タイタニア4巻の突然過ぎる脱稿宣言
何と、「あの」タイタニア4巻が脱稿したとの公式発表が、らいとすたっふ公式サイドによって行われました↓
https://twitter.com/adachi_hiro/status/341378408661524480
<さきほど田中さんが事務所て、原稿用紙の束を置いていきました。大変長らくお待たせしましたが、『タイタニア』第4巻、脱稿でございます!>
https://twitter.com/wrightstaff/status/341387924308373508
<『タイタニア4』脱稿しました!>
2013年3月7日時点で未だ3章が終わったかどうかというラインをうろついていたタイタニア4巻が、何とまあ突然の脱稿を迎えたものですね。
その半月後の3月24日に「原稿50枚渡しました」という報告があったのを最後に、執筆状況についての情報は途絶えていたのですが、この間、田中芳樹に一体何があったというのでしょうかねぇ。
これまでのタイタニアシリーズは1巻につき8~9章で構成されているのが常だったので、「3章まで終わったところ」というのは、実のところ「半分にも到達していない」ということを意味していたはずだったのですが。
まさか、次回のタイタニア4巻は、4~5章構成だったりするとでもいうのでしょうか?
今までの鈍重な執筆速度(半年以上でやっと1章を書く等)は一体何だったのかとか、そんなに早い執筆速度を保てるのならばさっさと書けよとか、色々とツッコミどころは多々あるのですが、まあ一ファンとしては、とにもかくにも新刊を脱稿してくれたことに喜ぶべきなのでしょうね。
……シリーズ完結巻となるであろう次のタイタニア5巻は、もはや「作者が老衰死する前に書き上がれるか?」というレベルの状況になるのは間違いなさそうですが(苦笑)。
田中芳樹の次の執筆予定作品はアルスラーン戦記14巻、その次が薬師寺シリーズの新刊で、その他にも休眠状態のシリーズはまだまだあるのですから、タイタニア5巻の執筆なんて最低でも5年はとりかかれそうにもありませんし。
さてこうなると、あとはいよいよ出版社の編集作業に全てがかかっていると言っても良い状態となるわけですが、しかし最近はこれがまた異様なまでに仕事が遅かったりするんですよね(T_T)。
らいとすたっふ公式サイドの脱稿宣言から4ヶ月以上もかけてようやく出版、とかいった事例まであるのですし。
出版社側にもそれなりの「大人の事情」がありはするのでしょうが、編集作業で出版に時間がかかるというのはちょっとねぇ……。
ここはやはり、出版社側にも奮起してもらい、可能な限り早く新刊を世に出してもらいたいものです。