原作の流れをそのまま踏襲しつつ、人間ドラマに重きを置いたり、ヤオイ系に突っ走ったりするようなものばかりですし(^^;;)。
私が「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝」を読むようになったのも、そういう方向で面白い二次創作なのではないかという期待感からでした。
まあ、主人公の性格と言動がアレだったせいで、その期待はいともあっさり崩壊する羽目になったわけですが(苦笑)。

伊武

「帝国編」の中盤までは名二次小説だったんですけどね。
「同盟編」になってからの気違いぶりとチートが笑ってしまう程酷い。
管理人様の解説どおり、亡命者である立場を少しも考慮せず、生意気な態度で目立ちまくりw 肩入れしてくれる素晴らしい上官シトレに感謝の欠片も無い。俺様至上主義のヴァレンシュタイン。
アレはギャグかと思ってたら本気の作風だったんで呆れた。
あれだけ生意気な若造なら、上官に睨まれ左遷か、死亡率高い最前線送りが当然なんですけどね。
イゼルローンで逃がして貰う超ご都合主義にも笑えた。私もラインハルトがキルヒアイスの仇を見逃すとは到底思えません。勇気を称えつつ、ヴァレンシュタインに決闘を申し込むか、苦しまないように一撃で射殺が常識でしょう。おめおめローゼンリッターごと帰してあげる帝国軍って大馬鹿の集団なのか。
今度は二階級特進して艦隊司令官に成りましたね。それも特別仕様2万隻のw どこまでチートしたら気が済むのか。作者さんの頭の中身を心配してしまう。
チート満載の偽英雄に虚仮にされる原作提督達はお気の毒としか言葉がありません。
何時マトモに成るのかと我慢してたんですけど、もうバカバカしいので、すっかり読む気が醒めました。

「なろう」の銀英伝なら、皇女テレーゼ様がギャグとシリアス程良く面白いですよ。唯我独尊じゃなく、原作キャラを上手く使ってる点が好感持てます。
管理人様お勧めの「大逆転!リップシュタット戦役」は私も好きです。
野心を隠し上司の機嫌を取れる大人だし、帝国再建の使命感を持ち、部下からは信頼され、あざとい謀略も駆使するタンネンベルクは乱世の英雄。あれこそ二次小説の傑作でしょう。同盟と闘う続編を書いてくれないものか。

  • 2012/06/13 22:07:00

冒険風ライダー(管理人)

>伊武さん
> 「帝国編」の中盤までは名二次小説だったんですけどね。
> 「同盟編」になってからの気違いぶりとチートが笑ってしまう程酷い。
> 管理人様の解説どおり、亡命者である立場を少しも考慮せず、生意気な態度で目立ちまくりw 肩入れしてくれる素晴らしい上官シトレに感謝の欠片も無い。俺様至上主義のヴァレンシュタイン。
> アレはギャグかと思ってたら本気の作風だったんで呆れた。
> あれだけ生意気な若造なら、上官に睨まれ左遷か、死亡率高い最前線送りが当然なんですけどね。

私も似たような感想ですね。
ヴァレンシュタインの性格破綻ぶりは「本編」の頃から酷くはありましたが、「亡命編」はそれがさらに悪化したのに加えて無理のあり過ぎる展開が多過ぎですし。
あまりに酷すぎるので「アクセス増と評価高を目的に確信犯で仕込んだ炎上マーケティング説」なるものまで考えたくらいでしたし(苦笑)。
作者氏はあんなバカげた描写を綴りまくっていて何の疑問も覚えなかったのかと。

> イゼルローンで逃がして貰う超ご都合主義にも笑えた。私もラインハルトがキルヒアイスの仇を見逃すとは到底思えません。勇気を称えつつ、ヴァレンシュタインに決闘を申し込むか、苦しまないように一撃で射殺が常識でしょう。おめおめローゼンリッターごと帰してあげる帝国軍って大馬鹿の集団なのか。

ヴァレンシュタインは、原作におけるラインハルトの寛大さを勘違いしているのでしょうね。
あれらは全て「寛大さを示しても特に問題は生じない」という状況下で行われている「余裕」の表れなのであって、別に正々堂々とした敵だからといって全て寛大に許しているわけではないのですが。
「ゴールデンバウム王朝の打倒」という目的に向かって邁進している途上にある上、キルヒアイスを失ったラインハルトにその手の「余裕」などあるはずもないのですから、ヴァレンシュタインが正々堂々としていようが本来ならばその場で殺されてお終いですよ。
ヴァレンシュタインの意図が「撤退のための時間稼ぎ」ということも帝国側は最初から理解していたのですし、その状況下で何故わざわざ敵の手に乗ってやらなければならないのかとつくづく疑問でしたね。
オフレッサーもリューネブルクも原作設定が著しく改竄されている上、そのことを(「亡命編」では)面識すらないはずのヴァレンシュタインが何故か最初から知っているという御都合主義までオマケでついていましたし。
原作設定から考えてもありえない展開のオンパレードな上、「亡命編」オリジナルの設定であるはずの214条発動の件でさえ破綻が生じているなど、「神(作者)の奇跡」の乱発は作品の質や作者氏の責任にまで及ぶ問題と言わざるをえないですね。

> 何時マトモに成るのかと我慢してたんですけど、もうバカバカしいので、すっかり読む気が醒めました。

まあ私のように「最初からネタとして割り切って楽しむ」というスタンスで挑まないと、普通に読んでいたら確実に挫折せざるをえないでしょうね(-_-;;)。
最近はもう、ヴァレンシュタインが出てくるたびに「また恥を晒しに出てきたんですか?」「今度はどんなトンデモ言動で楽しませてくれるんだ?」と反射的に考えてしまうくらいですし(爆)。

> 管理人様お勧めの「大逆転!リップシュタット戦役」は私も好きです。
> 野心を隠し上司の機嫌を取れる大人だし、帝国再建の使命感を持ち、部下からは信頼され、あざとい謀略も駆使するタンネンベルクは乱世の英雄。あれこそ二次小説の傑作でしょう。同盟と闘う続編を書いてくれないものか。

同じ「エーリッヒ」というファーストネームを持つ人間同士なのに、ああまで性格が違うのですからねぇ(-_-;;)。

Jeri

管理人様
再びこんにちは。
一応トレッキーを自認していながら、寡聞にして「メアリー・スー」なる二次キャラを存じませんでした。
でも、リンク先のMary Sueテストは、面白いので、早速私のオリキャラ化しているエルフリーデやヒルダ、ホントのオリキャラ達にもやってみました。
結果は、当方のブログで公開しようと思います。
が、先に申し上げておきますと、残念ながらどのキャラも高得点が出ませんでした。
多分、うちのサイトが相互リンクして頂いているサイトさんのオリキャラさん達も同じような数字だと思います。
どうもオバさんには、世代的に、万能キャラや、複数の人物が代わる代わる一人称で語るという文体が、読みにくいのかもしれません。

バレンシュタイン伝についての先日頂いたレスですが、「期待して読み始めた長編二次小説が、途中から自分の期待通りに展開しなくなった」といったことは、銀英伝に限らずよくあることです。
そういう場合、普通は読むのを止め、別の自分の嗜好に合ったものを探すか、自分で書くかどちらかです。
気に入らない二次創作の一文一文を引用して、矛盾点を突っ込み、最後には「徹底的に叩き潰す」などということこそ、常軌を逸した言動に私には見えます。
管理人さんは、あの二次創作の作者さんに対して、何を求めているのでしょうか?
主人公の行動や、状況設定でおかしな点を指摘し、その部分を改訂して書き直させたいのですか?
それとも、書くこと自体を止めさせたいのでしょうか?
どちらにしても、あの作者さんは、管理人さんの「考察」に従って、作品を書き直すことも、連載を止めることもないと思いますよ。
最初はファンだったので「可愛さ余って」という気持ちはわからなくはありませんが、こう言っては何ですが、作者さんにしてみれば、「勝手にファンになって勝手に失望された」わけですから、「徹底的に叩き潰す」などと言われても笑止千万なのではないでしょうか。

タンネンベルク氏の二次創作ですが、「あれこそ二次創作の傑作」と読む人もいれば「死にそうなくらい退屈な話だった」と感じる人間もいるのですから、本当に人それぞれですね。
バレンシュタインの方をまともに読んでいないので、タンネンベルクだけに関して言えば、確かに彼は、有能だし、ラインハルトよりもずっと理性的で統治者に向いている人格だと思います。
でも、私はなぜか彼に魅力を感じない。
なぜ感じないのか、言葉で全部表現するのは凄く難しいですが、一つ例えれば、なんか、「理想の専制政治家」という試験問題の模範解答を見せられているような感じがするんですよね。
模範解答なので、間違ってはいないし、全て正しいのですが、そこに新鮮な発見や驚きといった心を揺さぶられるようなものが存在しないのです。
これを俗に「キャラクターの魅力」というのではないでしょうか?
結局、合理性や整合性を第一に追求すると、タンネンベルクのような味も素っ気もないキャラになってしまうのかと妙に納得しました。

  • 2012/06/15 21:35:00

冒険風ライダー(管理人)

>Jeriさん
> が、先に申し上げておきますと、残念ながらどのキャラも高得点が出ませんでした。
> 多分、うちのサイトが相互リンクして頂いているサイトさんのオリキャラさん達も同じような数字だと思います。
> どうもオバさんには、世代的に、万能キャラや、複数の人物が代わる代わる一人称で語るという文体が、読みにくいのかもしれません。

いや、あのテストは「高得点であればあるほど逆にヤバイ」というものです(^^;;)。
高得点であればあるほど、主人公が独善的かつ万能過ぎて、自分およびキャラクターに共感する人以外がついてこれない小説、ということになってしまうのですから。
元々「メアリー・スー」という概念自体、どちらかと言えば否定的に語られることの方が多いのですし。
低得点で済んだというのであれば、それは逆に自身の小説に過剰な自己投影を反映させることなく比較的客観的に描くことが出来ていると言えるなのではないかと思います。

> バレンシュタイン伝についての先日頂いたレスですが、「期待して読み始めた長編二次小説が、途中から自分の期待通りに展開しなくなった」といったことは、銀英伝に限らずよくあることです。
> そういう場合、普通は読むのを止め、別の自分の嗜好に合ったものを探すか、自分で書くかどちらかです。
> 気に入らない二次創作の一文一文を引用して、矛盾点を突っ込み、最後には「徹底的に叩き潰す」などということこそ、常軌を逸した言動に私には見えます。

作品に対して違和感を覚え、全然面白く感じられなくなった際に「何故そう感じるようになったのか?」を追求するのはそれほど異常なことなのでしょうか?
もちろん、あくまでも個人個人の主観や感性の問題もあるでしょうが、もしそれが作品の構造的な問題に起因することが明らかなのであれば、それを客観的に語ることは充分に可能です。
その手の問題を語ることは、普通では楽しめなくなった作品を全く別の観点から楽しむことを可能にする、いわば「作品のリサイクル」にも繋がることになるわけです。
それはそれで、一定の意義はあると言えるのではないでしょうか?

> 管理人さんは、あの二次創作の作者さんに対して、何を求めているのでしょうか?
> 主人公の行動や、状況設定でおかしな点を指摘し、その部分を改訂して書き直させたいのですか?
> それとも、書くこと自体を止めさせたいのでしょうか?
> どちらにしても、あの作者さんは、管理人さんの「考察」に従って、作品を書き直すことも、連載を止めることもないと思いますよ。
> 最初はファンだったので「可愛さ余って」という気持ちはわからなくはありませんが、こう言っては何ですが、作者さんにしてみれば、「勝手にファンになって勝手に失望された」わけですから、「徹底的に叩き潰す」などと言われても笑止千万なのではないでしょうか。

どちらかと言えば、作者氏よりも読者の方をターゲットにしている、というのが正しいですね。
以前にも何度か述べていますが、私は「作品に対する感想や批評もまたエンターテイメントの一種である」と考えています。
読者を相手に小説の問題点を明示することで、作者氏の意図とは全く異なる新しい視点を提供すると共に、全く別の観点から作品を楽しんでもらう、というのが最大の目的です。
これはタナウツ本家の全コンテンツにも同じことが言えます。
もちろん、私の考察を読んでどのような感想を抱くのはそれこそ人それぞれですから、かねてから作品について疑問に思っていた人が膝を叩いて喝采することもあれば、「何だこの批評は!」「ヴァレンシュタインをバカにし過ぎだ!」と激怒するファンも当然いるでしょう。
ただし、私は後者についても、「ヴァレンシュタインが作中で行っているのはこういうことだ、そのヴァレンシュタインを絶賛しているのであれば、私のやり方も当然肯定されて然るべきなのではないか?」という問いかけは行っているつもりですよ。
わざわざああいう叩き調にしているのも、そういう意図があるからなのですから。

作者氏の反応については、「あれば確かに僥倖だが、なくても別に支障はない」というのが正直なところですね。
この手の考察に作者氏が素直な反応を示すことなどないであろうことは、タナウツ本家での長年の経験からも分かりきっていますので。
作者氏が私の考察を読んでどのような感想を抱くのか、またはそもそも読まないという選択肢を選ぶのかも作者氏個人の自由ですし、それに直接指図する権利など私にはないのですから。
ただしこちらにも、私の考察を無視してさらに好き勝手な描写を展開するならば、こちらもさらに叩き続けることになるという無言のメッセージは示されていると言えるでしょうし、それが結果的には一定の抑止力になる「かもしれない」、という程度の期待はあります。
もちろん、それを素直に受け入れるのも、無視してひたすら今の路線を突っ走るのも、これまた作者氏の自由ではあるわけですが。

Jeri

>冒険風ライダーさん
早速「Mary Sueテスト」をやってみて記事をアップしたんですが、トラックバック送信ができないので、(やり方を忘れてるだけかもw)こちらで失礼します。
バレンシュタインなるキャラは、あのテストで高得点が取れるのですか?
だとしたら、所謂「最近の人達」の一部に受けるのは何となくわかりますし、それはそれでわざわざ水を挿すべきでない気もしますが…
バレンシュタインに限らず、今思えば、銀英の二次創作では、昔からあのテストで高得点を期待できそうなオリキャラが主人公の恋愛ものが散見してます。
だいたいが、キルヒアイスやロイエンタールとオリキャラが大恋愛をしてハッピーエンドになるってやつですw
特にロイエンタールは、その手の嗜好の方々のオナペット化してますwww
この場合、アンネローゼやエルフリーデの存在は、無視されるか、恋愛に絡まないかどちらかで、原作者の意向をからかけ離れた原作レイプになっていますが、書いてる人は物凄い思い入れがあって書いていて、しかも一部熱烈にそれを支持する読者もいるから不思議です。
私は、見つけても深読みせずスルーしてますが、なぜか、ラインハルトが相手のその手のオリキャラとの恋愛小説ってあまり見かけません。
一番美形で一番権力もあるのに、何故か男性として魅力に欠けるキャラということなんでしょうか。

また場所違いで申し訳ないのですが、「大奥」について。

>大奥のメインテーマは、「男女逆転による人間ドラマ」ではなく「男女逆転」そのものである。

というご意見について、真っ向から異議を唱えます。
そんなことの為に、あんな長編を描く漫画家はいませんし、第一これ程人気が出ません。
ご主張の根拠に「赤顔疱瘡」だの「男子相続の禁止」だのという男女逆転の理由を延々と描いている。本当に男女が逆転した世界での人間たちのドラマを描きたいなら、最初から異世界ものとして「こういう世界なんだ」としておけばいいじゃないかとのご意見ですが、私はその理由を、この男女逆転が徳川幕府の滅亡=大奥の終焉までを描く物語だからと考えています。
タイトルもまさに「大奥」ですし。
大奥の廃止=物語の終了と考えれば、あの話はまだ終盤にさしかかったところで、完結していせん。
完結していない話なので、テーマを決めつけるのは時期尚早です。
多分、赤顔疱瘡の治療法が発見されると同時に、徳川幕府と大奥も幕を閉じ、元のあの時代の本来あるべき男女の比率や立場に歴史が修正していくのではないかと思われます。
その中で、江戸時代という一時期男女が全く逆転する社会を形成していた日本で、その時代を生きた人間たちが織り成したドラマに意義があるのではないでしょうか。
勿論、どのように描いても、管理人さんには突っ込みどころ満載だと思いますよ。
でも私は、あの話に描かれている絵島や徳川吉宗や田沼意次に理屈ではなく魅力を感じますし、これから登場するであろう大奥最後の総取締・滝山の登場が楽しみです。
あの話に、時代背景や政治システムの矛盾を突っ込むのは、とてもナンセンスな気がします。
以前、BL同人誌を初めて見たらしい人が、自分のブログで「同性愛的嗜好者が社会の中にある一定数存在するのは認めるが、チーム全員がホモだという解釈は不自然」と大真面目に論評しているのを読んだことがあります。
管理人さんの「大奥」への「考察」は、私から見ればそれと同じレベルに感じるんですよ。

  • 2012/06/17 11:31:00

冒険風ライダー(管理人)

>Jeriさん
> バレンシュタインなるキャラは、あのテストで高得点が取れるのですか?
> だとしたら、所謂「最近の人達」の一部に受けるのは何となくわかりますし、それはそれでわざわざ水を挿すべきでない気もしますが…

私が作者氏の意向が絡む項目を総スルーして「作中に表れているヴァレンシュタインの性格・設定・傾向」のみをベースにあのテストの診断を行ってみたところ、だいたい以下のような該当項目と判定結果が出ています。
各項目の末尾にある()の部分は、私がその項目が該当すると考えた理由となります↓

-----Mary Sueテスト 診断開始-----

名前
 全項目判定不可によりスルー

外見
・ 10代もしくは20代前半である。
 → ・ そして中身も外見の通り、まったく成長していない(成長どころか幼児退行すらしている)。
・ 美形である。
・ 障がい者である(「身体が弱い」「生まれた直後に心臓が一度止まった」等の設定あり)。
 → ・ しかし、そのせいで生活に著しい支障をきたしているようには見えない。
・ 身体的な特徴が異常に多い(「身体が弱い」「中性的な容姿」という設定あり)。

生い立ち
・ 養子であるか、本当の親ではない人に育てられた(転生後の親は「本当の親」ではない。また出生自体にも「男爵家の孫」という秘密がある)。
・ トラウマになるような過去がある(転生後の両親が殺されたことの他、前世経験に基づく女性不信の履歴あり)。
・ 幼いころ両親に捨てられたか、あるいは幼くして両親をなくしずっと一人で生きてきた(中学生の頃に両親を殺害され、以後ひとりで生きている)。
・ 過去の記憶がない(転生した際の記憶(死因など)がない。また、前世の生い立ちや生活環境等についての言及が非常に少ない)。
・ (その世界にとっての)異世界から来た。

能力
・ その他の超能力がある(原作知識と「神(作者)の祝福」)。
・ 本来知らないはずのことをいろいろ知っている(同上)。
・ 世界の秘密、あるいはこの世界を根底からくつがえす何かをあなたのキャラだけが知っている(同上)。
・ 難しい技能を訓練なしですぐ覚えることができる(転生者のため、ある程度の基本知識は最初から習得済み)。
・ 普通ならその種族が持つことのできない能力がある(原作知識と「神(作者)の祝福」)。
 → ・ その能力を使っても、寿命が縮まる以外のデメリットはない(「寿命が縮まる」も含めて一切のデメリットなし)。
 → ・ そして、その能力があるせいで人々から疎んじられている(ヤンやラインハルト一派から警戒されている他、その能力を他者から恐れられている描写多数)。
 → ・ こんな能力なんてなければよかったのに、と思っている。その能力を使いたがらない(まさにそういうボヤキを吐いている描写あり)。
 → ・ しかし物語のクライマックスで自ら進んでその能力を発揮して問題を解決する。

他人との関係
・ 初対面の人とすぐ友達となるか、あるいは猛烈に拒否されるかのどちらかだ(あの性格と境遇であの異様な人望……)。
 → ・ しかし最後には、嫌っていた人も含めて全員があなたのキャラを好きになる(あくまでも敵対を続ける人間は排除され、肯定的な人間だけが残ります)。
・ いつも悪事を繰り返して、ちっとも反省しない。しかし周囲の人は誰も本気でそれを矯正しようとはしない(これがなかったらそもそも考察自体が作られていない(笑))。

あなたとキャラとの関係
 全項目判定不可によりスルー

ストーリー
・ 身に覚えのない濡れ衣を着せられる。しかしその理由はまったく説明されない(前者のみ当てはまる)。
・ もともとの物語世界の超重要アイテムのコピーを持っている(原作知識)
・ あなたのキャラが世界を救う。
 → ・ そしてそれは魔法や超能力や神など、何か説明のつかないものの力によってである(原作知識と「神(作者)の祝福」)。

プロット
・ あなたのキャラの自己紹介が、あなたの書いた物語の第一段落にある(実質的なストーリー開始となる「本編」2話の第一段落に自己紹介あり、「本編」1話は既に機能不全状態)。
・ あなたの物語は、すべてあなたのキャラの一人称視点で書かれている。
・ あなたの書いた物語には、主人公と呼べる人は一人しかいない(原作の登場人物全てがヴァレンシュタインの引き立て役にしかなっていない)。

採点結果:81点
「なんでこのテストは私が書いた小説のことを知っているのだろう?」と思いませんでしたか?あなたの小説はそのくらいオリジナリティというものに欠けているのです。しかし、本当に問題なのはオリジナリティのなさではありません。

-----Mary Sueテスト 診断終了-----

……作者氏の意向が絡む項目を全て除外しているにも関わらず、この点数ですよ?
作者氏の意向を含めると、実際には90点以上、下手すれば100点を超えている可能性も濃厚です。
この結果を踏まえて考えれば、「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝」は「メアリー・スー」の要素を大量に含有していると言えるのではないかと。

ちなみに同じテストを「反銀英伝 大逆転!リップシュタット戦役」でもやってみたのですが、「美形である」「秘密の団体に属している。あるいは属していた」以外は何も当てはまりませんでした(採点は4点)。
こちらは主人公の名前の由来などは分かっているのですが、それと照合しても該当するものがありませんでしたし。

>「大奥」の考察について
> 多分、赤顔疱瘡の治療法が発見されると同時に、徳川幕府と大奥も幕を閉じ、元のあの時代の本来あるべき男女の比率や立場に歴史が修正していくのではないかと思われます。
> その中で、江戸時代という一時期男女が全く逆転する社会を形成していた日本で、その時代を生きた人間たちが織り成したドラマに意義があるのではないでしょうか。

「大奥」の公式ガイドブックなどを読んでみると、
「女の人が働いている話、しかも権力を持っている話が描きたかった」
「現代を舞台にしなかったのは、女性が権力を持っていないから」
「最初は完全なファンタジー世界を舞台に考えていて、そこでは男女両方働き、経済力はほぼ同列という設定だった」
「最初から女子相続を決定づける事件として忠臣蔵を描くつもりだった」
「男女比率というのは、男女の立場や役割を決める上で重要な要素」
など、作者本人が「男女逆転」について詳細に考えていたエピソードを延々と述べている記述が相当箇所あったりするのですが。
あの作品では人間ドラマも確かに重要な位置付けではあるのでしょうが、その人間ドラマを成立させるための前提条件としても「男女逆転」は確実に必要とされます。
作中で展開される人間ドラマは、時代や人間や世界観などを別に置き換えても成立しえるかもしれませんが、「男女逆転」はどうやっても代替が効きません。
だからこそ、あの作品における「男女逆転」というのは作品のメインテーマであり、また同時に作品の「核」でもありえるわけです。

Jeri

>冒険風ライダー(管理人)さん
「Mary Sueテスト」は、当方でも話題になって皆面白がってるんですが、感想を総括すると、

・極端に高得点のキャラは確かにイタいけど、低すぎると面白みや魅力に欠けるのではないか。

・主人公が「転生者」だと必然的に「説明のつかない力(原作知識)」を持つことになるので、どうしてもチェック項目が多くなり点数が上がってしまう。

・採点する人が作者本人か第三者で点数が変ってくるのではないか?

ということでした。
特に、「悪行を続けても反省しない」などの項目は、冒険風ライダーさんから見て「悪行」でも、作者氏はそういうつもりで書いていないかもしれません。

冒険風ライダーさんは、より点数の低いキャラが理想的と考えているようですが、タンネンベルクが4点と聞いて私は「さすが」とは思いませんでした。
逆に彼の場合、この低得点が、面白みのないキャラにしてしまっている最大要因なのではないかと。
面白い、面白くないが個人の主観によるものであることを充分承知の上で言ってます。

冒険風ライダーさんも、お気づきと思いますが、あのテストは、二次創作キャラを対象にしていながら、多くの項目が一次キャラである銀英伝の主要キャラに当てはまりますよね。

・美形である(ラインハルト、アンネローゼ)
・右目と左目で目の色が違う(ロイエンタール)
・髪の毛の色が通常ではあり得ない色である(砂色とかオレンジとかw)
・身体的な特徴が異常に多い(しつこい程繰り返されるラインハルトの美貌描写)
・男なのに女の格好、あるいは女なのに男の格好をしている。しかしそのキャラは同性愛者ではない(ヒルダ)
・トラウマになるような過去がある(ロイエンタール)
・幼いころ両親に捨てられたか、あるいは幼くして両親をなくしずっと一人で生きてきた(ラインハルト、アンネローゼ)
・いつも悪事を繰り返して、ちっとも反省しない。しかし周囲の人は誰も本気でそれを矯正しようとはしない(戦争大好き病を誰も面と向かって非難せず逆に「偉大」と評されている)

こうして見ると、タンネンベルクは、どの銀英伝キャラ達よりも人間的に優れていることがわかります。
しかし、もし彼が一次創作キャラだとしたら、私は彼で二次創作を書きたいという気持ちになりません。
彼に恋愛させてみたいとか、彼と疑似恋愛してみたいとか、そういう気持ちが沸いてこないのです。
戦争狂で癇癪持ちのお子様でも、トラウマ持ちのろくでなし野郎でも、私はタンネンベルクよりもラインハルトやロイエンタールの方をいじりたいです。

特にファンではありませんでしたが、ミステリー作家の故山村美紗は、存命中からトリックの稚拙さや、ストーリーの矛盾点をしばしば世間から指摘されていました。
インターネットが普及する前の話ですから、現在ならもっと酷いバッシングか、或いは、このサイトの「考察」の如き検証サイトがたくさん出来たことでしょう。
でも、それを伝えられた当人は平然と「でも、私の作品が面白いから皆買ってくれるんでしょ?細かいことなんて問題じゃないのよ。要するに、面白ければいいのよ」という主旨の発言をして、批判を一蹴したというエピソードがあります。
その「売れたほうが勝ち」的な態度が、創作者として正しいかどうかは別として、言っていることは一理あるなと思いました。
山村氏よりも、遥かに緻密で隙のない完成度の高い作品を書いていながら、彼女よりも売れないミステリー作家はごまんといます。
どんな傑作を書いても、読んでもらえなければ意味ないですから。

冒険風ライダーさんは、あのテストで0点のキャラこそが究極の理想だとか思ってますか?
もしいたら、多分、全然面白みのないキャラとストーリーになると思いますよ。
バレンシュタインの81点(スルーした項目を採点に入れたら100点越えの可能性)は確かにちょっとイタいかもしれませんが、仮に50点くらいいくキャラがいたとしても、そこに何らかの人を惹きつける魅力があれば、それは「退屈な傑作を凌駕する楽しい駄作」かもしれません。
「欠点も魅力のうち」は創作の世界でも実社会でも同じです。
完璧すぎるは人間はかえって不気味です。

  • 2012/06/18 11:41:00

葵猫

横レス失礼致します。

Jeriさん

オレンジ色と砂色の髪があり得ないとは言い切れないのでは?
欧米人は明るい濃いめの毛色の茶虎猫を、オレンジ色の猫と言いますし、人の見方は色々ですから。
私は砂色の髪は、薄めのベネチアブロンドをイメージしてます。
あり得ないといえば、菫色の瞳があり得ないと思ってましたが、ブルーアイでメラニン色素の薄い人に稀にあるそうなので、解らないものです。

管理人様
スノーホワイトでいただいたレスで思ったのですが、相応しい相手、より難ありの相手の方がラブストーリーは盛り上がると思います。
相手の心の中に、亡き妻がいる、なんて盛り上がり要素の一つです。
実際の恋愛や結婚ならともかく、物語なわけですし、どう見ても安全上牌の相手と、という展開は、私は望みません。
キャラも、メアリー・スー度があまり低いキャラと言うのは、無難で安心な分面白味に欠けるのでは、と私もおもいます。

ま、あまりに高いのも鼻について白けるでしょうか。

  • 2012/06/18 19:38:00

冒険風ライダー(管理人)

>Jeriさん
> ・極端に高得点のキャラは確かにイタいけど、低すぎると面白みや魅力に欠けるのではないか。
>
> ・主人公が「転生者」だと必然的に「説明のつかない力(原作知識)」を持つことになるので、どうしてもチェック項目が多くなり点数が上がってしまう。
>
> ・採点する人が作者本人か第三者で点数が変ってくるのではないか?
>
> ということでした。
> 特に、「悪行を続けても反省しない」などの項目は、冒険風ライダーさんから見て「悪行」でも、作者氏はそういうつもりで書いていないかもしれません。

「メアリー・スー」に該当するオリジナルキャラクター達は、原作の主人公達以上に万能の力を持っているのが常なので、その定義に真っ向から該当する転生およびそれに伴う特殊能力が多数チェックに引っかかるのは当然ですね。
始めからそういう定義なのですから。
それに、これまで私が指摘してきたような問題点を作者氏が問題と認識していないというのであれば、それは作中のキャラクターではなく作者自身に問題があるということになってしまうのではないですかね?
却って「メアリー・スー」以上に傷が大きくなってしまうのではないかと思うのですが。

まあ「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝」の場合は、転生および原作知識とは実は全く無関係に乱発される「神(作者)の奇跡」の弊害の方が圧倒的に酷いのですが。
軍規違反や叛逆罪の類の所業を何度もやらかして処罰すらされないという作中事実の存在は、原作知識なんて全く何の関係もないのですし。
アレは特殊能力なんてレベルではないですし、あんなのがあったら原作のフォークだってラインハルトをも凌駕する大英雄になれますよ。
あんなシロモノをヴァレンシュタインが持っているという設定なんて、作中のどこにも書かれてはいないのですけどねぇ。

> こうして見ると、タンネンベルクは、どの銀英伝キャラ達よりも人間的に優れていることがわかります。
> しかし、もし彼が一次創作キャラだとしたら、私は彼で二次創作を書きたいという気持ちになりません。
> 彼に恋愛させてみたいとか、彼と疑似恋愛してみたいとか、そういう気持ちが沸いてこないのです。
> 戦争狂で癇癪持ちのお子様でも、トラウマ持ちのろくでなし野郎でも、私はタンネンベルクよりもラインハルトやロイエンタールの方をいじりたいです。

いや、私はそういうこと自体、全く考えたことすらないのですが(^^;;)。
銀英伝は政治やそのあり方(特に民主主義と専制政治の対比)をメインテーマに据えている話であることは当の作者自身も明言している事実なのですから、キャラ同士の恋愛要素などはサブ的な位置付けでしかありませんし。
政治がメインテーマの物語なのですから、キャラクターにまず必要不可欠なのは政治的・思想的な正当性および政治・軍事的な手腕などであって、性格や魅力などはその後で付随させれば良いものでしかない、というのが私の考え方ですね。
そして、所詮はサブでしかない性格の破綻が、メインとなる政治的・思想的な正当性をすら大いに損ねるほどに酷く、自身で批判しているはずのヤンやラインハルトと比べてさえ幼稚&自己中もいいところだからこそ、ヴァレンシュタインは問題外なわけで。

> 冒険風ライダーさんは、あのテストで0点のキャラこそが究極の理想だとか思ってますか?
> もしいたら、多分、全然面白みのないキャラとストーリーになると思いますよ。
> バレンシュタインの81点(スルーした項目を採点に入れたら100点越えの可能性)は確かにちょっとイタいかもしれませんが、仮に50点くらいいくキャラがいたとしても、そこに何らかの人を惹きつける魅力があれば、それは「退屈な傑作を凌駕する楽しい駄作」かもしれません。

あそこの「Mary Sueテスト」でも「24点までは問題なし」という扱いですし、ある程度の該当は当然あるでしょうから、私も項目に該当することそれ自体は特に問題ではないと思いますよ。
ヴァレンシュタインの件で「メアリー・スー」を取り上げてみたのは、あのチート設定を前提にヤンやラインハルトを高みから批判しつつ、それ以上の醜態を晒すことに羞恥すら感じることのないという構図が、「メアリー・スー」で言われている弊害や構造的な問題と全く同じものなのではないかと考えたからですし。
それに私は別に、「メアリー・スー」の構図そのものを必ずしも全否定しているわけでもないのですが。
考察本文でも、
【ヴァレンシュタインが「メアリー・スー」を貫くなら貫くで、もう少し読者にその有能さを納得させられるだけの理論的説得力や物語的な必然性といったものが伴っていて欲しいものなのですけど】
とも述べているわけですし。
分かりやすく言えば、ヴァレンシュタインは「メアリー・スー」ならではの【強さ】を身につけようとして果たせず、「メアリー・スー」の問題点と弊害ばかりが前面に出てしまっている、ということにでもなるでしょうか。

>葵猫さん
確かに「身分違いの恋」を描くというのが映画制作者達の意図ではあるのでしょうけど、ただ劇中ではあまりにもスノーホワイトとエリックの恋愛的なやり取りが無さ過ぎるのがちょっと引っかかったところなんですよね。
むしろ、ウィリアムの方がスノーホワイトとの関係が描かれていて相思相愛的なやり取りもあったくらいですし。
エリックが「死んだ奥さんのことを今でも愛している」というのであれば、その想いを一生胸に抱きつつ、スノーホワイトとウィリアムが晴れて結ばれる中で「忠実な側近OR影から見守る保護者」として生きるという道も、それはそれで誰も傷つくことのない綺麗なまとまり方なのではないかなぁ、と。
まあ3部作の1作目とのことでしたし、今作では「女王との戦い」がメインでしたから、スノーホワイトを巡る三角関係の行方は最初から次回作以降で展開する方針ではあったのでしょうけどね。

ykdr

「Mary Sueテスト」、ココアさんことヴァレンシュタインでやってみましたが、31点になりました。(名前、キャラとの関係の項目を除く
同じキャラ、同じ質問であっても、回答する人によって見方や解釈が違うということです。
このテストに限ったことではないですが、誤字脱字などの書き方を除けば、
小説の良し悪しとは結局、読む人の主観に委ねられるとは思います。万人受けする小説なんて無い、当たり前ですが。

  • 2012/06/28 01:02:00

yui

>ykdrさん

ちなみにykdrさんがヴァレンシュタインでやったみたMary Sueテストの答案の内容はどの様な物だったのでしょうか?

  • 2012/06/28 07:41:00

ykdr

>yuiさん
遅れてしまいました、済みません。

【名前】 → 回答不可。

【外見】
・複数の種族の混血である。 → 不明。
・その両者の長所を受け継いでいるが、短所は受け継いでいない。 → 不明。
・人工的に作られた種族である。(それがもともとロボットなどの人工物である場合は除く) → 該当せず。
・10代もしくは20代前半である。 → 該当。
・あるいは、千年以上生きているが、魔法などの何かの理由でそのくらいの年に見える。そして中身も外見の通り、まったく成長していない。 → 該当せず。
・美形である。 → 該当。「怖い美人」byシェーンコップ
・右目と左目で目の色が違う。 → 該当せず。
・髪の毛の色が通常ではあり得ない色である。 → 該当せず。
・顔には一生消えない大きな傷跡があるが、そのせいで醜い顔だという評価をされることはなぜかない。 → 該当せず。
・障がい者である。しかし、そのせいで生活に著しい支障をきたしているようには見えない。 → 障害者とは、障害・社会的障壁によって継続的に日常生活・社会生活に相当な制限を受ける人のことです。企業で障害者を一定の割合で雇用するというのはご存知だと思います。ヴァレンシュタインは虚弱ではありますが、障害者には該当しないでしょう。司令長官なんて激務をやってますし…。
・お話の最後にそれが直る。 → 不明。
・身体的な特徴が異常に多い。 → 該当せず。「異常に」多い訳ではないと思います。
・男なのに女の格好、あるいは女なのに男の格好をしている。しかしそのキャラは同性愛者ではない。 → 該当せず。

【生い立ち】
・登場人物の隠し子、生き別れになった兄弟、あるいは生まれ変わりである。 → 該当。リメス男爵の隠し孫。
・養子であるか、本当の親ではない人に育てられた。 → 該当せず。コンラート&ヘレーネとは遺伝的に本当の親子。彼も自分自身を佐伯隆二ではなくヴァレンシュタインと自己認識しており、2人を親と考えているので、本当の親と考えて差し支え無いと思います。
・このストーリーの最後の敵(ラスボス)の関係者である。 → 不明。
・トラウマになるような過去がある。 → 該当。両親を殺されたのはトラウマものでしょう。
・秘密の団体に属している。あるいは属していた。そして、その最後の生き残りである。 → 該当せず。
・幼いころ両親に捨てられたか、あるいは幼くして両親をなくしずっと一人で生きてきた。 → 該当。
・存在自体が法的に認められていない。(産児制限法に違反して産んだ子供など)クローンか双子であり、もう片方はあなたのキャラとは違って社会的に認められている。(同じクローンが何百人もいてあなたのキャラがその中の一人にすぎないのなら、チェックしなくてよい) → 該当せず。
・自分がした過去の行為に対する罪悪感にいつも苦しめられている。 → 不明。
・過去の記憶がない。 → 該当。前世のことは覚えているようですが、「死んだ時」の記憶が無い。
・(その世界にとっての)異世界から来た。 → 該当。そもそもこれが無ければ物語が成り立ちません。

【能力】
・テレパシー能力がある。予知能力がある。 → 該当せず。
・その他の超能力がある。 → 該当せず。ヴァレンシュタインには超能力・霊感等の超常能力はありません。原作知識は前世で得たもので、それ自体は超能力などではありません。また前世の記憶を引き継いだ「転生」はどういう理屈によって行われたのか全く不明、少なくとも良くある「神」が絡んだ描写はありません。
・本来知らないはずのことをいろいろ知っている。 → 該当。原作知識。
・世界の秘密、あるいはこの世界を根底からくつがえす何かをあなたのキャラだけが知っている。 → 「だけ」なのか如何か、厳密には不明ですが、登場人物の中で言えばヴァレンシュタインだけですので該当。
・難しい技能を訓練なしですぐ覚えることができる。 → 該当せず。転生者なので小中学校の勉強は軽いものでしょうが、難しい技能ではないと思います(ついでに言うと、「難しい技能」の定義が不明。どのレベルのものを言うのでしょうか。
・子供や動物がよくなつく。 → 不明。
・一人になるといつも何かの楽器を弾く。そしてその音楽には、人の心を浄化するパワーがある。 → 該当せず。
・普通ならその種族が持つことのできない能力がある。(それがまったく利点にならないのならあてはまりません)その能力を使うと寿命が縮まる。その能力を使っても、寿命が縮まる以外のデメリットはない。そして、その能力があるせいで人々から疎んじられている。こんな能力なんてなければよかったのに、と思っている。その能力を使いたがらない。しかし物語のクライマックスで自ら進んでその能力を発揮して問題を解決する。 → 該当せず。そもそもそういう不思議な能力は無い。

【他人との関係】
・初対面の人とすぐ友達となるか、あるいは猛烈に拒否されるかのどちらかだ。 → 該当。これは割と当て嵌まるかと。
・しかし最後には、嫌っていた人も含めて全員があなたのキャラを好きになる。 → 該当せず。本編のラインハルト一派、亡命編のロボスら。
・いつも悪事を繰り返して、ちっとも反省しない。しかし周囲の人は誰も本気でそれを矯正しようとはしない。 → 該当せず。
・登場人物のだれか、あるいは他のオリジナルキャラのだれかと恋に落ちる。 → 該当。オリキャラのユスティーナと結婚。
・そして、悪役がそれを妬む。本来、その登場人物は恋人がいることになっているのに、その設定は無視されている。 → 該当せず。
・物語はあなたのキャラの結婚式で終わる。 → 該当せず。終わりませんでした。

【あなたとキャラとの関係】 → 回答不可。

【ストーリー】
・身に覚えのない濡れ衣を着せられる。しかしその理由はまったく説明されない。 → 該当せず。
・もともとの物語世界の超重要アイテムのコピーを持っている。 → 該当せず。原作知識は「物語世界のアイテム」とはちょっと違うでしょう…。
・その物語の中で、全世界の半分以上の人が死ぬ。 → 該当せず。
・あなたのキャラが世界を救う。 → 不明。
・そしてそれは魔法や超能力や神など、何か説明のつかないものの力によってである。 → 該当せず。「その他の超能力がある」を参照。神等の存在は一切出て来ません。
・そのためにあなたのキャラが何か特別なことをしたわけではなく、ただその場に行って祈っただけである。 → 該当せず。
・あるいはあなたのキャラが死ぬことによってである。しかし、実は死んではいなかった。もしくは後で生き返る。 → 不明。
・あなたのキャラは皆に注目されるような偉業を達成したのに、そのことをその世界の人は誰も知らない。 → 該当せず。寧ろ皆知ってます。

【プロット】
・あなたのキャラの自己紹介が、あなたの書いた物語の第一段落にある。 → 該当。本編の始め。
・あなたの物語は、すべてあなたのキャラの一人称視点で書かれている。 → 該当せず。様々な人が登場します。
・あなたは、今書いた物語の後日談も書こうと思っている。 → 不明。
・あなたの書いた物語には、主人公と呼べる人は一人しかいない。 → 該当せず。亡命編のラインハルトは帝国側の主人公でしょう。後異伝なので微妙ですが、ロイエンタールも。

能力云々については、「その世界の他の人々が知らないことを知っている」のは事実ですが、それは超能力には当たらないと思います。「転生」という現象によってそういうことが起きてしまっている訳です。
転生自体にヴァレンシュタイン、というか佐伯の何らかの干渉があった訳では無いですし。

  • 2012/07/02 17:05:00

Jeri

メアリー・スーテスト、やはり採点する人によって点数の変動が大きいと感じました。
バレンシュタイン伝を細部まで読んでいない私が、テスト内容に口を出すのはどうかと思って今まで黙っていたのですが、この「転生者の原作知識」を「超能力」の部類として考えるかどうかで、ずいぶんと点数が違ってくると思っていました。
冒険風ライダーさんは、その部分を「超能力的な能力」と解釈し、結果的にそれに関連する他の項目もチェックが入って、点数が上がっていますが、私は、ykdrさんの考えに近く、「原作知識」は超能力ではないと思います。
確かに、周囲の人たちには一種の予知能力に見えるでしょうが、「転生者」のそれはエスパー的なものではありませんので、私的には、この項目にチェックを入れる気はありません。
それと、「養子であるか、本当の親ではない人に育てられた。」という項目ですが、転生者なので、前世の親との血縁関係はなく、転生後の両親が遺伝的には実の親ということになり、バレンシュタインも彼らを実の両親と思って、ある程度の年齢まで彼等の元成長しているようでのので、私もこの項目は当てはまらないと解釈します。

どうも、冒険風ライダーさんは、無意識か意図的かはわかりませんが、悪意的にバレンシュタインのメアリー・スー度をあげようとして採点しているように感じます。

ともあれ、ykdrさんの31点という点数(しかも名前項目やあなたとキャラとの関係の項目が回答不可能であることを鑑みれば)、アブナイ線の境界線の24点を楽に越える数字であり、たぶん、好意的な採点しても充分に痛いキャラなのでしょう。

ただ、自分の意見を発信する相手が作者であれ、その愛読者であれ、「考察」という名の事実上バッシングを行い、作品を必要以上に悪い方に歪曲して考えるのもいかがなものかと思います。

  • 2012/07/08 01:36:00

冒険風ライダー(管理人)

>Jeriさん
> 冒険風ライダーさんは、その部分を「超能力的な能力」と解釈し、結果的にそれに関連する他の項目もチェックが入って、点数が上がっていますが、私は、ykdrさんの考えに近く、「原作知識」は超能力ではないと思います。
> 確かに、周囲の人たちには一種の予知能力に見えるでしょうが、「転生者」のそれはエスパー的なものではありませんので、私的には、この項目にチェックを入れる気はありません。

事実上の予知が可能であることや、通常の努力で得られるものではない超人的かつ万能的な特典要素という点において、原作知識は立派な「チート能力」と言えるものなのでは?
そもそも作者氏も、その「チート能力」を主人公に付与したいがために「転生」という設定を導入したのでしょうし。
また、ヴァレンシュタインの対人コミュニケーション能力の著しい欠如ぶりと、それに反する人間関係の良好ぶりも、一度でさえ奇跡の類なのにああも複数回常態的に続くというのは常識では到底ありえないものであり、これも「御都合主義に限りなく近い【能力】」の一種であろうと考えるのが妥当と言えるところがあります。
私は「神(作者)の祝福」「神(作者)の奇跡」と呼んでいます(苦笑)。
なまじ作者氏が作中で明示していない分、こちらの方がはるかにタチが悪いのですが。

> それと、「養子であるか、本当の親ではない人に育てられた。」という項目ですが、転生者なので、前世の親との血縁関係はなく、転生後の両親が遺伝的には実の親ということになり、バレンシュタインも彼らを実の両親と思って、ある程度の年齢まで彼等の元成長しているようでのので、私もこの項目は当てはまらないと解釈します。

ではヴァレンシュタインこと佐伯隆二は、前世の親との関係を一体どうやって清算したというのでしょうか?
前世の記憶がある限り、佐伯隆二にとっての「本当の生みの親」というのはあくまでも「前世の親」であり、他の何者にも代替することなどできないのです。
今世のヴァレンシュタインの両親は、如何に過保護気味に育てヴァレンシュタインにとって尊敬の対象であったとしても、前世記憶を持つ佐伯隆二にとっては「養親」「自分のことを親身に考えてくれる知人」の類にしかなりえません。
佐伯隆二と前世の両親の関係が良好であっても、DVまみれの最悪なシロモノだったとしても、この構図が変わることはありえません。
養親に子供が「実の親」と同じかそれ以上の親愛の念を抱いても、養親はあくまでも養親でしかなく「本当の生みの親」にはなりえないのですから。
遺伝的に血が繋がっているという事実も、前世記憶を持つ転生者本人にとっては何の意味もないシロモノです。
転生者にとって一番重要なのは前世記憶であり、それがある限り、今世の両親を「本当の生みの親」として認めるのは違和感を伴わざるをえないのですから。

むしろ私は、転生した佐伯隆二が「前世の親」について全く何も考えないことの方に問題があると考えています。
今世の両親が殺害された際にはアレほどまでに激烈な悲しみと怒りを抱いたヴァレンシュタインが、同じように(転生による)突然の別れを強いられた「前世の親」については何の感情も抱かず「そんなものは最初からいなかった」かのごとく認識しているって、そんなことがありえるのでしょうか?
存在していたことが明示されている「前世の恋人」に至っては、その別れを悲しむどころか「まさか俺を毒殺したのではあるまいな」などと猜疑すら抱く始末ですし。
佐伯隆二という人間は身内に対してどれだけ酷薄な人間だったのかと。
昨日観賞した映画「スープ ~生まれ変わりの物語~」でも、前世の人間関係を引き摺っていた(前世記憶持ちの)転生者の話が描かれていましたし、これが普通の光景なのではないかと思うのですけどね。

Jeri

>冒険風ライダーさん
原作知識を「超能力」に断定してしまうと、転生オリ主の二次創作の主人公は、殆どがメアリー・スー度が24点越えになってしまう、必然的に管理人さんの言うところの「主人公が独善的かつ万能過ぎて、自分およびキャラクターに共感する人以外がついてこれない小説」ということになってしまいませんか?

>転生した佐伯隆二が「前世の親」について全く何も考えないことの方に問題があると考えています。

作者さんが書きたかったのは、「原作知識を持った転生者の主人公が活躍する話」であるので、前世をどう生きたかとか、前世の親をどう思っているのかなどはどうでもいいことなのではないでしょうか?
私はこの作品を斜め読みなので、前世とか転生を扱ったフィクション作品の一般論として言わせて頂ければ、前世の親との間に何か特別な確執(ロイエンタールやラインハルトみたいな)とか、来世まで引きずるような思い残すことがあったわけでない限り、いくら前世の記憶があったとしても、普通の親子関係で普通に年老いた親を看取って終えたなら、前世の親に執着しないのはごく自然なことではないでしょうか?
逆に、自分に置き換えて考えてみれば、弥生時代の前世の親なんかよりも、現在の自分の身体のDNA上の親であり、物心つくまでずっと一緒に暮らしてきた親の方を本当の親と認識しているのも当然のことだと思います。
また、別の項目ですが、私も虚弱体質は障害者とは違うという意見同意です。
銀英伝の中で障害者なのは、生まれつき眼球のないオーベルシュタインと、片腕を失って途中から障害者になったワーレンとコンラート・リンザーくらいで、バレンシュタインには、身体の一部が欠損していたり、重要な臓器がなかったり、自力歩行ができないといった障害はなかったように見受けられます。
表面上からはわからない脳の障害(ADHDとかアスペとか)の診断を受けたという記述もありませんから、虚弱体質なだけで「障害者である」にチェックは無理があるように思えます。

  • 2012/07/08 13:31:00

冒険風ライダー(管理人)

>Jeriさん
> 原作知識を「超能力」に断定してしまうと、転生オリ主の二次創作の主人公は、殆どがメアリー・スー度が24点越えになってしまう、必然的に管理人さんの言うところの「主人公が独善的かつ万能過ぎて、自分およびキャラクターに共感する人以外がついてこれない小説」ということになってしまいませんか?

前世知識付きで転生、というだけでも、一般的な赤子~中学生レベルと比較して圧倒的な優位に立てるのですから、ましてや予知すらもある程度可能にする上、誰もが知らないはずの秘密を掌握できる特典まで付く原作知識が付いているというのであれば、「チート能力」認定も当然というものでしょう。
それに実際、原作知識を持つヴァレンシュタインは、ただそれだけでラインハルトやヤンを圧倒的に凌ぐだけの先見性と実力を持ってしまっているのですし。
ヴァレンシュタインのみならず、他の二次創作の転生物でも同じことは普通に当てはまりますよ。
だから「原作知識や前世知識を伴う転生オリ主物」というだけで、メアリー・スー呼ばわりされるのも当然なのです。
実際問題、巷の二次小説投稿サイトなどでも、転生物というだけで「メアリー・スー」として嫌われる傾向はあったりするのですから。

> 作者さんが書きたかったのは、「原作知識を持った転生者の主人公が活躍する話」であるので、前世をどう生きたかとか、前世の親をどう思っているのかなどはどうでもいいことなのではないでしょうか?

作者の意図から言えばまさしくそうでしょうね。
ただ「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝」の場合、ヴァレンシュタインの生い立ちが語られる2話から9話までは、原作のストーリーがほとんど絡んできません。
原作話は抜きにして、ヴァレンシュタイン個人のエピソードばかりが延々と語られているわけです。
ならば、ヴァレンシュタインの前世話だって少しは盛り込んでも問題ないはずですよね。
しかも一方では、「前世では地方公務員で市役所に勤めていた」「恋人はいる」などと語っていたりもするのですからなおのこと。
今世の両親を殺されて怒り狂ったり悲しんだりすることができるのであれば、前世の両親や恋人と突然の別れを余儀なくされた際、何故正負いずれの感情を示すことすらなかったのか、疑問に思わない方がおかしいというものでしょう。
佐伯隆二が銀英伝世界に転生したのは25歳の時のことですが、25歳で両親共に死別ないし蒸発しているというケースはあまり考えにくいのではないかと。
しかも佐伯隆二自身、前世の自分のことを「普通の一般人」と考えていたわけですし。

> 私はこの作品を斜め読みなので、前世とか転生を扱ったフィクション作品の一般論として言わせて頂ければ、前世の親との間に何か特別な確執(ロイエンタールやラインハルトみたいな)とか、来世まで引きずるような思い残すことがあったわけでない限り、いくら前世の記憶があったとしても、普通の親子関係で普通に年老いた親を看取って終えたなら、前世の親に執着しないのはごく自然なことではないでしょうか?

転生直後の佐伯隆二は「恋人はいる」と明言していますが、その恋人のことを心配するどころか「自分は恋人に毒殺されたのではないか?」などという猜疑すら抱いていましたよ。
前世の人間関係が転生直後でさえこの程度の認識でしか捉えられないって、いくら何でもおかしくはありませんか?
両親だって、生きているのであれば当然「二度と会えない」境遇を悲しまざるをえないでしょうし、いなければいないで「両親は既に居ないからその点は気楽なものだ」くらい述懐しても良さそうなものなのですが。

> 逆に、自分に置き換えて考えてみれば、弥生時代の前世の親なんかよりも、現在の自分の身体のDNA上の親であり、物心つくまでずっと一緒に暮らしてきた親の方を本当の親と認識しているのも当然のことだと思います。

ヴァレンシュタインにとっての「前世」というのは、1600年近くも前の遠い歴史の話などではなく、「これまで自分が生きてきた過去の人生の一部」なのですが。
DNAが一致していようが、世間体的に見て完全無欠の親子関係であろうが、前世の記憶がある限り、転生者にとっての転生後の親はどうやっても「本当の生みの親」にはなりえません。
それはたとえ、佐伯隆二にとっての「本当の生みの親」がDVまみれの人間失格な暴君の類であったとしても、決して変えることのできない事実なのです。
今世のヴァレンシュタインの両親は、「2番目の新しい親」にはなりえても「最初の親」「(佐伯隆二にとっての)本当の生みの親」にはどうやっても絶対になれないのですから。
それが、前世の知識を持ったまま生まれた転生者の、一種の「宿命」と言えるものなのではありませんか?

> また、別の項目ですが、私も虚弱体質は障害者とは違うという意見同意です。
> 銀英伝の中で障害者なのは、生まれつき眼球のないオーベルシュタインと、片腕を失って途中から障害者になったワーレンとコンラート・リンザーくらいで、バレンシュタインには、身体の一部が欠損していたり、重要な臓器がなかったり、自力歩行ができないといった障害はなかったように見受けられます。
> 表面上からはわからない脳の障害(ADHDとかアスペとか)の診断を受けたという記述もありませんから、虚弱体質なだけで「障害者である」にチェックは無理があるように思えます。

辞書的な定義による「障害者」というのは、「身体障害、知的障害または精神障害があるため、継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける者」のことを指します。
虚弱体質のヴァレンシュタインは、その体質故に前線勤務を忌避し、兵站・補給などの事務的な職に就くことを自ら積極的に望んでいたわけです。
その割には日常生活にあまり支障があるようには見えないという部分も含め、「メアリー・スー的な意味合い」としての障害者の定義には充分に該当すると思うのですが。

ykdr

>冒険風ライダー(管理人)さん

> それに実際、原作知識を持つヴァレンシュタインは、ただそれだけでラインハルトやヤンを圧倒的に凌ぐだけの先見性と実力を持ってしまっているのですし。

管理人さんは散々ヴァレンシュタインを貶しているようですけれど、ラインハルトやヤンを圧倒的に凌ぐ実力を持っていると認めているんですか。
実際そうだと思いますけれど。ラインハルトやヤンは根本的に戦術家ですが、ヴァレンシュタインは軍人としては戦略家で、本質的には政治家ですから、政略レベルで仕掛けられると二人とも弱いのは作品で見られる所です。
転生者でなくたって十分生きていけそうなくらい有能ですから、ヴァレンシュタインは。

> 作者の意図から言えばまさしくそうでしょうね。
ただ「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝」の場合、ヴァレンシュタインの生い立ちが語られる2話から9話までは、原作のストーリーがほとんど絡んできません。
原作話は抜きにして、ヴァレンシュタイン個人のエピソードばかりが延々と語られているわけです。
ならば、ヴァレンシュタインの前世話だって少しは盛り込んでも問題ないはずですよね。
> 両親だって、生きているのであれば当然「二度と会えない」境遇を悲しまざるをえないでしょうし、いなければいないで「両親は既に居ないからその点は気楽なものだ」くらい述懐しても良さそうなものなのですが。

この辺は作者さんの筆の向きの問題で、書かれる対象であるヴァレンシュタインに「前世の親はどうなのよ」と訊いても無意味ではないかと。
作者さんが書かない限り、ヴァレンシュタインに答えられる訳無いのですから。「そう言われても…」としか言いようが無い。

> 佐伯隆二が銀英伝世界に転生したのは25歳の時のことですが、25歳で両親共に死別ないし蒸発しているというケースはあまり考えにくいのではないかと。

いや、いなかったかも知れませんよ。二親ともいるともいないとも断言出来ません。
人間、いつどこで死ぬかなんて解りませんから、25年の内に親を亡くしている可能性はあります。現にヴァレンシュタインだって、12で両親とも亡くしているではありませんか。

> DNAが一致していようが、世間体的に見て完全無欠の親子関係であろうが、前世の記憶がある限り、転生者にとっての転生後の親はどうやっても「本当の生みの親」にはなりえません。

肉体的な親子関係は勿論ですが、私は転生した「彼」(敢えて「彼」と書きます)の自己認識が最重要ポイントではないかと思います。
「彼」は、転生した当初は勿論自分のことを「佐伯隆二」と認識しているでしょうが、その佐伯隆二の生活はもう戻ることは無く、「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」としての第二の生をスタートさせます。それは一二年続き、「彼」はヴァレンシュタインとしての両親の死に自ら軍人となることを選ぶ程憤り、悲しんだ筈です。
その後に見られる描写でも、第二の 人生を歩む「彼」は自分を「佐伯隆二」ではなく「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」として認識していました。
もし「彼」が自分を「佐伯隆二」と認識しているならば、姿形が「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」であってもコンラート&ヘレーネは本当の両親足り得ないと思いますが、肉体的、社会的、そして自己認識として「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」が統合されている以上、コンラート&ヘレーネの子として転生した「彼」を「佐伯隆二」と定義することは難しいと思います。

> 虚弱体質のヴァレンシュタインは、その体質故に前線勤務を忌避し、兵站・補給などの事務的な職に就くことを自ら積極的に望んでいたわけです。

虚弱体質はヴァレンシュタインが兵站科を選んだ理由のあくまで1つであって、それが全てではないです。
ラインハルトの部下の傾向、将来のこと等を踏まえて選択した訳ですし、前世が地方公務員でしたから元々向いている職だったでしょう。寧ろこれらの方が兵站等の仕事を選んだ理由としてはウェイトが大きいと思います。
大体、士官学校では白兵戦などの実技や様々な野外訓練があるでしょうし、それに耐えられないと判断される者はそもそも入学出来ないでしょう。ヴァレンシュタインは普通の人より多少虚弱ではあっても、軍隊の 訓練に耐えられる者であったのですから、そんな人が「継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける者」に該当するとは到底思えません。

  • 2012/07/09 02:36:00

冒険風ライダー(管理人)

>ykdrさん
> 管理人さんは散々ヴァレンシュタインを貶しているようですけれど、ラインハルトやヤンを圧倒的に凌ぐ実力を持っていると認めているんですか。

その前に「【原作知識を持つ】ヴァレンシュタイン」とはっきり但し書きしていますし、その後にも「ヴァレンシュタインのみならず、他の二次創作の転生物でも同じことは普通に当てはまりますよ」と明言していますが。
原作知識と「神(作者)の祝福」があれば、フォークだってヤンやラインハルトを凌ぐ大英雄になれる、とも以前に私は述べてもいますし。
原作知識というのはそれほどまでのチート設定である、というのが私の主張の主旨なのですけど。
「神(作者)の祝福」に至っては、その「チート設定」の枠にすら入りきれないレベルの全知全能性を持ち合わせてさえいるのですし。
そして、それほどまでの力を有していながら、アレほどまでに悲惨な惨状を呈し、作品論的にも無理のありすぎる展開ばかりが延々と続くからこそ、ヴァレンシュタインの言動は問題となるのです。

> この辺は作者さんの筆の向きの問題で、書かれる対象であるヴァレンシュタインに「前世の親はどうなのよ」と訊いても無意味ではないかと。
> 作者さんが書かない限り、ヴァレンシュタインに答えられる訳無いのですから。「そう言われても…」としか言いようが無い。

それは「ヴァレンシュタインの前世の両親」についてヴァレンシュタインに語らせなかった「作品論的な最終責任」が作者にある、というだけの話でしかなく、1人称視点で自分の前世の両親について語らなかったヴァレンシュタインの問題が免責されるわけではありません。
普通に考えれば、転生直後の右も左も分からない状態で、自身の身内や人間関係について全く思いを致さないというのは変です。
しかも、ヴァレンシュタインが転生の事実を理解したのは、銀英伝世界に転生してから3年も経過した後の話だったのですし。
ヴァレンシュタインは転生したことによって、前世の身内や恋人や友人達との人間関係の一切合財全てを、しかも何の事前準備もなく突然断ち切られてしまい、しかも最初の3年ほどはロクな情報もなくひたすら混乱を余儀なくされる環境下に置かれていたのです。
今世の両親が殺された時と同じ、場合によってはそれ以上のショックが当然あって然るべきなのではありませんか?
前世の人間関係を懐かしんだ形跡すら全くないことや、転生早々に恋人の毒殺を疑った事例を鑑みても、ヴァレンシュタインこと佐伯隆二は前世に深刻な憎悪か黒歴史の類でもあるのかとすら思えてくるところなのですけど。

> もし「彼」が自分を「佐伯隆二」と認識しているならば、姿形が「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」であってもコンラート&ヘレーネは本当の両親足り得ないと思いますが、肉体的、社会的、そして自己認識として「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」が統合されている以上、コンラート&ヘレーネの子として転生した「彼」を「佐伯隆二」と定義することは難しいと思います。

「佐伯隆二」と「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」という2つの存在は、別に対立概念でも何でもありません。
作中における「彼」は、「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」であるのと同時に「佐伯隆二」でもある、より正確に言えば「佐伯隆二」が「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」という存在をも兼ねている、というのが正しい実態なのです。
それは、作中で披露されている「彼」の行動原理に、「佐伯隆二」の影響が色濃く出ていることからも分かります。
前世知識や原作知識はもちろんのこと、ヤンやラインハルトに対する不自然な態度、前世の恋人との付き合いからもたらされたらしい女性不信の感情などは、まぎれもなく「佐伯隆二」の影響によるものなのですから。
かくのごとく、「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」を兼ねる「佐伯隆二」という存在であり、かつ思考発想法が「佐伯隆二」をベースとしている「彼」が、如何に前世を否定し「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」として自己を認識し振る舞おうと、「佐伯隆二」の影響を完全に払拭するのは不可能なのです。
それ以前に、転生者である「佐伯隆二」に前世の親がいるというのは認識云々以前の「作中事実」であり、その作中事実から目を背けることはできても、作中事実そのものを変えることは誰にもできないのです。
「彼」が「エーリッヒ・ヴァレンシュタイン」として今世の両親を「【新しい】両親」「転生後の【2番目の】両親」として認識し、親愛の情を抱き、尊敬していたことは確かに作中にもはっきり明示されている事象ではあるでしょう。
しかし、前世の記憶を持つ「佐伯隆二」にとっての両親はあくまでも前世のそれでしかなく、今世の両親はどうやっても「最初の親」「本当の生みの親」にはなりえないのです。
「佐伯隆二」の「最初の親」「本当の生みの親」を「なかったこと」にすることはできないのですから。

> 大体、士官学校では白兵戦などの実技や様々な野外訓練があるでしょうし、それに耐えられないと判断される者はそもそも入学出来ないでしょう。ヴァレンシュタインは普通の人より多少虚弱ではあっても、軍隊の 訓練に耐えられる者であったのですから、そんな人が「継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける者」に該当するとは到底思えません。

それはむしろ、「障害者であるにもかかわらず、生活に著しい支障をきたしているようには見えない」というメアリー・スー的な構成要素を完全に満たすものでしかありえませんね。
あるいは、虚弱体質という設定を忘れてヴァレンシュタインを士官学校に入学・進学・卒業できるようにしてしまった作者のミスです。
「あの」ヤンでさえ士官学校の軍事訓練に一応は耐えることができたことを考えると、ヴァレンシュタインの「虚弱体質」というのは、本来ヤン以上の弊害と問題を抱えていて然るべき事項であるはずなのですし。
まさか、ヴァレンシュタインの「虚弱体質」なる自己申告自体が実は全くの虚偽の類だった、というわけでもあるまいに。
まあどれを選んでも、ヴァレンシュタイン・作品・作者の全てにダメージが行くものにしかなりえないのですが。

侍従長

エーリッヒシリーズは良くも悪くも楽しめるけど、ここの管理人の文章は楽しめないな。
まあ「最初から馬鹿にするつもりで読んでます」と公言している人間の、理論武装しているだけの文章なんかを楽しめるのは、同じ様に他人を嘲笑して悦ぶ奴だけだろうけどね。

  • 2012/10/12 19:10:00

冒険風ライダー(管理人)

ヴァレンシュタインも、「最初から馬鹿にするつもり」的な態度でヤンやラインハルト他、自分の気に入らない相手に常に接しているのですが、それは良いのですかね?
しかもヴァレンシュタインの場合は、その主義主張が「理論武装」にすらなっていないのが大いに問題となっているのですが。
「他人を嘲笑して悦ぶ奴」という指摘は、そっくりそのままヴァレンシュタインに返してやりたいシロモノですね(爆)。

侍従長

別にエーリッヒがどんな下劣な人格のキャラだったとしても、どうでもいいよ。現実の人間じゃないから。
管理人に批判的=エーリッヒ擁護だとでも思ってるの?
俺は「他人を馬鹿にすることに躍起になる、ここの管理人は気持ち悪い奴だ」って言っただけだよ。
自分が散々に馬鹿にしたキャラと同じ事をしてる自覚できたなら改めたら?

  • 2012/10/14 17:28:00

冒険風ライダー(管理人)

>「他人を馬鹿にすることに躍起になる、ここの管理人は気持ち悪い奴だ」

こういうのは批判とは言いません。
単に「自分の印象」を述べて「個人的感情のままに悪のレッテル貼りをやっている」だけです。
個人的印象と批判の区別くらい、きちんとつけるべきですね。
そもそも、「現実の人間じゃないどうでもいい」などと自分で述べているキャラクターのことについて、わざわざ「現実に存在している」余所様のブログに乗り込んで物申すあなた自身は、「フィクション小説の架空の人間」を批判する私などよりもはるかに「他人を馬鹿にすることに躍起になる気持ち悪い奴だ」ということになってしまうのですが。
自分の発言が何倍にも増幅されたブーメランになってしまっている、という自覚はないのですかね?

「釣り」にしても相当なまでに稚拙かつ自爆テロ的な投稿ですね。
こんな間抜けではなく、もう少し手ごたえのある論客の登場を期待したいところではあるのですが(苦笑)。

侍従長

管理人の文章は批評とは言えません。「個人的感情のままに中傷行為を行っている」だけです。「批評と誹謗の区別くらい、きちんとつけるべき」ですね。
水掛け論にしかなりませんね。不毛だ。

管理人は、今日までのご自分の行いを完全に忘れ去っていますね。ご自分の駄文を読み返して、どれほど「他人を馬鹿にすることに躍起になっている」かを自覚しましょう。
管理人の書いている「ヴァレンシュタイン考察」は現在、第何回目でしたっけ? その中で批評から逸脱して、キャラへの中傷、作者への侮辱にまで発展したケースは何件?
総文字数は原稿用紙何枚分? 対する私がこのブログに書き込んだ文字数は?

管理人が「読者の為」と称して、たったひとつの小説とその作者を嘲笑うために費やしている時間や労力と、私が管理人に対して費やしたそれは、どちらの方が多いですか?
「他者を侮辱する現実の人間」のブログに数言書き込むのと、「フィクション小説の架空の人間」とその作者への中傷を数万字、数ヶ月にも渡って自らのブログで書き続けるのとでは、
どちらの方が敵意の維持と不断の努力を必要とするでしょう? 現実の卑劣漢と、小説の中の卑劣漢。傍迷惑なのはどちらですか?
謙遜しないでください。「他人を馬鹿にすること」に注ぎ込んだ情熱は、私なんか管理人の足元にも及びませんよ。

管理人が他の映画の感想文などと同じように「一回」で済ませていたら、私も気にしなかったんですけどね。
小説の内容がどれほど稚拙だったとしても、架空のキャラに病的な敵意を長時間抱き続け、何度も繰り返し中傷した挙げ句、作者への人格攻撃まで行うのは、明らかに異常です。
他者を貶めるために、あれほどの時間と労力と悪意を注ぎ込める管理人の精神が、私にはあまりにも「気持ち悪い」のです。

だから私は、管理人の言う「余所様のブログに乗り込んで物申す」事を、わざわざやる気になってしまった訳ですね。
まあ、「余所様の小説への中傷を何万字も書き続けている」管理人に、千文字足らずの文章を書き込んだだけの事を「ブログに乗り込んだ」と表現されたのは驚きましたけど。
そんなに衝撃的だったんですかね? 私がやったことなんて、通りすがりに目についたブログの管理人に「他人を一生懸命馬鹿にする奴は気持ち悪いよ」と言っただけなんですけど。
他人を誹謗する事を好む人間は、得てして自分が誹謗されるのは耐えられないものですからね。仕方のない事なのでしょう。
そう言えば、これに対する返答がありませんでしたね。「自分が散々に馬鹿にしたキャラと同じ事をしてる自覚ができたなら改めたら?」

最後に「手ごたえのある論客」にブログに来て欲しいなら、論じる価値のない駄文を書くのは止めましょう。
他者を中傷するだけの低劣な文章が、まともにとり合って貰えるわけがないでしょう?
他人を馬鹿にする文章には、他人を馬鹿にする文章しか返っては来ません。管理人の所に来るのは、「一緒になって馬鹿にする」か、「管理人を馬鹿にする」文章だけですよ。
まさにブーメランです。無様としか言いようがありませんね。お互いに。まあ、ネットに繋ぎながら自分のブログに閉じ籠っている管理人には、それで十分なんでしょうけど。

・・・ああ、疲れた。俺は何をやってるんだ。こんな他人を馬鹿にするためだけの文章をだらだらと書き連ねて・・・。
空しい。気力が尽きた。こんな不毛なことは止めよう。

嫌いなものじゃなくて、好きなもののために時間を使おう。

  • 2012/10/15 19:00:00

冒険風ライダー(管理人)

> 管理人の文章は批評とは言えません。「個人的感情のままに中傷行為を行っている」だけです。「批評と誹謗の区別くらい、きちんとつけるべき」ですね。
> 水掛け論にしかなりませんね。不毛だ。

一般的に通用する批判というのは、単に「俺はこう思った」とか「こう感じた」とか言った主観的なこと「だけ」を述べるのではなく、客観的に検証可能な根拠と論理でもって相手の問題点を指摘する文章のことを指します。
確かに私はヴァレンシュタインのことをこれでもかと言わんばかりに酷評しまくり、キチガイとか被害妄想狂患者とか言いまくってはいますが、そういう結論を出すに至る客観的な根拠や論理はきちんと提示しているはずなのですけどね。
「いや、お前の主張のここにはこういう穴がある」的な指摘や反論であれば、私としては再反論があるにせよ、相応の敬意を持っていつでも応じるつもりなのですが。
一方で、あなたが私に対して述べている発言内容のどこに「客観的に検証可能な根拠と論理」といったものが存在するのですか?
まさに「俺はこう思った」とか「こう感じた」とか言ったことを並べているだけですよね。
だから「個人的印象と批判の区別くらい、きちんとつけるべき」と前回の投稿で述べてもいたわけで。

> 管理人は、今日までのご自分の行いを完全に忘れ去っていますね。ご自分の駄文を読み返して、どれほど「他人を馬鹿にすることに躍起になっている」かを自覚しましょう。
> 管理人の書いている「ヴァレンシュタイン考察」は現在、第何回目でしたっけ? その中で批評から逸脱して、キャラへの中傷、作者への侮辱にまで発展したケースは何件?
> 総文字数は原稿用紙何枚分? 対する私がこのブログに書き込んだ文字数は?

何か勘違いしているようですが、私は別に「他人を馬鹿にすること」それ自体を否定したことなど、一連のヴァレンシュタイン考察も含めて一度たりともありはしませんよ。
ヴァレンシュタインがやっているようなヤン&ラインハルト批判なんて私もタナウツ本家でやっていますし、きちんとした筋の通った理論でもって相手を批判し、かつダブルスタンダードやブーメランを犯すような愚行をやらかしたりするのでなければ、私も大いに首肯するところなのですが。
ヴァレンシュタインと同じようなラインハルト批判を作中で展開している「反銀英伝 大逆転!リップシュタット戦役」のエーリッヒ・フォン・タンネンベルクなんて、私は結構肯定的に評価していたりしますし。
ヴァレンシュタインがここで批判の対象になる最大の理由は、ヤンやラインハルトを批判しているはずのヴァレンシュタインが、まさにその批判内容と全く同じかそれ以下のことを他ならぬ自分自身でやらかしている上、そのことに対する反省もないからですよ。
ラインハルトを精神的に未熟と罵りながら、他ならぬ自分自身のワガママぶりはラインハルトのそれをはるかに凌ぐとか、自分で自爆しているブーメラン以外の何物でもないではありませんか。
ラインハルトどころか、ロボスやフォークなどと比較してさえ、ヴァレンシュタインの言動が優れているようにはまるで見えないのですし。
他者を批判する人間がダブスタをやらかしたり、論理が稚拙&電波だったり、ブーメラン発言を披露して恥じ入りもしないからこそ、ヴァレンシュタインはここまで全面的に検証されることになってしまうわけなのですが。

> 管理人が「読者の為」と称して、たったひとつの小説とその作者を嘲笑うために費やしている時間や労力と、私が管理人に対して費やしたそれは、どちらの方が多いですか?
> 「他者を侮辱する現実の人間」のブログに数言書き込むのと、「フィクション小説の架空の人間」とその作者への中傷を数万字、数ヶ月にも渡って自らのブログで書き続けるのとでは、
> どちらの方が敵意の維持と不断の努力を必要とするでしょう? 現実の卑劣漢と、小説の中の卑劣漢。傍迷惑なのはどちらですか?
> 謙遜しないでください。「他人を馬鹿にすること」に注ぎ込んだ情熱は、私なんか管理人の足元にも及びませんよ。

「他人を馬鹿にすること」に何の努力も労力も払うことなく、イッチョカミな考えなしの文章だけで済まそうと考える人間こそ、傍から見れば論外もいいところなのですが?
仮にも他者を批判するのであれば、己の全身全霊を挙げてとまではいかぬまでも、決して手を抜くことなく自分の正しさと相手の間違いをアピールするよう努めるべきではありませんか。
すくなくとも私は、ヴァレンシュタインおよび作者氏に対して、あなたのような人を舐めた態度で臨んではいません。
架空の人物であることは充分承知の上で、その言動の一切合財を全て真剣に検証し論じているのです。
むしろ、そういうキャラクターの言動を「フィクションだから」として無条件に免罪してしまうことの方が、はるかに作品とキャラクターに対して失礼だとすら考えているくらいですしね。
手抜きで他人を馬鹿にしていることを堂々と公言して恥じ入ることもないあなたは、私に対してのみならず、ヴァレンシュタインおよびあの作者氏にとっても相当なまでの非礼を働いている人間としか言いようがないですね。
作者氏だって迷惑極まりないのではないですかね、あなたのような人間が自分の二次創作の読者であるという事実には。

> 管理人が他の映画の感想文などと同じように「一回」で済ませていたら、私も気にしなかったんですけどね。
> 小説の内容がどれほど稚拙だったとしても、架空のキャラに病的な敵意を長時間抱き続け、何度も繰り返し中傷した挙げ句、作者への人格攻撃まで行うのは、明らかに異常です。
> 他者を貶めるために、あれほどの時間と労力と悪意を注ぎ込める管理人の精神が、私にはあまりにも「気持ち悪い」のです。

こういうのをまさに「自分の印象【のみ】を並べて個人的感情のままに悪のレッテル貼りをやっているだけでしかない」というのですよ。
私の文章を読んだ際の個人的印象なんて読んだ人の数だけ存在するというのに、自分の個人的印象がそこまで客観的かつ普遍的なものだとでも思っているのでしょうか?
すくなくとも私は、ヴァレンシュタインの言動のどこがどう問題なのか、客観的な根拠と論理でもって具体的に指摘していった上で評価を下しているつもりですが。
そりゃ労力や手間暇だってバカにならないレベルでかかりますが、人の数だけ異なる価値観がある人達から賛同や同意が得られるだけの理論を構築する作業というのはそういうものなのですから仕方がありますまい。
まあイッチョカミな罵倒だけで満足しているような人間には、そういう労力を払う「楽しみ」というのも理解できるものではないのでしょうが。

> だから私は、管理人の言う「余所様のブログに乗り込んで物申す」事を、わざわざやる気になってしまった訳ですね。
> まあ、「余所様の小説への中傷を何万字も書き続けている」管理人に、千文字足らずの文章を書き込んだだけの事を「ブログに乗り込んだ」と表現されたのは驚きましたけど。
> そんなに衝撃的だったんですかね? 私がやったことなんて、通りすがりに目についたブログの管理人に「他人を一生懸命馬鹿にする奴は気持ち悪いよ」と言っただけなんですけど。

……普通、顔なじみの人間というわけでもない全く赤の他人の、それも自分とは全く価値観が異なるブログや掲示板に対して、イッチョカミの投稿なんて行おうものならば「荒らし」と見做されても文句の言えない所業なのではないかと思うのですけどねぇ。
かくいう私自身、自分が作った考察をあちらの感想板に書き込むのは「荒らし」と見做される可能性を考慮して控え、かわりに1記事毎にトラックバックを飛ばすという手法で代用していたわけですし。
まあ私は自己中なヴァレンシュタインと違って「他人を批判する以上は、自分に反論が来ても当然である」という思考の持ち主なので、あなたのようなイッチョカミかつ「釣り」を意図しているような人間であってもこうやって付き合ってやったりしているのですが(苦笑)。
私があなたの投稿にウンザリしている点があるとすれば、それはあなたの投稿に何ら論理性がなく、自分の個人的印象を考えなしに羅列しているだけのゴミなシロモノでしかないという点ですね。
反論内容自体、今までも何度となく繰り返されたテンプレートな内容でしかありませんし。

> そう言えば、これに対する返答がありませんでしたね。「自分が散々に馬鹿にしたキャラと同じ事をしてる自覚ができたなら改めたら?」

上でも述べたように、そもそも私は「他人を馬鹿にすること」自体は否定していませんし、それが無条件で悪いこととも考えていませんので、改める必要なんて欠片たりとも認められませんね。
まあ、「ヴァレンシュタインのごとき被害妄想やダブスタ&ブーメランはみっともないから、あんな無様なことだけはしないようにしよう」とは何度も繰り返し考えてはいるのですが(爆)。

> 最後に「手ごたえのある論客」にブログに来て欲しいなら、論じる価値のない駄文を書くのは止めましょう。
> 他者を中傷するだけの低劣な文章が、まともにとり合って貰えるわけがないでしょう?
> 他人を馬鹿にする文章には、他人を馬鹿にする文章しか返っては来ません。管理人の所に来るのは、「一緒になって馬鹿にする」か、「管理人を馬鹿にする」文章だけですよ。

私の文章が「中傷するだけの低劣な文章」であるというのは、あなたが個人的にそう考えているというだけのことでしかありません。
それを自分以外の他者に納得させたいというのであれば、具体的にどの箇所がどのような形で「中傷するだけの低劣な文章」になっているのかを、まずは自分から客観的に指摘するべきでしょう。
それができない限り、あなたの投稿は私に対する批判などとは到底認められるものではありません。
そういう労力も払わずに他者を批判するなど、おこがましい限りではないですか。

> まさにブーメランです。無様としか言いようがありませんね。お互いに。まあ、ネットに繋ぎながら自分のブログに閉じ籠っている管理人には、それで十分なんでしょうけど。

イッチョカミと自爆テロを信条にしているとしか思えないような人にそんなことを言われましてもねぇ(苦笑)。
ちなみに前述しましたが、私はブログに考察記事を書いているだけでなく、作者に対してもトラックバックを飛ばしてその所在をわざわざ自分から教えていますよ。
トラックバック送信先が今は亡き「にじファン」な上、暁にはトラックバック機能がないので、現在はその痕跡もなくなっていますが、一連の考察を作者氏が存在すらも知らないということはありえないでしょうね。
すくなくとも、あなたのような人間よりは、あの作者氏に対して必要最低限の礼儀作法は遵守していると思うのですけどね。

> ・・・ああ、疲れた。俺は何をやってるんだ。こんな他人を馬鹿にするためだけの文章をだらだらと書き連ねて・・・。
> 空しい。気力が尽きた。こんな不毛なことは止めよう。
>
> 嫌いなものじゃなくて、好きなもののために時間を使おう。

いや~、私もあなたのような「釣り」を意図しているような稚拙で間抜けで自爆テロ的なイッチョカミ相手に、しかもそれと承知でここまで付き合ってやるとは何とお人良しな人間なんだろう、と若干自嘲してすらいたところですよ(爆)。
満足しましたか? 私が釣れて。

通りすがり

冒険風ライダーさんは前後で発言が矛盾している

まず、自分を一言「他人を馬鹿にすることに躍起になってて気持ち悪い」と批判した侍従長さんに「あなたの方が他人を馬鹿にすることに躍起になってて気持ち悪いよ」と言い返した

しかし「費やした時間と労力の差」という明らかに自分の方が躍起になっている根拠を突きつけられた途端、「手を抜いて適当に馬鹿にするのは駄目だが、
躍起になって馬鹿にすることは相手に真摯に向き合う誠実さの証明」だから「手抜きで自分を馬鹿にした侍従長は不誠実。一生懸命他人を馬鹿にしてる自分は誠実」と主張した

冒険風ライダーさんは侍従長さんを、前半は「自分よりも他人を馬鹿にすることに躍起になっている気持ち悪い人間」と評しておいて、後半は「自分よりも他人を馬鹿にすることに躍起になっていない不誠実な人間」と評しているのだ。
自分よりも躍起になっているのか、いないのか。
躍起になる人間は誠実なのか、気持ち悪いのか。
侍従長さんと自分自身、そして「他人を馬鹿にすることに躍起になる人間」への客観的評価が一定しておらず、主張に一貫性がない

何度読み返してみても、冒険風ライダーさんは明らかに自分の方が躍起になっている根拠を突きつけられ、窮した挙句「躍起になった方がむしろ良いんだ!」と「見苦しい言い訳」をしているとしか思えない。
結果、自身の最初の主張「自分よりも侍従長の方が他人を馬鹿にすることに躍起になっている」と矛盾が生じてしまっている

冒険風ライダーさんはどうも、話しているうちに自身のほんの数日前の発言を忘れてしまうようである。自分の中に確固たる価値観がない人間にありがちなことだ

  • 2014/06/25 16:35:00

冒険風ライダー(管理人)

> まず、自分を一言「他人を馬鹿にすることに躍起になってて気持ち悪い」と批判した侍従長さんに「あなたの方が他人を馬鹿にすることに躍起になってて気持ち悪いよ」と言い返した

それってこれのことですか↓

> そもそも、「現実の人間じゃないどうでもいい」などと自分で述べているキャラクターのことについて、わざわざ「現実に存在している」余所様のブログに乗り込んで物申すあなた自身は、「フィクション小説の架空の人間」を批判する私などよりもはるかに「他人を馬鹿にすることに躍起になる気持ち悪い奴だ」ということになってしまうのですが。
> 自分の発言が何倍にも増幅されたブーメランになってしまっている、という自覚はないのですかね?

これって私の主張ではなく、相手の主張が「『批判は気持ち悪い』という批判」という構図になっていて、「自分の主張がそっくりそのまま自分自身に跳ね返っているんだけど、その自覚はありますか?」と指摘しているだけなんですけどね。
だからわざわざ「他人を馬鹿にすることに躍起になる気持ち悪い奴だ」の部分を「」でくくっている上に、
> 自分の発言が何倍にも増幅されたブーメランになってしまっている、という自覚はないのですかね?
と最後に付け足してもいるわけなのですが。
「『批判は気持ち悪い』という批判」などという矛盾した主張を繰り広げている相手に対し、「じゃああなたの主張に従えば、あなたこそが気持ち悪いシロモノでしかないよね(笑)」と返す際、私が「他人を馬鹿にすることに躍起になる気持ち悪い奴だ」などという主張を信奉している必要はないでしょうに。

> 何度読み返してみても、冒険風ライダーさんは明らかに自分の方が躍起になっている根拠を突きつけられ、窮した挙句「躍起になった方がむしろ良いんだ!」と「見苦しい言い訳」をしているとしか思えない。
> 結果、自身の最初の主張「自分よりも侍従長の方が他人を馬鹿にすることに躍起になっている」と矛盾が生じてしまっている

前述のごとく、「最初の主張」とやらはそもそも私自身の主張ではないのですから、矛盾など最初から生じようがないのですが。
あらかじめ予防線をきちんと張っているのに何度読み返してもそう読めない、というのは、相当なまでに文章読解力が低いとしか言いようがないですね。

おばっさん

つまり管理人は、自分の「最初の主張」は他人の価値観に沿って発言したものだから、後半の発言と矛盾しても何の問題も無いし、その中でどれだけ客観性の欠如した発言をしようと、他人に対して不当な中傷を行おうと自分は一切の責任を負わなくていい、ということですか。
では、貴方の「最初の主張」が一体どこのどなたの価値観に沿ったものだったのか説明してください。

このブログで日常的に他人を批判していた管理人と、それを「他人を馬鹿にすることに躍起になってて気持ち悪い」と一言非難しただけの侍従長さんを比較して「侍従長の批判は何倍ものブーメランになって侍従長に跳ね返っている」とか「侍従長の方が他人を馬鹿にすることに躍起になっている気持ち悪い奴だ」などと客観性の欠如した結論に至る異常な価値観の持ち主とは、いったい誰なのでしょうか?

少なくとも侍従長さんではありませんよね? 彼は「『批判は気持ち悪い』という批判」なんて一切していませんから。
彼は「他人の馬鹿にすることに『躍起になっている』人間」を気持ち悪いと評価したのであり、躍起になっているかいないかの判断基準として「費やしている時間と労力」をあげていますからね。
彼が「気持ち悪い」と評価するほど「他人を馬鹿にすることに躍起になっている」のは、第三者が確認できる中では、このブログ中探しても管理人ただ一人だけです。

本当に、管理人は誰の価値観に沿って「管理人より侍従長の方が他人を馬鹿にすることに躍起になっている」なんて客観性も説得力もない発言をされたのしょうか?

ああ、そう言えば一人だけ変な人がいましたね。わざと侍従長さんの発言を曲解して、「『批判は気持ち悪い』という批判をしている馬鹿」だというレッテル貼りをしようとネガキャンを繰り返していた人が。

確か名前は冒険風ライダーとか言いましたっけ? 管理人は、この人の価値観に沿って発言されてたんじゃないでしょうか?

自分の発言に責任を持たない人間って最低ですよね。

  • 2014/10/29 14:48:00

名無し

結論
管理人さんはエーリッヒ・ヴァレンシュタインと同じくらい気持ち悪い。

  • 2015/03/24 22:50:00

ねじまき

こんな過疎ブログで叩かれるってどんなバカ発言したのかと思って読んでみたら、あまりの管理人の恥知らずっぷりに驚愕しました。
ブーメランもダブスタも全部管理人自身のことじゃないですか。しかも都合が悪くなると自分自身の発言すら責任放棄してる。
ここまで無恥・無責任・不誠実な人間はネット上でも他に見たことが無いです。

  • 2015/05/31 10:59:00

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