なんと、アル戦の新刊が出てました。
槍でも降るに違いない!
帯には来月発売予定の読本の広告が……。
東方巡歴が掲載されるそうだけど……完結は
してないんだろうなぁ。
いやいや、まさか12月1日に出ているとは思わなかったですね。本屋で見つけて硬直してしまいました。とんでもない物を読まされたらどうしようかと思いつつ、買ってみましたが、結果は夢中になって電車乗り越し。確かに往年に比べれば筆力が落ちた感はありますが、不安に思ったほどの破綻も無く、結構落ちついたストーリーに成っていたと思います。
ただし、後半で物語が拡散し、カットインの連続に成ったような所は感心できませんでしたが、これはこれから物語が第二段階本番へと突入する為の布石になるのかな、と思って次巻に期待したいです。矢張り、創竜伝とは力の入れ方が違うんだな、と思いました。
ドロ改さんは書きました
> いやいや、まさか12月1日に出ているとは思わなかったですね。本屋で見つけて硬直してしまいました。
隣に積んであった架空戦記作家の林譲治が書いたガンダム小説の方が面白そうだったのでそっちを買っちゃいました。
・・・ってのは冗談でアル戦10巻もちゃんと買いましたよ。
まださわりの部分しか読んでないませんが、意外、と言っちゃ悪いけど結構面白そうじゃん!
もっともいくつかのエピソードは色んな国の説話やなんかから、まんまパクってきたっぽいけど・・・。
>これはこれから物語が第二段階本番へと突入する為の布石になるのかな、と思って次巻に期待したいです。
>矢張り、創竜伝とは力の入れ方が違うんだな、と思いました。
これは私の勝手な想像ですが、田中芳樹は中国物を書いてる時は本当に楽しくてたまらず、すらすらと書けちゃうんでしょう。きっと。
それに対して恐らく今回のアル戦10巻は苦しんで苦しんで苦しみ抜いた末にやっと書き上がったのでは・・・?
しかし、「楽しんで書いたもの」と「苦しみの末に生み出したもの」を比較してみたら明確に後者の方が面白かった、ってことになるのかな?
あ、言うまでもありませんが創竜伝や薬師寺(読んでないけど)は小遣い稼ぎの片手間(^^:)。
あと、挿絵もちゃんと天野氏が描いてましたね。
考えてみれば『餓狼伝』や『山田風太郎忍法帖』の表紙は描いてたので、やはり“あーてぃすと転向宣言”はガセだったのかな?
アルスラーン戦記10巻出たけど、ここの参加者の人達って、2名ほどを除いては、誰もその内容に触れないじゃないですか。
ここでの議論に期待してたんですよ。「まだまだ書けるじゃないか」「いや、中断したから、つまんなくなったよ」「この部分とこの部分はOOのパクリだ」とか。
現在の田中芳樹を語る際「架空歴史モノの続きも書かずに・・・」ってのは誰でも使う常套句ですが、実際に続きが出た時には誰も触れやしない、ってのはどんなもんでしょうか。
このBBSって結局、アル戦の続きが出ようがタイタニアの続きが出ようが、灼熱の竜騎兵の続きが出ようが、七都市物語の続きが出ようが、銀英伝外伝の5、6巻が出ようが!
・・・結局それらについての話題は出ずに、創竜伝をネタにした田中芳樹批判に終始してるんじゃなかろうか、と思ったのですよ。
創竜伝ネタから派生した批判ならいくらでも出るけど、新刊の話題はさっぱり・・・、ってんじゃ、管理人さんが「創竜伝を撃つ」ではなく「田中芳樹を撃つ」というタイトルにこだわる意味が無いんじゃないか、と。
ROMの分際で、と思われるでしょうが、常連の方々に少し考えてもらえれば幸いです。
あ、私は10巻、面白いと思いましたよ。まだいけるじゃん、と。ただ、ヒルメスの今後の展開ってカラトヴァ風雲録とかぶるんじゃないか、って気はしましたが。
こんにちは。はじめまして。
さて、アル戦の10巻ですが、正直に言うとまだ読んでいません。
あとがきでの危機感の欠如を見て絶対に買ってはいけない、と思ったのですが、文庫ですから図書館は不確実だし、立ち読みするほど暇はない(1時間くらいで読める量なら頑張りますが、どうなんでしょう?)。古本屋は在庫の有無が賭になってしまう……
しかしながら、こういうサイトを開いている以上は税金だと思って新刊を買うべきなのかも知れませんね。
私のように買ってないが故に(買うことが結果的に田中芳樹を増長させると考えている人は結構多いと思います)議論にならないという面があるのではないかと思います。
とりあえず、近々私自身はかの本を読んでみることにします。その上で、感想や議論に耐えうるかなどの判断を明らかにしたいと思います。
今回レイラという新キャラが出てきました。
今本が手元にないので、正確な表現を出来ませんが、全く別の名前でレイラが表されていました。
レイラはタハミーネの実の子かもしれないと、匂わせてあるのですが、もしかして気付かずに
本名を出してしまったのでしょうか?
ネタバレです。
NNGさんは書きました
> 今回レイラという新キャラが出てきました。
> 今本が手元にないので、正確な表現を出来ませんが、全く別の名前でレイラが表されていました。
> レイラはタハミーネの実の子かもしれないと、匂わせてあるのですが、もしかして気付かずに
> 本名を出してしまったのでしょうか?
「エレナヴァーク」とかいう名前が所々に…(^^;;)。
恐らく、始めはこの名前で書いていたのを、後になって「レイラ」に書き直したのではないでしょうか。ところが、一部直し忘れていて、そのまんま印刷されてしまったと…。
最近、急いで出版されたものとかに、たまにこういうのがあるんですよね。
佐藤大輔のとかも。
『死戦の太平洋』なんて、小見出しがダブってる所があったし、藤堂明と守と進がしょっちゅうごっちゃになっていたり…。
で、名前変えた理由として考えられるのは、
①ひびきが庶民っぽくないので変えた。
② ストーリー上意味がある(本名とか)
③ 実は男の名前だった(笑)。
③ のようなことはたまにあります。『宇宙戦艦ヤマト』にサーシャという名の女性が登場しますが、これ実は男性の愛称だそうで。
松本零士がロシアを旅行した時、海兵隊出身のゴツイ野郎から
「サーシャと呼んでくれ」
と言われてブッとんだそうです。
どうもありがとうございました。
①&③か②かは続きを読めば分かりますね。
何時になるかは分かりませんが。
③を見て、Zガンダムのカミーユを思い出しました。「なんだ女か?エレナヴァークというから男だと思った」なんてことをザラーヴァントの異母兄弟(名前忘れた)が言って、レイラともめているシーンが浮かびました。
ところで最初のネタバレの文章は許される範囲だったのでしょうか?
かなり前の話になりますが、どなたか(すいません、名前は覚えていません)が、アルスラーンの10巻に関しての批評があまりない、と言うような趣旨のことを書いておられたのですが、あれから随分経ちますが、結局アルスラーン10巻についてはこのまま終わってしまうのでしょうか?
お涼の新刊が出た時はすぐにあれほど書きこみがあったのに、アルスラーンだと全然、ではさすがに公平さを欠くような気がするのですが・・・。
実は、密かにどんなことを批評が出るのか楽しみにしていたので。
> お涼の新刊が出た時はすぐにあれほど書きこみがあったのに、アルスラーンだと全然、ではさすがに公平さを欠くような気がするのですが・・・。
こんにちは。かつてはアルスラーン大好きだったはむぞうです。
私の場合、「だった」と過去形になる原因が10巻でした。
これが出るまでは創竜伝など嫌いな作品もあるものの完全にはファンを止めきれなかった私でしたが、徹底的に吹っ切ることができたきっかけになりました。だから、このページは議論が面白いのでROMし続けてはいたのですが、もう書き込みはしないつもりでいました。しかし言われてみれば確かに公平さを欠くように見えるので、最後のつもりで書きます。
私が最初に読み終えた感想は、「あれだけ待たせておいて何なんだこれは!」です。とにかく内容が薄いと感じました。思わず1冊あたりの文字数を数えたくらいです。実際に別に9巻と比べて減っているということはありませんでしたが。
内容が薄いと思った理由は2つあります。
1、いろんなエピソードを入れすぎ。
随分と大勢の人がバラバラに登場し、しかも別々の話が始まっている上に、1つとして一段落つくところまで進んでいない。たくさんのプロローグを一気に読まされたような気がした。おかげで中途半端で散漫な印象を受けた。今まではもう少し絞り込んで、一区切りつくところまで進んでいたはず。というよりこの巻は長大なプロローグなのか?
2、うんちく話的な余談が多すぎ。
架空世界が舞台なのだから、世界設定を把握するために必要なのはわかるが、目障りに感じるくらいに多いように見える。実際には必要最低限なのかもしれないが、それならもっと上手に処理して欲しかった。
また、これ以外に「何だこれは!」と思ったものがあります。
まず名前が間違えられている。これは田中氏自身のミスというより、出版社側の校正時のミスかもしれないけど、読んでいるほうは面食らってしまいました。それとトドメを刺してくれたのが「あとがき」。あの内容は一体何を考えているのかと思いました。さんざん待たせておいて、「生産力の低さで定評の…(中略)…今後とも何とぞ気長におつきあいくださいますよう」というのはジョークのつもりかもしれませんが、とてもじゃないけど笑えませんでした。
以上の理由から、私の心の中ではアルスラーンは過去の物となりました。そして今後、田中氏の作品は2度と読まないだろうと思います。これが私の10巻の感想であり批判です。理路整然とした意見ではなく、「私はこう感じた」というあいまいな話で失礼しました。
しかし身近なところで聞いたりしても、田中氏のファンであるほど評判が悪いように見受けられました。逆にアンチ系の人のほうが「思ったより良かった」と言っています。これは多分、読み始めるときの期待の度合いによるのでしょうけど。
>かなり前の話になりますが、どなたか(すいません、名前は覚えていません)が、アルスラーンの10巻に関しての批評があまりない、と言うような趣旨のことを書いておられたのですが、あれから随分経ちますが、結局アルスラーン10巻についてはこのまま終わってしまうのでしょうか?
>お涼の新刊が出た時はすぐにあれほど書きこみがあったのに、アルスラーンだと全然、ではさすがに公平さを欠くような気がするのですが・・・。
>実は、密かにどんなことを批評が出るのか楽しみにしていたので。
この間薬師寺シリーズを古本で買って読後に思ったんですが、「ああ、新刊で買って印税くれてやらんで良かった…」。
前にも書いたかも知れませんが、アルスラーンは、あとがきを読んだ時点で新刊を買う気がなくなりました。このあたりはNo.679ではむぞうさんが触れられているのと同感です。
そういうわけで、図書館に置かれるか、古本屋に並ぶまで、私が読むことはないでしょうから、私が感想を述べるのはかなりランダムになると思います。
…多分、印税払わないで文句ばかり垂れられるのは作家からすると小憎たらしいでしょうけど。
>
> 1、いろんなエピソードを入れすぎ。
> 随分と大勢の人がバラバラに登場し、しかも別々の話が始まっている上に、1つとして一段落つくところまで進んでいない。たくさんのプロローグを一気に読まされたような気がした。おかげで中途半端で散漫な印象を受けた。
でも、お蔭でやっとイスファーンとザラーヴァントとトゥースの区別がつくようになってきました(爆)。
>今まではもう少し絞り込んで、一区切りつくところまで進んでいたはず。というよりこの巻は長大なプロローグなのか?
これはその通りでしょう。
> 2、うんちく話的な余談が多すぎ。
> 架空世界が舞台なのだから、世界設定を把握するために必要なのはわかるが、目障りに感じるくらいに多いように見える。実際には必要最低限なのかもしれないが、それならもっと上手に処理して欲しかった。
これもたしかに感じました。
なんかくどい位に詳細なんですよね。
設定マニアにはこういうのが面白いかもしれないけど。
でも、意地悪い見方をすれば、巻末の参考文献に書かれてることをまんま引き写してきただけなんじゃないか、という邪推もできます。
兵器のスペックを羅列して行数稼ぎをする架空戦記作家を思い出しちゃった。
> また、これ以外に「何だこれは!」と思ったものがあります。
> まず名前が間違えられている。これは田中氏自身のミスというより、出版社側の校正時のミスかもしれないけど、読んでいるほうは面食らってしまいました。
この本に限らず最近こういうの妙に多いんです。(佐藤大輔のとかが酷い)
ちょっと前までは考えられなかった。
相次ぐ医療ミスとかロケット打ち上げの失敗等を引き合いに出すまでもなく、こんな細かい所にもかつての日本では考えられなかったようなタガのゆるみ、プロ意識や仕事への責任感の欠如(というか消失)の急速な進行ぶりが表出してるように思えて暗澹たる気持ちになります。(ちょっと大袈裟か?)
リストラで校閲っていう部署自体が無くなっちゃったのかな?
>それとトドメを刺してくれたのが「あとがき」。あの内容は一体何を考えているのかと思いました。さんざん待たせておいて、「生産力の低さで定評の…(中略)…今後とも何とぞ気長におつきあいくださいますよう」というのはジョークのつもりかもしれませんが、とてもじゃないけど笑えませんでした。
読んでいる間はそこそこ面白かったんですが、読み終えてみると全ての要素があまりに中途半端な所で切れてしまっている。
この先また7年開いたらさすがに見離されるでしょうね。