Windows8のスタートメニュー問題で飛び交う憶測
- 2012/11/15 00:00
- カテゴリー:タナウツSEO・SMO, サイト改造裏話
マイクロソフト社のWindows事業部門トップだったスティーブン・シノフスキーの、Windows8の発売開始から1ヶ月も経たない中での辞任が憶測を呼んでいます。
彼はWindows8のスタートメニューの削除を提言した人物で、その改造が不評だったことから辞任を余儀なくされ、かつWindows8でスタートメニューが復活するのではないかと囁かれているわけです↓
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121114/biz12111410200002-n1.htm
> ソフトウエア世界最大手、米マイクロソフトが、発売したばかりのパソコン向け最新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」の設計を変更するのではないかとの観測が強まっている。歴代のウィンドウズに採用されてきた「スタートメニュー」が廃止されたことで、利用者から戸惑いの声が上がっていることに加え、同社のウィンドウズ事業部門トップが、最新版の発売後わずか半月で突然退職したことが憶測を呼んでいる。
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> 同社は12日、ウィンドウズ部門を率いてきたスティーブン・シノフスキー氏が辞任すると発表した。同氏はバルマー最高経営責任者(CEO)の後任候補の一人と目されてきた幹部。さらに辞任のタイミングが最新版を発売直後だったため、関係者の話題を集めている。13日の米紙USAトゥデー(電子版)によると、最新版からスタートメニューが消えたことで「どう操作すればよいのか」と、とまどう利用者が多いという。スタートメニューをなくしたのは、ウィンドウズの搭載ハードウエアが伝統的なパソコンから携帯端末に移行し、タッチパネル方式による操作が主流になるとしてシノフスキー氏が、社内を説得したためだという。
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> これが不評だったことで同氏が解職されたとの見方が出ている。USAトゥデーは、シノフスキー氏の後任であるジュリー・ラーソングリーン氏が最新版の改修を指揮するのではないかとする関係者の見方を紹介している。
ある程度は想定の範囲内だったとはいえ、やはりWindows8は発売早々問題を引き起こしているとしか評しようがないですね。
スタートメニュー問題以外でも、様々な不具合が頻発しているみたいですし。
まあ、プログラムが初期に様々な不良を起こすこと自体は、むしろ全くないと却って不正が疑われるくらいに「ある方が自然」なのですし、仕様変更も互換性の問題や操作性の相違などで、最初はなかなか素直に受け入れられなかったりするものなのですが。
初期不良や仕様変更の弊害が少なくないだろうと考えたものだから、私は逆にパソコン買い替えの際にWindows7にこだわったりしたくらいでしたし。
その判断はやはり間違ってなかったな、とついつい自分褒めをしたくなってしまうWindows8の惨状ですね(^_^;;)。
不具合については、今後のWindows Updateで漸次改善されていくことになるのでしょうが、スタートメニューについては再度の仕様変更にまでなってしまうわけですし、果たしてどうなっていくのでしょうかねぇ。
個人的には、デスクトップ&ノートパソコンでWindows7、タブレット端末専用のWindows8といった「棲み分け」を行なって欲しいところではあるのですが。
すくなくとも、Windows8搭載パソコンをWindows7にダウングレードしなければならないなどという、Windows Vista時代の悪夢の再現は勘弁願いたいです。