最近のトンデモのニオイのする情報のスレです。
今日、日本テレビ系で夜9時から放送される「FBI超能力捜査官マクモニーグル」特番のラテ欄を見てみると >三億円事件の犯人は生きていた、居場所特定(スゴイですが、それより近年の未解決凶悪事件の手がかりを探して下さい) >脱北者を探せ、北朝鮮国境を衝撃透視(脱北者より拉致被害者を優先して探して欲しいです) >ケネディー暗殺を衝撃透視(そんな事は落合信彦に任せて、ビンラディンを探して下さい) ツッコミも入れてみましたが、お見逃しありませんように!
>フジテレビ制作「新説歴史将軍」松平健がメインの歴史番組!?でしたがネタは笑えるモノでした。 聖徳太子はトルコ系遊牧騎馬民族説(笑)上杉謙信は女だった説(笑)将軍吉宗はブス専でデブ専説(笑)などでした。
最後に、9月の読書のスレで取り上げられていた、七瀬隆著「トンデモサイエンス読本」を本屋で見かけて読んだら変でした。 太平洋戦争に関するトコで。 終戦時の玉音放送は当時の国力で送信所を造るのは無理で、何より全国に放送する電力が足りたとは思えない(笑)とか 零戦の機首の機銃はプロペラに当たるので(笑)当時の技術力で造れたか疑問とか 空母の発艦には必ずカタパルトが必要と思っているらしく、当時の空母からカタパルト無しで発艦出来たか疑わしい(笑)とか (現用のロシア空母は、カタパルトを使わず大型戦闘機を発艦させてるよ!ずっと軽いプロペラ機なんだから出来て当然) 着艦にもカタパルトを使うとか書いてあったり(ワイヤーだろ)着艦艦に(現用艦載機は)逆噴射して パラシュートを開いて降りるとか(そんな事したら失速して危ないだろ!だからタッチ・アンド・ゴーの訓練するんだから) と学会に取り上げてもらうのを狙っているのか?と思えるほど科学的では無い、変な本です。 他にも浮世絵は江戸時代作じゃない、とかありました(笑)
↓カブレラストーン本の浅川嘉富さんのサイトです。面白い!? http://www.y-asakawa.com/index.html |
No.21574 - 2004/10/02(Sat) 12:47 [wlap008.mctvnet.ne.jp]
| 世の中「不況&治安悪化」で不安紛らわし&癒しですかね。
なんで、ちょっと賢かったら小学生でも「嘘」だと判る事が、判らない大人が多いんでしょうな。
あと軍事関係、銃関係は無知すぎる>日本人(⌒▽⌒)
カブレラストーンなんですが某番組で放映された部分しか見てないので何ですが、 「違う時代の恐竜が同じように描かれている」とか 「北米生息の恐竜が何で南米の村の石に彫られている?」とか 「ティラノサウルスが立ち上がっている」とか 「ティラノサウルスが前脚で獲物を捕まえようとしている」とか 「化石が発掘され復元された有名な種類の恐竜しか描かれてない」とか 「最近になって発掘された恐竜が描かれてない」とか ツッコミ所が満載なんですが。
これが確実に古代のものだというなら 「まだ未発見の恐竜が描かれている」とか 「まだ未解明の生態が描かれている」とかの方を紹介して欲しい。 |
No.21581 - 2004/10/02(Sat) 13:58 [zaqd38720d1.zaq.ne.jp]
| ミロさん、こんにちは。
10月2日放映の『FBI超能力捜査官マクモニーグルSP』のビデオをチェックしました。 その前にまず、9月18日放映の『THEスペシャル FBI超能力捜査官 第7弾』の紹介から。この番組の冒頭では、マクモニーグルの経歴は次のように紹介されています。
>ナレーション「事実、彼はその驚異の力で、1979年にイランの革命政権が起こしたアメリカ大使館占拠事件を解決にみちびいた。なんと、アメリカの国防総省にいながら、距離にして9900kmも離れたイランのアメリカ大使館内部を透視、人質がどの部屋に何人とらわれているか、武装した兵士の配置、さらには庭に仕掛けられた地雷の位置までも完璧に言い当てたのだ。この情報を元に64人の人質は無事全員解放されたのである」
あの~(^^;)。 イラン大使館占拠事件では、アメリカは特殊部隊を送りこんで人質を救出しようとしたけど、見事に失敗したんだよね? 大使館どころか、そこにたどりつくずっと前の砂漠で……。 イラン側はその事件で警戒して、人質をいくつもの施設に分散して監禁、救出は不可能になりました。結局、事件発生から444日も経って、ようやくイラン政府によって全員解放されたんです。 つまり、「この情報を元に64人の人質は無事全員解放」なんてのは大ウソ。彼が何を透視したにせよ、その情報は人質解放にはまったく役に立ってないんですから。 念のためにマクモニーグルの自伝『FBI超能力捜査官ジョー・マクモニーグル』(ソフトバンク)も読んでみました。確かにイラン大使館占拠事件を透視したという話は出てくるけど、救出作戦が失敗したことはちゃんと書かれています。その一方、「庭に仕掛けられた地雷の位置までも完璧に言い当てた」なんてことは、どこにも書かれていません。マクモニーグルは地雷についてひと言も触れてないんです。 だいたい、地雷って位置がわからないように仕掛けるもののはず。その位置が正確だったかどうかなんて、誰がどうやって検証したって言うんでしょう?
さて、今回のマクモニーグルSPでも、すさまじいウソの嵐! まずは1967年、彼のベトナム時代の体験談の再現ドラマが出てくるんですが、
>ナレーション「マクモニーグルは戦地で無線傍受というスパイ活動に従事する。その日も、いつものように任務にあたっていたのだが」 >『どこか別のところへ行け』 >『どこか別のところへ行け』 >ナレーション「心の声が警鐘を鳴らした」 (中略) >ナレーション「彼はなんとか他の兵士を説き伏せ、その場から20mほど南に移動した」 >兵士「ジョー、これで何も起こらなかったら一杯おごれよ」 >ナレーション「と、その時!」 > 続けざまに起きる爆発。 >ナレーション「移動しなければ確実に彼らは吹き飛ばされていただろう」 >兵士「ジョー、後で一杯おごらせてくれ」
再現ドラマでは、この事件では昼間起きたことになっています。しかし、マクモニーグルの自伝(69ページ)では真夜中の出来事です。任務は「無線傍受」ではなく聴音警戒。移動したのは「20mほど南」ではなく60mほど西。「これで何も起こらなかったら一杯おごれよ」なんて会話は出てきません。
>ナレーション「1977年、すでにベトナムから帰り、本国の情報保安司令部に所属していた彼は、この日、軍の極秘命令で、第902軍事情報部隊の会議室に深夜、足を運んでいた。そこにはマクモニーグルの他に、女性2名を含めた10名の兵士がいた。するとスーツ姿の男がおもむろにこう告げたのだ」 >男「諸君にはスターゲート・プロジェクトに参加してもらう」
自伝95~108ページによれば、彼が第902軍事情報部隊の会議室に呼ばれたのは、1978年。「(会議に出るために)早朝、フォート・ミードに向かって車を走らせた」とあるので、時刻は「深夜」とは考えにくい。出席者は「私のほかに一八人」。女性がいたかどうかは書かれていません。 あと、スーツ姿の男、テレビでは「スキップ・アットウォーター」というテロップが出ていましたが、本名はフレデリック・アットウォーター。「スキップ」は仇名です。また、この時点ではまだ「スターゲート計画」という名称はないはず。 ここでマクモニーグルは、遠隔透視実験の映像を見せられます。自伝103~104ページによれば、被験者はパット・プライス、実験者はハロルド・パソフだったようですが、テレビでは2人の名前は出てきません。
>ナレーション「紙には先の尖った塔と、四角い形の並んだ模様のようなものが描かれていた。するとどうだ。ターゲットが到着した場所には確かに先の尖った塔があったのだ。さらに四角い形が並んだ場所と合致する無数の墓……そう、そこは市営の墓地だったのである!」
自伝104ページにはどう書かれているかというと、
>(前略)それから指示書のとおりにスタンフォード医療センターへ車を走らせ、降りてから中庭を歩き回る。中にはたいへん特徴的な規則模様があしらわれており、壁の模様も目を引いた。 (中略) > プライスの絵は、四方が囲まれた場所を示していた。実際の中庭と同じような規則模様も描かれている。(後略)
どこが墓地だあ!?(笑) だいたい「先の尖った塔」なんて出てこないじゃないか!
>ナレーション「驚異の力に魅了されたマクモニーグル。彼は数日後、自ら進んでテストを受けた」
自伝によれば、テストを受けたのは数週間後。「自ら進んで」でもありません。
>試験官「ここに何が描かれているかね?(と言って封筒をかざす)」 >ナレーション「あせってはいけない。マクモニーグルはまわりの音を頭から締め出し、封筒の中だけに意識を集中させた。と、次の瞬間! マクモニーグルの耳の奥でスイッチが入るような音がしたという。それをきっかけに、イメージが流れこんできた。 >マクモニーグル「丸みがある……下は平らだ……」 >試験官「正解だ」 >ナレーション「マクモニーグルは見事に半円形を透視」 >試験官「このカードはどうだ」 >ナレーション「と、頭の中に、さっきとは比べものにならない量のイメージが流れこんできた」 >マクモニーグル「木が並んでいる。左側に大きな建物がある」 >ナレーション「倉庫のような建物を描いたマクモニーグル。しかし、カードに書かれていたのは建物ではなかった」 > 34,01,06N > 118,14,34E >試験官「合格だ! ようこそ遠隔透視の世界へ!」 >ナレーション「カードに書かれていたのは、ある建物の緯度と経度。それは機密扱いになっていた米軍の施設の場所を示していたのだ」
なんともドラマチックなエピソードで、スタジオに来ていたゲストのみなさんはしきりに感心していましたが…… 100%創作です! 自伝109~112ページ、彼が初めて遠隔透視のテストを受けるくだりを読んでみてください。こんな話はまったく出てこないんです!
この後、1981年12月17日にイタリアで起きたドジャー准将誘拐事件で、准将が監禁されていた場所を透視したというエピソード。こちらは、なぜか「ドジャー将軍」になっている以外、自伝と比べてみても、さほど大きな脚色はありません。 しかし、最後の最後でやっぱり大ウソが!
>ナレーション「最強の千里眼マクモニーグルの導き出した情報が、将軍の命を救った!」
しかし、自伝の163ページでマクモニーグルは、「私の提供した情報はイタリアには送られることはなかった」と、はっきり書いているのです。「私の描いた絵はどれも正確だったから、もし使われていれば、准将が捕えられていた建物の発見と階の判別に大いに役立ったことだろう」と。 この歪曲は、もはや単なる誤読や脚色の域を超えています。ただでさえ、超能力者の自伝なんてどこまで信じていいかわからないのに、それをここまでねじ曲げてしまっては、すでに完全なフィクションと化しています。 この番組のスタッフが、視聴者に対してウソをつくことをなんとも思ってない倫理観の欠如した野郎どもでもあることが、はっきりとわかります。 |
No.21588 - 2004/10/05(Tue) 15:03 [zaqdb72e966.zaq.ne.jp]
| 番組の予告では、大阪で行方不明の女の子、吉川友梨ちゃんの捜索も行なうと言っておりまして、
>「透視にみちびかれて我々がたどり着いた先で、ついに警察に通報する緊急事態となった!」
などと思わせぶりなナレーションが流れておりました。 僕は番組を見る前から「何も出ない」と思ってました。うちは大阪なので、「吉川友梨ちゃんを探しています」というポスターはやたら目にしますが、いまだに本人が発見されたとか、重大な手がかりが見つかったなんて話は、まったく耳にしないからです。進展があったなら新聞にでも載るはずですが。 案の定、番組中ではおんぼろのアパートを発見しただけで、友梨ちゃんに結びつくものは何も発見できず。
ふと気になって、「吉川友梨ちゃん捜索の輪!掲示板」(迷惑がかかるので直リンはしません)というのを覗いてみたら、案の定、あの放送を信じてしまった人が何人も。 中には「超能力者マクモ・ニーグル氏」と書いてる人や、「現在テレビでやった未解決事件の解決率たしか100%ではなかったでしたっけ?」などとデタラメなことを書いてる人も。あのシリーズを見ていたら、事件のほとんどは未解決のままだってことぐらい気がつきそうなもんだけど。 視聴者はいかにテレビをぼんやり見ているものかと痛感させられます。
他にも、ケネディ暗殺の真相とか3億円事件の真相などの透視もやってましたが、そんな当たってるかどうか検証できないことばっかり透視してどうするよ(^^;)。ちゃんと視聴者が検証できることをやっていただきたい。
あと。笑ったのが、マクモニーグルの脳波を、あの『ゲーム脳』の森昭雄センセイが測定していたこと。番組中では「脳のエキスパート」と呼ばれておりました。(^^;) |
No.21589 - 2004/10/05(Tue) 15:27 [zaqdb72e966.zaq.ne.jp]
| 初めまして。 普段は閲覧のみですが、トンデモ物件を見つけましたので書き込ませて戴きました。
関東では10月1日に発売した『じゃらん』にセブンイレブン限定で挟み込まれていた、 「森の戦士ボノロン」と言う絵本なのですが……。 まず作者が凄いです。なんと原哲夫! しかも構想は十年と言うから更に驚きです。 画風はかなり変えてありますし、内容もバリバリのメルヘンなので、とても原哲夫が描いたとは思えません。
肝心のトンデモ要素ですが、「はじめに」で、 >努力をすればきっと報われる。 (中略) >試合や競争に負けたとしても勝ったと思えることがある。 (中略) >そんな心を私はただただ描き続けてきたように思います。 と書いてある割には作中努力していたり試合や競争をしている人はいません。 むしろ私利私欲に走る悪役の方が努力していると言えなくも無いです。 内容自体ご都合主義的な奇跡のお話なので、本当に十年も構想していたのか?とつい疑ってしまいます(笑) タイトルにもなっているボノロンも別に戦士ではありませんし、 ケンシロウや前田慶次と同じ系譜の主人公らしいのですが、何かが違うように思います。 どうもファンタジーやメルヘンというものを誤解しているような気が…。うーん。 |
No.21592 - 2004/10/05(Tue) 16:24 [16.102.99.219.ap.yournet.ne.jp]
| 山本先生、はじめまして。
>ケネディ暗殺の真相とか
この間映画「JFK」を見た後にこの一文を見て思ったのですが、 オズワルド犯人説を否定する本や意見は沢山出ていますけど、 逆にこうした本を片っ端からトンデモ認定して「オズワルド単独 犯行説は一片の疑いも持ち得ない事実」という中身の本はあるの でしょうか。 いかにも売れなさそうな感じはするのですが、山本先生はご存知 でしょうか。 |
No.21601 - 2004/10/05(Tue) 19:40 [usen-221x116x97x229.ap-US01.usen.ad.jp]
| こんにちは。この前なにげなくトリビアの泉を見ててたら、トリビアの種で、バミューダトライアングルでスルメでザリガニ釣り したら何が釣れるかという、オバカなの放送してたんですが バミューダトライアングルについて、嘘を伝えていた、アンビリバボーの放送内容を参照してました(笑)例の雷撃機消失の! スーパーバイザーが唐沢さんですが、と学会的にOKでしょか?フジも海外まで行ってバカやってんだから...
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/62/1093487334/1 (全国のトンデモ教えて!) |
No.21709 - 2004/10/09(Sat) 14:26 [i222-150-51-141.s02.a002.ap.plala.or.jp]
| 藤原和英さん、こんにちは。 他のスレッドにかかりきりだったので、亀レスになってしまって申し訳ありません。
>この間映画「JFK」を見た後にこの一文を見て思ったのですが、 オズワルド犯人説を否定する本や意見は沢山出ていますけど、 逆にこうした本を片っ端からトンデモ認定して「オズワルド単独 犯行説は一片の疑いも持ち得ない事実」という中身の本はあるの でしょうか。
僕が知るかぎり、1冊だけあります。
●J・アカンバーグ 『雑学教養講座② 街角にひそむ不思議』(HBJ出版局)
よくある雑学本なのですが、その中で「ケネディ大統領の暗殺者とその動機について、どうしてこれまで誰も確かなことを解明していないのだろう?」という質問があり、著者は次のように答えています。
> 正直にいって、本書作成スタッフの私たちはちっとも疑問をもっていない。オズワルドがケネディを暗殺した。彼が単独行動でそれを実行したのにほとんど疑念の余地はない。おしまい。
その一例として著者は、ケネディの検死写真と頭部X線写真を調べた病理学者ほぼ全員が「後ろから撃たれた」と結論づけたと述べています。「前から撃たれた」と主張している病理学者は1人だけ。にもかかわらず、なぜか世間ではそっちの説のほうが信憑性があるように思われてるんですな。 ケネディ暗殺が謎に満ちているように見える理由を、著者は「不確定性原理」になぞらえて説明します。
>(前略)どんな大事件も、詳細に調べれば何百という目撃者や何千という関連文書が登場し、細かな点に迫ろうとすればするほど、矛盾点の数もうなぎのぼりに増えるからだ。(後略)
確かに。普通の殺人事件なら、目撃者の証言が少しぐらい矛盾してたって、注意は払われないでしょうしね。 |
No.21867 - 2004/10/14(Thu) 14:17 [zaqdb72ecf1.zaq.ne.jp]
| そうそう、大事なこと書くの忘れてました。
●『FBI超能力捜査官ジョー・マクモニーグル』(ソフトバンク)
この本のトンデモないところは、この邦題が大ウソだということです。(原題は『The Stargate Chronicles』) この本の中には、マクモニーグルがFBIに所属してるとか、FBIから依頼を受けて事件を解決しているなんて話は、どこにも出てきません! 彼はFBIとは何の関係もない人間なんです。 106ページで、「私たちは次のような機関に手を貸していた」として、CIA、DIA、NSA、NSCなど13の機関名が列挙されている中に、FBIも(名前だけ)出てくるのが、唯一のそれらしい部分です。もちろん、どんな風に協力したか、どんな成果を挙げたかは、まったく書かれていません。
よくぞこんなインチキなタイトルつけられたもんだなソフトバンク! もちろん『FBI超能力捜査官』なんて番組を放映している日本テレビも! |
No.21868 - 2004/10/14(Thu) 14:37 [zaqdb72ecf1.zaq.ne.jp] |