先日久しぶりにザ・ベストを覗いていた所、「何故ワープ爆弾を作らないんだろう?」というネタが未解決のままありました。確かに、普通に考えれば、作られてもおかしくないんですよね。しかし、作品中では作られていない。理屈と膏薬はどこにでもくっつく!という事で、これを理屈付けてみましょう。
可能性1:ワープ機関は人が操作しないと制御できない
何らかの理由により、ワープ期間の制御が自動化できない、という可能性です。銀英伝でのワープシステムがどういう構造になっているのか定かではありませんが、この可能性は…低いかな、やっぱ?(笑)。
ちなみに他の作品をあたって見ますと、秋津透の「ハルピュイア奮戦記」では、ワープ時に使用する座標ナンバーは、素質を持った人間が直感的に得るしかない、という設定でした。又、神坂一の「ロスト・ユニバース」シリーズでは、ワープ機関の動力が人間の精神エネルギーである為、無人のワープ艦が作れない、という設定でした。
可能性2:ワープ機関の生産数が少ない
例えば、ワープ期間が年間遠して1000個しか作れないとしたら、それを爆弾にするようなもったいない事ができるでしょうか?少なくとも、貴重なワープ機関を一個潰して上げられる戦果が、ワープ爆弾で稼げるとは思えない、と考えるのが妥当でしょう。爆弾は一回爆発しちゃえば終わりですが、艦は沈むまでは敵を何隻でも倒せる可能性がありますから。
可能性3:ワープ機関が馬鹿高い
例えば、艦の建造費の内、ワープ機関の作製費が80%を占めているとしたなら、ワープ爆弾は費用対効果に合わない武器となるでしょう。
馬鹿高い爆弾を作るぐらいなら、もう少し金を出して艦を作ったほうがまし、って事になりますからね。
ちなみに私は、2番と3番の中間ぐらいじゃないかな、と思っています。ワープ機関って、想像するだに複雑そうな機械ですからねえ。
誰もワープ爆弾を考え付かなかったのではないでしょうか。(^^;
> 誰もワープ爆弾を考え付かなかったのではないでしょうか。(^^;
ワープ爆弾考えられていますよ。羅門祐人氏の星間興亡史シリーズ(ASPECT NOVELS)に出てきます。手元にないので詳しく分からないですが。軍事バランスを崩す程の兵器としてかかれています。
対処のしようがないからほとんど書かれないのではないでしょうか。ワープ爆弾さえあればイゼルローンの簡単に落とせそうですし。司令部爆弾ち込めばミラクルヤンも対処しようがないのではないかと。
>司令部爆弾ち込めばミラクルヤンも対処しようがないのではないかと。
僕が言いたかったのは、銀英伝の登場人物が、誰もそんな事を考え付かなかったのではないかと言うことですよ。
銀英伝は、ずっと前に読んだので、記憶が曖昧ですが、なんか技術系の人物が居なかったような記憶があります。
> > 誰もワープ爆弾を考え付かなかったのではないでしょうか。(^^;
> ワープ爆弾考えられていますよ。羅門祐人氏の星間興亡史シリーズ(ASPECT NOVELS)に出てきます。手元にないので詳しく分からないですが。軍事バランスを崩す程の兵器としてかかれています。
> 対処のしようがないからほとんど書かれないのではないでしょうか。ワープ爆弾さえあればイゼルローンの簡単に落とせそうですし。司令部爆弾ち込めばミラクルヤンも対処しようがないのではないかと。
いつもはROM、たまには書き込んでみようと思うので、書いてみます
Bystanderでございます。以後、唐突に現れて「お前誰だ?」と思わ
れてもご容赦の程。
確か、現在出てるものではない、昔の版の「無責任館長タイラー」
でも使われていた記憶があります。相手の艦隊の船底方向から突然
ワープしてくるミサイルに、その場合もほとんど対処できなかった
ような気がします。
記憶が曖昧なので、もしかしたら間違えているかもしれませんが、
確かその後、作中で「ワープで攻撃禁止」という条約が結ばれてい
たかと思います。
ま、現実問題として・・・確かにワープで攻撃は卑怯かつ強力すぎ
るので、というのがあるかと思います。「タイラー」の場合は数万
隻対数千隻、という状況に追い込まれて、辛うじて相手を同数にし
て講和を結ぶ為の作戦として使われていましたし。
ということで、政治的な合意があったというのはどうでしょう?
以前に何か大規模な会戦で使用した事があり、双方ともシャレにな
らない事になった、とか、あるいはワープ座標が狂って惑星がまる
まるなくなった為に、双方とも使用を自粛しているとか・・・
#13日戦争の影響で核兵器は忌み嫌われているようですし。
・・・それでも使った御仁はいましたが、あれはその後に繋がる
エピソード上・・・という気もしますし。
> 僕が言いたかったのは、銀英伝の登場人物が、誰もそんな事を考え付かなかったのではないかと言うことですよ。
そうですね。銀英伝の登場人物ではワープ爆弾を考えた人はいませんね。
田中氏は強力な新兵器のという存在を好まなかった、かつワープ爆弾を考えつかなかったと思います。
ヤンが「強力な新兵器によって戦局が変化する事はない、もし戦局を変えるような新兵器があるとしたら長距離ワープ(帝国軍がハイネセンまでワープするぐらいの)だけだろう」みたいな事考えてましたし。
> 銀英伝は、ずっと前に読んだので、記憶が曖昧ですが、なんか技術系の人物が居なかったような記憶があります。
要塞対要塞で、要塞をワープさせる技術を考えた技術大将のアントン・ヒルマン・フォン・シャフトという人が出てきますね。何か印象の悪い人でしたが。後はロイエンタールによるイゼルローン攻略の時に爆弾を処理したシュムーデ技術大佐にスパルタニアンの整備についてポプランともめたトダ技術大尉ぐらいでしょうか。確かにほとんど出てきませんね。
ちなみに銀英伝で開発されている新技術は指向性ゼッフル粒子と移動要塞のみだったと思います。
指向性ゼッフル粒子についてはアムリッツゥア開戦でキルヒアイスが機雷原を突破するのに使用しています。
銀河帝国は同盟に先駆けて指向性を持つゼッフル粒子を開発に成功していた(大意)と言う説明があります。
>ワープ爆弾さえあればイゼルローンの簡単に落とせそうですし。司令部爆弾ち込めばミラクルヤンも対処しようがないのではないかと。
これについては、「大質量と同じ空間へのワープアウトは不可能」、ってことで説明が付くんじゃないかと思います。自分の百分の一以上の大きさの質量がある所にワープしようとしてもワープに突入できないとか、ワープアウトした空間にある質量は、総量が少ない方が最も近くの空間に押し出される、とか。だとすると、「ワープ爆弾による敵艦内部への攻撃」は不可能になりますよね。
という訳で、敵艦内部に攻撃できないワープ爆弾では、やはり高い金出して作製する意義は無さそうですね…ってことで、ご納得あれ(笑)。
ワープはよくあるパターンとして、大質量のそばでは失敗する可能性が高いというのがあります。(確か銀英伝にもあったはず)
よって、対要塞では相手の質量が大きすぎて失敗する。
対艦では、ねらいがつけられない。
よって、ワープ兵器は実践では使えない。
てのはどうでしょう。
> ということで、政治的な合意があったというのはどうでしょう?
> 以前に何か大規模な会戦で使用した事があり、双方ともシャレにな
> らない事になった、とか、あるいはワープ座標が狂って惑星がまる
> まるなくなった為に、双方とも使用を自粛しているとか・・・
お久しぶりです。ipアドレス丸見えなので書けなくなって久しい
てんてんdwpです。
前にも同じことを書きましたが、これは成り立たないですよ。
条約というのは基本的に破られるためにありますし、今まさに国が
滅ばんとしている瞬間に「死なばもろとも」をやらない理屈はあり
ません。
かのガンダムですら条約で禁止されていた核兵器を使うシーンがあ
るくらいです。
条約というのは双方がルールとしての戦争が可能な状態でのみ働く
効果です。銀英伝の世界は明らかにルールとしての戦争ではないで
しょう。
たとえば帝国軍側から見れば、反乱軍を掃討する戦いですから、一
種の対テロ戦です。テロ戦に条約なんかありません。
> これについては、「大質量と同じ空間へのワープアウトは不
>可能」、ってことで説明が付くんじゃないかと思います。自分の
>百分の一以上の大きさの質量がある所にワープしようとしてもワー
>プに突入できないとか、ワープアウトした空間にある質量は、総
>量が少ない方が最も近くの空間に押し出される、とか。だとする
>と、「ワープ爆弾による敵艦内部への攻撃」は不可能になります
>よね。
固定目標に対して用いられないのは質量の問題というのがよさげですね。
非固定目標である艦隊に関してはワープの準備に時間がかかるというのはどうでしょうか。
対艦戦で使おうとして、ワープ計算をしている頃には敵は既に遥か彼方みたいな。
> 前にも同じことを書きましたが、これは成り立たないですよ。
> 条約というのは基本的に破られるためにありますし、今まさに国が
> 滅ばんとしている瞬間に「死なばもろとも」をやらない理屈はあり
> ません。
> かのガンダムですら条約で禁止されていた核兵器を使うシーンがあ
> るくらいです。
> 条約というのは双方がルールとしての戦争が可能な状態でのみ働く
> 効果です。銀英伝の世界は明らかにルールとしての戦争ではないで
> しょう。
> たとえば帝国軍側から見れば、反乱軍を掃討する戦いですから、一
> 種の対テロ戦です。テロ戦に条約なんかありません。
そう指摘されると確かに・・・そうですね。
全く別の見方をするならば、よく考えるとこの問題はワープ航法に
ついてハッキリさせないといけないのでは?
まず思いつく問題として「ワープ時には、物体の持つ運動量が保存
されるのかどうか」、そして「ワープ先にある物質はどうなるのだ
ろうか?」ということではないでしょうか。
前者の疑問は、運動量が保存されるならば、例えばイゼルローン攻
撃時にイゼルローンの質量が影響を及ぼす重力圏外にワープアウト
させればワープ攻撃は可能なはずですし。
あるいはヤンがアルテミスの首飾りを破壊する時にしたように、
「ある程度の質量の物体を」「光速の何%という速度で」ワープア
ウトさせてぶつけてやれば、イゼルローンと言えども無傷では済ま
ないと思われます(※そんな事ヤンしか思いつかない──という説
はありますが、そうとも思えません)
イゼルローン星系の特徴から考えて、公転軌道と速度を計算する事
で、到達時のイゼルローン位置を計算するのは、それ程難しい事で
はないと思われますし。
もし運動量が保存されないならば、「運動中にワープしたら、その
運動量はどこに消えてしまうのか」、あるいは「その運動量とは何
に対しての運動量なのか」という問題がありますね。
後者についてはわざわざ書かなくても・・・という気がしますね。
というか「ワープ爆弾」という表記に自分は勝手に「ワープアウト
してから突っ込む爆弾」という仮定をしていたものですから・・・
その辺りについては適当に(^ ^;ゞ
そう考えればクロイツェルさんの指摘を是とした方が素直に納得で
きそうではありますね。希少価値の高い鉱物が必要だとか・・・
> まず思いつく問題として「ワープ時には、物体の持つ運動量が保存
> されるのかどうか」、そして「ワープ先にある物質はどうなるのだ
> ろうか?」ということではないでしょうか。
あ、これは面白い発想ですね。気づきませんでした。
運動量はワープエネルギーに変換されると考えれば納得ですね。
しかし、これには重大な問題が・・・
惑星に向けてワープアウトさせた質量は何に対して「相対的な」運
動量が0になるのでしょう。
たとえば惑星なら恒星軌道上をかなりの速度で回っているわけで、
運動は、しているはずです。
おや?ということはこれが実はワープ爆弾が出来ない理由かも。
ワープには出現先座標での重力場に対して相対的な運動量がほぼゼ
ロでないと駄目という大前提があり、たとえば重力圏内なら、その
重力と反対向きに加速度を伴って出現しないといけない。
これなら巨大質量に対して(ワープの座標がメートル単位で正確と
は考えられず、多少の誤差を伴うだろうことから)近場でワープア
ウトできないことが説明できますし、ましてや動いている艦隊の近
くでワープアウトすれば(反重力装置まで含めた)相対的な重力場
の計算なんかできませんから。
あ、しまった、これだと今度は艦隊がまとめてワープできなくなる
という弱点が・・・。
ところで、空間の転移先に質量云々は量子論によって、無という空
間が存在しないこと(揺らぎによって反陽子と陽子が誕生し対消滅
している)をどうクリアするかという問題がありますね。
ついでに直接レスしますね。
私はむしろ「可能性1」以外の可能性のほうが低いんじゃないかと。
問題点を指摘してみましょう。
> 可能性2:ワープ機関の生産数が少ない
全ての船がワープ機関を備えている世界で、生産量が少ないというの
は現実的ではないと思います。
民間船ですらワープ機関を積んでいたのは、ヤンを有名にした、あの
エルファシルを考えればわかります。
まさか船が徒歩(非ワープ)で帝国圏外の惑星まで逃げたということ
はないでしょう。そんなん一生かかります。
> 可能性3:ワープ機関が馬鹿高い
これも同様の理由で除外すべきですが、もう一つの問題も指摘してお
きます。
たとえば老朽化したとか、もはや自沈せざるを得ないほどダメージを
負った船というものが存在すれば、それを質量兵器に転換することは
さほど難しくはないでしょう。
廃棄するくらいならいっそ、というのは考えられます。嫌な言い方で
すが、特攻船です。
実際、SF小説ではこの「特攻」というのが多々出てきます。
#宇宙戦艦ヤマトなんて毎回特攻だし。
そうすると、やはり
> 可能性1:ワープ機関は人が操作しないと制御できない
というのが可能性としては、一番ありえるでしょう。
装置の複雑さに関しては、たとえば車の制御やエンジンの構造を理
解していなくても操作できるでしょう?AT車ならアクセルを踏め
ば進むし、ブレーキを踏めば止まるんですし。
まあ、流石に3Dが絡む以上、車ほど簡単ではないにしても、ジェッ
ト機くらいの操作難易度だと思います。上にも書いたとおり、民間
で使用できるのですから。
では、何故手動でないと駄目なのか、というので一つの説を思いつ
きました。
「ワープ中、機械は停止する」
世の中は神秘に満ち溢れています(笑)。おそらく銀英伝くらいの
時代ならコンピュータは量子コンピュータでしょう。量子コンピュー
タは量子の不確定性を利用していますが、ワープ航法中は不確定性
が働かないため、コンピュータはその機能を止めてしまうのです。
そのため、ワープアウトタイミングは手動で行わないと駄目という。
・・・犬猫か猿でも積め、という反論にはどうしましょう・・・。
昔の例ですけど、「宇宙戦艦ヤマト3」の「デスラー帝国危機一髪」の回で、デスラー総統のガルマンガミラス帝国本星が、ボラー連邦のワープミサイルに攻撃される、というものがありました。
多弾頭の小型ミサイル多数(ワープアウト直後に分裂)が先ず襲って来て防空能力を破壊し、最後に大型の惑星破壊ミサイルがワープアウトしてきて、ガルマンガミラス本星を破壊してしまおうとしたのですが、デスラーの招待に応じて、ガルマンガミラス本星を訪問していたヤマトが波動砲を発射し、惑星破壊ミサイルは破壊されてしまった、という筋書きでしたが。
これは、それでも惑星の近距離とはいえ、迎撃の時間が可能な程度の宙域にワープアウトしてくるという設定でしたから、「惑星など大質量のある空間には、直接ワープアウトは不可能である」という説を取っているのでは、と思いました。
>条約というのは双方がルールとしての戦争が可能な状態でのみ働く
効果です。銀英伝の世界は明らかにルールとしての戦争ではないで
しょう。
たとえば帝国軍側から見れば、反乱軍を掃討する戦いですから、一
種の対テロ戦です。テロ戦に条約なんかありません。
しかし、だからといって、帝国側が禁止兵器を使用すれば、同盟側は当然、報復として禁止兵器を使用するわけです。同盟が禁止兵器を保有しているのであれば、「こちらは使わないから、そちらも使うな」という意味での条約は可能です。例にあがっていたガンダムでの条約も(核・生物・科学兵器の禁止、コロニー落としの禁止、捕虜の虐待禁止…だったかな?)、コロニー落とし以外は、連邦・ジオンともにやられると痛い物を禁止しているわけですし。
> しかし、だからといって、帝国側が禁止兵器を使用すれば、同盟側は当然、報復として禁止兵器を使用するわけです。同盟が禁止兵器を保有しているのであれば、「こちらは使わないから、そちらも使うな」という意味での条約は可能です。例にあがっていたガンダムでの条約も(核・生物・科学兵器の禁止、コロニー落としの禁止、捕虜の虐待禁止…だったかな?)、コロニー落とし以外は、連邦・ジオンともにやられると痛い物を禁止しているわけですし。
まあ、可能は可能でしょうが、反乱軍に対して帝国が対等の条約を
わざわざ結ぼうとするでしょうか?
それにたとえ条約を結んでいても、作ることが出来るなら使われま
すよ。たとえばイラン・イラク戦争では禁止されているケミカル兵
器が使用された形跡があります。
また、たとえ帝国、連邦が相互に禁止しても、実現可能なら秘蔵く
らいするでしょうし、テロリストの手に渡って使用されることはあ
りえます。
やはりなんらかの理由で「作ることができない」とするのが筋だと
思います。
#作者が馬鹿だったからという結論を出すのは簡単ですが、実現不
#能として、その理由を考えるのが楽しいというのが本音・・・。
> おや?ということはこれが実はワープ爆弾が出来ない理由かも。
> ワープには出現先座標での重力場に対して相対的な運動量がほぼゼ
> ロでないと駄目という大前提があり、たとえば重力圏内なら、その
> 重力と反対向きに加速度を伴って出現しないといけない。
> これなら巨大質量に対して(ワープの座標がメートル単位で正確と
> は考えられず、多少の誤差を伴うだろうことから)近場でワープア
> ウトできないことが説明できますし、ましてや動いている艦隊の近
> くでワープアウトすれば(反重力装置まで含めた)相対的な重力場
> の計算なんかできませんから。
> あ、しまった、これだと今度は艦隊がまとめてワープできなくなる
> という弱点が・・・。
単純に、「ワープ先における重力の影響の計算が不可能なため、大質量近辺へのワープアウトは危険」で良い様な気もしますが。
> ところで、空間の転移先に質量云々は量子論によって、無という空
> 間が存在しないこと(揺らぎによって反陽子と陽子が誕生し対消滅
> している)をどうクリアするかという問題がありますね。
これについては、質量比で説明できると思うんですよ。つまり、ワープアウトしようとする物体の質量と、ワープアウトする空間を占めている質量の比が一定以下の場合にワープアウト可能、だとか。で、そこにあった質量はどうなるか、というと…やっぱ周囲に押しのけられるんでしょうかねえ?
> 単純に、「ワープ先における重力の影響の計算が不可能なため、大質量近辺へのワープアウトは危険」で良い様な気もしますが。
それだとワープ爆弾を作る支障にならないからです。
> 単純に、「ワープ先における重力の影響の計算が不可能なため、
> 大質量近辺へのワープアウトは危険」で良い様な気もしますが。
しかし、この問題は星系外からの「遠距離攻撃用ワープミサイル」の
実現は阻止しませんね。到着時刻を計算して放てば、艦隊で攻めてい
る最中に予想外の方向からの攻撃は与えられるのではないかと。
> これについては、質量比で説明できると思うんですよ。つまり、
> ワープアウトしようとする物体の質量と、ワープアウトする空間を
> 占めている質量の比が一定以下の場合にワープアウト可能、だとか。
> で、そこにあった質量はどうなるか、というと…やっぱ周囲に押し
> のけられるんでしょうかねえ?
もし押しのけられるのだとして、応用したら「マクスウェルの悪魔」
を実現できませんかね?(笑)ワープに使用されるエネルギーが何に
変換されるかにもよりますが・・・やっぱり光か熱なのかな・・・
> > 単純に、「ワープ先における重力の影響の計算が不可能なため、大質量近辺へのワープアウトは危険」で良い様な気もしますが。
> それだとワープ爆弾を作る支障にならないからです。
> しかし、この問題は星系外からの「遠距離攻撃用ワープミサイル」の
> 実現は阻止しませんね。到着時刻を計算して放てば、艦隊で攻めてい
> る最中に予想外の方向からの攻撃は与えられるのではないかと。
確かに…。と、いう訳で、新説!
「ある物体は、その質量に応じて、ワープアウトを妨げる範囲を有している」というのはどうでしょうか?簡単に言うと、要塞や戦艦に対して、一定距離より近くには絶対にワープアウトできない…という仮説です。これだと、「その距離がワープアウト後に迎撃などの対応をするに十分な距離である」という理由から、ワープ爆弾の優位性はほとんどなくなると思いますが。
ちなみに、微小質量の場合は、自分とワープしてくる物体の質量差により、ワープ不能な範囲ごと押しのけられてしまう…という解釈です。突っ込まれる前に説明(笑)。
> 「ワープ中、機械は停止する」
> 世の中は神秘に満ち溢れています(笑)。おそらく銀英伝くらいの
> 時代ならコンピュータは量子コンピュータでしょう。量子コンピュー
> タは量子の不確定性を利用していますが、ワープ航法中は不確定性
> が働かないため、コンピュータはその機能を止めてしまうのです。
> そのため、ワープアウトタイミングは手動で行わないと駄目という。
>
> ・・・犬猫か猿でも積め、という反論にはどうしましょう・・・。
犬や猫を積まなくても、普通の旧式なコンピューターを使えば
それで済んでしまいますね。
そこで「惑星など大質量のある空間には、直接ワープアウトは不可能」
をでっち上げる公式を即席で作ってみました。
ある質量mを別の場所にワープさせるために必要なエネルギーEは
G1=ワープさせる質量に現在掛っている(掛けている)重力場合計
(Σ=g((M1+m)/R1^3+(M2+m)/R2^3+(M3+m)/R3^3+…+(Mn+m)/Rn^3)),
G2=ワープさせる質量にワープ先で掛ける(掛ける)重力場合計
(Σ=g((N1+m)/R1^3+(N2+m)/R2^3+(N3+m)/R3^3+…+(Nn+m)/Rn^3)),
とすると
E=tm(G1+G2)^4 (tは定数)
という式で表される。
これならば巨大質量の近くからワープすることもワープしてくることも簡単にはできまい。なんせ乗数は4乗だ(四次元空間通るから(笑))。
莫大なエネルギーを食うのでほぼ不可能。
距離の問題は別の公式にしてしまえばよい。
ついでに銀英伝でサルガッソーが何故存在するかの問題も解けるぞ。
サルガッソーは星が密集しすぎているため、その空間へワープアウトできない
ということでどうでしょう。天の川は渡れないということで。