Webアンケート調査で明確になったテレビ番組の品質劣化
- 2012/10/24 21:50
- カテゴリー:ゲーム・テレビ関連,
アンケートサイト・リサーチパネルのWebアンケート調査で、「昔にくらべて、テレビ番組は全般的にどうなったと感じますか?」という問いに対し、実に7割以上を「つまらなくなった」という回答が占めているという調査結果が出ています。
http://megalodon.jp/2012-1024-2106-27/news.livedoor.com/article/detail/7056162/
> ニュースサイト「瞬刊!リサーチNEWS」で、17日に掲載された記事[テレビ番組「つまらなくなった」が71.2% 「昔は良かった」の声]が、ネット掲示板で大きな反響を呼んだ。
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> 同記事では、アンケートサイト・リサーチパネルが調査した「昔にくらべて、テレビ番組は全般的にどうなったと感じますか?」という質問に対する回答を紹介している。その結果は下記の通りだ。
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> ・面白くなった:6.7%
> ・変わらない:15.8%
> ・つまらなくなった:71.2%
> ・わからない:6.3%
> (リサーチパネル調査)
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> この調査では、じつに7割の人が「テレビは昔とくらべつまらなくなった」と回答している。
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> ネット掲示板では、この結果に対し「本当にテレビを見なくなったなぁ」「何故容姿も芸も素人並のものをわざわざテレビでみなきゃいけないの?」「今や伝説になってる番組だらけ。 そりゃ今の番組じゃあ逆立ちしたって敵わないだろう」と、この結果を当然とする声が大半を占めた。
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> また、その一方で「昔もつまらなかったけど他の娯楽が少なかったから見ていただけだよ」「むかしTVが面白かったのは『他の人と楽しさを共有できる』ってのも大きかったな。 家族とか友達と」など、テレビのつまらなさは相変わらずとし、これを周辺環境の変化と分析するコメントも見られた。
リサーチパネルのアンケート調査ページ
http://research-panel.jp/rpdr/view.php?eid=221962
個々人で「テレビが昔と比べてつまらなくなった」と感じる理由は様々あるようですが、テレビの衰退と凋落ぶりを明示する調査結果ではありますね。
昨今のテレビ番組の問題については、私も何度か当ブログで記事にしたことがあるのですが、件のアンケート調査結果を見ると、「やはり個人差はあれ皆考えることは同じなのだなぁ」と思わずにはいられなかったですね(苦笑)。
バラエティ番組の多さと出演者達限定の内輪過ぎる雰囲気や傾向なんて、私がテレビを敬遠するようになった大きな理由のひとつでもありますし。
テレビ局側も、いくら安く番組が作れ視聴率が稼げるからと言って、手軽で安価なバラエティ番組に走り過ぎなんですよね。
全てのテレビ局が一斉にそれをやれば、飽きられるのも早くなるなんて最初から分かりきっているというのに。
その挙句が、週間最高視聴率でさえも20%を切ってしまうなどという悲惨な惨状を現出する始末なのですし。
この最悪の状況をテレビ局が打開したいのであれば、手間暇と費用をかけて「視聴してもらえる番組」を作るという原点に立ち返るべきなのではないのかと。
まあ今のテレビ局はすっかり選民思想に凝り固まっていて、外部からの声に耳を塞いで十年一昔のごとき番組制作や偏向報道に邁進するありさまですから、自浄作用など最初から期待のしようもないのですが。
テレビの平均視聴時間も、高齢者になるほど長くなる一方、若年層では著しい減少傾向にあります。
目先の視聴率に固執するテレビ局側も、新しい視聴者層を開拓するよりも目先の視聴者に迎合する傾向が多々あるため、今やすっかり「高齢者のためのレガシーメディア」と化してしまった感が否めないところですね。
かといって、高齢者に迎合した番組ばかり作っても、趣味や嗜好が全く異なる若年層が取り込めるわけでもないのですけど。
今のまま行けば、テレビ局はそう遠くない時期にジリ貧に陥ること間違いなしなのですが、当のテレビ局は一体いつになったらその事実に気づくのやら。