「SPEC」シリーズの前日譚と続編の公開が正式発表
2010年にテレビドラマ放映され、2012年4月に映画化もされた「SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」の続編が正式に発表されました。
2013年秋にその始まりを描いた「零」と完結編の「結」を公開するのだとか。
http://www.cinematoday.jp/page/N0049008
> [シネマトゥデイ映画ニュース] 鬼才・堤幸彦が演出を手掛け、戸田恵梨香と加瀬亮の凸凹コンビが話題を呼んだドラマ「SPEC(スペック) ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」の前日譚にあたるスペシャルドラマ「SPEC~零~」と、映画化第2弾にして完結編『SPEC~結~』が2013年秋に公開されることが決まった。
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> 2010年10月クールにTBS系で放送された「SPEC」は、警視庁公安部の特殊捜査官である当麻紗綾(戸田)と瀬文焚流(加瀬)の二人が「予知能力」や「念動力」などの“SPEC”と呼ばれる特殊な能力を持つ犯罪者に立ち向かう姿を描いた作品。今年4月にはドラマ最終回の半年後を描いたスペシャルドラマ「SPEC~翔~」、その続編にあたる映画化第1弾『劇場版 SPEC~天~』が公開されるなど人気シリーズとなっている。
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> 今回の決定に戸田は「起・承・転と皆様の温かい支援を頂き、こうやって、最終章の結までやってこられたことを感謝しております」と喜びのコメント。一方の加瀬は「ついに完結するようで、ホッとしています(笑)。泣いても笑っても最後、戸田さんと共に、力を出し切りたいと思います」と意気込んでいる。
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> スペシャルドラマ「SPEC~零~」では当麻が自身の左手を失うこととなった事件のエピソードが、『SPEC~結~』では前作『SPEC~天~』に登場した“シンプルプラン”“ファティマ第三の予言”などのワードや、白い男の正体など、今まで解き明かされなかった多くの謎が全て明らかになるという。植田博樹プロデューサーが「このSPECという世界のファイナルにふさわしい、シリーズ最高のグレードを目指して作っています」と語る結末に期待したい。(編集部・市川遥)
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> スペシャルドラマ「SPEC~零~」はTBS系にて2013年秋、放送予定
> 映画『SPEC~結~』は2013年秋、全国公開
現時点では最新作である映画「SPEC~天~」でも、宣伝では完結編を銘打っておきながら、作中では明らかに続編を匂わせるような演出をやらかしまくっていましたが、それが正式なものになったわけですね。
あの映画で散々なまでに思い知らされたことなのですが、このシリーズはテレビドラマ・映画を問わず、全ての話に明確な関連性があるため、どれか単独で観賞しても内容は全く持って理解不能になるしかないんですよね。
シリーズの途上にある「SPEC~天~」だけを観賞しても、作品の世界観も話の経緯もまるで理解できなかったのですし。
2013年に公開されるという前日譚と続編も、それ単独では何のことやら分からない設定やエピソードが目白押しでしょうね。
前日譚と続編の観賞に当たっては、既存シリーズ作品のに「事前の予習と復習」が確実に求められることになるのではないかと。
シリーズ作品には「話に関連性がないか希薄で、作品単独でも楽しめるもの」と「全ての話が繋がっていて、全部観賞しないと設定や全体の構成が理解できないもの」の2種類があるのですが、「SPEC」シリーズは後者の中でも極北に位置する作品ですからねぇ(-_-;;)。
これほどまでに観客に負担を強いるシリーズというのも、そうはないのではないのかと。
新作が発表された「SPEC」シリーズですが、元来映画好きなはずの私にとってはあまり食指が動くものではないですね。
前回観賞した「SPEC~天~」は、テレビドラマ版を全く視聴していなかったという事情があったとはいえ、あまりの話の分からなさと出来の悪さに、正直辟易させられた部分が多々ありましたし。
同じような経緯から観賞した「SP」シリーズは、それでも過去作を観賞する気にもなり、続編も当然映画館で観賞に行ったものだったのですが……。
公開時における映画の観賞スケジュール次第でしょうねぇ、私が「SPEC」の続編を観賞するか否かは。