どうも、恵でございます。
さてさて、最近は人様の議論に口を挟ませてもらうことが多かったのですが(笑)、久しぶりに自分からお題を提供してみようと思います♪ (^o^)
で、先日、たまたま創竜伝12巻をパラパラめくっていると、気になる描写を発見しました。
(創竜伝12巻・P228より)
「…なお首相の入院先および病状については、プライバシー保護のため公開されておりません」
水池はあやうく口の中のビールをTVに向けて噴射するところだった。
「聞いたか、プライバシー保護だとさ」
「首相が緊急入院して、入院先も病状も明らかにしない。これが先進国の話かね」
虹川が肩をすくめる。
まず先に、私は「キャラクターの台詞=作者の言葉」と単純に思っているわけではないことをお断りしておきます。
ただ、それを前提としながらも、創竜伝には時折、「先進国、または近代民主国家とはこうあるべきだ」という趣旨の社会評論が登場することを考慮すると、上記の描写は一登場人物の台詞とはいえ、作者である田中氏の思想を色濃く映していると仮定したとして、本題に入りたいと思います。
さて、本題です。田中氏の考えは、
#一国の首相が緊急入院して、入院先も病状も明らかにしないというのは、先進国ではありえない
ということですが、果たしてそうなのでしょうか?
もちろん、現役の首相が緊急入院した場合、その事実と病状を早急に国民に知らせねばなないことは同感です。ただし、具体的な入院先まで正確に報道するというのはどうでしょうか?それを行うと、
#入院中の首相に対する外部に対しての警備の強化
が必須となります。もちろん、報道をしようがしまいが、要人の警備は当然の話でしょうが、報道したことによって外部からの侵入者のリスクが増え、SPもしくは警察官の配備を強化せねばならなくなります。これは、病院関係者には迷惑でしかないでしょうし、警備が万全でなければ最悪の事態もありえます(病院内での首相の暗殺とか)。
このような危険を冒してまで、首相の入院先を公開する必要などあるのでしょうか?
田中氏は、情報公開が民主主義の基本だと思っている節がありますが、何でもかんでも公開すればいいというわけではありません。おそらく、創竜伝5巻で保守党の幹事長が贈賄疑惑の末に仮病で入院して逃れようとした、というストーリーからも田中氏の政治家に対する不信感が想像できますが、今回のような場合は、
「…なお、首相は都内の大学病院に緊急入院しました。病状については、まだ詳しい情報が入ってきておりません。詳細がわかり次第、また後ほど皆様にお届けしたいと思います」
という程度の報道なら別に問題ないと思うのですけど。
しかも、先進国ではありえないってどういう論理なのでしょうか?お隣の大好きな中国では、首相が入院してもすぐに報道されることなんてありえないはずなのに。ということは、田中氏の基準では中国も後進国ということになるのでしょうか?
なんだか、自分でも揚げ足とりしてるような気がしないでもないのですけど(笑)、この辺りの田中氏の認識は批判の余地があると前々から思っていましたので、あえてツッコミを入れさせていただきました。
>それを前提としながらも、創竜伝には時折、「先進国、または近代民主国家とはこうあるべきだ」という趣旨の社会評論が登場する…(後略)
田中芳樹に限らず三流民主主義者がよくやることですが、民主的に進んでいる国(人)は、民主的に遅れている国(人)を差別して良い、それどころか正しく教化してあげなければならない、という思想ですね。
民主主義と中華思想は正反対に見えて、その独善性が実はよく似ています。
栄光ある時代の中華人が夷荻を見ていたような目で、田中芳樹や同じような思想を持つ眷属は「人権後進国」を見ているんでしょう。
もっとも、中華思想はその名の通り華と夷があるという思想ですから、一貫性はありますが、華と夷の差別がないはずの民主思想を持って人権後進国を差別する田中芳樹は一貫性さえもありません。
P.S.
ついでに言えば、田中芳樹は中国について、文化の「中華」だと思っているでしょうけど、人権・民主主義では「後進国」と認識していると思います。
> 田中芳樹に限らず三流民主主義者がよくやることですが、民主的に進んでいる国(人)は、民主的に遅れている国(人)を差別して良い、それどころか正しく教化してあげなければならない、という思想ですね。
> 民主主義と中華思想は正反対に見えて、その独善性が実はよく似ています。
> 栄光ある時代の中華人が夷荻を見ていたような目で、田中芳樹や同じような思想を持つ眷属は「人権後進国」を見ているんでしょう。
> もっとも、中華思想はその名の通り華と夷があるという思想ですから、一貫性はありますが、華と夷の差別がないはずの民主思想を持って人権後進国を差別する田中芳樹は一貫性さえもありません。
おっしゃる通りですね。以前に田中氏は、インドのカースト制度や南アフリカのアパルトヘイトを批評していましたが、まさしくあの時の田中氏は「人権後進国」としてインドや南アフリカを見ていました。その議論の是非は、もっと民族学などの見地に立ってなされるべきで、少なくとも伝奇小説の一文などで軽々しく論じるべきではないと思います。
> ついでに言えば、田中芳樹は中国について、文化の「中華」だと思っているでしょうけど、人権・民主主義では「後進国」と認識していると思います。
その割には、そのことにはほとんど触れず、中国の良いところだけ見よう(伝えよう)とするんですからね~、田中センセは(^^;;)。(もちろん、管理人さんがそれをよくご存じなのは、私も知っています、念の為)
そもそも、何故、一伝奇小説でしかない創竜伝の中で、先進国とか近代民主国家のあり方が論じられているのでしょうか?(これが疑問で書き込んだのですけど(^^;)
銀英伝のように、主人公が民主主義のために戦っているのならともかく、竜堂兄弟の行動は「非民主的」の一言に尽きます。管理人さんは田中氏に一貫性がないと言われましたが、ホントにまったくその通りで、社会評論では民主主義を説きながら、物語では主人公たちに法律無視の、もぅあらん限りの好き放題をさせて(つまり、非民主的な行動をさせて)、敵にはお説教までさせているんですから。
「お説教好きの成金が人に好かれたことはない」
↑前に誰かが指摘されたような記憶がありますが…あなたのことですよ、田中センセ(^^;;)
政治家の病状については、基本的に国家の意思決定に関わる権能を
有している人間の場合、ある程度の透明性が必須であるというのは
正論だとは思いますね。
とくに、彼の「判断する力」が病気によって停止するとき、
どのような措置が取られるべきかは民主、法治の根幹に関わってきますから。
ちなみにこの前の自民党の権力継承は、おもいっきり
失格だったと思います。
ただまあ、入院先の名前の公表うんぬんはそれぞれのケースバイ
ケースで名前まで公開するのか、都内でいいのかはそれほど断言できる
ものでもないでしょうが。
ところで、ひとつ視界に入れておくと面白いのが「フランス」です。
フランスも米国以上に大統領に権力権威が集中しているのですが、
ミッテランはじめ、政治家の病状という物に対しては非常に強い
秘匿性、あるいは虚偽の公表がされ、しかもそれが結構受け入れ
られているらしいのですね。
これはまた、女性問題にも繋がっていて、これは見て見ぬふりが鉄則、
クリントンのときも「米国が”性のマッカーシズム”をはじめた」と
マスコミあげて冷笑、批判したとか。
これは、善悪を超えてやはり竜堂兄弟が嗤った「プライバシー」と
やっぱり関係あるらしいんですよ。これ以上の考察というのは
フランスに疎い私は無理ですがね。
もちろん、「先進国で構造的に一番独裁国家になりやすいのは
フランスだ」(栗本慎一郎、朝生で)という意見もあり、フランスが
おかしいのだという考えも成り立ちますが。
> 政治家の病状については、基本的に国家の意思決定に関わる権能を
> 有している人間の場合、ある程度の透明性が必須であるというのは
> 正論だとは思いますね。
> とくに、彼の「判断する力」が病気によって停止するとき、
> どのような措置が取られるべきかは民主、法治の根幹に関わってきますから。
私も同感です。No.591で私は、国民の「知る権利」にも関わってくることを触れたつもりです。政治の透明性そのものについては、田中氏の言うことに一理あるとも思います。
> ただまあ、入院先の名前の公表うんぬんはそれぞれのケースバイ
> ケースで名前まで公開するのか、都内でいいのかはそれほど断言できる
> ものでもないでしょうが。
まあ、確かにおっしゃる通りですね。(^^;;)ただ、あの創竜伝での描写では「完全に全てを公表せねば先進国ではない」という意図が読みとれたものですから、そこまで言い切るのもおかしいんじゃないかなぁ、と思ったのです。
> ところで、ひとつ視界に入れておくと面白いのが「フランス」です。
> フランスも米国以上に大統領に権力権威が集中しているのですが、
> ミッテランはじめ、政治家の病状という物に対しては非常に強い
> 秘匿性、あるいは虚偽の公表がされ、しかもそれが結構受け入れ
> られているらしいのですね。
>
> これはまた、女性問題にも繋がっていて、これは見て見ぬふりが鉄則、
> クリントンのときも「米国が”性のマッカーシズム”をはじめた」と
> マスコミあげて冷笑、批判したとか。
>
> これは、善悪を超えてやはり竜堂兄弟が嗤った「プライバシー」と
> やっぱり関係あるらしいんですよ。これ以上の考察というのは
> フランスに疎い私は無理ですがね。
>
> もちろん、「先進国で構造的に一番独裁国家になりやすいのは
> フランスだ」(栗本慎一郎、朝生で)という意見もあり、フランスが
> おかしいのだという考えも成り立ちますが。
それ程詳しくないので、これを機会に勉強してみようかなぁと思います。その上で、もっと多面的に、またこの議題を投げかけてみようと思いますので、その時はよろしくお付き合いくだされば幸いです♪
p.s. 新Q太郎さん、細かいツッコミですが、「聞いたかプライバシー保護だとさ」と嗤ったのは竜堂兄弟ではなく、水池・虹川・蜃海の三人組ですよ♪
> ちなみにこの前の自民党の権力継承は、おもいっきり
> 失格だったと思います。
これって恐らく小渕前首相のことだと思うのですが、(違ったらすいません)
厳しいかもしれませんが、途中で病死するような人間を
首相に選ぶ事事体がおかしい事だと思います。
健康である事は政治家の最低限の条件だと思うのですが・・・。
> ただまあ、入院先の名前の公表うんぬんはそれぞれのケースバイ
> ケースで名前まで公開するのか、都内でいいのかはそれほど断言できる
> ものでもないでしょうが。
入院先の病院の好評は、「プライバシーの保護」ではなく「保安上の理由により」規制されるものじゃないでしょうか?(公人にプライバシーなどないと思うので)
政治家のプライバシー保護って聞いた事ないんですが、わざとこう記述して
非難の種にしていると思ったのは、勘繰りすぎかな?(笑)
> ところで、ひとつ視界に入れておくと面白いのが「フランス」です。
> フランスも米国以上に大統領に権力権威が集中しているのですが、
> ミッテランはじめ、政治家の病状という物に対しては非常に強い
> 秘匿性、あるいは虚偽の公表がされ、しかもそれが結構受け入れ
> られているらしいのですね。
>
> これはまた、女性問題にも繋がっていて、これは見て見ぬふりが鉄則、
> クリントンのときも「米国が”性のマッカーシズム”をはじめた」と
> マスコミあげて冷笑、批判したとか。
フランスは大統領が不倫をしていても、公務に支障を来たさない限り、黙認されるとか。それが良いか悪いかはまた別の問題でしょうが。
> もちろん、「先進国で構造的に一番独裁国家になりやすいのは
> フランスだ」(栗本慎一郎、朝生で)という意見もあり、フランスが
> おかしいのだという考えも成り立ちますが。
これはフランスの大統領の権限が強いってことなんでしょうか?
ご存知なら詳しく教えていただけませんか?
> > もちろん、「先進国で構造的に一番独裁国家になりやすいのは
> > フランスだ」(栗本慎一郎、朝生で)という意見もあり、フランスが
> > おかしいのだという考えも成り立ちますが。
> これはフランスの大統領の権限が強いってことなんでしょうか?
> ご存知なら詳しく教えていただけませんか?
ドゴール大統領のころには大統領を誹謗中傷してはいけない
というような法律があったようです。
今は多分ないのでしょうが。
> > もちろん、「先進国で構造的に一番独裁国家になりやすいのは
> > フランスだ」(栗本慎一郎、朝生で)という意見もあり、フランスが
> > おかしいのだという考えも成り立ちますが。
> これはフランスの大統領の権限が強いってことなんでしょうか?
> ご存知なら詳しく教えていただけませんか?
ド・ゴール元大統領の政権下では、第四共和時代の脆弱な政府に代わって強大な行政権を大統領に集中させる憲法(第五共和制憲法)を制定し、大統領の任期を7年にして安定した行政府をつくろうとしていたようです。しかし、シラク大統領に代わってから国民投票により大統領の任期は5年に短縮されました。
フランスはアメリカから距離を置く、ヨーロッパ独自の防衛力強化を主張していたり、昔からなにかと大国意識が強い国民性のようです。(ユーゴに対するNATO空爆の積極的参加・核実験の強行なども、その顕れかも)
う~ん、独裁者が生まれる土壌がないとは言い切れないかもしれませんね。
久しぶりに来たらこんな面白いネタで盛り上がってた・・・
> 入院先の病院の好評は、「プライバシーの保護」ではなく「保安上の理由により」規制されるものじゃないでしょうか?(公人にプライバシーなどないと思うので)
> 政治家のプライバシー保護って聞いた事ないんですが、わざとこう記述して
> 非難の種にしていると思ったのは、勘繰りすぎかな?(笑)
恵さんが提示した文章が原文と同じで、深読みが許されるならなら、「プライバシーの保護」の
対象が必ずしも総理だけとは限りませんよね。
つまり、例えば総理が入院している病院に報道陣が駆けつけたとき他の病人のプライバシーが破
られる、という可能性もありますし、病状だってたとえば結核等の伝染病の場合は同じ部屋に入
れられることが多いのですが、この場合、同じ病棟にいた他の人も結核だと知られるわけで、そ
ういう一般人(一般人でなくても非公人の著名人も含む。引退した有名スポーツ選手とか)のプ
ライバシー保護のため、ということだってありえないわけではない。詭弁と言われるかも知れな
いけれど。
てんてん dance with penguin
> 厳しいかもしれませんが、途中で病死するような人間を
> 首相に選ぶ事事体がおかしい事だと思います。
> 健康である事は政治家の最低限の条件だと思うのですが・・・。
それが突き進むと優性遺伝子とかに行き着きません?(^^;
例えば物理学者のホーキング氏のように筋ジストロフィーを患っている人
がいたとして、彼を首相に選ぶのはおかしい、と言いきれます?たとえ政
治家としての手腕がどんなに優秀であったとしても。
#「不健康であるというのは政治家としての手腕が優秀でないことと等し
#い」と言うならしょうがないですけどね。
不健康とか病気を持っている、というのは政治家にあってはならない資質
だとは思いませんが(アメリカはそういう発想をします)。
ついでに言うと小渕首相の病気は脳梗塞ですよ。KENさんだって私だって
明日この病気で死なないとは言いきれない代物です。脳血流シンチで脳血
流の分布でも調べます?
てんてん dance with penguin
> 久しぶりに来たらこんな面白いネタで盛り上がってた・・・
> > 入院先の病院の好評は、「プライバシーの保護」ではなく「保安上の理由により」規制されるものじゃないでしょうか?(公人にプライバシーなどないと思うので)
> > 政治家のプライバシー保護って聞いた事ないんですが、わざとこう記述して
> > 非難の種にしていると思ったのは、勘繰りすぎかな?(笑)
>
> 恵さんが提示した文章が原文と同じで、深読みが許されるならなら、「プライバシーの保護」の
> 対象が必ずしも総理だけとは限りませんよね。
>
> つまり、例えば総理が入院している病院に報道陣が駆けつけたとき他の病人のプライバシーが破
> られる、という可能性もありますし、病状だってたとえば結核等の伝染病の場合は同じ部屋に入
> れられることが多いのですが、この場合、同じ病棟にいた他の人も結核だと知られるわけで、そ
> ういう一般人(一般人でなくても非公人の著名人も含む。引退した有名スポーツ選手とか)のプ
> ライバシー保護のため、ということだってありえないわけではない。詭弁と言われるかも知れな
> いけれど。
>
> てんてん dance with penguin
てんてんdwpさん、実は私も、最初は要人の保安以外にもあなたと同じ主張(病院関係者・近隣住民のプライバシーやストレスの問題)をアンチテーゼとして挙げようかと思ったのですが、少し弱いような気がして結局削除しちゃったんです(^^;;)。
それとですね、プライバシー保護よりも私が主張したかったのは、田中氏の「先進国ではありえない」が、どこまで現状(現実の国際政治)を認識した上での描写なのだろうか?ということなんです。フランスのことが例に挙がりましたが、他にも先進国で報道や公人のプライバシーに関する規制を設けた国があるかもしれません。そういう可能性をほとんど無視する形で「日本は先進国ではない」と嘲笑う姿勢は、十分批判の対象になると思った上での書き込みなんです。
てんてんさんへ>
> 厳しいかもしれませんが、途中で病死するような人間を
> 首相に選ぶ事事体がおかしい事だと思います。
> 健康である事は政治家の最低限の条件だと思うのですが・・・。
>> それが突き進むと優性遺伝子とかに行き着きません?(^^;
そうですか?それは極論ではないです?。別に肉体的能力に優れている人間が
遺伝子的に優れているとは思いませんが。
私の言ってるのは公務に支障がでないレベルでの最低限の健康状態が
求められるべきだということです。
> 例えば物理学者のホーキング氏のように筋ジストロフィーを患っている人
> がいたとして、彼を首相に選ぶのはおかしい、と言いきれます?たとえ政
> 治家としての手腕がどんなに優秀であったとしても。
えらい極端ですね。でもおかしいでしょ。別に立候補するのはかまいませんけど。例えば余命が1年しかない人間を、4年の任期の仕事に任命します?
仕事が途中で途切れてしまったら、周りが迷惑でしょう。
> #「不健康であるというのは政治家としての手腕が優秀でないことと等し
> #い」と言うならしょうがないですけどね。
そんな事はいいませんよ。ただ、仕事がしっかりできるだけの
体力は、どんな仕事をするうえでも必要でしょ。
営業なんかは特に体力勝負だし。(笑)
> 不健康とか病気を持っている、というのは政治家にあってはならない資質
> だとは思いませんが(アメリカはそういう発想をします)。
ブッシュさん(父の方)は、それで叩かれてましたからね。
しかし、それだけ政治という仕事が大変だという事ではないですか?
最低限の体力、健康状態は維持されてないと仕事になりませんし。
これは当然の事ではないですか?
> ついでに言うと小渕首相の病気は脳梗塞ですよ。KENさんだって私だって
> 明日この病気で死なないとは言いきれない代物です。脳血流シンチで脳血
> 流の分布でも調べます?
確かに脳梗塞まで完全に予想しろってのは無理がありますね。
病名をしっかりと把握せずに発言したのは不注意でした。
しかし、任期中に亡くなってしまったってのは、問題ですよ。
最高責任者が一時期にせよいなくなってしまうってことですから。
> > 入院先の病院の好評は、「プライバシーの保護」ではなく「保安上の理由により」規制されるものじゃないでしょうか?(公人にプライバシーなどないと思うので)
> 政治家のプライバシー保護って聞いた事ないんですが、わざとこう記述して
> 非難の種にしていると思ったのは、勘繰りすぎかな?(笑)
恵さんが提示した文章が原文と同じで、深読みが許されるならなら、「プライバシーの保護」の対象が必ずしも総理だけとは限りませんよね。
つまり、例えば総理が入院している病院に報道陣が駆けつけたとき他の病人のプライバシーが破られる、という可能性もありますし、病状だってたとえば結核等の伝染病の場合は同じ部屋に入れられることが多いのですが、この場合、同じ病棟にいた他の人も結核だと知られるわけで、そういう一般人(一般人でなくても非公人の著名人も含む。引退した有名スポーツ選手とか)のプライバシー保護のため、ということだってありえないわけではない。詭弁と言われるかも知れないけれど。
他の入院患者のプライバシーってことなら理解できます。
うーん。見てるのと自分で発言するのでは大違いですね。
久々に頭を使いましたよ。(笑)
あと、こういった所に投稿するのは初めての経験ですので、失礼があったら
申し訳ありません。
>
> > もちろん、「先進国で構造的に一番独裁国家になりやすいのは
> > フランスだ」(栗本慎一郎、朝生で)という意見もあり、フランスが
> > おかしいのだという考えも成り立ちますが。
> > これはフランスの大統領の権限が強いってことなんでしょうか?
> > ご存知なら詳しく教えていただけませんか?
>
>
> ド・ゴール元大統領の政権下では、第四共和時代の脆弱な政府に代わって強大な行政権を大統領に集中させる憲法(第五共和制憲法)を制定し、大統領の任期を7年にして安定した行政府をつくろうとしていたようです。しかし、シラク大統領に代わってから国民投票により大統領の任期は5年に短縮されました。
> フランスはアメリカから距離を置く、ヨーロッパ独自の防衛力強化を主張していたり、昔からなにかと大国意識が強い国民性のようです。(ユーゴに対するNATO空爆の積極的参加・核実験の強行なども、その顕れかも)
> う~ん、独裁者が生まれる土壌がないとは言い切れないかもしれませんね。
恵さん、ありがとうございます。勉強になりました。
まったく関係がないですが、日本で同様な事をしても、
任期を満了できる政治家っているんでしょうかね?
5年も長期政権を維持してくれたら、少しは景気も回復しそうな気が。(笑)
無意味な仮定ですね。失礼しました。
論を展開するのは控えめにして、おもいつくまま最近や歴史上、話題になった
話をメモしてみました。
*共和党の2000年大統領予備選選で、当初旋風を起こしたマケイン氏が「ベトナムの過酷な捕虜生活で、感情をコントロールできない疾患を持つようになった」という情報が流れ、氏は「不当な中傷」と怒る。
*1988年大統領選では、民主党デュカキス氏が精神分析医の治療を受けていたことが不利な材料に。
*ミッテランの病状は前立腺がん(だったか?)。基本的には秘密にされたが、それを咎める声は少数派。
しかし近年、晩年の現職時代の病状がかなり深刻だったことを暴露する本がだされ、批判の声も。
*大平氏も、死の直前まで正式な病状は明らかにされず。秘書がこっそり病院食をたべ、食欲があるように見せかけたともいう。自民党で死ぬまで実力者だった安部氏、渡辺氏も公表はせず。
*レーガンは現職時代皮膚ガン手術を受けた。麻酔が掛けられている間だけ、副大統領に権限委譲。
クリントンも手術を1回受けたが、やはり麻酔の間はゴアに権限。
*大正天皇は「御脳病」と発表されたが、一部では既成勢力の陰謀とも。
「神聖不可侵」の存在も「民主的に選ばれた存在」も、「病気」という自然現象の前
ではそれを無視されうるという根本原則の存在をここでは指摘したい。
*鳩山一郎は脳梗塞?で半身不随になったが、返って同情をひき総理の座をその後奪った。
*石橋湛山は狙撃された浜口雄幸を「同情はするが、議会に
こられないのでは首相の資格無し」と批判。戦後自分が現職総理時に
病に倒れると、その責任を取るようにすぐ辞任。
*ブレア政権には、全盲の大臣がいる。「晴れた日には希望が見える」との著書アリ。
*ルーズベルトはヤルタ会談時、病気でまともな判断力がなかったため
スターリンにいいようにやられたという説がある。
*現職大統領が失明したとき、その職務を「遂行不可能」としていいのか?
というシミュレーション小説「大統領失明す」という本を、アメリカ保守
ジャーナリズムの重鎮ウィリアム・サファイアが書いていた。
なんか脱線してますが(^^;お許しを。
> そうですか?それは極論ではないです?。別に肉体的能力に優れている人間が
> 遺伝子的に優れているとは思いませんが。
ところがここにXXY奇形とかXYY奇形というのがあるんです。XXY奇形は体
は女性の体ですが、筋肉の質が違う。たしか有名な女性スポーツ選手がこ
の奇形のため物凄く強かったという話を聞いたことがあります。XYY奇形
は男性体ですが、常識はずれの肉体を持ちます。ただし先天的に凶暴化し
やすく長生きしないこともわかっています。どちらも一代限りで子孫を残
す能力はないそうです。つまり遺伝子レベルで肉体的能力というのはある
程度決まりえるのです。
> えらい極端ですね。でもおかしいでしょ。別に立候補するのはかまいませんけど。例えば余命が1年しかない人間を、4年の任期の仕事に任命します?
> 仕事が途中で途切れてしまったら、周りが迷惑でしょう。
4年生きるかも知れません。そもそも健康な人間だからといって4年後まで
確実に生きているという保証は神様じゃなきゃできませんよ。
> 体力は、どんな仕事をするうえでも必要でしょ。
> 営業なんかは特に体力勝負だし。(笑)
そりゃそうです。政治家なんて営業みたいなもんだし(笑)。
> しかし、それだけ政治という仕事が大変だという事ではないですか?
> 最低限の体力、健康状態は維持されてないと仕事になりませんし。
> これは当然の事ではないですか?
後述します。
> 確かに脳梗塞まで完全に予想しろってのは無理がありますね。
> 病名をしっかりと把握せずに発言したのは不注意でした。
> しかし、任期中に亡くなってしまったってのは、問題ですよ。
> 最高責任者が一時期にせよいなくなってしまうってことですから。
脳梗塞はものによっては予測可能ですが、予測しにくいものもあります。
上で書いたとおり脳血流シンチでかなりの精度で予測可能ではあります。
基本的に首相はいつ死ぬかわかりません。病気じゃなくても暗殺されるこ
ともあるかもしれない。だから首相が死んだときの法律が存在するのだし。
重要なのは首相が死んだくらいでおたおたしたり、政治的混乱が起こらな
いようにすることで、死ぬような人間を首相にしたことじゃないです。
> うーん。見てるのと自分で発言するのでは大違いですね。
> 久々に頭を使いましたよ。(笑)
> あと、こういった所に投稿するのは初めての経験ですので、失礼があったら
> 申し訳ありません。
私も昔からいるような顔をしていますが、最近来た人です(^^;
てんてん dance with penguin
> なんか脱線してますが(^^;お許しを。
>
> > そうですか?それは極論ではないです?。別に肉体的能力に優れている人間が
> > 遺伝子的に優れているとは思いませんが。
> ところがここにXXY奇形とかXYY奇形というのがあるんです。XXY奇形は体
> は女性の体ですが、筋肉の質が違う。たしか有名な女性スポーツ選手がこ
> の奇形のため物凄く強かったという話を聞いたことがあります。XYY奇形
> は男性体ですが、常識はずれの肉体を持ちます。ただし先天的に凶暴化し
> やすく長生きしないこともわかっています。どちらも一代限りで子孫を残
> す能力はないそうです。つまり遺伝子レベルで肉体的能力というのはある
> 程度決まりえるのです。
確かに脱線してきてますね。(笑)お許しください。
遺伝子により肉体的能力に差が出るというのは分かります。
別にわたしは「劣悪遺伝子排除法」を支持するわけではないですよ。(笑)
例えば人間は空を飛べませんが、それによって鳥類より劣っているわけでは
ありません。飛行機にのればどんな鳥よりも速く飛べます。
人間の能力って肉体的にみれば、ほとんどの動物よりも劣ってません?
それを補うために頭(道具の開発とか)を使ってるんですから。
私は最低限の肉体的能力は必要だと言ってるだけですよ。
> > えらい極端ですね。でもおかしいでしょ。別に立候補するのはかまいませんけど。例えば余命が1年しかない人間を、4年の任期の仕事に任命します?
> > 仕事が途中で途切れてしまったら、周りが迷惑でしょう。
> 4年生きるかも知れません。そもそも健康な人間だからといって4年後まで
> 確実に生きているという保証は神様じゃなきゃできませんよ。
確率の問題ですね。仕事が最後までできない可能性が高い人間を、
重大な仕事に任命すべきか?といってるわけです。
> > 体力は、どんな仕事をするうえでも必要でしょ。
> > 営業なんかは特に体力勝負だし。(笑)
> そりゃそうです。政治家なんて営業みたいなもんだし(笑)。
ははは。売っているものは夢と希望ですか。(爆)
> > しかし、それだけ政治という仕事が大変だという事ではないですか?
> > 最低限の体力、健康状態は維持されてないと仕事になりませんし。
> > これは当然の事ではないですか?
> 後述します。
>
> > 確かに脳梗塞まで完全に予想しろってのは無理がありますね。
> > 病名をしっかりと把握せずに発言したのは不注意でした。
> > しかし、任期中に亡くなってしまったってのは、問題ですよ。
> > 最高責任者が一時期にせよいなくなってしまうってことですから。
> 脳梗塞はものによっては予測可能ですが、予測しにくいものもあります。
> 上で書いたとおり脳血流シンチでかなりの精度で予測可能ではあります。
> 基本的に首相はいつ死ぬかわかりません。病気じゃなくても暗殺されるこ
> ともあるかもしれない。だから首相が死んだときの法律が存在するのだし。
> 重要なのは首相が死んだくらいでおたおたしたり、政治的混乱が起こらな
> いようにすることで、死ぬような人間を首相にしたことじゃないです。
確かに重要な方はてんてんさんのおっしゃってることですね。
私は、首相も人間であるかぎり、完璧ではありえないとは思います。
しかし、首相である限り完璧を求められるべきだとも思ってます。
ですから、原因はともかく途中退場は誉められるべき行為ではないと
思った次第です。
> > 申し訳ありません。
> 私も昔からいるような顔をしていますが、最近来た人です(^^;
いえいえ。今後ともよろしくお願いします。