日本公開から1ヶ月遅れて上映される地方の映画格差
第85回アカデミー賞で脚本賞と助演男優賞の栄冠を手中にしながら、2013年3月1日の日本公開時点では僅か20都道府県でしか上映されていなかった映画「ジャンゴ 繋がれざる者」。
しかしどうやら、2013年4月6日に新たに24都道府県で追加公開されることが決定した模様です。
「ジャンゴ 繋がれざる者」上映映画館
http://www.django-movie.jp/theaters/
3月6日現在
http://megalodon.jp/2013-0308-2320-42/www.django-movie.jp/theaters/
24都道府県の中には熊本県も含まれており、一度は涙を飲んで映画観賞を断念せざるをえなかった私としては朗報ではあります。
ただ一方で、3月1日時点で既に公開されていた20都道府県と、4月6日に追加公開となる24都道府県との間には、明確な映画格差が存在することがはっきりと浮き彫りになってしまっていますね。
さらに言えば、追加公開されてもなお対象外とされてしまっている3都道府県に至っては、もはや「ハブられている」レベルで論外な惨状を呈していると言っても過言ではないのですし。
映画製作者達も全く意図しない形で、映画の地域格差を象徴する作品となってしまっていますね、映画「ジャンゴ 繋がれざる者」は。
まあ、この手の地域格差が発生している映画自体は、別に「ジャンゴ 繋がれざる者」に限った話ではないのですが。
去年日本で公開されたフランス映画「最強のふたり」なども、熊本では1ヶ月以上遅れて公開されていたわけですし。
映画の地域間格差は「機会の不平等」をもたらすものでもあるわけですし、いいかげんどうにかしてもらいたいところではあるのですが……。
映画「ジャンゴ 繋がれざる者」については、2013年4月6日以降に観賞する予定です。