熊本県の代表的ゆるキャラ「くまモン」の人気と経済効果
- 2012/12/28 23:40
- カテゴリー:その他色々, 九州・熊本ローカル事情
熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」の関連商品が、2012年上半期だけで118億円もの売上を記録したのだそうです。
熊本県では「くまモン」の4コマ漫画製作まで決定し、原案を募集するとのこと。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/12/28/kiji/K20121228004869540.html
> 熊本県は28日、県のキャラクター「くまモン」の4コマ漫画を制作することを決め、来年1月から原案を募集すると発表した。採用作品は新聞紙面に連載される予定。
>
> 募集するのは、日常で感じるちょっとした幸せや驚きのエピソード。応募は、イラストに説明を加えた「絵コンテ」のほか、文章だけでも可能。
>
> くまモンの生みの親で、熊本県出身の脚本家小山薫堂氏は「3年前に九州新幹線開業キャンペーンのおまけとして誕生したくまモンが、予想以上の支持を得た。次のステージに押し上げるため、みなさんと一緒に物語を作りたい」とメッセージを寄せた。
>
> 採用された原案は小山氏が監修して漫画に仕上げ、考案者のペンネームを表記する。どの新聞に連載するかや、連載の開始時期は未定。県くまもとブランド推進課は「1年くらいは連載したい」と話している。
>
> 県によると、くまモン関連商品の売り上げは今年上半期だけで約118億円。26日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた日本のゆるキャラ特集でもイラスト入りで取り上げられるなど人気は高く、28日に記者会見した蒲島郁夫知事は「末永く愛され続けてほしい。来年はぜひ世界展開をしたい」と意気込みを語った。
>
> 漫画原案の締め切りは3月15日。応募方法の詳細や、応募用紙はくまモンのオフィシャルホームページへ。
「くまモン」は2013年には海外にも本格的に進出するのだそうで、その人気はとどまるところを知りませんね。
正直、いくら「ゆるキャラグランプリ」で優勝したからとはいえ、「くまモン」と同タイプの当地「ゆるキャラ」が全国各地に数多く点在している中で、ここまで「くまモン」人気が出るというのは何とも不思議な話ではあるのですが。
宣伝の仕方が上手かったのと、著作権的な制約が少ないというのが大きな理由ではあるようなのですが。
特に後者の問題が「くまモン」の強みになっている一面は少なくないでしょうね。
「ゆるキャラ」の中には、地方自治体と「ゆるキャラ」の生みの親との間で裁判にまで発展したというケースもあったりするのですし。
熊本県内の店々でも、「くまモン」関連グッズが必ずひとつはあるという状況だったりしますからねぇ。
九州新幹線全線開業のオマケ的なキャラクターとして世に出、その実現と共に役目を終えるはずだった「くまモン」が、何とまあ出世したことか……。
ただ、個人的には少々困ったこともあって、タナウツのTwitterアカウントの総フォロワー数に、「くまモン」のTwitter公式アカウントのそれが追いつきつつあるんですよね。
2012年12月28日時点で、タナウツアカウントのフォロワー数が約14万4000台に対して、「くまモン」公式アカウントが約12万2000台となっています。
現行の「くまモン」公式アカウントは、2012年6月8日に旧アカウントが何者かに乗っ取られた事実が発覚した後に新規に作られたものですから、わずか半年弱で急激に伸びていることになります。
タナウツの総フォロワー数は、1年ほど前から熊本県内におけるTwitterフォロワー数で1位を維持し続けているのですから、「くまモン」公式アカウントの急激な伸びはこの地位を脅かしかねないものと化しているわけです。
今のままのペースだと、そう遠くない未来に「くまモン」公式アカウントにフォロワー数を追い抜かれることになりそうで、今更のようにフォロワー数対策を強化している状態ですね(T_T)。
「くまモン」が台頭するまで、熊本県内のフォロワー数争いでは、ここ1年全く敵なし状態だったのですけどね、タナウツのTwitterアカウントは。
まあ熊本限定ではなく全国に目を向ければ、タナウツ以上のフォロワー数を誇るTwitterアカウントなんていくらでも存在はするのですけど。
「くまモン」人気は、果たしていつまで続くことになるでしょうかねぇ。