今の話題とは話がそれますが、「月に空気が云々」の話に関してです。
天文学を少しかじればわかることですが「月に空気がない」ことは既に何百年も前から天文学者の間では常識でした。
これは天体望遠鏡で月を観測したとき、その縁が鮮明であり、また縁ギリギリに覗く星も揺らいで見えることが無いからです。
そもそもNASAが何らかの理由で「月に空気がある」ことを隠そうとしているのなら、空気があることのわかる旗を持ち込んだり、それを写したビデオを発売する筈がないと考えるのが常識でしょう。
これは「火星の人面岩」と同じです。あれもNASA自身が「こんな面白い写真が撮れましたよ」という形で発表したのに、その写真を根拠に「火星に知的生命がいる事をNASAは隠そうとしている」との結論を出す方がどうかしています。
要するに「月に空気」の話でわかることは「情報の独占云々」ではなく、初歩的な知識も持たず、くだらないことを理由に「トンデモ」な内容の本を書く、売文業者の姿勢がどのようなものかということでしょう。
(むしろ、そんなことで疑念の目を向けられたら、NASAとて人間が運営している以上、却って情報を閉ざすかもしれません)
>今の話題とは話がそれますが、「月に空気が云々」の話に関してです。
> 天文学を少しかじればわかることですが「月に空気がない」ことは既に何百年も前から天文学者の間では常識でした。
> これは天体望遠鏡で月を観測したとき、その縁が鮮明であり、また縁ギリギリに覗く星も揺らいで見えることが無いからです。
> そもそもNASAが何らかの理由で「月に空気がある」ことを隠そうとしているのなら、空気があることのわかる旗を持ち込んだり、それを写したビデオを発売する筈がないと考えるのが常識でしょう。
> これは「火星の人面岩」と同じです。あれもNASA自身が「こんな面白い写真が撮れましたよ」という形で発表したのに、その写真を根拠に「火星に知的生命がいる事をNASAは隠そうとしている」との結論を出す方がどうかしています。
> 要するに「月に空気」の話でわかることは「情報の独占云々」ではなく、初歩的な知識も持たず、くだらないことを理由に「トンデモ」な内容の本を書く、売文業者の姿勢がどのようなものかということでしょう。
その通りだと思います。「太陽が冷たい」だとか「アインシュタインは間違っている」という類のトンデモ本と何が違うのでしょう? 知らないことは別段罪ではありませんが(作家としては恥だと思うけど)、知らないことを誤魔化すために他者を貶めるのは相当罪が重いと思います。