こっちもちょっと長くなってきたうえに、話題を建設的な方向に変えたいんで、新スレ立てます。
SFとひと口に言っても、とてつもなく広大なジャンルです。ジャンル内ジャンルと呼ぶべきものがたくさんあって、全体を把握するのは難しい。 今ちょうど、『SFが読みたい!2004年版』(早川書房)が発売されてます。昨年度のベストテンを見たんですが……。 あー、僕、ほとんど読んでない(笑)。海外篇は10冊中5冊読んだだけ、国内篇なんか2冊ですよ(自分のは除く)。ごめんなさい、『マルドゥック・スクランブル』、今読んでます。 じゃあ、ここに挙げられているベストテン作品はすべて傑作かというと、そうでもないんです。だって、投票なんて読者の好みによるところが大きいから。SFファンの多くが「傑作だ」と思っても、そう思わない人は絶対います。 たとえば僕の場合、多くの人が絶賛しているテッド・チャンの「あなたの人生の物語」が、あまり面白くなかった。「これって『スローターハウス5』とどう違うの?」とか「これは単に時系列をバラバラにしてるだけで、変分原理じゃないんじゃないの?」とか、そんなことが気になって。「地獄とは神の不在なり」の結末はごまかしてる感じがするし、「バビロンの塔」のラストのどんでん返しは、正直言って読み飽きました(クラークもラファティもバラードも似たようなオチを書いてる)。むしろ、地味なテーマの「顔の美醜について」が面白い。 バクスターの《ジーリー・クロニクル》も、「この星には実は生物がいました」というワンパターンの連続にめげちゃったし。テリー・ビッスンとかダン・シモンズとかも、僕とはぜんぜん波長が合いません。 その反面、スタージョンの『海を失った男』には、「この時代にこんなもん書いてたのか!」と驚いたもんです。
ぶっちゃけて言えば、あらゆるジャンルのSFを好きになる必要はないんです。たくさん読んでいくうちに、「こういうジャンルのSFが好き」という傾向が自分の中にできてゆくはず。そこで、好みに合わないSFは切り捨てていけばいい。 あらゆるSFを1000冊読むのは大変だけど、「自分の好きなSF」を100冊読むのは、たいして苦痛じゃないはず。
昔、デビューしたばかりのマンガ家さんと話したことがあるんですが、 「今、SFの勉強をしようと思って、SFを読んでるんです」 「何を読んでるの?」 「『ニューロマンサー』」 「分かるの?」 「よく分かりません」 そりゃそうだろ(笑)。いきなりサイバーパンクから入るのは無茶。「とりあえず初心者はブラウンとかブラッドベリあたりから入ったほうがいいよ」とアドバイスしておきました。 どのSFを読むべきか、初心者には何を読ませるべきか、というセオリーはありません。とりあえず、自分が面白いと思うものを読ませてみる。それで好きになってくれればOK。 それでいいんじゃないですか? ちなみに僕は、筒井康隆とジュール・ヴェルヌからSFに入った人間です。みなさんはどこから入りました? |
No.17212 - 2004/02/24(Tue) 18:03 [zaq3dc06a4d.zaq.ne.jp]
| 山本先生、こんにちは。 最初に読んだSFは、『ドラえもん』『ドラゴンボール』等の漫画を別とすれば、学校の図書館に置いてあった『レンズマン』シリーズです。内容はもう忘れちゃってるんですけど。 その後、眉村卓『時空の旅人』などを読んで、『無責任艦長タイラー』でライトノベルへ、といった感じでしょうか。 といっても、最近はほとんど読んでなくって、『SFが読みたい!』の中で読んでいたのは、『神は沈黙せず』を含めて2冊でした・・・・・・。『マルドゥック・スクランブル』は読んでみたいと思ってます。一番最近読んだSFは、吉岡平『クラウド2』です。 |
No.17214 - 2004/02/24(Tue) 18:35 [P061198142004.ppp.prin.ne.jp]
| 少年時代の手塚・石森は別にすれば、十代の頃に出会った平井・筒井でしょうね。(敬称略)
SFというのは、必ずしもジャンルではなく、物の見方でもある。というのを、この両名から刷り込まれました。 |
No.17215 - 2004/02/24(Tue) 19:50 [P061198138074.ppp.prin.ne.jp]
| 最初に読んだのは学校の図書室に置いてあった「不死販売株式会社」「水棲人間」(タイトル間違いの可能性アリ(苦笑))ですね。他に宇宙船ビーグル号も読んだような気が。 その後しばらく読まなくなって「高飛びレイク」「ダーティペア・シリーズ」を経て、最近はライトノベル中心ですね。
最近(と言ってもかなり前)はスタートレックの「ヴェンデッタ」読んだきりですね。「ニューロマンサー」は数年前に買って来てあっさり挫折しました(笑) |
No.17218 - 2004/02/24(Tue) 20:05 [airh128001019.mobile.ppp.infoweb.ne.jp]
| なぜ漫画を別にするんだーッ! というわけで、私にとってSFといえばそれはすなわちSF漫画なわけですよ。藤子不二雄とか手塚治虫とか、石森章太郎はちょっと難しかったです。 活字だと平井和正ですね。ウルフガイがSFに入るかは自信ないですが、死霊狩りは問題ないでしょう。あと筒井康隆。うーんかぶってる。 |
No.17219 - 2004/02/24(Tue) 20:06 [m005233.ppp.asahi-net.or.jp]
| おじゃまします。 私は他んとこでも書いたけど、アシモフの「鋼鉄都市」です。中学校の図書室でたまたま手に取った本でした。 それまで読んでたのはジェイムスン教授シリーズとか、キャプテン・フューチャーとか。SFってのはこういうのだと思ってました。そこへ「鋼鉄都市」。いやあ、衝撃でした。まさに「オレってSFだったんだ」体験。 その後はクラークにハインラインにディックに筒井…とむさぼり読んだものです。 |
No.17221 - 2004/02/24(Tue) 20:17 [z25.219-103-226.ppp.wakwak.ne.jp]
| 私は福島正美ですね。パラレルワールド、コールドスリープといった小道具の使い方が上手い人です。もっともこの人の最高傑作は、鋼鉄都市の翻訳だと思っています。 あずさん、ダンボールさんのあげているのは恐らくあかね書房のシリーズでしょうか(あずさんのやつは「両棲人間」だと思います)。作品、解説ともに出来がいい。 |
No.17222 - 2004/02/24(Tue) 20:30 [actkyo082125.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
| スズメさん、こんにちは。 漫画を別にしないと、ほとんどの人が手塚・藤子・石森で固まっちゃいそうな気がします(^^;。日本では生まれたときからSFに親しめるのかもしれません。初めて見たSF映画はおそらく『のび太の宇宙開拓史』です。 そういえば、児童書でもいくつかSFを読んでますね。『おしいれのぼうけん』『はれときどきぶた』なんかはファンタジーの範疇かもしれませんが、さとうまきこさんの『SOSシリーズ』『ミステリーシリーズ』はSFと言っていいでしょう。なかでも『SOS! 時計よとまれ』には萌え要素もあり(イラストも(^^;)、大好きな作品で、ひょっとしたらこれがSF原体験かもしれません。 |
No.17223 - 2004/02/24(Tue) 20:49 [P061198142239.ppp.prin.ne.jp]
| 私はジュール・ヴェルヌの海底2万里が最初に読んだSFだと思います。 ノーチラス号・ネモ船長が気に入って何度も読んだ記憶があります。 ふしぎの海のナディアがアニメで始まったときは毎回が楽しみでした。LDのパーフェクトコレクションを買ったほどですので。 |
No.17224 - 2004/02/24(Tue) 20:57 [pm3-s09.dreams.ne.jp]
| ボクはSFはほとんど読んだことがないので、SFファンとは言えないのですが、ショートショートはちょくちょく読んでました。 Sfはジャンルというのであれば、ショートショートオンリーというジャンル分けも可能なのでしょうか? |
No.17225 - 2004/02/24(Tue) 20:58 [dhcp-5111.nava21.ne.jp]
| 「ドラえもん」……を別にすると。 星新一でしょうか。たぶん「ボッコちゃん」辺りだと思うんですが。その後が「絶句」? いやあ軽い入口(笑)。 その後暫く離れて、十年後くらいにミステリー方面から「鋼鉄都市」「はだかの太陽」に行ったりもしましたが。 |
No.17226 - 2004/02/24(Tue) 21:00 [210-194-166-165.home.ne.jp]
| 子供向けのSF全集をのぞけば小松左京の「日本沈没」が最初ではないでしょうか。 読むのに苦労した記憶があります。 |
No.17227 - 2004/02/24(Tue) 21:28 [218.231.73.58.eo.eaccess.ne.jp]
| 初めてSFと認識して読んだのは「両棲人間」でした。学校で発生とか習った後だったんで、結構タイムリーに楽しめました。(胚の状態では人間にもえらがあるとかね) 昔話で恐縮ですが、猛烈腹が立ったことがあった。 中学の夏休みの感想文。何を読んでもいいというので、「宇宙の戦士」を読んで感想を書いた。まあ、子供らしく「パワードスーツはかっこいい」とかも書きましたが、異星人との戦いの中での主人公の気持ちや、父親との再会、戦友との別れなどについても書いた。が、感想文提出後の国語の授業で、 「SFなんて読んできた人がいます。・・・」 この後、SFなんて文学じゃないとか、こんなもので感想文を書くなんて、という主旨のことをみんなの前で演説ぶってた。もう、むかつく~~!!てめーが何読んでもいいっていったんだろ。SFは文学じゃねーのか!! 今思い出しても腹が立つ!!!
謎々人 さん。 「入り口の」ってつもりだったんで、謎々人さんのおっしゃる通りです(^^。 |
No.17228 - 2004/02/24(Tue) 21:42 [1Cust35.tnt1.gifu.jp.fj.da.uu.net]
| ○七つ星さん >あずさん、ダンボールさんのあげているのは恐らくあかね書房のシリーズでしょうか(ダンボールさんのやつは「両棲人間」だと思います)。
フォローどうもです。言われてみれば「両棲人間」だったような気も(汗) しんやさんのカキコで確信しました。 「エラか何かがあって水中で活動できる青年がいろいろ苦労する話」程度の記憶しか残ってなかったですよ。 |
No.17229 - 2004/02/24(Tue) 22:13 [airh128016024.mobile.ppp.infoweb.ne.jp]
| 最初に読んだのは学校の図書室に置いてあった、偕成社SF名作シリーズの『ゆれる宇宙』でした(これがマレイ・ラインスターの『宇宙震』だと知ったのは実はつい最近(苦笑))。これに大ハマリして10回近く読んだ後次に読んだのが『黒い宇宙船』。その次がちょうどその頃NHKでキャプテン・フューチャーが始まったので読んだ『たたかうフューチャーメン』(時のロストワールド)。 その後、小6の頃は星新一のショートショートや『恐竜一億年』『不死販売株式会社』なんかを読み、中学生になった頃にダーティペアとクラッシャージョウにはまり込み、それが元でツクダのRPG(笑)に手を出したのが運の尽きでゲーマーになり……現在にいたります。 |
No.17230 - 2004/02/24(Tue) 22:21 [zaqd378a6d0.zaq.ne.jp]
| 昔から本ばっかり読んでいるため、最初に読んだのが何だったのか、そもそも本の読み始めはいつだったのか、本当に覚えていません。(汗
普段、富士見、角川系のライトノベルを中心に読んでいるので、多分、「ヤマモトヨーコ」か「タイラー」あたりが最初だとは思うんですが・・・(あれ、SFですよね?) 今は「スターシップ・オペレイターズ(著・水野良)」ですかね。
TVなら、多分、ウルトラマン系の再放送が最初だったと思います。
このHPで本格的なSFに興味を持ったクチです。 そろそろ手を出してみようと考えていますので、
>「とりあえず初心者はブラウンとかブラッドベリあたりから入ったほうがいいよ」
山本先生、参考にさせていただきます。 |
No.17231 - 2004/02/24(Tue) 22:56 [aksi103206.catv.ppp.infoweb.ne.jp]
| 僕は、アニメや特撮における「ヒーロー」や「怪獣」の一環として、SFに親しみはじめました。
覚えている限り最初は、岩崎書店「SFこども図書館」シリーズでしたね。 そこでは、国語の教科書に載っている、説教くさく退屈極まりない、つまらない物語とは無縁の世界がありました。 宇宙や他惑星、恐竜世界などを舞台に、宇宙船やロボット、宇宙人や秘密兵器、合成人間や怪物が登場し、それらを相手に立ち回る。 そこから、SFというものに興味を覚えました。
自分としては、SFはスペースオペラが原体験ですね。「SFこども図書館」の「キャプテン・フューチャー」や「黒い宇宙船」、「宇宙の超高速船」などに夢中になったもんです。 その後、アニメファンになって、キャラ萌えっつーとこから「ダーティペア」などにはまったり(クラッシャージョウの安彦イラスト版より、土器手版のキャラデザの方が好みでした(爆))。 で、父の蔵書にも影響受け、現在に至ります(つか、父の集めた本が無いと、かなり変わっていたかも)。
いまだに、有名なSFはほとんど知らず、読んでないうつけものですけど、それでも自分には「読みたい!」と思わせるもんがあるんですよね。SFってジャンルは。 ま、時々っつかしょっちゅうファンタジーだのライトノベルだの、別のジャンルに浮気してるぽいとこありますが(^^;)
ちょいと脱線しますけど、ヒーローが好きってとこから手を出したアメコミ。 マーヴルのタイトルのいくつかは、どこかしらSFの影響が強いものがあり、内容もどことなくSFっぽさを感じさせるのもあります(「ファンタスティック・フォー」とか「ハルク」とか。設定だったら「X-MEN」もそうだなあ)。 自分は、「ヒーロー」ってのももちろんだけど、「SF的」な魅力も感じたから、好きになったのかなあと思うとこあリ。
>星野くんと根岸さん様
>>スレタイの「SF1000冊読破していない人は語る資格無し」に賛同してるのは、星野くんと根岸さん様と定山渓秘宝館様で、
>えっ、俺、悪認定ですか?
申し訳ありません、別に「悪認定」にしたつもりはなかったのですが、
>まずは、心情的に大賛成です。 (中略) >さて、後は傍観者的な興味としての問題です。 とありましたので、賛同していると読み取ってしまいました。 でも、後ろの文を良く読んでみたら、賛同しているのとは違いますね。認識を改め、お詫び申し上げます。失礼いたしました。 |
No.17235 - 2004/02/24(Tue) 23:50 [p39012-adsau14honb7-acca.tokyo.ocn.ne.jp]
| 恐竜が好きだったので、初めて読んだのがコナン・ドイル『失われた世界』でした。 それからレイ・ブラッドベリ『ウは宇宙船のウ』、マイクル・クライトン『ジュラシック・パーク』、ハリー・アダム・ナイト『恐竜クライシス』など恐竜モノを中心に・・・。
しかし、恥ずかしい話なんですが小・中学校の頃は読書が苦手だったので、漫画を除けば本格的に読み出したのは高校生になってからでした。いや、SFに限らず「漫画もいいけど小説も面白いな」と感じたのがちょうどその頃だったんで。それ以前は「くわーっ、字ばっかりだ!」ということで、小説を敬遠していました。 自分の時間を持てないことが多くなった今、「あー、もっと小さい頃から読んでおくんだった」としょっちゅう思いますね。
皆さんはやはり、小学校の頃から読書が好きだったんでしょうね。 |
No.17236 - 2004/02/25(Wed) 00:13 [fw1.tcn-catv.ne.jp]
| H・G・ウェルズの『宇宙戦争』でした。こちらも小学校の図書館に入り浸りでした。確か小学2~3年くらいのこと。出版社は忘れましたが、子供向きSFのシリーズを、通し番号順に読みあさったもんです。ゴセシケとか、トリフィドとか、生きている首とか、光る雪とか、子供心ながらわくわくしながら読んだものです。 そこから海外名作系に興味が移ってしまい、SFはブランクになっちゃいました。が、R.A.ハインラインの「HAVE SPACE SUIT - WILL TRAVEL」が講談社・世界の名作図書館に『大宇宙の少年』として入ってまして、これには感動しましたね。 |
No.17237 - 2004/02/25(Wed) 00:40 [pc2273.chukai.ne.jp]
| 自分は小学校の図書館にあった「トリフィド時代」を小学生 向けにリライトした「宇宙植物トリフィド」が最初だったと 思います。そこから東宝映画で実写化された「日本沈没」や 「エスパイ」を読んで、高校生になって「レンズマン」に 手を出してって感じです。ちょうど高校生になってTRPGに 手を染めた関連でムアコックに走り、「クトゥルフの呼び声」 でラブクラフトを読み「シャドウラン」「トーキョーNOVA」 の参考にギブスンやウィリアムズを読み…。 自分はどっちかというとミステリのほうをよく読みます。 でもサスペンス系はダメで古色蒼然とした名探偵物のほうが 好きですね。 |
No.17240 - 2004/02/25(Wed) 01:34 [m205176.ap.plala.or.jp]
| はっきり覚えていないのですが、私の場合はマンガやTVを除くと星新一の「きまぐれロボット」だったような気がします。中学時代の学級文庫だったでしょうか。そのあと、図書室で星新一を読み漁り、高校にでは図書館で借りまくって平井和正「幻魔大戦」「ウルフガイ」眉村卓「ねらわれたスクールバス」などを読んでいました。高校時代の後悔は図書室の蔵書に「デューン砂の惑星」があったのに読まなかったことでしょうか。(いまも未読……) |
No.17241 - 2004/02/25(Wed) 01:47 [nttkyo108253.tkyo.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
| 私はTV・映画では『キャプテンウルトラ』の再放送ですね。コロンビア号打ち上げ直前のドキュメント番組なんかもどっかに記憶が。本格的に宇宙を感じたのは『宇宙刑事シャイダー』の第一話(惑星が次々と滅亡していくところね)ですか。光線銃と宇宙怪物・・・という系統のが多いな(^^;;)、『ジェダイの復讐』これは・・・・ライトセーバーだから別物ということにしておこう(笑) どちらにせよ私は、壮大なスケールで展開されるものが好きらしい(笑)
本では中学時代に『19』(集英社コバルト文庫 康珍化・斉藤慧 定価320円)を読んだのが最初ですか。同時期に読んだ『さまよう都市宇宙船』とともにお気に入りの一品ですね。銀英伝とかは別にして。特に『19』は映画、本ともにおすすめ!映画ラスト近くでの中康治さんのセリフの迫力はダース・ヴェーダーなど比ではありません! |
No.17242 - 2004/02/25(Wed) 05:40 [ZJ110214.ppp.dion.ne.jp]
| どこからSFと感じるかにもよりますが、 基本的に映像化されているものの原作から、 古くは「スターウォーズ」「宇宙戦艦ヤマト(小説)」「機動戦士ガンダム(小説)」(すいませんアニメに染まってますね) もっと前から星新一氏の作品とかは読んでいたけど、SF、宇宙、(近?)未来といった感じを受けた作品は映像を見て原作も読みたくなった作品かな。 映像化された作品は他の人にも紹介しやすいしね。 |
No.17244 - 2004/02/25(Wed) 06:28 [dhcp-phys-224.phys.polymtl.ca]
| 『宇宙人ビックスの冒険』ってのはありですか?
小学校の低学年のうちに学校の図書館は半分くらい読破してたんで、はじめて読んだのがなにか、とか、いつごろか、という問いには答えられないんですけど、特に思い出深いのがこれ。
意識的にSFを読み、そしてはまったのは中学生のときに読んだ『タイムパトロール』と『銀河パトロール隊』の二冊ですね。 特にレンズマンシリーズのほうは私の人生を変えたかもしれない(笑) |
No.17248 - 2004/02/25(Wed) 11:38 [cs14327.ppp.infoweb.ne.jp]
| 私が始めてSFとして読んだのは小学校4年の時の「クラッシャージョウ」ですね。 ちなみに同時期に「リーンの翼」も読んでしまいました。ダンバインの原作という話だったので……。 1巻読んだあとそのあまりのエロさにトラウマになりました。 |
No.17249 - 2004/02/25(Wed) 11:57 [nttkyo059155.tkyo.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
| みなさま、コメントありがとうございます。 だいたい予想通りというか、王道というか、あまり変な方面から入ってくる人はいないみたいですね。初心者をSF界という魔空空間に引きずりこむ(^^;)のに、マンガとジュヴナイルは絶好の武器と言えそうですね。 それにしちゃあ、SF界がマンガとジュヴナイルを軽視してきたのが解せないけど……。
ところで前回、筒井康隆とジュール・ヴェルヌから入ったと書きましたが、他にも僕がSFに興味を抱くきっかけになった原体験がいくつもあります。 ひとつは『トワイライトTV』でも取り上げた『アウターリミッツ』。 それから忘れちゃいけない、『ボーイズライフ』という雑誌。兄貴が買っていたのをちょくちょく読んでたんですが、巻末によくSF小説が載っていました。核戦争ものが多かったと記憶しています(当時、核戦争ものがちょっと流行ってたんです)。だから僕が生まれて初めて書いた小説(未刊)も核戦争もの(笑)。 バローズの『地底世界ペルシダー』が載ったこともあります。地球空洞説なんてものをこれで初めて知りました。確か『サンダーバード』放映のちょっと前で、元祖ドリルメカ「鉄モグラ」にはぐっときたもんです。あと、マハール族がランフォリンクスに似てるという説明には「ランフォリンクスはもっと小さいやい」とツッコんだり。 その後、『ウルトラマン』で、地底探検車「ベルシダー」が登場した時には、「ああ、番組を作ってる人も読んでるんだ」と感心したもんです。 あと、『ボーイズライフ』ではショートショート・コンテストもやってました。「ショートショート」という言葉もこれで知りました。 ひとつだけ覚えているのは、「少年が自分が空想で創り上げた世界に入った体験を友人に語る」という話。その翌月、「前号で一席になった作品は盗作だったことが判明しましたので、入選を取り消します」というお詫びの文章が載ったんです。 ずっと後になって、エドモンド・ハミルトンの「追放者」を読んで、「ああ、あの盗作の元ネタはこれか!」と、なんか旧友に再会したような(^^;)想いがしたものです。
中学に入ってから、学校の図書館で、運命を決める本に出会いました。筒井康隆編『SF教室』(ポプラ社)です。 小学生の時から、親父の買ってきた中間小説誌で、「アフリカの爆弾」とかを読んでいたもので、「あの筒井先生が書いた子供向けのSF入門書!」と、大喜びしたものです。もっとも、すでに借り出されていて、何週間も順番待ちしましたが。 こんな本なんです。
http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no25_19990329/special1-4-4.html http://www5b.biglobe.ne.jp/~pocapoca/sub12.htm
> 切手を集めはじめて、ほんの二~三十枚たまっただけなのに、もう、切手の目録がはしくなった――そんな経験は、きみにないだろうか。 > あるジャンルの小説ばかり読みはじめて、しばらくすると、そのジャンルの小説のすべてについて、全体をくわしく知りたいと思うようになる。これはあたりまえだ。 > SFを読みはじめて、まだ三~四さつめ。SF全体のことが知りたい――そんなきみなら、これを読みたまえ。この本は、きみのための本だ。(「はじめに」筒井康隆)
かっこよすぎです、筒井先生! 何で今、こういう感じの本がないのかなあ。つーか、復刻してほしいぞ、これ!(もう一度読みたくても、古本屋にもまったく出回らないんですよ) |
No.17250 - 2004/02/25(Wed) 12:07 [zaq3dc06a6a.zaq.ne.jp]
| 訂正。 検索してみたら、『ボーイズライフ』に『ペルシダー』が載ったのは67年の新年号(つまり66年の暮れ発売)だそうです。だから「『サンダーバード』放映のちょっと前」というのは記憶違い(『サンダーバード』は66年4月より放映)。 『ウルトラマン』の「地底への挑戦」が放映されるのは67年1月29日ですから、その直前ということになりますね。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~kobayss/gr_peb01.htm
今見るとかなり色っぽい絵だなあ。当時は恐竜ばっかり見てたから気がつかなかったよ(笑)。
星野くんと根岸さん、こんにちは。
>「俺の好きな有名SF作家が帯に推薦文を書いている新人SF作家の作品は、俺にとって例外なくつまらない。」 >大人の事情とか、期待による俺脳の歪みとかはわかってるんですけどね
えー、言いたくないけど、確かにあります、それ。「例外なく」じゃないけど、ちょくちょく……。 可能性として、その人が本当に面白いと思って推薦してるという場合もあると思います。特に××さんの場合、聞いた話によるとかなり×××××××が××していて、自分が×××××××××を×××ことも×××××……って、ああ、この話をしようとすると伏字ばっかりになる!(笑) 僕もちょくちょく推薦文を頼まれることがあるんですが、原稿を読ませてもらって、本当に面白いと思った場合にしか書かないことに決めてます。「大人の事情」とやらで、つまらない本を褒めたりしたら、自分の評判を落としますから。
ロディマス・ごんべいさん、こんにちは。
> Sfはジャンルというのであれば、ショートショートオンリーというジャンル分けも可能なのでしょうか?
もちろん可能ですよ。ショートショート・ファンという人は大勢いますから。 ただ、ショートショートはSFだけじゃなく、ミステリやホラーまで越境してるジャンルなんで、「SF」という集合の中に「ショートショート」が入ってしまうわけじゃないんですが。 |
No.17251 - 2004/02/25(Wed) 13:02 [zaq3dc06a6a.zaq.ne.jp]
| >山本弘様
>バローズの『地底世界ペルシダー』が載ったこともあります。地球空洞説なんてものをこれで初めて知りました。確か『サンダーバード』放映のちょっと前で、元祖ドリルメカ「鉄モグラ」にはぐっときたもんです。
「鉄モグラ」! 実は僕がSFにハマった理由には、こういう「スーパーメカ」の影響もあったりします。 特撮ものにハマったのも、ヒーローよりむしろ、超高性能のスーパーメカニックやスーパーロボットが出てくるからってとこが大きいかもしれません(なんせ一番最初にはまったのが、「マッハバロン」と「電人ザボーガー」だったし。「恐竜大戦争アイゼンボーグ」も、アイゼンボーよりアイゼンボーグ号の方が大好きでしたし)。
で、スーパーメカで何より好きだったのが、「ドリルメカ」でした。飛行機や戦艦・潜水艦、スーパーカーより、何を差し置いてもドリルメカがカッコ良くて好きでした。
で、小学校の頃、ちょうど岩崎書店の「SFこども図書館」にはまったのと同じ頃に、あかね書房「少年少女世界SF文学全集」の7巻「地底世界ペルシダー」を図書館で発見し、やはり夢中になりましたね。僕の好きなドリルメカが主役になってる!って。 ってのも、それまで映画で見たりした地底探検ものって「洞窟から地底世界へ」ってのばかりで、「どうしてジェットモグラみたいなので地底に行かないのか?」と不満を感じてましたので、こういう作品が存在すると知って嬉しかったです(だから「極底探検船ポーラボーラ」も、当時は面白いと感じてました。好きな恐竜のトリケラトプスも出てたし(笑))。 しかし、一度読んだだけで貸し出され、それ以来読む機会無し。ふたたび読めるようになったのは、それからずっと後の事でした。 (余談だけど、小学校の時に学級新聞に掲載していた連載小説。僕が執筆してたのだけど、内容は「ドリルタンクで、恐竜が生息している地底世界に向かい、大冒険する」という、「ペルシダー」のまんまパクリな内容でした(爆)。で、主人公たちはマスコットにトリケラトプスの赤ん坊を拾ったりとか(笑)。未完に終わったけど、完成させられなくてイライラした覚えあり(爆笑))。
前レスで書き忘れてましたが、ジューヌ・ベルヌの作品も良いですね。 自分もやはり「SFこども図書館」シリーズとともに、図書室にあったものを読んで、そこから作品に出てくるスーパーメカニックにはやはり夢中になりました。「海底二万マイル」とか「空飛ぶ戦闘艦」とか、凄かったなー(ただ、「空飛ぶ戦闘艦」。アルバトロス号が「あほうどり号」って訳されてたのはちょっと……(笑))。 で、TVで放送された映画(「ネモ船長と海底都市」)なんかも見て、さらに夢中になったり。
SFにおける、スーパーメカの縦横無尽な活躍。 それもまた、SFというジャンルにおける重要なファクターですね。ジュブナイルSFだったら、こういう点を前に押し出した作品が、子供が憧れて良いんじゃないカナーなどと思ってしまいます。 他には、モンスターとか、宇宙人とか、ロボットとかもあるでしょうね。こういう、未知の夢への憧れを育む事が、SFというジャンルの最大の魅力であり存在意義だと思います。
「鉄モグラ」の名前があったので、嬉しくてついカキコしてしまいました。すみませんです。
では~♪ |
No.17255 - 2004/02/25(Wed) 14:09 [p39012-adsau14honb7-acca.tokyo.ocn.ne.jp]
| 皆様、こんにちは。
私の場合、父親が薄いSFファンだったもので、小学生3、4年の頃、彼の蔵書であった創元の「レンズマンシリーズ」や、フレドリック・ブラウン、K・H・シェールの「宇宙船ピュルスの人々」を読んだのが初体験だったと思います。なにしろ30年近く前のことなので(笑)、もう記憶が怪しくなっておりますが。
「レンズマン」ではなんだい、キムボール・キニスンとクラリッサ・マクドゥガルのラブシーンは体をぴったりくっつけるばかりで何の役にもたちやしないと舌打ちし、フレドリック・ブラウンはなにしろ子供のことですから、よく分からない部分もあったのでしょうが、電獣ウェヴァリなど好きで、何度も何度も読み返したものです。また「宇宙船ピュルスの人々」は後年のペリー・ローダン狂いに繋がっていると(笑)。
高校生の頃には、やはり筒井やブラッドベリに出会いましたな。特に後者は「火星年代記」を読んで、その時は大して感動しなかったのですが、その夜突然頭の中でがつんと音がして(いや、本当にこういう音がしたんですわ)急に「火星年代記」のすべてがいとおしく感じられ、夜を徹して再読したという思い出があります。
ほとんど、宗教の奇跡体験(笑)、あるいは、たまたま行った教会でジェームス・ブラウンのゴスペルを聞き、「The Band!」という天啓を得たジェイクみたいなものでしょうか。
思えばあの頃、未だ、読んでいない名作・傑作群が山のようにあった訳で、しあわせな時代だったんだなあ。今、できることなら、脳みそのどこかにあるであろう、ブラウンメモリー(笑)やブラッドベリメモリー(笑)を消去して、白紙の状態で読んでみたい。
山本 弘様 >中学に入ってから、学校の図書館で、運命を決める本に出会いました。筒井康隆編『SF教室』(ポプラ社)です。
私の場合は、横田じゅんや先生の「SF入門」でした(ここらへんもちょっと記憶が怪しいので書名は定かにあらず。間違っていたらすみません)。巻末についていたSF傑作選リスト100みたいな奴を学校で使うノートに書き写して、読んだら消していくなんてこともやっていました。しかも、それを友達に見せびらかしていたという、ああ、今ここにタイムマシンがあったら、当時の私のところに飛んでいって説教してやりたい。「お前ね、それはかっこいいと思ってやっているのかも知れないが、実はトンデモなく恥ずかしいことなんだからすぐにやめなさい」と。
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No.17258 - 2004/02/25(Wed) 16:31 [ntfkok011241.fkok.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp]
| いち様 >自分はどっちかというとミステリのほうをよく読みます。 >でもサスペンス系はダメで古色蒼然とした名探偵物のほうが >好きですね。
ミステリ、というよりは探偵小説ですが、これは大学にはいってからこり始めましたね。で、やっぱり、ノートに「読むべき推理小説100選」とか書いちゃって、中学生の頃と変わりないの(笑)。 その中でもエラリー・クイーンの国名小説シリーズ、当時、これを全作読めるかどうかがミステリファンになるための試金石とか言われていまして、なぜかというと長くて退屈だから(ひでぇ)、これに耐えられれば後はどんなミステリも平気だという理屈(笑)。
このシリーズは読者への挑戦と称して、解決編の前に、「犯罪を解決するための全ての事実が提出された。与えられたデータ―と厳正な論理によって読者は犯人を特定できるはずである。さあ、考えなさい」などと書いてあるのです。純だった(笑)私は本当にページを閉じて一晩考えたりしたものです。
たいがいは外れるのですが、「スペイン岬の謎」だけは、犯人、動機、犯行方法など全てを当てることができました。これが推理小説読んでいる時に自分の推理が当っていた、唯一の経験ですね。
話題があさっての方向にいっちゃって、しかも連続投稿。どうも、申し訳ありませんです。思い出を語りだすとどうにも止まらなくなるのは年をとった証拠でしょうか(笑)。 |
No.17259 - 2004/02/25(Wed) 16:55 [ntfkok011241.fkok.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp]
| 「宇宙人ビックスの冒険」!!! ”スロップスのごった煮”が食べたくて食べたくて・・・
「宇宙船ドクター」 同じシリーズにありましたな。 |
No.17260 - 2004/02/25(Wed) 17:07 [truse21-1.gcc.co.jp]
| 多分ですが、私が最初に読んだSFに分類できる本は子供向けに出ていたG・R・ディクスンの「宇宙の勝利者」ですね。当時はよくわかりませんでした(笑)。
もともと、近所に住んでいたお兄さんが読まなくなった「少年探偵団シリーズ」とか「怪盗ルパンシリーズ」とかを大量にくれたのがきっかけで本を読むようになり、図書館の本を手当たり次第に読むようになるまでそんなに時間はかかりませんでした。 「もっと本をよみなさい」と言っていた親が「本ばかり読んでないで、外でも遊びなさい」と言うようになりました。
当時好きだったのは「宇宙船ビーグル号の冒険」(当時の海外SFにしては珍しく日本人がメインで活躍していたから)とかかなあ・・・勿論他にもいろいろありますが。 |
No.17262 - 2004/02/25(Wed) 18:18 [Air1Abb245.ngn.mesh.ad.jp]
| 小学校の図書館でSF(ジュブナイル)を知りました。 「赤外音楽」「緑魔の町」「作戦NACL」「怪物ジオラ」「真昼の侵入者」「蟻人帝国」「コブテン船長の冒険」…。 親から与えられた少年少女名作集では多分にもれず「海底2万里」ばかり読み返していました。 そして小4の時、初めて買った小説が小松左京氏の「見えないものの影」 で、中学~高校にかけて小松左京ばっか読んでました。理解できてたかどうかはさておいて。 |
No.17263 - 2004/02/25(Wed) 18:32 [061123234145.cidr.odn.ne.jp]
| う~ん、乱読を始めたのは小学校の4~5年生くらいからだとは思うんですが、SFの原体験・・・・・。
バロウズかヴェルヌ、じゃないかなぁ・・・。 小、中学生向けの全集の中に入ってたのが最初だと思うんですが。 「火星シリーズ」を何度も借りたのは良く覚えてます。 でも、「ビーグル号」をまともに読んだのは大学の図書館にあったから(笑)とか、古典の名作と呼ばれる物は、結構スルーしたりしてます。 ハイラインとかスミスとか、「読まなきゃ」って思う作品も多いんですが、やっぱり時間的にも経済的にも「読みたい」ってのを優先しちゃうんですよね。
読んだ数だけは多いですけど、私は入り口辺りでうろうろしてるんでしょうねぇ。 |
No.17264 - 2004/02/25(Wed) 18:35 [i018094.ap.plala.or.jp]
| 生まれて初めて読んだショートショートやSF系漫画、ジュブナイルははっきり言って忘却の彼方です。 でも何故か、生まれて初めて読んだ長編SFとSF映画だけはしっかり覚えているんですよね。 長編、松本清張「神と野獣の日」 映画、小松左京「エスパイ」 なんなんだろ…… |
No.17267 - 2004/02/25(Wed) 19:06 [cvn015033.bai.ne.jp]
| 小学校中学年のときから、図書館や親に買ってもらって矢野徹さんや豊田有恒さん、エフレーモフ氏などの作品を読んでいた記憶がありますが、残念ながら「これが最初の一冊。」と特定は出来ません。 でも最初に自分の金で買った一冊は覚えています。宇宙英雄ローダンシリーズ第17巻「燃える氷惑星」です。本屋で、E・E・スミス(レンズマンやスカイラークではないです)とどちらをえらぶか長時間悩んだのを覚えています。 ここでマルペを選んだのが私らしいというかなんちゅうか(笑)。 |
No.17271 - 2004/02/25(Wed) 21:57 [U066230.ppp.dion.ne.jp]
| 小学校の図書室、ジュブナイル版の「宇宙のスカイラーク」と「われはロボット」です。どっちが先だったかは、もう覚えてませんが… |
No.17273 - 2004/02/25(Wed) 22:45 [ntfkok038231.fkok.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
| 以前、平成生まれの方とお話ししていた時。
相手:「ワタシSFって好きなんですよ~」 自分:「ほう、どんなんが好きなの?」 相手:「ギャラクシーエンジェルとか~」 自分:「待て」
昨今の若い子はギャラクシーエンジェルがSFな模様。
チナミにボクがSFに興味持ったのは「時の果てのフェブラリー」だったりします。まぁ、筒井康隆や星進一なども読んでましたが。 |
No.17275 - 2004/02/25(Wed) 23:32 [FLA1Abs058.aic.mesh.ad.jp]
| 一番古い記憶は、岩崎書店フォア文庫版『タイムマシン』ですね。多分『ドラえもん』で興味を持ったのでしょう。 ただ、家族の証言によればそれ以前に立花隆『宇宙からの帰還』を読みふけっていたようで…た、確かにアメリカの特異な宗教事情など知る由も無い子供にとって、あれは一部SFかも知れんっ。 小学校時代のSF体験ではその後も岩崎書店のお世話になりつづける訳ですが、マンガでは竹本泉や竹宮恵子とのファースト・コンタクトもこの頃済ませてましたね。特に竹宮恵子『私を月に連れてって!』は初心者向けSFガイドとしても有用でした(^^。 |
No.17276 - 2004/02/25(Wed) 23:42 [a182.spacelan.ne.jp]
| SFですが、あれも読んだこれも読んだと思い出しているうちにこんなことが浮かんだので質問です。それは、SFの世界に入って楽しんで、そしてどういうところに出るか、どういう形で結実させるか、ということなんですが。山本先生はSFの宇宙旅行というエッセンスをファンタジーに取り込んで「ソードワールドRPGアドベンチャー」のディーン老人のようなキャラクターを創造されたみたいですし、自分は(これをSFといっていいものか)怪獣・宇宙生物というエッセンスを取り出して、さまざまなクリーチャーを創造して遊んでいるわけですが。 (私のHP「魔法都市 明天」内の「集まれ!われらが仲間よ!」のページにも、エルバッキーから製作されたシャイニングアイ・キャット、土星生物から製作されたサトゥルーン、木星のカリスト星人から作られたカリスト、もろに名前をいただいてしまったペグ・アプタなどが生息しています) みなさんはSFのエッセンスのどの部分を特に吸収して、どのような形に結実させていますか?産業スパイ的な覗き見根性というわけではなくて、物の見方の例として伺いたいのです。 ソードワールドシアター第二話特別奨励賞採用の際に山本先生に怒られたまとまりのなさ、克服する足がかりになるかも・・・・なんて根性はやっぱしだめですか?
|
No.17278 - 2004/02/26(Thu) 00:29 [p3016-ipbffx01tenjimi.fukuoka.ocn.ne.jp]
| ある意味で順当に、『ドラえもん』から入りました。 最初はSFと意識して読んでいたわけではありませんが、そこから藤子F作品を追いかけはじめて。 小学中学年に藤子F短編SF漫画を知り、『ドラえもん』とはかなり方向性の違う作品集にすっぽりはまってしまいました。 いくつかの作品がSF名作を下敷きにしていたので、そこからさかのぼり、『幼年期の終わり』等に触れていました。
並行して小学校の図書室にあった『レンズマン』他を少年向けにしたスペースオペラを読んでいましたが、こちらはあまり現在に繋がっていません。小学校でも読める、娯楽作品の一つとして乱読していた一部という感じです。 星新一のショートショートもよく読んでいました。しかしジャンル的にショートショートとして見ていて、SFと意識していなかった記憶があります。
高学年になってからは『ガンダム』等の、ロボアニメ副読本やスピンオフ作品でSFっぽい物を感じていました。『サイバーコミックス』なんかの短編漫画の方が、本編よりも記憶に残っていたりします。 周囲にレンタルビデオ店等がろくになく、実際の作品よりも、SF的に補完された“ガンダム”を楽しんでいました。
それからコバルト文庫にあった新井素子作品や、眉村作品等のジュブナイルSFを読みつつ今日まで。 (全然関係ないけど、最近のコバルト文庫って少年向け作品がほとんど無いなあ・・・一時期、SFの入り口として大きく機能していたと思うのだけど) |
No.17284 - 2004/02/26(Thu) 07:58 [user039.ehm.enjoy.ne.jp]
| > 相手:「ワタシSFって好きなんですよ~」 > 自分:「ほう、どんなんが好きなの?」 > 相手:「ギャラクシーエンジェルとか~」 > 自分:「待て」 > > 昨今の若い子はギャラクシーエンジェルがSFな模様。
こ、これはギャラクシーエンジェルがSFじゃないと言うご意見なのでしょうか。 |
No.17285 - 2004/02/26(Thu) 08:01 [m005233.ppp.asahi-net.or.jp]
| わたくしが初めて触れたSF作品っていうと・・・「クライシス2050」ですかね。多分、覚えてる人あんましいないと思いますが(爆 劇場でやってたときに観にいった気が。(ぉ ていうかそれの漫画版もいまだに手元にあります。なんか映画よりもそっちのほうがおもしろかったようなw |
No.17287 - 2004/02/28(Sat) 09:54 [aj52.ade2.point.ne.jp]
| なんかミナサマの意見を読むにつれ、
「子供の頃に読んだ名作が、SFの魅力を教えてくれた」
という共通項が見られますね。 初心者向けってのもありますけど、少年少女時に最初に触れる作品として、良質のジュブナイルや幼年向けに翻案したものなどをもっと多数出し、その魅力を理解させて行く事が必要でしょうね。 >泉森浩志様
>みなさんはSFのエッセンスのどの部分を特に吸収して、どのような形に結実させていますか?
自分はやはり、宇宙船とか異星人とかモンスターとか、そういうSF的ガジェットに注目しますね。で、自分なりにそれをアレンジしたり俺流にしたりして楽しんだりとか(人それをパクリと言う!(爆)) でも、真似したくなるほど魅力的なものが多数あるんですよねー、SFガジェットは。 子供の頃、なにかのSF百科みたいなのに出てきた宇宙人や宇宙怪獣をウルトラマンの怪獣っぽくアレンジさせ、オリジナルの巨大ロボと戦わせるお絵かきとかしてましたねー。アレはなかなか楽しかったです。
>ヽ(´ー`)ノぁゃιぃゃっ 様
>わたくしが初めて触れたSF作品っていうと・・・「クライシス2050」ですかね。
こちらですね。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/worst/space/crisis.html
えーと、なんかヒドイ言い様のレビューですが…(汗)。「暴走する太陽を止める」っつーアイデアは好きカナー。 太陽の炎とかは、迫力あって結構好きだったり。 |
No.17295 - 2004/02/28(Sat) 12:59 [p38018-adsau14honb7-acca.tokyo.ocn.ne.jp]
| 私の場合、初めてSFということを認識したのは「スター・ウォーズ」からですね。もちろん、SFっぽいTV番組や映画はそれまでにも散々みていたんでしょうが。
雑誌のスター・ウォーズ特集(たしか少年ジャンプ)で興奮 ↓ ストーリーの詳細を知りたくなって、本屋でノベライズ(野田昌弘訳)を買って読む(初めて自分で金出して買った小説) ↓ SF映画を特集したムックが出たので、これも買う。これを読んで、「禁断の惑星」とか「宇宙水爆戦」等の、昔のSF映画を知った ↓ ドラマ盤のレコードが発売されたので、小遣いを数か月分前借りして英語版と日本語版と両方買う(←馬鹿)。さんざん聴き倒して、頭の中はスター・ウォーズ一色になる ↓ スター・ウォーズ日本公開。これまでの妄想があまりにも大きかったので、実物を見て少し冷めてしまった(笑) ↓ 日本版スターログ創刊。表紙がダース・ベーダーのドアップだったので買った。
実はスターログ日本語版の存在がかなり大きくて、「私にとってのSFの基本的な情報は、すべてスターログから教わった」といっても過言ではありません。スター・トレックやアウター・リミッツを知ったのだって、2号のTV番組特集でしたし。
筒井康隆を読むようになったのは、上記スターログの中島梓氏の連載に、「マグロマル」という言葉が出てきて、これが何なのかを知りたかったから。結局、読んでも解らなかったという(笑)
以下、きりが無いので略。 |
No.17297 - 2004/02/28(Sat) 15:36 [131.pool9.ftthtokyo.att.ne.jp]
| >塩田多弾砲さま >なんかミナサマの意見を読むにつれ、
「子供の頃に読んだ名作が、SFの魅力を教えてくれた」
という共通項が見られますね。 初心者向けってのもありますけど、少年少女時に最初に触れる作品として、良質のジュブナイルや幼年向けに翻案したものなどをもっと多数出し、その魅力を理解させて行く事が必要でしょうね。 そうですね。STとかスターゲイトとかもレンズマンみたく、子供向けのシリーズを刊行してくれるともっと認知度が上がるのでしょうが。 あと、子供のころ読んだものを大人になって読み直せるよう、子供向けしかない本の大人版出版も望むところです。 >自分はやはり、宇宙船とか異星人とかモンスターとか、そういうSF的ガジェットに注目しますね。で、自分なりにそれをアレンジしたり俺流にしたりして楽しんだりとか(人それをパクリと言う!(爆)) でも、真似したくなるほど魅力的なものが多数あるんですよねー、SFガジェットは。 子供の頃、なにかのSF百科みたいなのに出てきた宇宙人や宇宙怪獣をウルトラマンの怪獣っぽくアレンジさせ、オリジナルの巨大ロボと戦わせるお絵かきとかしてましたねー。アレはなかなか楽しかったです。
ははは、そういうの、私もやりました。オリジナルダブラーや宇宙獣士とか、結構作りましたね。でも戦わせるまでは行かなかったのが甘いところか。 もっとSFや科学知識を読み込んで突き詰めればとほほでない未来都市とか異星人を作れるのでしょうが・・・がんばらんとね^^; |
No.17299 - 2004/02/28(Sat) 16:24 [ZJ110214.ppp.dion.ne.jp]
| 皆様、こんにちは。ああ、しばらく見られない環境にいた間に、こんなに長いスレができていますね。 それにしても、平井和正さん、多いですね。僕もご多聞に洩れず、平井さんです。でも、「ウルフガイ」や「死霊狩り」ではなくて、いえもちろん後で全部読んだのですが、一番最初に読んだのが「アンドロイドお雪」というのがいま考えると三つ子の魂百まで、といいますか、雀百まで踊り忘れず、といいますか。でも、この小説にはいまにまで至る、多大なインパクトを受けました。 あと、兄がもっていたSFシリーズを読んでいたのですが、これがけっこうマイナーな作品が多くて。ソビエトの小説で、「海底五万マイル」(だったと思うのですが、なにぶん古いもので自信がありません。ソ連の潜水艦ピオネール号を舞台にした、少年たちの冒険SFなのですが)って、ご存じの方、いらっしゃいますか? |
No.17301 - 2004/02/28(Sat) 17:09 [cache-tkp-aa03.proxy.aol.com]
| 皆様、こんにちは。
忘れていました。小学校低学年(だったと思います)の時に父親に買って来てもらったベルヌの「月世界旅行」にも凄いインパクトがありました。いや、月世界旅行そのものじゃなくって、南北戦争の傷病兵が多数占めていた大砲クラブの面々。義手・義足は当たり前、中には頭がゴムだの、鼻がプラチナだのというキャラクターがいたので仰け反ったことを覚えています。
マストンが大砲の弾は水に浮かぶということに気づいて思わず自分の頭を殴りつける。ところが、彼の右手は鉄の義手で、おまけに頭がゴムだったのでひとたまりもなく昏倒するというシーンには大笑いしちゃいました。いや、つくづく、こういう体験が今の私をつくっているのだなあと思いますね(笑)。
>EBCDIC様 >スター・ウォーズ日本公開。これまでの妄想があまりにも大きか >ったので、実物を見て少し冷めてしまった(笑)
私の場合、結局見に行かなかったです。EBCDIC様とそっくりのコースで嵌っていたため、映画を見なくても『スターウォーズ』の全てを知り尽くしていた気分になっていたのですな。 |
No.17303 - 2004/02/28(Sat) 18:23 [ntfkok009233.fkok.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp]
| >泉森浩志様
>STとかスターゲイトとかもレンズマンみたく、子供向けのシリーズを刊行してくれるともっと認知度が上がるのでしょうが。 あと、子供のころ読んだものを大人になって読み直せるよう、子供向けしかない本の大人版出版も望むところです。 個人的に、岩崎書店の「SFこども図書館」シリーズみたいなのを、他のSF作品で出して欲しいカナーと思うんですよね。 とくにスタートレックは、むしろ「色々な性格や思想のキャラクターが多数登場する」って点から、子供向け作品に翻案すべきだと思うんですが。 ってのも、「世の中には色々な考え方や文化がある」「相互に理解する事が大切である」ってのを子供に教えるのに、あのシリーズって最適だと思うんですよねー。 様々な思想を持つ、エンタープライズのクルー達。時に彼らは対立したり、つまらない事でケンカしたりもする。けど、お互いに理解し、協力し合う事で、大きな事を成し遂げていく。 で、もちろんSF的なガジェットの魅力も満載。うーん、これはいい。トレッキーな親御さんなら、子供に即読ませたがるでしょう。どっかやってくれ(爆)
まあそれはともかく。 頭の柔らかい子供の頃に、そういう名作に触れる機会を与える。それが今後のSFにとって必要ではないかと思った次第でありまして。 スペースオペラも良し、ハードSFも良し。けど、そういうのを最初から「子供や素人や初心者は訳わかんないだろうけど、面白いから読め」はイカンと思います。 赤ん坊もベビーフードから徐々にご飯食べて、食の美味を知るもの。で、僕にとってのSFにおけるベビーフードが、岩崎書店のシリーズだったり、ウェルズやバロウズの作品だったりしたわけですね。 >ははは、そういうの、私もやりました。オリジナルダブラーや宇宙獣士とか、結構作りましたね。でも戦わせるまでは行かなかったのが甘いところか。 >もっとSFや科学知識を読み込んで突き詰めればとほほでない未来都市とか異星人を作れるのでしょうが・・・がんばらんとね^^;
ダブラーや宇宙獣士っつうと、ギャバンにチェンジマンですか? カッコ良かったなあ、サイダブラーにバッファローダブラー、宇宙獣士ガブーに宇宙海賊ブーバ(プレデターのデザインは、ブーバがモデル。3.75ヘェー)。 まあそれはともかく、最初は模倣から全て始まるもの。そういう、「模倣したくなる何か」「魅力ある何か」がSFにはあり、それをもっと模倣したくなって、さらにSFに親しむ……ってのがありましたからね。戦わせるって言っても、子供の頭の中の空想でしたけど。 ちなみにその内容、「ノーチラス号が海底で、『深海の宇宙怪物(ジョン・ウィンダム「海竜目覚める」)』の怪物と戦う」とか、「地上に出てきたペルシダーの恐竜型怪獣が、鉄モグラやバトルフィーバーロボ・レオパルドン相手に戦う」とか、そんなのばっかでした(笑 思い出してマジに自分に突っ込んでしまった)。 >隅の隠居 様
>ソビエトの小説で、「海底五万マイル」(だったと思うのですが、なにぶん古いもので自信がありません。ソ連の潜水艦ピオネール号を舞台にした、少年たちの冒険SFなのですが)って、ご存じの方、いらっしゃいますか?
幼少時に父に連れられて古本屋行った時、そのタイトルを見た事があります。 当時、「海底二万マイル」だったらジュール・ヴェルヌの有名な作品として既に読んでいたのですけど、そのタイトルを読んだ時に「名前が良く似た偽物」と認識し、そのまま放置してしまいました。 今思えば惜しい事したー。
表紙はこちらでしょうか? >http://c2c-2.rocketbeach.com/~thinkzink/cj013.htm
調べてみたら、内容は……
●『海底五万マイル』(Taina Dvukh Okeanov、1956、ゲレゴリー・アダモフ、翻訳:工藤精一郎、講談社 少年少女世界科学冒険全集 11) 似た題名だが、ヴェルヌ作品ではなく、雰囲気も異なる作品。 レニングラードを出航したソビエトの特殊潜水艦<ピオネール号>が、氷山に衝突して沈没した客船から脱出した少年ブニャーク・パブリックを救助。大西洋を南下し、南米と南極大陸を間を抜けてウラジオストクまで科学調査の航海に出る。 調査目的は、深海潮流、深海動物の分布、海底の地質や地層、海底における物理的・化学的変化などを調べること。大うみへびと大いかとバラクーダの戦い、まっこうくじらと大タコの戦い、大カニの大群、プレシオサウルスが登場する。氷山に閉じこめられるところはヴェルヌ作品を彷彿とさせる。 <ピオネール号>は赤外線偵察機(空中・海中)を両舷に、原子砲!を船首・船尾に搭載している。原子力推進ではなく、海洋温度差発電で充電する点がユニーク。速力110km/時。潜航深度12000m?。
との事です。 なんだか面白そう、読んでみたいですね。 ノーチラス対ビオネール。潜水艦としてどちらが優秀か!? とか言ってみる。 ちなみに映画でも「海底六万里」ってのがあるそうで。 http://www.generalworks.com/databank/movie/title1/20016.html これは「海底二万マイル」が原作のようです。
ではでは。
PS:このスレも長くなったので、新しく立てたほうがよろしいでしょうか? |
No.17321 - 2004/02/29(Sun) 15:17 [p35077-adsau14honb7-acca.tokyo.ocn.ne.jp]
| >須田さん
> 「宇宙人ビックスの冒険」!!! > ”スロップスのごった煮”が食べたくて食べたくて・・・
おお!、反応してくれた人がいた!
実際のところ、SFのほとんどはやはりクズで、この『宇宙人ビックスの冒険』もそれに近いところがあるのです。腐った野菜を運んだコンテナが宇宙線と腐った野菜の触媒作用かなにかで金に変化して仲間達の財政上の危機を救ったり、唐突に発明した亜光速航行装置で木星にぶつかりそうなとき、光速でぶち当たったがゆえに無事に済んだりとか、ツッコミどころは満載です。
光速航行時にはローレンツ収縮で体積が0になるからぶつかっても大丈夫なんて理屈は、当時小学校低学年だった私ですら突っ込みましたよ。いくらなんでも違うだろうよ、と。
しかし、「にやにや笑いだけを残して消える猫」なんていう明らかな他の小説からの引用をはじめて目にした作品でもあります。だからこそ思い出深い。
>塩田多弾砲さん > ちなみに映画でも「海底六万里」ってのがあるそうで。 > http://www.generalworks.com/databank/movie/title1/20016.html > これは「海底二万マイル」が原作のようです。
いろいろと混乱しておられるようなのでちょっと整理を。 このページを見てもわかるのは、原作がジュール=ヴェルヌの "Vingt Mille Lieues sous les mers" であるということ。「Lieues」というのは距離の単位で約4kmだそうです。2万リューは約8万km、地球を2周分です。海底を8万kmもという表現が「海底を隅々まで」という感じを出していて秀逸です。なにしろ地球を2周分ですから。
で、ご指摘のページでは『海底六万哩』となっています。『海底六万里』ではなく。「哩」は普通「マイル」と読みますから、邦題は『海底六万マイル』という意味でしょう。 さらに英語での映画のタイトルは『20,000 LEAGUES UNDER THE SEA』です。直訳すれば『海底二万リーグ』。 1リーグは約4.828kmで、1マイルは約1.609kmですから、1リーグは約3マイルで、すなわち二万リーグ=六万マイルで邦訳時は単位換算がうまくいっています(笑) 二万リューが二万リーグになるときに2割り増しになってますが、多い分にはかまわない気がします。「すみずみまで」感はむしろ増しますし。 そして、日本の単位である一里はやはり約四kmですから、ほぼ1リューに等しいわけで『海底二万里』はやはり丁度良い感じです。
しかし、『海底二万マイル』はやっぱりイカンですよ。地球一周にも足りないし。で、アメリカさんにもいろいろ訳があるようで、直訳すれば『海底五万マイル』となるものもあるようです。五万マイルは約八万kmで二万リューともほぼ等しいですからね。 |
No.17324 - 2004/02/29(Sun) 17:28 [cs14342.ppp.infoweb.ne.jp]
| 皆様、こんにちは。
>泉森浩志様
>STとかスターゲイトとかもレンズマンみたく、子供向けのシリ >ーズを刊行してくれるともっと認知度が上がるのでしょうが。 > あと、子供のころ読んだものを大人になって読み直せるよう、 >子供向けしかない本の大人版出版も望むところです。
>塩田多弾砲様 >個人的に、岩崎書店の「SFこども図書館」シリーズみたいな >のを、他のSF作品で出して欲しいカナーと思うんですよね。 >とくにスタートレックは、むしろ「色々な性格や思想のキャラク >ターが多数登場する」って点から、子供向け作品に翻案すべきだ >と思うんですが。
ご両所に大いに賛成であります。私の子供時分にはヴァン・ヴァスカークもレンズを持っている「銀河パトロール」とかワトソンが登場せずに、ホームズの相棒として少年ベーカー街探偵団なるものが活躍する「名探偵ホームズ」とかがありました。ホームズの方は先に正伝(笑)を読んでいたので、それほど困りませんでしたけど、「銀河パトロール」は後に創元文庫版を読むときに随分、困惑させられたものです。
今のガキ、い、いや、お子様たちにもこんな経験をさせるべきでありましょう(笑)。
STも翻案する時は是非、この法則(ってどんな法則やねん)に乗っ取ってですな、こまっしゃくれた少女をだしたり、ブリッジクルーに男の子がいたり、ホルタが可愛らしい生き物だったり、まあ、そんな風にして欲しいわけです。そういうのを読んでいた子供が長じてから早川文庫のスタトレに接して「わあ、なんだこれは」と驚くという・・・。
>EBCDIC様
私も「スターログ」夢中で読んでいました。でもどうにも許せなかったのが『スタートレック モーションピクチャー』日本公開前にハーラン・エリスンのこんな評を載せたこと。
「『スターウォーズ』の時には、ファン達が興奮して大騒ぎしていた。でも『スタートレック』の時にはでてきたファンに聞いてみても言葉少なに、「いい映画だったよ」と言うだけだった 」
ハーラン・エリスン、あんた、そんなこと言うな! それに「スターログ編集部」、映画の公開前にこんな記事のっけるな、めちゃくちゃズッコケたぞ(笑)。 |
No.17325 - 2004/02/29(Sun) 17:33 [ntfkok011002.fkok.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp]
| >塩田多弾砲様
> 個人的に、岩崎書店の「SFこども図書館」シリーズみたいなのを、他のSF作品で出して欲しいカナーと思うんですよね。 岩崎書店の「SFこども図書館」これは・・・・・なんかで覚えがありますよ?もしや「コンピューター人間」「日本こども遊撃隊」とかがあったシリーズではありませんか?もしそうだとしたら、私は大賛成ですね。スタートレックなら、ボイジャーかDS9でやってほしい。
>とくにスタートレックは、むしろ「色々な性格や思想のキャラクターが多数登場する」って点から、子供向け作品に翻案すべきだと思うんですが。 ってのも、「世の中には色々な考え方や文化がある」「相互に理解する事が大切である」ってのを子供に教えるのに、あのシリーズって最適だと思うんですよねー。 確かにですね。クリンゴン人とロミュラン人、フェレンギ人とかの異種族をざっと教えただけでも全然違うと思いますし。私的には相互理解の好例はウォーフ少佐とDS9のクワークですね(目に見えるものしか出してない?)。見たところ無理解と敵意を示しまくりのマージ・カラなんかも好きですが。 ケイゾンがらみの話で出てくるトレイブなんかは「世の中には相手を理解しようとしない存在もいる」の好例ですしボーグは「理解はするが共感はしない」存在の筆頭ですし、逆の例も教えられていいかと。
>様々な思想を持つ、エンタープライズのクルー達。時に彼らは対立したり、つまらない事でケンカしたりもする。けど、お互いに理解し、協力し合う事で、大きな事を成し遂げていく。 で、もちろんSF的なガジェットの魅力も満載。うーん、これはいい。トレッキーな親御さんなら、子供に即読ませたがるでしょう。どっかやってくれ(爆) まあそれはともかく。 頭の柔らかい子供の頃に、そういう名作に触れる機会を与える。それが今後のSFにとって必要ではないかと思った次第でありまして。 スペースオペラも良し、ハードSFも良し。けど、そういうのを最初から「子供や素人や初心者は訳わかんないだろうけど、面白いから読め」はイカンと思います。 赤ん坊もベビーフードから徐々にご飯食べて、食の美味を知るもの。
全面的に賛成します。私の場合エンタープライズよりはヴォイジャーですが^^ あとは「惑星から来た少年」「ウィリアムとナターシャの物語」(タイトル失念)ジーの「惑星Oの冒険」なんかを大人向けに作り直してくれるとさらに^^ですね。
>ダブラーや宇宙獣士っつうと、ギャバンにチェンジマンですか? カッコ良かったなあ、サイダブラーにバッファローダブラー、宇宙獣士ガブーに宇宙海賊ブーバ(プレデターのデザインは、ブーバがモデル。3.75ヘェー)。
ブーバの話は結構有名みたいですね。私もプレデターは見ましたし「エイリアンvsプレデター」もやりましたが、確かにブーバをきちんと理解して作っています。あれには好感が持てますね。 余談ですが、チェンジマンはきちんと背景世界の広がりを描いていたところが私は好きです。ファイブマン、フラッシュマンなどはその点わずかに及びませんね。 このへんは私が何らかの形で天下を取ったら特命を発して特別編を作らせるかとw ギャバンは世界の広がりもでしたが、ダブラーがきちんと描きこまれていたのが良いです。人間体を巧みに使って性格やら宇宙怪物としての性質を丁寧に表現してましたよね。けだものらしいサイダブラー、アブダクション宇宙人なクモダブラー、そして知能の低さと粗暴さを大男の役者を使って見事に表現したカマダブラーなど。あの人間体のおっさんは「宇宙人が化けた地球人」演出の成功例の一つですねw ちなみにダブラーのうちで最も印象に残るのはやはりミツバチダブラーでしょうか(笑) ダブラーといえば・・・サイダブラー人間体の食事のお誘いを受けるのが千葉千恵巳さんだと笑えるかなという空想もあるんですが、これはまあ冗談の領域ですね。
内容を突き詰めて考証を固めて、大人向けリメイクして欲しい作品にはこういう特撮ものも入りますね。(軌道修正、左舷回頭120度!) |
No.17331 - 2004/02/29(Sun) 20:11 [ZJ110214.ppp.dion.ne.jp]
| ノックしてもしもぉ~し!
どこから入るって言うか・・・気付いたら入っちゃってたような。 世代と環境にもよるんでしょうけどね。儂は昭和42年生まれですが。 目に見えて科学の進歩というのが肌で感じられた世代だし。
幼稚園の時に「キューティー・ハニー」が放映あったのかな? いきなり「空中元素固定装置」ですよ。幼児にゃ判らんですよ。 マジンガーZでは「超合金」という言葉が出たしね。
で多分、小学生低学年の時に学研の秘密シリーズがあってですね。 結構SF仕立ての漫画だったんですよ。色々と。記憶薄いですが。 一番SFっぽいのは「子供達が宇宙船を操って色々と苦難をクリアしていく」物語でした。 「宇宙のひみつ」だったかな? 他の「○○のひみつ」も解説役にロボットが居たり、移動に万能乗り物を使ったりとSFチックな読み物だったように思います。
初めて「SF」というジャンルを意識したのは、やはり「時をかける少女」とか、あのジュブナイル作品群ですかね。少年達が戦国時代と現代を行き来して活躍するなんて作品があってワクワクして読んでましたな。 |
No.17333 - 2004/02/29(Sun) 21:27 [zaqd3872168.zaq.ne.jp]
| >ジス様
>いろいろと混乱しておられるようなのでちょっと整理を。 このページを見てもわかるのは、原作がジュール=ヴェルヌの "Vingt Mille Lieues sous les mers" であるということ。「Lieues」というのは距離の単位で約4kmだそうです。2万リューは約8万km、地球を2周分です。海底を8万kmもという表現が「海底を隅々まで」という感じを出していて秀逸です。なにしろ地球を2周分ですから。
>で、ご指摘のページでは『海底六万哩』となっています。『海底六万里』ではなく。「哩」は普通「マイル」と読みますから、邦題は『海底六万マイル』という意味でしょう。 さらに英語での映画のタイトルは『20,000 LEAGUES UNDER THE SEA』です。直訳すれば『海底二万リーグ』。 1リーグは約4.828kmで、1マイルは約1.609kmですから、1リーグは約3マイルで、すなわち二万リーグ=六万マイルで邦訳時は単位換算がうまくいっています(笑) >二万リューが二万リーグになるときに2割り増しになってますが、多い分にはかまわない気がします。「すみずみまで」感はむしろ増しますし。 そして、日本の単位である一里はやはり約四kmですから、ほぼ1リューに等しいわけで『海底二万里』はやはり丁度良い感じです。
わざわざ申し訳ありません。ううむ、二万マイルというのは誤った訳だったのですね。自分の浅はかさが恥ずかしいです。 実は自分の亡父が、ヴェルヌの本作品の事をしきりに「海底二万マイル」と言ってたもんですから、マイルという呼称が印象深かったりします。 邦訳だったら「海底二万里(あるいは『二万リーグ』)」、映画は「海底六万哩(マイル)」っつーのが、正しい表記ということですね。どうも、ありがとうございました。
でも、邦訳の時の「二万マイル」「二万リーグ」「二万里(六万哩)」ってのは、なんかわくわくしましたよね。キロでもメートルでもない単位「マイル」「リーグ」「哩」ってのが使われており、子供心に「海底を隅々まで行き来する」ってイメージが湧きました。
>泉森浩志様
>岩崎書店の「SFこども図書館」これは・・・・・なんかで覚えがありますよ?もしや「コンピューター人間」「日本こども遊撃隊」とかがあったシリーズではありませんか?
うーん、ちょいと違いますね。 表紙のみなら、こちらで見られますので、タイトルの確認に御覧下さいませ。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood/4056/gallery/iwasa01.html http://www.geocities.co.jp/Hollywood/4056/gallery/iwasa02.html http://www.geocities.co.jp/Hollywood/4056/gallery/iwasa03.html
なかなか味のあるイラストですよね。僕は「合成怪物(合成脳のはんらん)」のゴセシケ(合成神経細胞・群塊)が良いカナー。あのキモかわいさは、今じゃあなかなか出せないでしょう。 近年にこのシリーズ、イラストを新たにして半分くらいを復刻しましたけど、ぜひ合成怪物のゴセシケの復刻版も見てみたいなー。
ちなみにダブラーだったら、スシダブラー…もとい、ノットリダブラーを忘れちゃあいけません。民家を占拠して寿司百人前を平らげるなど、後年のヒーローものでもなかなか無いしなー(笑)。
>ぺいりあん様
>で多分、小学生低学年の時に学研の秘密シリーズがあってですね。 結構SF仕立ての漫画だったんですよ。色々と。記憶薄いですが。 一番SFっぽいのは「子供達が宇宙船を操って色々と苦難をクリアしていく」物語でした。 「宇宙のひみつ」だったかな? 他の「○○のひみつ」も解説役にロボットが居たり、移動に万能乗り物を使ったりとSFチックな読み物だったように思います。
そうですね。僕も当時、ひみつシリーズはコンプしており、良く読んだものです。あれもまた、SFシリーズとして面白げなものも結構あったかと。
「宇宙のひみつ」は、少年少女の小学生二人が、宇宙飛行士(!)として月着陸のミッションに挑むも、宇宙船の軌道が狂い、暇ぶっこいてた宇宙人の宇宙船に激突。で、二人は宇宙船に拾われ、宇宙人とそのメインコンピューターとともに、宇宙の色々な謎を学ぶ……というものでした。 天体や宇宙空間の現象、太陽系の惑星についてのみならず、宇宙船(アポロだったと思います)や宇宙服などについての言及もありました。
「恐竜のひみつ」には、ロボットが案内役で登場。冒頭には怪獣映画を目のカメラから映写したり、タイムマシンで過去に行ったらボディガード代わりに戦ったりなど、ほとんどヒーローものに登場するような高性能なやつでしたね(ネジ締め忘れて壊れかけた、なんてのもあったけど)。
万能乗り物といったら、結構出ていたように覚えています。 「地球のひみつ」には、陸海空を行く万能探査艇、 「海のひみつ」には、海を盗み出そうとする宇宙人の宇宙船、 「日本列島のひみつ」には、タイムマシン機能もある、テントウムシ型の万能ビークル(もちろん、陸海空を自由自在に進める)。 「昆虫のひみつ」「カブト・クワガタのひみつ」には、地球を調べにやってきたミニサイズの宇宙人の円盤(側面から様々な機能を持つアームを展開し、マルチに行動・観察が可能)。 「世界のひみつ」には、「普段はアタッシュケース、蹴飛ばすと変形して飛行機」と、「普段はカバン、栓を抜くと気球に」ってのが出てきました。アタッシュケース飛行機は、中途変形で潜水艦(アタッシュケース状態で、水中にてプロペラと潜望鏡が出る)、地上疾走形態(プロペラと着陸脚のみが出た状態。地上を高速で走る)にもなりましたね。
僕が一番好きなのは、「植物のひみつ」に出てきた「ミニドリップ号」。 大きさは短めの鉛筆サイズ。機首にドリルが付いた飛行機で、搭乗者は縮小化する薬を垂らし、縮小して乗りこむ。 もちろん、飛行、潜行も思いのままで、翼を引き込みドリルタンクとして活動も可能。さらには前述の縮小化薬をコクピットに乗ってる状態で垂らし、ミクロサイズに縮小する事も可能に(これで、植物の細胞や、導管が水分を吸い上げたりするのを観察する)。 さらにタイムマシン機能も持ち、暗黒の未来を垣間見たりすることも(植物が無くなったら? のIF世界を見せていました)。
うーん、改めて思い出したら、「ひみつシリーズ」ってのは学習マンガであると同時に、優れたSFまんがとしての側面を有した作品でもあったんだなあ(もちろん、全てではないですけどね)。 こういう方向から、SFの魅力を伝えるってのも良いかも。 |
No.17337 - 2004/03/01(Mon) 00:36 [p35077-adsau14honb7-acca.tokyo.ocn.ne.jp]
| SFは・・藤子Fさんの、SF短編あたりが最初です。。
ちゃんとした小説では・・、児童文庫っぽいSF小説なんですが、 (読み仮名とか付いてました。。)なんとなく憶えてるのは、 えーと、冬山のスキー場で事故がおきて救難に行く、みたいな。。
それと、親戚の、おじさんが持ってたビデオで、「火の鳥2772」 というのを何度か。(竹宮さんの作品との関係は最近知りました。。)
でその、私はマンガも小説もあまり読まない人なんですが、 今までで読んでて面白かったというか、為になった一番の本は、 山本さんの「ギャラクシートリッパー美葉」と「サイバーナイト」です。。 (角川スニーカーの中では、かなり異質な感じがしました。。)
でも「ゲーム」は。。あんまり面白くなかったです。というか酷すぎでした。。 (PCエンジン版はよく出来てるらしいのですが…。) |
No.17339 - 2004/03/01(Mon) 02:45 [KBMfa-01p3-88.ppp11.odn.ad.jp]
| >塩田多弾砲様
>うーん、ちょいと違いますね。
ははは^^;調べてみたら確かにそうでした^^;小学校の図書室と中学の図書室の本棚が頭の中でごっちゃになってましたね。 私が挙げたのは国土社の創作子どもSF全集で、ウチの小学校の図書室にありました。 これは・・・ディストピアシリーズとでもいうべきもの(デストピアではない、念のため)なのですが、なかなか読ませますよ。 >なかなか味のあるイラストですよね。僕は「合成怪物(合成脳のはんらん)」のゴセシケ(合成神経細胞・群塊)が良いカナー。あのキモかわいさは、今じゃあなかなか出せないでしょう。 > 近年にこのシリーズ、イラストを新たにして半分くらいを復刻しましたけど、ぜひ合成怪物のゴセシケの復刻版も見てみたいなー。 このシリーズ、確か中学の図書室にあったような気がします。 読んだかどうかは定かでありませんが・・・・TT 中学とかの図書館はなかなかいい入門書が揃っていますね。
> >ちなみにダブラーだったら、スシダブラー…もとい、ノットリダブラーを忘れちゃあいけません。民家を占拠して寿司百人前を平らげるなど、後年のヒーローものでもなかなか無いしなー(笑)。 こいつがいたか(笑)まともなのばっか思い出そうとしてこいつを失念していた^^;一生の不覚やね(笑) |
No.17343 - 2004/03/01(Mon) 03:59 [ZJ110214.ppp.dion.ne.jp]
| えーと、このスレも長大化したので、新たに立てる時かと思われます。
皆さんのカキコを読んでみて思ったんですが、やはり「ジュブナイル、子供向け翻案」としてのSFシリーズが必要かもしれませんね。 皆さんの中には、藤子不二雄氏のSF短編シリーズからSFに興味を持った、って方も多いですし。
子供向けに、過去の名作SFを子供向けに翻案、もしくは新作のジュブナイルSF。そういうのを作りだし、浸透させていく。 子供の時分に、サイエンスフィクションが有する、様々な面白さを教える。 そういった作品を多数出せれば、SFももう少し理解されたり、メジャーになるんじゃあないカナーと。
このあたり、山本先生に期待したいなー、などと他力本願な事を言ってみる(笑)。 ジュブナイルという点では、学習マンガもそうですね。あさりよしとお氏などが描いてますけど、ひみつシリーズみたいにああいうのがもっと出て欲しいな。
ただ、SFの人気が無いってのは、その魅力を知らないでいるだけで、知ったらその魅力にハマるっつう人もまだまだ多いとも思うんですけどね。言うなれば、潜在SFファンっつうことで。 そういう魅力を、幼少時に知るか否かでかなり違いますからね。 うーむ、国内外の名作文学とかも、幼年向けに翻案されてるのがたくさんあるのに。なんでSFも同じようなものをもっと出さないカナー。 「スタートレック」はもちろんだけど、「ロストワールド」「火星シリーズ」「宇宙船ビーグル号」「宇宙のスカイラーク」「レンズマン」「ヴァーチャルガール」「歌う船」などなど。 こういうのをもっと色々出したら、少なくとも「SFは敷居が高い」ってイメージも払拭されるんじゃないか……とも思うんだけど。 (ついでに挿絵も萌え絵にしたら、オタクな連中もファンに取りこめてなおラッキー(爆))
>泉森浩志様
>このシリーズ、確か中学の図書室にあったような気がします。 読んだかどうかは定かでありませんが・・・・TT 中学とかの図書館はなかなかいい入門書が揃っていますね。
これは復刻版が出ているので、機会があったらぜひ読んでみてください。大人になってからでも、なかなか面白いですからね。 ではー。 |
No.17355 - 2004/03/01(Mon) 13:20 [p35077-adsau14honb7-acca.tokyo.ocn.ne.jp] |