第33回ゴールデンラズベリー賞のノミネート作品発表
アメリカで最低の映画を選ぶ「ゴールデンラズベリー賞」ことラジー賞のノミネート作品が発表されたようです。
今のところ、「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2」が最低映画の最有力候補なのだそうで↓
http://www.cinematoday.jp/page/N0049184
> [シネマトゥデイ映画ニュース] その年に公開された中で最低の映画を決める第33回ラジー賞のノミネーションが発表され、映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』が全10部門で最多11ノミネートを記録した。
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> 『トワイライト』シリーズは、第3作『エクリプス/トワイライト・サーガ』が9部門、前作『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』が8部門でノミネートされるなど、もはやラジー賞の常連。完結編が最多ノミネートを記録した今回、有終の美を飾ることができるのかどうか? 注目だ。
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> また、昨年のラジー賞で全10部門を受賞したアダム・サンドラーの新作コメディー『ザッツ・マイ・ボーイ(原題) / That’s My Boy』も、7部門で計8ノミネート。また、浅野忠信が出演したことでも話題になった『バトルシップ』は6部門7ノミネートを記録している。
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> 今年のラジー賞授賞式は、アカデミー賞授賞式の前日、現地時間2月23日に米ロサンゼルスにて行われる。
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> ノミネートは以下のとおり。
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> ■最低映画賞
> 『バトルシップ』
> 『ザ・ウーギーラブズ・イン・ビッグ・バルーン・アドベンチャー(原題) / The Oogieloves in Big Balloon Adventure』
> 『ザッツ・マイ・ボーイ(原題) / That’s My Boy』
> 『ジャックはしゃべれま1,000(せん)』
> 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
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> ■最低監督賞
> タイラー・ペリー 『グッド・ディーズ(原題) / Good Deeds』『マデアズ・ウィットネス・プロテクション(原題) / Madea’s Witness Protection』
> ピーター・バーグ 『バトルシップ』
> ショーン・アンダース 『ザッツ・マイ・ボーイ(原題) / That’s My Boy』
> ビル・コンドン 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
> ジョン・パッチ 『アトラス・シュラグド II (原題) / Atlas Shrugged Part II』
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> ■最低女優賞
> タイラー・ペリー 『マデアズ・ウィットネス・プロテクション(原題) / Madea’s Witness Protection』
> クリステン・スチュワート 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』『スノーホワイト』
> キャサリン・ハイグル 『ラブ&マネー』
> ミラ・ジョヴォヴィッチ 『バイオハザードV:リトリビューション』
> バーブラ・ストライサンド 『ザ・ギルト・トリップ(原題) / The Guilt Trip』
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> ■最低男優賞
> ニコラス・ケイジ 『ゴーストライダー2』
> エディ・マーフィー 『ジャックはしゃべれま1,000(せん)』
> ロバート・パティンソン 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
> タイラー・ペリー 『バーニング・クロス』『グッド・ディーズ(原題) / Good Deeds』
> アダム・サンドラー 『ザッツ・マイ・ボーイ(原題) / That’s My Boy』
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> ■最低助演女優賞
> ジェシカ・ビール 『プレイング・フォー・キープス(原題) / Playing For Keeps』『トータル・リコール』
> ブルックリン・デッカー 『バトルシップ』『恋愛だけじゃダメかしら?』
> アシュリー・グリーン 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
> ジェニファー・ロペス 『恋愛だけじゃダメかしら?』
> リアーナ 『バトルシップ』
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> ■最低助演男優賞
> デヴィッド・ハッセルホフ 『ピラニア リターンズ』
> テイラー・ロートナー 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
> リーアム・ニーソン 『バトルシップ』『タイタンの逆襲』
> ニック・スウォードソン 『ザッツ・マイ・ボーイ(原題) / That’s My Boy』
> ヴァニラ・アイス 『ザッツ・マイ・ボーイ(原題) / That’s My Boy』
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> ■最低スクリーンアンサンブル賞
> 『バトルシップ』
> 『ザ・ウーギーラブズ・イン・ビッグ・バルーン・アドベンチャー(原題) / The Oogieloves in Big Balloon Adventure』
> 『ザッツ・マイ・ボーイ(原題) / That’s My Boy』
> 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
> 『マデアズ・ウィットネス・プロテクション(原題) / Madea’s Witness Protection』
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> ■最低脚本賞
> 『アトラス・シュラグド II (原題) / Atlas Shrugged Part II』
> 『バトルシップ』
> 『ザッツ・マイ・ボーイ(原題) / That’s My Boy』
> 『ジャックはしゃべれま1,000(せん)』
> 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
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> ■最低リメイク、パクリ、続編映画賞
> 『ゴーストライダー2』
> 『ピラニア リターンズ』
> 『レッド・ドーン(原題) / Red Dawn』
> 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
> 『マデアズ・ウィットネス・プロテクション(原題) / Madea’s Witness Protection』
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> ■最低スクリーンカップル賞
> 『新・三バカ大将 ザ・ムービー』に出演した「ジャージー・ショア」キャストの内2名
> マッケンジー・フォイ&テイラー・ロートナー 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
> クリステン・スチュワート&ロバート・パティンソン 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』
> タイラー・ペリー&その女装姿 『マデアズ・ウィットネス・プロテクション(原題) / Madea’s Witness Protection』
> アダム・サンドラー&アンディ・サムバーグ、レイトン・ミースター、もしくはスーザン・サランドン 『ザッツ・マイ・ボーイ(原題) / That’s My Boy』
>
> (※日本語のリストを転載する際は編集部までご連絡ください)
>
> (編集部・福田麗)
……アレ?
映画を観賞するどころか、映画の公開が発表された瞬間から個人的にノミネートを確実視していた「エクスペンダブルズ2」がどこにもありませんね。
前作「エクスペンダブルズ」は、2年前の第31回ゴールデンラズベリー賞で最低監督賞にノミネートされていたので、今回も当然のごとくどこかの部門にはノミネートされると踏んでいたのですが。
シルヴェスター・スタローンにとにかく隔意でもあるかのごとく、彼の出演作品に問答無用の駄作認定を叩きつける性癖を持つラジー賞であれば、「エクスペンダブルズ2」はむしろノミネートしない方が変だとすら考えていただけに、これは少々意外な展開ではありますね。
ラジー賞も一体どういう風の吹き回しなのやら。
それとも、最近は「トワイライト」シリーズに熱を入れている(らしい)ので、シルヴェスター・スタローンなど顧みる余裕はない、といったところなのでしょうか?
それにしても、相変わらず何を基準にノミネートしているのかよく分からないラインナップですね。
「トワイライト」シリーズの集中的な狙い撃ちといい、「バトルシップ」のノミネートといい、「本当の駄作」を選んでいる感じではまるでないですし。
ラジー賞の本当の選考基準というのは、「知名度が高く興行収益も高くはあるが、一方で熱狂的なファンがいるわけでもなく、叩けばそれなりの肯定的な反応が期待できる映画」といったものだったりするのでしょうか?
その割には、特定の俳優や作品を集中的に取り上げて駄作認定するというのも変な話ではあるのですが……。
豪華キャストを集めまくった「エクスペンダブルズ」シリーズとは別の意味で、ラジー賞もまた、一種の「お祭り企画」でしかないのでしょうけどね。