ライトノベルは聞いたことはありますが、読んだことありません。
ブログを読んで、ライトノベルを読んで見たくなりました。
山本弘先生、買わせようとしてませんか(笑)
本はいつも中古で買ってますが、山本さんや好きな作家の本は新品の本を購入しています。
小説業界のお話ごもっともだと思います。
ただライトノベルが必ずしもカジュアルで入門に適しているとは言えないのではないでしょうか。
ライトノベルで有名な作品は大体シリーズもので、ラノベ読者の方に聞いてもお勧めされるのですが、冊数が多いので時間的にも金銭的にもコストがかかってしまいます。なかなか手が出せません^^;
>ウォッカさん
ありがとうございます。読んでみたい、と思う方が1人でも多く出てきていただけるなら幸いです。
>ゆいちゃんさん
長いシリーズは僕も二の足踏みますね。だからこそ新人賞受賞作品が入門編としておすすめなのです。新人賞応募作はみんな1巻で完結するように書かれていますので。
無論、人気があれば続編が出ることもあります。1巻が面白かったら続篇を買えばいいのではないでしょうか。
また、宝島社から毎年出ている『このライトノベルがすごい!』が、読者投票で選ばれた人気作品をはじめ、前年に出たラノベのほとんどを網羅しており、参考になります。
私も小学生のころ、故星新一先生のショートショートから読書のおもしろさに目覚めました。友達と互いの本を貸し借りしあったことは、良い思い出になっています。
ただ、学校の先生にはもっと“まともな本”を読めと説教されたりしたことがありました。読書感想文の宿題に無理矢理 発明王エジソンの伝記を指定する先生です...。
「先生の言うことを聞かず、学校に行かなくても、偉大な発明王になれたエジソンを見習いたい」と正直な感想を書いたら、何も言わなくなりました。
私の場合は、小学校の図書室で出会ったジュブナイルSF叢書が読書にはまるキッカケになりました。
『SF世界の名作』(岩崎書店)、『創作子どもSF全集』(国土社)等々…中でも、クレメメントの『20億の針』をリライトした『宇宙人デカ』が好きで、何度も繰り返し借りた記憶があります。
また、最も衝撃的だったのは、やはり『人工宇宙の恐怖』(『フェッセンデンの宇宙』)です。小学生の頃にあんな話を読まされたら、それこそとてつもない恐怖に苛まれて夜空を見上げることができなくなってしまいますよね(;´瓜`)
そして高校時代には、学業成績の低下と反比例するように本棚に小松左京、星新一、筒井康隆各先生の著作が増殖を続け、見かねた親から「勉強もせずに変な推理小説みたいな本ばかり読んで!」と小言を言われるのが日課になり・・・。
「いや、勉強していないのは事実だけど、僕が夢中になっているのは推理小説なんかじゃない。もっと面白くて広大で深遠なテーマを内包するSFというジャンルの小説なんだ!」…などと反論しても親の怒りを増幅させるだけなのでグッと抑えましたが、この読書好きが幸いして国語の成績だけは良く、特に作文については書くたびに教師に絶賛され、毎回クラス全員の前で読み上げられました。
また、現在勤めている会社の入社試験で書かされた作文も「抜群の出来だった」と社長から直接お褒めの言葉をいただきました。
このように、時には親に怒られながらも続けた読書でありますが、確実に私の血となり肉となり、実際に入社試験という人生の局面にも役立ちました。
ですので、今の若い人たちにも是非(勉強の妨げにならない程度にw)読書に励んでいただきたいですね。
ただ、私の幼少時代と違って、現在はジュブナイルSFの出版状況は壊滅状態ですが、だからこそ、その事実上の後継者とも言うべきライトノベル作家の皆様には、作品の中にどんどんSF的要素を盛り込んでSFファンの裾野を広げるべく頑張っていただきたいと思います。
そして、いずれは本格的なSF小説を求めて山本先生の作品なども手に取るようになってくれれば・・・。
山本先生自身もおっしゃっていますが、先生の作品は読んでさえもらえば絶対に面白いので、SFに興味・関心がないという理由で読まないのは人生において大いなる損失だと思うんですよね…いや、本当に…。