日本におけるSNSの利用者増大とFacebookの台頭
- 2012/08/24 00:00
- カテゴリー:タナウツSEO・SMO, サイト改造裏話
SNSの利用者がさらに増大しているみたいですね。
ソーシャルメディアの動向を分析した「ソーシャルメディア調査報告書2012」によると、日本におけるソーシャルメディア人口は2011年時の3530万人から5060万人に増加しているとのこと↓
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120822_554581.html
> インプレスR&Dのシンクタンク部門であるインターネットメディア総合研究所は、ソーシャルメディアの動向を分析した「ソーシャルメディア調査報告書2012」を8月24日に発行する。価格はCD(PDF)版が7万1400円、CD(PDF)+冊子版が8万1900円。
>
> 日本市場の動向調査では、2012年5月時点での日本のソーシャルメディア人口を5060万人と推計。2011年調査の3530万人から1530万人増加しており、この2年間で加速度的に伸びている。投稿や書き込みなど、何らかの情報発信を行なっているユーザーは3290万で、ソーシャルメディア利用者の65.0%に相当する。
>
> インターネットユーザーにおけるSNSの利用率は、mixiが26.1%(前年調査27.0%)、Facebookが24.5%(同8.3%)、Mobageが8.4%(同6.3%)、GREEが7.8%(同8.3%)で、Facebookが大きく躍進。SNS全体の利用率もこれに伴って、前年の32.1%から45.6%に増加した。また、Twitterの利用率も前年の15.5%から26.3%と大幅に増加し、ソーシャルメディア(SNSまたはマイクロブログ)の利用率は52.0%とインターネットユーザーの過半数に達した。
>
> 利用デバイス別では、スマートフォンユーザーのソーシャルメディア利用率が66.7%と高く、40.0%がTwitterを、33.5%がFacebookを利用している。
>
> インターネットユーザーにおける「LINE」の利用率は、「利用している」「試しに利用した程度」を合わせて21.3%で、最も利用率が高いのは男性10代の46.3%、次いで女性20代の43.4%、男性20代の32.7%となっている。
ここでは、Facebook・Twitterの台頭とmixiの衰退ぶりがはっきりと明示されていますね。
Facebook・Twitterの利用率が前年比で10%の増大を示したのに対し、mixiは1%近くの低下という結果になっているのですから。
mixiはもう、よほどの起死回生な秘策でもない限り、ここままどこまでも落ちていく運命なのでしょうねぇ(T_T)。
一方、数が多いだけでこれといった活用があまり報じられてこなかったFacebookでも、こういう報道がぼちぼち行われるようになってきたようで↓
http://kumanichi.com/news/local/main/20120823001.shtml
> 阿蘇市がインターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」に開設したホームページの定期購読者が、千人を突破した。7・12豪雨災害の後に急増しており、市は「被災住民や観光客が情報源として活用している」とみている。
>
> ホームページは市が6月中旬に開設した。FBの会員がページ上の「いいね」ボタンを押すと定期購読者となり、行政情報が自動的に配信される仕組み。
>
> 水害の直後、市は河川の水位状況や避難勧告エリアなどをFBに発信。JR代行バスの時刻表や道路の迂回[うかい]路の地図も紹介した。その結果、水害の前は70人だった定期購読者が、被災後1週間は連日100~200人増加。22日現在、1300人となっている。
>
> 市情報課は「スマートフォンやパソコンから簡単に閲覧できるため、避難所の住民や、阿蘇の様子を知りたい観光客らが定期購読者になったのだろう」と分析。「今後は復興に向け、観光情報を積極的に発信していく」としている。
>
> 定期購読者になるためには、インターネット上でFBの会員登録(原則実名)が必要。同課TEL0967(22)3253。(佐藤大樹)
Facebookはアラブのジャスミン革命などでも活躍したとのことですが、元来あまりユーザー数がいなかった日本では、これといった広報活動があまり報じられてこなかった感がたたあります。
元からユーザー数が多かったTwitterは、良かれ悪しかれ色々な毀誉褒貶が言われていますが、Facebookでは「会員になる際のデメリット」しかクローズアップされてきませんでしたし。
こういった報道の存在は、ここにきてようやく日本でもFacebookが定着してきたことを示すものでもありますね。
ただ、FacebookやTwitterにしても、別に明るい未来が永続的に約束されているというわけではないのですが。
10億人に迫ろうとしているFacebookのユーザー数も、本国たるアメリカでは既に頭打ちの傾向にありますし、株価を公開早々、下落を続けまくった経緯もあったりします。
数の上では未だ成長を続けているものの、まさにmixiのごとく栄枯盛衰のスピードが速いジャンルでもありますからねぇ、SNSは。
mixiの後追いなどをやらないよう、FacebookもTwitterも成長を続けてもらいたいものです。