山本弘トンデモ資料展
「まだ見ぬ冬の悲しみも」ネタバレ書評(2)
山本弘問題連絡会掲示板
「まだ見ぬ冬の悲しみも」ネタバレスレ
- 1名無しさん: 2006/02/02(木) 16:56:09
- とりあえず立てておこう
http://homepage3.nifty.com/hirorin/chocoparfait.htm
- 2名無しさんsage: 2006/02/03(金) 07:56:03
- バイオシップ・ハンターネタバレ
原因不明の宇宙船襲撃事件が相次ぎ、状況からバイオシップによる攻撃らしいということになる。
バイオシップというのは宇宙を移動できる巨大生物らしく、人が馬にのるようにバイオシップの
体内に乗って宇宙を移動する種族、イ・ムロッフが疑われるのだが…その意外な真相とは。
というお話。イ・ムロッフは蛇のような知的生命体らしく、人間は彼らの知性を認めつつもあまりに
違う考え方や生活習慣にとまどいつつ真相を探っていく。まあある意味正統なSFなのだが、
山本流の貧弱で浅薄な価値観が随所に挟まってるのがね。
「イ・ムロッフが襲撃した宇宙船に乗っていた赤ん坊を食べた」という根も葉もない噂を
「そんなことをしたらアミノ酸の組成が互いに違うのだからお腹を壊す」から嘘だ。
こんなことも見抜けない大衆は愚かだ、的にな論調炸裂。なんか正統を幼稚な山本流で汚されている
ようで嫌だ。
人間は異なる組成のアミノ酸を消化・分解できないかもしれないが、まったく異なる生物である
イ・ムロッフが違う組成のアミノ酸を分解できないとは限らないわけで。異なる組成のタンパク質でも
酸化させれば炭になるし、硫酸をかければ溶けるだろう。むろん人間の体はもっと複雑なプロセスで
タンパク質を分解してエネルギーに変えるわけだが、イ・ムロッフがどういう方法で消化しているのか
分からない段階で、消化できないと断じるのはね。
また宗教的偏見(イ・ムロッフは無神論らしい。山本らしいですな(笑))から、イ・ムロッフを
何とか貶めようと、IQテストをイ・ムロッフに対して行ってみよ、という極右的な人間の主張に対しては、
IQテストはその生物の精神年齢と実年齢の比なのだから、まったく異なる種族であるイ・ムロッフに
対して人間向けのIQテストをさせて知能を人間と比較しても無意味だと、作中の「私」の口を借りて
山本は語っている。
これもおかしい。確かにIQの数値自体は精神年齢と実年齢の比で表されているが、それは単なる
表現方法であって、たとえばチビやノッポの判定をある集団全体の平均から離れている割合を元に判断したと
しても、身長そのものは別に集団には依存しない。
IQテストで計っているのは「思考」の速度そのものであり、計測される「思考」は文化などによらない
人間としての知的活動を行う基本部分だとされている。実際、たとえばものの位置を移動しても
移動したものの大きさは変わらない。回転しても回転されたものの形そのものは変わらない、
といった基本的な思考のルールは、姿形が人間か蛇か程度の違いしかない文化では
共通しているはず。
それこそ電磁場や重力場に生じた歪みそのものが生命体なのだ、とかいうぶっ飛んだ生命体なら
ものの形とかには無頓着かもしれないから、そういうテストは不向きかもしれないが。
そういえば数学の数式を使ってコミュニケーションする知的生命体とかあったよなぁ。
たとえば、「二つのもの双方に同じものを加えても、二つのものの大小関係は変わらない」とか
そういうことを利用した知能テストがあってもいいわけだし。
ということで、IQが130だとか90だとかいう数値そのものは人間とイ・ムロッフで比較することは
無意味だが、知能テストで計っている能力そのものは、人間とイ・ムロッフの知能を比較する
のにまんざら役に立たないとは思えない。
だいたい「知能テストは文化的背景の全く異なる異種族には役に立たない」って知能テストを
理解してない証拠。それなら我々地球人同士だってアメリカ人とアフリカ人の間では知能テストの
意味がないことになる。
オチの一連の襲撃事件は野生化したバイオシップの捕食や生殖行為だったというのも、
一応「全く異なる価値観で行動する異質な生命体」というオーソドックスなSF話になってはいるものの、
ひねりというかインパクトがこれだけではちょっと物足りない。
- 3名無しさんsage: 2006/02/03(金) 18:18:12
- 俺は「神チン」と「審判の日」をネタの為に買った男だけど
さすがにこれ以上、ドブに金を捨てるのはもったいなく思えて
今度は買いません。
いままで買った二冊は灯油をかけて燃やそうと思いますw
- 4名無しさんsage: 2006/02/03(金) 18:36:43
- >>3
bookoffに売った方がw
- 5名無しさんsage: 2006/02/03(金) 22:07:47
- >>4
> bookoffに売った方がw
隣にあるならいざ知らず、交通費の方が高くねぇ?
つーか、不幸の手紙は誰かが連鎖を切らないとねw
- 6名無しさんsage: 2006/02/03(金) 22:57:16
- 山本ヒロシの本売って得た金はなんとなく気持ち悪くてねえw
- 7名無しさんsage: 2006/02/03(金) 23:48:18
- >>5
> 隣にあるならいざ知らず、交通費の方が高くねぇ?
山本に入る印税を少しでも減らすためだよ(笑
- 8名無しさんsage: 2006/02/04(土) 23:56:17
- >>1のリンク先より
>「闇からの衝動」
>
> 初出は『ログアウト』1995年6月号。〈ゴースト・ハンター〉シリーズの書き下ろし短篇を依頼されたものの、いいネタが浮かばず、
>以前から温めていたネタを強引にやってしまったもの。
> C・L・ムーアは僕の大好きな作家の一人。この話は彼女が主人公であると同時に、
>全体が「シャンブロウ」「黒い渇き」「暗黒神のくちづけ」などのモチーフをちりばめたオマージュになっており、
>文体もムーアを真似ている。
山本はん、あんた原文で読んでたの?
でなきゃ、翻訳者の文体を真似た事になるんよ(笑
- 9名無しさんsage: 2006/02/05(日) 03:35:58
- >>8
> 山本はん、あんた原文で読んでたの?
> でなきゃ、翻訳者の文体を真似た事になるんよ(笑
ワラタ
- 10名無しさんsage: 2006/02/12(日) 12:27:11
- >>3
古紙回収に出したほうがいいよ。ああいう本はトイレットペーパーに生まれ変わるほうが、世のため人のため。
- 11名無しさん: 2006/02/14(火) 02:32:42
- 神沈を図書館で借りようと予約したら配本されるまでに1ヶ月以上かかったのに、まだ見ぬは予約の3日後に配本されたんだが。神沈ほど注目されて無いみたいだが、やばくない?
- 12名無しさんsage: 2006/02/15(水) 15:40:46
- 山本の本なんか図書館に入れさせるなよ。
SFが面白くないと思われたら他の作家がかわいそう。
- 13名無しさんsage: 2006/02/15(水) 16:35:27
- 「闇からの衝動」ネタバレ
ムーアを真似た…うーん、中学生がちょっとかっこつけて書いたような文体にしか見えないんだけどね。
|キャサリンはベッドに突っ伏し、肩を震わせてすすり泣いていた。幼い心はやり場のない恥辱と
|憎悪に満たされ、小さく虚弱な体の中で原始の野獣が怒りの咆哮をあげていた。
|今、ナイフで肌を傷つけたなら、体内に荒れ狂っている真っ赤な憎悪が目に見えるものとなって、
|蒸気のように吹き出しそうに思えた。
出だしはこんな感じなんだが、すぐにいつもの山本の文体に戻ってしまうのが笑える。3ページぐらいまで
やたら書き込みが多いがそれを過ぎると急激に白くなる同人マンガを見ているようですな(笑
話の展開はまあ別に悪くはないんだけどね。いきなり10年ほど時間が飛び、舞台も変わる。
つまり10年前の出来事がどう現在の話に絡んでくるのか、読者は期待しながら読み進めるわけだ。
ちりばめられた一見無関係な事柄が10年前の出来事という一点に収束していく。客観的に
評価すれば、稚拙さは否めないが、悪いストーリー構成ではない。
ただ、オチがねぇ。オチ言っていい?(笑)。いつもの山本のアレなんだよ。クトゥルーもどきの触手の
化け物が地下室に潜んでいて、幼いキャサリンはそれに触れてしまった。その化け物は人間の精神を
陵辱しその苦痛を糧としている。キャサリンは幼い体のままこの10数年間裸に向かれて触手に
陵辱し続けられていた。
しかし気の遠くなるような陵辱もキャサリンの精神を汚すことはできず、キャサリンの精神はまだ抵抗を
やめていなかった。それが化け物にとってはいくら食べても減らない格好の餌となっており、化け物は
大喜びで貪っているのだが、食べきれない獲物を体内に取り込んだがためにさしもの怪物も食傷気味で
それがきっかけで倒されてしまう。純真無垢な幼女の心の勝利。めでたしめでたし。
という話だったとさ。
化け物は幼いキャサリンを捕らえた後、それがバレないように、キャサリンのダミーを作り出した。
そのダミーは自分が化け物の体の一部から作り出されたダミーとは知らずに普通の人間として
成長し、怪奇小説作家になった。彼女は自分のイマジネーションがどこから来るのか分からなかったが、
化け物に陵辱され続けているオリジナルのキャサリンとの精神的な繋がりが、怪奇小説のイメージを
無意識に生み出しており、それをきっかけに再び地下室を訪れ、上記の展開となる。
これがタイトルの「闇からの衝動」なのだろう。
- 14名無しさん: 2006/02/15(水) 19:29:55
- >クトゥルーもどきの触手の化け物
外見はクトゥルーもどきだが、やってる事は山本もどき…
- 15名無しさん: 2006/02/15(水) 19:49:36
- >>13
こんな物を書いてる人間が「仮面ライダーカブト」の倫理性を論じるとは片腹痛い。
- 16名無しさんsage: 2006/02/16(木) 08:01:53
- しかし、神チンもシンパンもそうだったが、
一冊の単行本に必ずワンシーンは
「裸の幼女」の描写があるんだなw
- 17名無しさんsage: 2006/02/16(木) 09:38:14
- サーラにもSWのリプレイにすらあるな
- 18名無しさん: 2006/02/16(木) 17:34:38
- >>16
「幼女を剥く」のが山本の作家としての信念なんだから仕方がない。
- 19名無しさんsage: 2006/02/16(木) 17:50:07
- SF作家ではなくYF(幼女フィクション)作家と名乗ればいいのにね。
- 20名無しさんsage: 2006/02/17(金) 08:07:33
- もう普通にポルノ作家でいいじゃん
- 21名無しさんsage: 2006/02/17(金) 10:05:20
- >>20
> もう普通にポルノ作家でいいじゃん
おい、山本さんをバカにするなよ!
何が「普通にポルノ作家」だよ!!いったいどこに目ぇ付けてんだ!!!
山本さんはなぁ「児童ポルノ」作家だよ!!!!
- 22名無しさんsage: 2006/02/17(金) 15:55:02
- 山本さんはなぁ「ロリSMポルノ」作家だよ!!!!
そしてその言い訳は「記号なんです。モデルがいないから
誰も傷つけていません」
しばらくたつと「僕は愛でるタイプですから」
おいおいおいw
- 23名無しさんsage: 2006/02/19(日) 08:22:19
- 記号でオナ・・・。
- 24名無しさんsage: 2006/02/20(月) 01:29:10
- 全く興奮しないポルノだな。
- 25名無しさんsage: 2006/02/20(月) 02:08:54
- つまり山本は、たとえ陵辱されても傷ついたとメソメソしない
精神的にタフな美少女がイパーイいてほしいという妄想にかられて
いるんだな。
- 26名無しさん: 2006/02/25(土) 22:59:57
- 山本の望む世界はそんなんじゃないぞ。
『ブルーシティ』も『ボルドー』もきちんと完結し、『デビルマン』はまともに映画化されている世界が望みなんだ。
- 27名無しさんsage: 2006/02/25(土) 23:32:14
- 山本の望む世界には山本は必要とされないw
- 28名無しさんsage: 2006/02/26(日) 00:56:27
- >>27
ワラタ
- 29名無しさんsage: 2006/02/26(日) 01:00:09
- >>26
ブルーシティーって最初だけで完結した方が良かったと思うなぁ。
正統SFのつもりで読んでたのに、ドクタージェノサイド(だっけ?)が
出てきてブルーシティVSドクタージェノサイドの攻防戦になった段階で
急激に興が削がれた。あの人の作品で読んでて腹が立ったのは
後にも先にもこの時だけだ。
- 30名無しさん: 2006/03/08(水) 11:55:35
- 山本弘+志水一夫+皆神龍太郎
『トンデモ超常現象99の真相』
発売中
---------------
再刊か。まあ売れないんだろうな。
コレにかかれてあることは90年代なら目新しくても
今となっては陳腐な情報だ。
素晴らしい小説なら時代を跨いで売れつづけるものだが
古い情報が羅列しているだけの本は売れないだろう。
誰が10年前のPCの本を買うと言うのだw
今日のAmazon.co.jp 売上ランキング: 本で14,678位
妥当だね。
- 31名無しさん: 2006/03/08(水) 13:58:30
- お前らはホントに山本の商売の邪魔ばかりしてるな。
お前らのおかげで山本の小説を読む気がまったく失せたよ。
・・・まあと学会の本を読む限り嫌な奴らとしか思えないから読む気はさらさらないけどな。w
- 32名無しさんsage: 2006/03/09(木) 01:24:44
- >>31
商売の邪魔どころか売り上げに貢献してるよ
はじめから買う予定の人がココの文章読んで買うのをやめるとは思えんし
買う気のない人でもココの文章読めば思わず買いたくなる。
まずいラーメン屋についてまずいまずいと触れ回れば
どれほどまずいのが食べてみたくなるものだ。
充分な宣伝効果だよ
- 33名無しさん: 2006/03/09(木) 08:49:04
- タケシの番組で超絶に不味いラーメン屋紹介していたよな。
一回くらいならと思う奴もたしかに出てくるか。
しかしリピーターにはならないな。
・・・もともと小説家の素質が無いことが問題なんだろう。
いずれにしても超絶に不味いラーメン屋が続くことは無いだろう。
そのうち店は畳まれる運命にある。
そういや御徒町でそのラーメン屋の主人が買い物しているのを数年前に一回見たことがある。
どうしているのだろうか。
- 34名無しさんsage: 2006/03/09(木) 09:00:21
- 読者を飽きさせない不味さ、それが山本クオリティ
- 35名無しさんsage: 2006/03/09(木) 09:05:46
- >>30
99の真相ってもう本屋に出てるのかな。これ長らく入手できなくて悲しかったんだよなぁ。
買った覚えはあるんだけど長らく自宅で行方不明だったんで。やっと文庫化されるのは
嬉しいと言えば嬉しいですな。
- 36名無しさん: 2006/03/11(土) 02:01:05
- 俺も持ってたよ。この頃は山本も大人しかったね。
ただラエルの集会に乗り込んでいく下りは、こいついろんな意味でバカ
だなと思ったけど。この頃からバカなアニオタが山本の周りに集まり
信者層を形成して、山本は裸のポルポト状態になっていったのだw
ところで99の真相は少なからず間違いがある。直しているのかな?
- 37名無しさんsage: 2006/03/17(金) 01:58:23
- あさりよしとおの宇宙家族カールビンソンの文庫本が出たので読んでたんだけど、
この中で加速装置のエピソードがあるのに気づいた。
山本の奥歯のスイッチを入れろと題材がほとんど同じなんだよね。
加速状態で空気の粘性が問題になるとか。
カールビンソンがかかれたの何年前だっけ?10年ぐらい前?
一方山本の奥歯のスイッチを入れろは書き下ろしらしい。すでに10年前にカールビンソンが
やっているネタの焼き直しを今やってる山本って…
しかも何の新たな工夫もないし。山本や宇津見流にいわせてもらえれば
「すでにそういう作品なら沢山あります。後に出る作品ならそれらを上回ってなければ
価値がありません」ですな(笑
- 38名無しさんsage: 2006/03/17(金) 02:00:10
- あ、カールビンソンは1985年だから10年どころか20年まえだよなぁ。
- 39名無しさん: 2006/04/20(木) 17:52:37
- ここらでネタを提供してあげよう。
俺が山本先生に送った質問メールの返信を公開!
>『メデューサの呪文』を読んだのですが男が付いた嘘が何なのかわかりません。
「繰り返す。嘘はひとつだけだ」の次の行です。
「あなたを罠にかける意図は全くない」ですね。
みんなわかった?
>『まだ見ぬ冬の悲しみも』のタイムトラベルについてですが
未来には行けないのですか?
過去に行く実験は「未来からの情報が得られる」という利益があるから
行なわれているのです。未来に行くことは可能ですが、
意味がないからやらないだけです。
>パラレルワールドの過去へ行くのと、
全ての運動が逆転するのに何の関係があるのですか?
>パラレルワールドの過去へ行くのだから、
時間が逆転する必要はないと思うのですが?
こういうたとえはどうですか?
「仮に東京から大阪にテレポートできるエスパーがいたとしても、
それで東海道線が存在しないことになるわけではない」
後は自分で考えてください。
このくだり、何度読み返してみても、さっぱり意味がわからないw
>山本先生自信は実際はタイムパラドックスなんて起こり得ない
と信じているのでしょうか?
アイザック・アシモフは
「あなたは空飛ぶ円盤の存在を信じないのですか?」と
言われて、こう答えたそうです。
「童話作家はウサギが口を利くと信じていないのに、
なぜSF作家が円盤の存在を信じなくてはならないのですか?」
SFとはフィクションです。
そこに書かれていることを作家が信じているわけではありません。
タイムパラドックスに関する僕の信念はこうです。
「そもそも過去へのタイムトラベルは不可能。
よって、タイムパラドックスなど起こりえない」
一番合理的な多世界解釈を否定w
>最後に長編『アイの物語』とはどのような作品ですか?
来月になったらHPで紹介しますので、そりまでお待ちください。
「そりまで」w ちなみにこのメールが届いたのは2月23日。
来月とは3月なんだけど、とっくに過ぎていますw
紹介してないじゃん。嘘つきw
NNNNNNNNNNNNNN
山本弘
アドレスは伏せます
NNNNNNNNNNNNNN
- 40名無しさんsage: 2006/05/04(木) 14:39:18
- 「ファントム」『地獄はここに』ネタバレ
予知能力者の話。実はインチキで適当なことをいっているだけだが、テレビ局のレポーターは
勝手に都合のいいように解釈してくれて、内心ほくそ笑みながら商売をしている。
この間のアンビリーバボーネタですな。いつものようにテレビ局も大衆も外れた予言など
誰も覚えちゃいないとか、どうとでもとれる発言をするのがコツだとか。
とはいえアンビリーバボー出演経験が反映されているような描写もある。何日間も撮影やら
打ち合わせで拘束される割にはギャラはたいしたことないとか、それよりもテレビに出ることによる
知名度の上昇が美味しいとか(笑
今回の番組は以前デタラメに言った「少女が惨殺される」という予言がたまたま当たったことで、
その犯人の霊視を依頼される。ちなみに一緒に予言した「どこそこで大地震が起きる」とか
「秋までに解散総選挙が行われる」という予言は見事に外れたが、誰も気にもとめていない、
自嘲している。
いつも通り適当な予言、大柄の男に乱暴されているシーンが見えます、とかなんとか、そつなくこなした後、
被害者の友人という少女から会いたいと連絡が来る。その少女は「あなたの予言はデタラメだ」と言い放つ。
○ちゃんならあんな言い回しをするはずはない。霊の声が聞こえるとか殺されたシーンが見えるなど嘘っぱちだ、と。
よし能力者は少々不快になるが「少女の霊が言い間違えたのかも知れないし、自分が聞き間違えたのかも知れない」
「いずれにしろ大した問題ではない」と適当にあしらって会話を切り上げようとするが、
その少女は絶対にインチキだという証拠があるという。
犯人は自分だというのだ。子供の頃、捨て猫を拾ったが母親に再び捨ててきなさいと命令され、
このままでは捨て猫は餓死してしまうだろう。それならいっそのこと自分の手で楽にしてあげよう、
そう思って子猫を殺した瞬間、えもいわれぬ快感を感じた。歳月が経ってマスターベーションを
覚えると、その時の快感がよみがえり、他人を殺すシーンを想像してマスターベーションするようになった、という
(だってホント、ほぼこの通りの文章が山本の小説に書いてあるんだもん)。
殺された少女は親しい友人だったが、いつもその少女を撲殺するシーンを想像していたという。
そしてあるきっかけでそれをついに実行に移したそうな。そのきっかけとは予知能力者がデタラメに
言ったあの予言だった。デタラメに行った予言を自分で実現させる、それが何かの示唆のように
感じたそうな。
そして今回の番組を不安と期待がない交ぜになった気持ちで見ていたという。もし本当に霊視が
できるなら自分の犯行はばれてしまうだろう。しかし番組を見て霊視なんて存在しないことが分かったという。
超能力などデタラメだし霊の声を聞くのも嘘っぱちだ。だから霊も存在しないし死後の地獄で罰を受けることもない。
これで安心した、と。
そしてまた幾年かの歳月がたった。この間、少女を惨殺するという事件が何件も起きている。
予知能力者はその犯人を知っている。しかしそれを公表することは出来ない。自分がインチキ
予知能力者だということがばれてしまうから。あの少女の心の闇を解き放ったのは自分なのだ。
地獄は地下にあるのではない。この地上にあるのだ。
- 41名無しさんsage: 2006/05/04(木) 14:39:48
- まあ話としてはそこそこ良くできてはいるね。アンビリーバボー出演が元ネタだと知らなければ(笑
しかし…やっぱつまらないねぇ。何度か書いてるけど、理屈が先行しすぎてるんだよね。
わくわくするストーリーというのはむしろ、流れや勢いでストーリーが展開し、その後に
なぜそういう展開になったのだろう?と振り返って考えるようなものじゃないのかなぁ。
それこそ「リアル鬼ごっこ」なんてそんな感じの作品だよね。夜の町を舞台にした命がけの
鬼ごっこ。それは忘れていた子供の頃の恐怖や高揚を思いこさせる。そしてなぜそういう
坦懐になったかを後から理屈づけていく。リアル鬼ごっこのその理屈付けの部分の出来の
善し悪しはともかく、やはり最初にインスピレーションありきだと思う。
作者がインスピレーションを感じると言うことは、同じ人間である読者も感覚を共にする可能性が高い。
作者がこれはわくわくすると思う展開というのは読者が読んでもわくわくするのだ。
ところが山本は「こういうストーリーならわくわくするはずだ」と頭で考える。しかし当の山本は
自分で考えるほどはわくわくしていない。当然それを読んだ読者も、頭では「まあそこそこ
面白い展開だね」と考えるが、気持ちは全然わくわくしていない。
結局山本の小説というのは、誰でもやろうと思えばまねできる小説だと思うんだよね。
作品を作るセオリーが理詰めなので、その理詰めの部分をまねすれば同じ事ができる。
理屈というのはコピーが非常に容易だ。そもそも誰でも是と納得する物を理屈というのだから。
一方インスピレーションというのは理屈で説明するのが困難だ。おそらくルール(理屈)ではなく
データ(経験)の集合体から生み出されるものなのだろう。パターンとして抽出されルール化されていない
未整理なデータ(経験)から時たま顔を出すイレギュラーな要素がインスピレーションといえよう。
一人の人間の経験(データ)を全てコピーすることは出来ないから、インスピレーションを
まねすることは困難なのだ。
ルール(理屈)に頼った創作は自分も他人を作品をまねしやすい代わりに、自分も他人にまねされやすい。
山本は一生懸命「上手い小説の書き方」を研究誌、他人が使っているルールを自分のものにすべく
まねをすることに努力したのだろう。もちろんテクニカルな部分はそうやってまねして上達すべきだろう。
しかし作品の魅力とは「他人がまねできない」部分であり、山本はそういうものをごっそりと学び損なってしまったらしい。
「まねしやすい」作品というのは何も類似の作品が商売敵として現れるのではなく、読者に見透かされやすい作品
となり、「つまらない」作品思われるということだ。
よく山本の作品を褒めるときに「山本らしい作品」という表現が使われる。しかしこれは要するに「想定の範囲内」
ということで驚きや意外性に乏しく、山本がこういう作品を書こうとすればこんな感じになるだろう、と
読者が山本の作品をシミュレート(真似)できてしまう、ということなのだ。
- 42名無しさん: 2006/05/05(金) 03:27:00
- >40
それならいっそのこと自分の手で楽にしてあげよう、
そう思って子猫を殺した瞬間、えもいわれぬ快感を感じた。歳月が経ってマスターベーションを覚えると、その時の快感がよみがえり、他人を殺すシーンを想像してマスターベーションするようになった
----------------
さすがヒロシの「僕は愛でるロリですから」が書く小説は、他とは
ちょっと違うなあw
- 43名無しさんsage: 2006/05/05(金) 07:11:09
- それにしてもこの「ファントム」、なんかこんなエロ作品ばっかなんだよなぁ。
ライトヘビーノベル雑誌だといっているが…
「ライトノベル=ソフトエロ小説」、「ライトヘビーノベル=エロ小説」ってことなのかねぇ。
これって「SF=スペースオペラ」みたいな印象を受けるのだが。
- 44名無しさん: 2006/05/05(金) 13:27:01
- オカルト信者に
「君の歩く道はそのうち君を怪物にするかもしれない」
と言う山本は、自分の著作が信者をSMロリ怪物に変える可能性には
全く気付いていないw
- 45名無しさんsage: 2006/05/05(金) 15:29:40
- 「ミステリーズ!」の4ヶ月おき連載のMM9。『密着! 気特対24時』
今回は気特対の活動をレポートする番組とその制作の裏事情のお話。
要するにこれもアンビリーバボー出演をヒントにした作品。山本、分かり易すぎ(笑
気特対の活動のドキュメンテーションと特命リサーチ200Xを足して2で割ったような番組。
# どうでもいいけど、特命リサーチって初期の頃は割と真面目に超常現象を解明してたのに
# (再現実験までやって)、なんでどこにでもあるようなオカルトヨイショ番組になっちゃったかなぁ。
ストーリー的にはいつもの山本通り、テレビ局に対する不信感バリバリの話が展開する。
インタビュアーに都合のいい言葉を言わせようとするレポーター。正しい知識よりも
視聴者受けしやすいものを重視するディレクター云々。もういい加減飽きたのでこれについては省略。
一言、おまえマンネリなんだよ>山本
で、番組の中の解説という形式で「物理法則を無視した怪獣」の謎の一端が語られる。
(これについても、正確に説明しようとする研究者の発言を遮って面白可笑しく番組を
作ろうというディレクターとの攻防がある。もういいってば。これって、初めてセックスを体験した青少年
よろしく、ところかまわず性のすばらしさを語りまくるようなものだ。
怪獣の謎とはどうやら「多重人間原理」というものが関わっているらしい。人間原理とは人間が
認識するからこの宇宙は存在するというもの(なんか微妙に違うような気がするが)。
そして多重人間原理とは…存在すべき宇宙は一つではなく、無数にあるというもの。
4*5も答えは20になるが2*10も20になる、と。(うーん、それって「多重」じゃない人間原理の
範疇なんじゃ…。まあいいけど)。
ジュリアン・ジェインズの研究に寄れば3000年前まで人類は意識を持っていなかった。
当時文明は存在したものの、当時の人間は「私」という概念を持たず、現代の統合失調症患者のように脳の発する意志を
自分の考えではなく「神」すなわち姿の見えない他者の声だと認識し、それに従って操人形のように動くだけだった。
うーん、ジュリアン・ジェインズってのは実在する人らしい。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-FAUTH=%83W%83%85%83%8A%83A%83%93%81E%83W%83F%83C%83%93%83Y&RECNO=1&HITCNT=010
何をネタにしているかすぐ分かってしまうのが、「山本*分かり易い*弘」作品の特徴ですな。
しかし3000年前って中国だと殷王朝が倒れ周王朝が興った頃だよなぁ。
そんなに現代人と思考が違ったものなのだろうか?まあ、この本は面白そうなのでそのうち読んでみよう。
参考文献として挙げとけよ>山本。
- 46名無しさんsage: 2006/05/05(金) 15:42:21
- また統合失調症についても認識がおかしい。彼らは確かに外なる声を聞くが、自分というもの(自我)を持っていないわけではない。
命令する声に従って行動する「自分」は認識できているわけだからね。
まあそれはともかく作品に戻ると、このジェインズの説と多重人間原理を合わせると、
3000年前まで宇宙は物理法則に従うビッグバン宇宙とそれに反する神話宇宙が共存し、未分化であったそうな。
しかし人間に意識が芽生えると同時に神話宇宙は衰退し、ビッグバン宇宙に収束したらしい。
# なんかこの辺俺が以前紹介した「道原かつみ」の「ノリメタンゲレ」を彷彿させますなぁ。なんかネタぱくってない?(笑
# ノリメタンゲレは大脳工学が発達し脳の能力を飛躍的に進歩させた未来人が精神的なタイムマシンで
# キリストの使徒の一人に憑依するというストーリー。終盤、「神」の正体が明かされる。大脳工学が生まれる前には
# 人間は脳の能力をほんのわずかしか使っていなかった(ありがちなアイディアだが、その陳腐さを感じさせないパワーが
# この作品にはある)。使い方を知らない余剰した脳の能力は「祈り」に浪費され、それが外部のエネルギー体「神」と
# して存在していた。人類が大脳工学を発達させ100%自分の脳の能力を使えるようになった頃、「神」は人知れず
# 消滅していたのだった。
この収束が「パラダイム・シフト」と呼ばれる現象とのこと。(うーん、パラダイムシフトという一般名詞をそのまま
固有の現象を表す名称(ビッグバンとかポールシフトとか)として使うかなぁ。つーかダサいんですけど)
しかし怪獣にかんすることだけは例外で、人間はその恐怖から存在の認識を継続させた。
つまり怪獣に関する点だけはパラダイム・シフトが完了していない。それがこの世界に物理法則を無視した
怪獣が存在する理由である。
とのこと。うーん、がんばってはいるようだけど、すみませんが、やっぱ山本が思うほど面白くないんですけど?
物質が原子で出来ていると考えたのは2500年前であり、3000前にはまだ原始という概念はなかった。
原子というものはあくまでビッグバン宇宙の世界観の中にのみ存在するのであって神話宇宙の存在である
怪獣は原子で出来ていないらしい。
むむむ、500年という短い間に神話宇宙とビッグバン宇宙の分離が起きたらしい。なんかベリコフスキーを
思い起こしますな。金星や火星が有史以降に誕生した云々の。
また怪獣がビッグバン宇宙外の存在というのはいいとして、そういう存在を我々の武器で倒せる、
言い換えれば物理法則に従ってそれに干渉できるというのが不自然な気がするのだが…
なんとなく量子論ベースの多重宇宙を意識しているようだが、それならもっと量子論風味、言い換えれば
「事象確率」を主軸としたら面白い話になるんじゃないのかなぁ。たとえば「正義のヒーローはなぜいつも
幸運なのか?」とかさ。ヒーローの行動を細かく分析すると確率論で導き出される以上の「幸運」に
恵まれていることが分かった。それは多重世界の隠れた宇宙がバックアップしているからだ、とかなんとか。
面白いじゃん、山本の作品よりずっと(笑
- 47名無しさんsage: 2006/05/05(金) 15:42:51
- 山本は怪獣が巨大化しても密度が変わらないのは、喩えるなら新聞の写真の灰色の部分は細かな白と黒の
まだらでできているから、拡大すると粒子が粗くなってしまうが、絵の具の白と黒を混ぜた灰色なら、
拡大しても灰色のままである、という。
# これも以前書いたが、俺は小学校の頃、光の三原色についてどうしても納得できない事があった。
# 光の色は周波数の違いだと教わった。つまり青と紫の違いは光の周波数の違いである、と。
# 一方三原色の話では青と赤を混ぜると紫になるという。これって「赤」の周波数の光と「青」の
# 周波数の光を混ぜると干渉して「紫」の周波数の光になるってことなのだろうか?と。
#
# でも科学の本を読むと、光を混ぜたら周波数が変わるなんてことは書かれていない。
# 人間の目が「紫」と感じる光は必ずしも「紫」の周波数の光ではないと知ったのは中学生になった後。
#
# 人間の目はわずか3つの周波数の光の強さをサンプリングすることで「色」を認識しているから、
# 赤と青の光を同時に認識するとそれを「紫」だと誤認識してしまう。当然スペクトル分析をかければ、
# それは「紫」の光とは異なる光であることが分かる。
まあこれは自然科学よりも「連続」であるか「離散」であるかという数学の問題に喩えた方が
面白いと思うんだけどね。不完全性定理の証明の対角線論法とかでこの「連続」の話が出てくる。
整数は当然離散的な数だが、有理数(分数で表せる数)も離散的なのだ。有理数は連続していない。
だから直感に反するが整数と1対1に対応づけることが可能だ。別な言い方をすれば整数の個数と有理数の個数は等しい。
しかし実数は連続しており、整数と1対1に対応づけることは出来ない。
「無限」を比較する場合、どちらが多いかは、1対1に対応付ける事が出来るか否かで決まる。どちらかが余れば
そちらの方が多い。たとえば「偶数」と「整数」なら、全て偶数が「整数x2」という形で1対1に対応づけられるから、
両者の個数は等しいということになる。
こういう話をして、ビッグバン宇宙を離散的な整数に喩えるなら神話宇宙は連続的な実数のような存在である、
とかなんとかいう話にした方が「知的」だと思うんだけどね。山本は自然科学の啓蒙書だけじゃなくてもっと
数学の啓蒙書を読むべきじゃなかろうか。余計なお世話かも知れないが。
- 48名無しさんsage: 2006/05/05(金) 15:47:20
- ところで「気特隊」ではなくて「気特対」なんだね。「気象庁特異生物対策部」。
これを略すなら「気特部」か「気特」じゃなかろうか?
漢字の略語の場合、2文字が多いわけで、科学特捜隊の「科特隊」は
3文字の略語ではなく「科特」に「隊」がついているものだと思うんだよね。
- 49名無しさんsage: 2006/05/05(金) 18:51:30
- 本当の「面白さ」とは、「この作品の面白さとは~」と簡単に説明できるものではないと思うんだよね。
「とにかく面白い」「しかし何故こんなに面白いと感じるのか上手く説明できない」というのが、
本当の面白さじゃないのか。「理屈抜きの面白さ」とよくいうが、それは「なぜ面白いと感じるのか
簡単には説明できない」ということだ。
山本の作品にはそういう面白さが皆無だ…
何故自分がその作品にこうまで心引かれるか理解できない。だから何度も繰り返し見たい読んだりする。
そうしないと気が収まらない。
山本の作品を「何度も繰り返し読みたい」と思う人がどれほどいるだろう。
- 50名無しさんsage: 2006/05/06(土) 13:29:45
- 山本作品を批評するときに他の作家の作品を引き合いに出すが、
逆に他の作家の作品を批評するときに、山本作品を引き合いに出そうと思うだろうか、と
考えると、「それはない」って結論になるだろう。
- 51名無しさんsage: 2006/05/07(日) 03:24:20
- 山本の作品ってどっかで聞いたようなものばかりなんだよね。
そしてほとんどの場合、致命的な勘違いが含まれている。
これが作品批評についてまでそうだからもう洒落にならないんだけどね。
- 52名無しさんsage: 2006/05/07(日) 11:21:53
- それに俺がシンを不当におとしめてるって?全然不当ではないよ。
人間なんてみんなこんなものさ。
「郵政改革が出来るなら殺されてもいいんです!」と絶叫した小泉首相。
確かに小泉首相にとってはライフワーク的な存在だったのだろう。
しかし人が何をライフワークとして選ぶかというきっかけやそもそもの動機は
案外取るに足らない偶然のきっかけであることが多い。生涯をかける価値が
それにあるからライフワークとするのではなく、むしろ生涯をかけようと思うから
ライフワークになるわけ。
シンは「戦争のない世界」を望みその実現を全力で目指した。しかしそれはシンは
「戦争のない世界」に「実現するために全力を尽くす」価値があるのではなく、
全力を尽くすという動機があるからこそ、目標にそれだけの価値が付加されたと考えるべき。
それは議長のモノローグとかで語られているだろう?議長は戦争のない世界を実現しようと
している。それは正しい。しかしその動機はそれほど一般的普遍的なものではない。
きっかけはそれほどたいしたことのないものに違いない。
彼は持ち前の頭脳を駆使して「戦争のない世界」の実現の一歩手前までこぎ着けた。
そのために払った犠牲は彼自身も彼以外も計り知れないだろう。「戦争のない世界」に
それだけの犠牲を払う価値があるのではなく、彼が「それだけの犠牲を払っても実現しよう」と
決めたから、「戦争のない世界」にそれだけの価値が付加されたの。
歴史的にも偉業を成し遂げた人物でも、その最初のきっかけや動機は案外たいしたことのない個人的なものだ。
- 53名無しさんsage: 2006/05/07(日) 11:22:25
- 誤爆したよw
- 54名無しさんsage: 2006/05/08(月) 09:20:28
- >>40
ん、それとほとんど同じ構成の作品があるぞ。
山本より数十倍売れている同人出身の有名な作家の作品で。
- 55名無しさんsage: 2006/05/08(月) 10:44:57
- >>54
誰のなんて作品?
- 56名無しさんsage: 2006/05/09(火) 19:40:34
- >>40
今回のショーでも、いつものデタラメにやっている「戦場で死んだ家族」という霊媒が本当っぽいといことで
戦地で死んだ孫の霊視を依頼される。ちなみに他の「どこそこの有名人の霊」の様な人物の場合、誰も真偽を気にもとめていない。
いつも通り適当な霊媒、弾が当たって痛いとか、のどがカラカラだとかなんとか、そつなく演技した後、
依頼者の老人が「あなたの霊媒はデタラメだ」と言い放つ。
霊の声が聞こえるとか孫の死の光景が見えるなど嘘っぱちだ、と。
その老人は絶対にインチキだという証拠があるという。
なぜならその老人には孫がいない、大奇術師ハリー・フーディーニだからである。
そして、彼は仕事の依頼が全く来なくなった・・・って、
「ラプラスの魔」の自称霊媒師の手品師が没落した理由でやっていたな。
今頃、同じネタのリメイク?それとも既に忘れている?
- 57名無しさんsage: 2006/05/09(火) 20:35:30
- >>56
それってそもそもCSICOPのジェームズ・ランディが、偽の超能力者をESP研究所に送り込んで
判定能力を試したって実話が元ネタだよね。ランディ自身手品師だし。
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