日本に一時帰国した際に、本屋で『岳飛伝』があったので、立ち読み
してみました。
……ひどい出来だ(笑)。
直訳ですね、あれは。小説として発表するほどのものかな??
立ち読みだから軽く読み流しただけだから、読み込みが足りないのか?
皆さんはどうでした?
はじめまして。りんと申します。
まだ過去ログを全部読んでいないのですが、『岳飛伝』についてちょっとだけカキコしたいと思います。
> ……ひどい出来だ(笑)。
> 直訳ですね、あれは。小説として発表するほどのものかな??
> 立ち読みだから軽く読み流しただけだから、読み込みが足りないのか?
> 皆さんはどうでした?
私は結構楽しく読みました。
原典を読んでいないので(というか読めないだけですが・・・)直訳かどうかはわからないのでその辺は何とも言えないのですが。
でも、あのテンポの良い文章とか、楽しい脇役(牛コウとか←字が出ない(-_-;)とか。人物設定がめちゃくちゃな所を割り引いても、面白いと思いました。
あ、でも私は基本的に田中芳樹氏の小説が好きなので、ファンとしての贔屓目がありますので、あまり説得力ないですかね。
自分で書いてて意味不明ですが、とりあえず、隋唐演義よりは面白いと思いました(汗)
茂様、初めましてデス。
>(『岳飛伝』)
> ……ひどい出来だ(笑)。
> 直訳ですね、あれは。小説として発表するほどのものかな??
> 立ち読みだから軽く読み流しただけだから、読み込みが足りないのか?
> 皆さんはどうでした?
アレはパチ岳(パチモンの説岳)であって、直訳ではないです。
底本にしている《説岳全伝》では、妖怪や神秘現象がぞろぞろ出てくる
非常に怪しい小説ですが、三国志大好きの田中芳樹大先生は勝手に
『三国志演義』ライクな正史よりのモノに改編しています。
そんなに三国志風の物語が好きなら、自分で作ればいいのに、
中途半端な紹介した上に、文革時期の神秘的要素をオールカットした
紛い物の通俗小説のようなモノを“編訳”等という妙ちきりんな作業で
大先生は第二の『三国志演義』を創出したかったようですね…。
(底本には文革時期の子供向け説岳を使用したのでは?
と言う憶測もあるが、今のところ推測の域を出ない)
訳は直訳というか…学生が宿題で訳してきたような訳文と、
歴史側にすり寄せたような解説を付けたような形になってます。
正確な訳という点では、拙いながらも『隋唐演義』の方がマシで、
読みやすくはなったモノの、妙な意図の入ったパチ岳は、
つまらない上に、読んでも《説岳》とは懸け離れた内容なので
自分はあまりオススメしません。
Web上で《説岳》の和訳は公開されているので、ご興味があれば
調べてみるのも面白いかも知れません。