安倍新総裁誕生に伴うマスコミと田中芳樹の安倍バッシング衝動
自民党の安倍新総裁誕生に伴い、とにかく叩けと言わんばかりに3500円のカツカレーネタを、鬼の首でも取ったかのごとく捲し立てる日本の大手マスコミ。
ところが何と、朝日新聞・毎日新聞・大阪朝日新聞の社内ビルにあるレストランで出されているカレーが、3500円を上回っていることが判明しました。
http://matome.naver.jp/odai/2134888334246252401
レストラン「アラスカ」朝日新聞社店のビーフカレー:3675円。
毎日新聞社が入っているパレスサイドビル内の「アラスカ」パレスサイド店のカレー:5040円。
大阪朝日新聞社ビル13階の「アラスカ」大阪本店のカツカレーセット:6300円。
ただでさえ日本有数の高級取りと言われているマスコミ関係者が、どのツラ下げて庶民感覚と言えるのかとはつくづく考えてはいたのですが、まさかこんなところで足をすくわれるとは、大手マスコミも思ってもみなかったことでしょう(爆)。
自分のところのお膝元に高級レストランを構えていて、場所の近さから常食している可能性すらある新聞社が、3500円のカツカレーを叩く滑稽なありさまは、まさに素晴らしいブーメランの一言に尽きますね(笑)。
それにしても、民主党の場合は不祥事どころか高級バーや料亭にいくら通っても批判ひとつしなかった大手マスコミが、安倍新総裁誕生以降に繰り広げまくっている叩きネタは、あまりにもショボ過ぎて却って笑いのネタと化していますね。
テレビではこんなネタに走っていますし↓
http://www.j-cast.com/2012/09/28148223.html
> 自民党新総裁に選ばれた安倍晋三元首相について、フジテレビ「とくダネ!」の出演者が「お腹痛くなっちゃって辞めちゃった」という発言をしたことに、ネット上で疑問が相次いでいる。安倍元首相は、多くの患者がいる難病を患っていたからだ。
>
> 「投げ出し辞任5年…復帰へ不安の声」
> 「早くも内紛…党員票逆転勝利に地方の怒り」
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> 新聞の2012年9月27日付テレビ欄では、安倍晋三元首相の復帰劇をこううたう「とくダネ!」の番組内容が書かれていた。
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> 実際の番組でも、司会の小倉智昭さんが「様々な方面から不安の声も上がっております」とスタートさせると、安倍氏が「政権を投げ出した」経緯や閣僚の不祥事などをたどる映像が次々に流された。
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> そして、経営コンサルティング会社の代表をしているコメンテーターの田中雅子さんに、話が振られた。すると、田中さんは、安倍氏について「お腹痛くなっちゃって辞めちゃったということで…」と話し始めた。これに司会の小倉さんが「ちょっと子どもみたいだったと思うよ」と口を挟み、田中さんも「そうなんですよ、そうなんですよ」と続けた。
>
> 田中さんはさらに、日本は経済も政治も厳しい局面にあるとして、「だから、本当にね、本当にね、病気で辞めるなんて本当にもう2度と言ってほしくない」と訴えた。ただ、総裁選のことについては、素人なのでよく分からないとも話した。
>
> 安倍氏は、辞任理由の1つに病気を挙げたが、全国に10万人規模でいる厚労省指定の難病「潰瘍性大腸炎」を患っていることを後に明かした。腹痛に苦しんだのは、このためだ。それだけに、ネット上では、腹痛を巡る番組出演者らの発言に批判が相次いだ。
相手は政治家でもあり、健康問題はかなり重要な事項となりえますから、病気が政治家としての仕事に悪影響があるのではないかという懸念なり問題なりを提起すること自体は、充分に妥当なものではありうるでしょう。
しかし、上記のようなマスコミの報道内容は、病気を患っている人そのものをバカにしている以外の何物でもなく、場合によっては「潰瘍性大腸炎」を患っている人達全体に対する愚弄にも該当しかねません。
当のマスコミだって、この手の報道が自殺行為以外の何物でもないことはその身を以て思い知っているでしょうに、相手が安倍新総裁になるとなりふり構っていられないのでしょうかねぇ(-_-;;)。
ここまでマスコミが必死になっている様を見ていると、私などは逆に「マスコミにとって都合が悪いことだからこそ、安倍新総裁はますます信用できる」という考えに傾斜してしまうのですが(苦笑)。
ところで、今回の安倍新総裁誕生は、我らが田中芳樹御大にとっても「希望の一手」となりえたのではありませんかね?
何しろ、田中芳樹は民主党による政権交代が実現して以降、それまで得意になって展開していた政治批判を一切引っ込めてしまい、民主党政権がやらかした福島第一原発問題を、肝心の民主党の存在を伏せて批判したりしているありさまだったのですから。
田中芳樹は、創竜伝13巻で布施という安倍氏モデルの悪役政治家を登場させていたり、薬師寺シリーズ8巻で「失政ばかりやっている時の総理」として描いていたりします。
田中芳樹お得意の遅筆と政治情勢の変化で、すっかり時代錯誤となってしまったはずのその手の描写が、安倍氏再登板によって再び日の目を見る可能性が出てきたわけですから、昨今のマスコミと同じく何が何でも自民党政権を罵り倒したい田中芳樹にとっても、実にありがたい話ではあるでしょうね。
ただ2012年9月現在、田中芳樹はタイタニア4巻の執筆に着手しているはずなので、この事態が却って田中芳樹の執筆スケジュールに悪影響を及ぼす危険性も考えられなくはないのですが。
今、安倍新総裁を罵倒するために田中芳樹が創竜伝なり薬師寺シリーズなりの執筆に取り掛かりたくても、現行のタイタニア4巻と次のアルスラーン戦記14巻の執筆予定は既に埋まってしまっているのですから、それに取りかかれるのはゆうに5年は先の話になってしまうでしょうしねぇ(爆)。
田中芳樹におかれましては、安倍新総裁を罵倒したいという衝動と誘惑に駆られることなく、タイタニアとアルスラーン戦記の続巻執筆に専念するよう、一読者として願わずにはいられませんね。