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2010年サーチエンジン事情&SEOの変遷

2010年時点におけるキーワード検索型サーチエンジンは、

Google社が運営する「Google」
Yahoo!社が管理する「Yahoo!」
Microsoft製の旧MSNサーチこと「bing」

の「御三家」でそのシェアのほとんどが占められています。

2000年代始め頃は、Gooやnifty、exciteなどといったポータルサイトでも、独自のキーワード検索型サーチエンジンを使用していました。
しかしその後、サービスの多様化やポータルサイト間の競争などによって次第にサーチエンジンの統合が行われていき、現在ではこれらのサイトでも「御三家」いずれかの検索結果をそのまま反映させるシステムとなっています。
これも時代の流れというものですね。

実はこれはサイト運営者にとっても便利な話だったりします。
サーチエンジンが群雄割拠状態であれば、ポータルサイト毎にSEO(サーチエンジン最適化)を行わなくてはならず、その作業コストはとてつもなく膨大なものとなります。
かといって1つに独占されていたら、ページの掲載がサーチエンジン会社に全て委ねられることになってしまい、サーチエンジン会社の顔色を常に伺わなくてはならなくなってしまいます。
現行はそのどちらにも転ばない微妙な状態にあるわけです。

タナウツでもSEOには昔から力を入れており、サーチエンジンの世界で「御三家」が大きな勢力をもって定着する前は、当時まだ独自のサーチエンジンサービスを提供していたGooやInfoseek、exciteなどでただひたすら手入力によるHTMLページ登録を行い続けていたものです。
当時はまだ今ほどサイトの数も多くはなく、またSEOという言葉と概念も一般的なものではありませんでしたが、サーチエンジンを制すれば知名度や集客のアップが容易に行える、という認識は当然のようにありましたので、その対策に躍起になっていたわけです。

さて、現在のサーチエンジンにおけるページ登録は、

Googleウェブマスターツール
Yahoo!サイトエクスプローラー
Bing Webmaster Tools

などで、登録ページをまとめたサイトマップXMLファイルを送信するやり方が主流となっています。
いちいち複数のポータルサイトでHTMLページをひとつひとつ手入力で登録を行っていた昔に比べれば、手間という点ではかなり楽になりましたね。

ただ、登録したHTMLページが実際に検索結果に反映されるか否かについては、昔よりもむしろ条件は厳しくなっています。
昔よりもサーチエンジン利用者が多くなり、上位表示競争が激しくなった上、スパム業者やアフィリエイトサイトなどが大量に跋扈するようにもなったのですから当然ですが、ページがインデックス登録されなかったり、検索結果で上位表示されなかったりするケースが少なくありません。

サイトやブログにおける集客の要であり、日進月歩で進化し続けるサーチエンジン。
そのじゃじゃ馬で気分屋なシステムを手懐け、検索結果で常に上位表示させるためのSEO戦略はなかなかどうして奥が深く、ある程度理論が分かるとそれ自体が娯楽として楽しめるものになったりするんですよね、これが。

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