既存プリウスへの100V電源オプションの後付は不可との返答
- 2012/10/31 00:00
- カテゴリー:ゲーム・テレビ関連,
2012年10月22日より販売され始めた、家電にも対応した100V電源オプションが搭載可能なプリウスの登場。
この100V電源オプションを、これまで販売されてきた既存のプリウスにも後付で搭載できるのではないか、と考えたプリウス所有者は多いのではないでしょうか?
かくいう私自身もまさにそう考えたひとりで、このオプションの後付が可能なのであればカネを払ってでもつけてみたいと、1週間ほど前にも当ブログでネタにしていたりしたものでした。
で、この間の週末にちょうど機会があったので、既存プリウスに後付装備が可能なのかをトヨタに問い合わせてみたんですよね。
しかし、それに対する返答は私が期待していたものではなく、残念ながら現時点では100V電源搭載は最新版プリウス専用のオプションでしかないとのこと。
既存プリウスの所有者としては、何とも残念な話としか言いようがないですね(T_T)。
しかも私の場合、9月中に締め切られる予定だったエコカー補助金を当てにして急いでプリウスを購入したのが、この件に関しては結果として仇になった形になってしまったのですからなおのこと(-_-;;)。
まあ、エコカー補助金を当て込んだ購入計画自体は決して間違っていたわけではないのですが。
ただ今後、既存のプリウスにも対応した100V電源オプションが出ることはあるかもしれない、という話ではあったので、それが出てくることを期待したいものです。
プリウスの100V電源オプションは、震災時に非常用電源として活用されたのが好評だったことから,非常時の際の電源としてのみ持て囃されている感があります。
普段から使用している車が非常時にも別の用途で使用可能、というのは経済的にも効率が良いですし、「通常は放置されているために非常時に使えなくなってしまっている」という弊害とも無縁でいることができるのですから、これはこれで間違った宣伝というわけでもありません。
災害や非常時といっても、想定されるべきものは何も東日本大震災や大津波などに限定されるものでもなく、どちらかと言えば一時的な停電や避難などがメインになるのでしょうし。
しかし「平時の使用用途」という観点から見ると、100V電源オプションはむしろ娯楽用としての使い道の方が大きかったりするんですよね。
キャンプや車中泊時等における炊事その他の電源供給の他、ノートパソコンとのコンボによる長時間のネットその他の娯楽や仕事など、通常時の走行の際にも色々な使用用途が考えられるのですから。
長距離移動の際には、缶ジュースやペットボトルを1~2本程度冷凍可能な小型冷蔵庫をクルマに搭載して移動するというのも手ですし。
何より100V電源オプションは、私が理想像として描いている「寝床を搭載した普通車の疑似キャンピングカー構想」を大きく手助けしてくれるものにもなりえるのですから、私としては夢踊るものがあったりします。
それだけに、一部改良前の既存プリウスに100V電源オプションが後付装備できないというのは、何とも歯痒い限りと言わざるをえないですね。
当面は、新しいオプションの登場を待つか、数年後にまた車を買い替える際の課題とするしかなさそうです(T_T)。
震災の影響もあり、100V電源搭載車は今後ハイブリッド車の更なる普及と共に増えていきそうな気配ではあります。
需要は意外に大きいようにも思えるのですが、100V電源オプションの動向は今後一体どうなっていくのか、注意して見守っていく必要があるでしょうね。