イラク戦争関係のスレッドから独立して、別スレッドを立てさせていただきます。 元々は、僕のこういう発言でした。
> ある番組では、バグダッド空爆の映像を流していましたが、明らかに1km以上離れた場所から撮影しているにもかかわらず、爆発と同時に爆発音がしていました。 > こんなことはありえません。1km以上離れているなら、爆発音は3秒以上遅れて聞こえるはずです。つまりこの音は、テレビ局のスタッフが後からかぶせたもの、ということです。 > 何のためにこんなことをするんでしょう? 音が遅れて聞こえたら本当らしく見えないから? > 冗談じゃありません。「遠くの音は遅れて聞こえる」というのが真実です。爆発と同時に音が聞こえるのは、映画の中の話です。音を編集しているスタッフは、現実の戦争をフィクション化しています。
それに対する謎さんの発言。
>報道の真実という観点から、音のずれを「修正」することと、音を「消す」ことの根本的な違いはなんですか?
それに対する僕の答え。
>僕は「音を消せ」と言った覚えはないんですけど……亜留間次郎さんが、視聴者に爆発音を最後まで聞かせなくてはならないかのように主張されていたので、別に最後まで聞かせなくても、余分な部分はカットすればいい、という意味で言ったのですが。
> 音のずれを「修正」することと、「消す」ことの根本的な違い? もちろんあります。
この行の「消す」という表現が矛盾しているかのように感じられた方がおられたようなので、解説しておきます。ここでは僕は「消す」を「余分な部分をカットする」という意味で使っています。 謎さんは、音声を消すことも現実を歪めているという点では音のずれを修正するのと同じことではないかと主張されていました。僕はその「消す」という行為によって、視聴者に伝わる情報が変質しないのであれば、それは編集上必要な「カット」にすぎず、問題はないと思っています。 つまり謎さんの「音のずれを「修正」することと、音を「消す」ことの根本的な違いはなんですか?」という質問自体が間違っているのであり、僕が肯定しているのは「消す」ことではなく「カット」することなのだ、というように質問の内容を修正させていただいたうえで、「もちろんあります」と答えているわけです。
> どんな取材でもそうですが、撮影されたVTRがすべて放映されるわけではありません。放映時間枠や内容を考慮して、カットするのが普通です。実際には、カットされる部分のほうが、放映される部分よりはるかに多いんです。 > 僕はこれまで何度かテレビ局の取材を受けましたが、たいてい1時間以上、時には2時間もビデオを回します。しかし、放映されるのはそのうち1分弱です。つまり撮影したうちの95%以上はカットされているのです。 > 画像や音声をカットするのは、当然ことですし、現実を歪めていることにはなりません(例外はありますが、それについては後述)。少なくとも放映された部分は、現実に存在している映像・音声なのですから。 > しかし、画像や音声を加工し、視聴者に人工の現実を本当の映像であるかのように見せる行為は別です。ドラマやバラエティ番組なら許されるでしょうが、ニュースの使命を逸脱していると思うのです。 (後略)
なぜ僕がこういうことに神経質になるかと言えば、僕自身、以前、ヤラセに加担したことがあるからです。 オウム事件の際、テレビ局が我が家に取材に来たことがあります。テレビの取材なんて受けるのは初めてだったので、いつもは着ない背広を着て、嫌いなネクタイまで締めてお迎えしました。 ところがスタッフは、僕が仕事をしているところを撮りたいというのです。言われるままに、パソコンに向かってキーを叩く演技をしました。 ディレクターの話では、「その人が普段やっていることをやってもらうのは、ヤラセにはならない」というのがテレビ界の共通認識なのだそうです。 でも、僕は普段、ネクタイ締めて仕事なんかしないんですよ、絶対に! つまりテレビに映ったのは、僕の本当の姿ではないのです。
それ以来、僕は取材の際にネクタイをしないことにしました。どうせ「パソコンに向かって仕事をしているところを撮らせてください」と要求されるのは分かっているからです(テレビ局のスタッフは必ずそれを要求します!)。パソコンを叩く際も、打っているふりをするだけでなく、本当に原稿を打つことにしています。 少なくとも、嘘を画面に映したくないから。本当に僕が普段の姿で仕事をしているところを撮ってほしいからです。
そういう体験があってから、ニュース番組で○○問題の専門家とかいう人が出てきてコメントを述べる場面が、やけに気になるようになってきました。やっぱり「パソコンに向かって仕事をしている場面」がよく出てきます。科学者だと「厚い専門書をめくっている場面」とか。 もちろん、みんなスタッフに言われるままにやっているのです。当たり前です。テレビ局が取材に来ているのに、その前で仕事する人なんていやしません。 つまりニュース番組でも、ある意味、虚構なのです。確かに、それが現実に起きていることの再現であれば「ヤラセ」にはならないのでしょう。しかし、その「再現」行為がごく当たり前に行なわれているうちに、作っている側の感覚が麻痺してきて、やがて限度を超え、「ヤラセ」になってしまう危険は常にあると思います。
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No.9051 - 2003/04/02(Wed) 11:55
[zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
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謎です。
> この行の「消す」という表現が矛盾しているかのように感じられた方がおられたようなので、解説しておきます。ここでは僕は「消す」を「余分な部分をカットする」という意味で使っています。
そういう意味合いで書かれておられるなら、何も申し上げることはありません。
ちなみに、山本さんが引用された、私の山本さんへの質問は(タイミングが)正確ではありません。私が質問をしたのは、
>>単純に音が三秒も遅れて聞こえたら、 >>音が終わるまで爆発シーンの映像を3秒余計に流さないといけなくなりませんか? >>そうすると7秒で終了するシーンのために10秒の放送枠を使わないといけなくなります。 > > だったら音を聞かせなければいいだけの話ではないですか?
これに対して、「音を聞かせなければ」を音を無くすと思い、
>報道の真実という観点から、音のずれを「修正」することと、音を「消す」ことの根本的な違いはなんですか?
と質問をしました。 山本さんの引用の仕方では、山本さんの発言が1つ削除されているので、私の質問自体、意味が通りません。引用は前後関係も含めて正解にお願いします。
> オウム事件の際、テレビ局が我が家に取材に来たことがあります。テレビの取材なんて受けるのは初めてだったので、いつもは着ない背広を着て、嫌いなネクタイまで締めてお迎えしました。 > ところがスタッフは、僕が仕事をしているところを撮りたいというのです。言われるままに、パソコンに向かってキーを叩く演技をしました。 > ディレクターの話では、「その人が普段やっていることをやってもらうのは、ヤラセにはならない」というのがテレビ界の共通認識なのだそうです。 > でも、僕は普段、ネクタイ締めて仕事なんかしないんですよ、絶対に! > つまりテレビに映ったのは、僕の本当の姿ではないのです。
ネクタイをしたのは山本さんの意志では無いのですか? これを読む限りTV局側がネクタイを要求したとは思えませんし、自分で勝手に普段と違う姿をして取材を受け、それをTV局のヤラセだ、と言うのはあまりにもひどいと思いますが? 逆に言えば、山本さん自身が(初の)TV取材と言うことで、ビデオに撮られる事は当然と思われたでしょうし、そうすると普段の服装ではかっこ悪い、要するに格好を付けようとして普段と違う姿になった。これは山本さん自身がヤラセを行ったと言えるでしょう。
> ディレクターの話では、「その人が普段やっていることをやってもらうのは、ヤラセにはならない」というのがテレビ界の共通認識なのだそうです。
私は、これは特に変な話とは思えません。
普段の生活の再現をヤラセ(に近いも含め)と言ってしまえば、普段の生活を撮りたい時は隠しカメラなどに頼る様な事になり、より悪質な事も考えられるからです。 もちろん普段の再現自体の要・不要も問題になるでしょうが、その人物を端的に表すなら(それも時間の制約の中で)普段の再現がとりあえずの手段では無いかと思います。
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No.9053 - 2003/04/02(Wed) 12:45
[gw.kamakuranet.ne.jp]
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最初に。 「新スレ立てたほうがいいのでは?」といいながら、結局山本先生が新スレを立てられるまで何もしなかった事をお詫びします。 私が言いだしっぺなのに・・・(´・ω・`)
で、本題(?)なんですが・・・
>ネクタイをしたのは山本さんの意志では無いのですか? >これを読む限りTV局側がネクタイを要求したとは思えませんし、 >自分で勝手に普段と違う姿をして取材を受け、それをTV局のヤラセだ、と言うのはあまりにもひどいと思いますが? >逆に言えば、山本さん自身が(初の)TV取材と言うことで、ビデオに撮られる事は当然と思われたでしょうし、 >そうすると普段の服装ではかっこ悪い、要するに格好を付けようとして普段と違う姿になった。 >これは山本さん自身がヤラセを行ったと言えるでしょう。 (改行:砂上城)
これはどうでしょう? 「TV局の取材を受ける」というので、山本先生は『相手への礼儀上』スーツを着られただけだと思いますが。 こういう場合、正装するのが礼儀(一般的、といってもいいかも)でしょう? これを『ヤラセ』(そもそも、この場合におけるこの表現は、本筋で語られている『ヤラセ』と対比にすらなっていないと思います。 大体、ネクタイを締める事は誰に対する『ヤラセ』なのでしょうか)と言ってしまうには、やや「乱暴だなぁ」と感じざるを得ません。 問題は、番組が(プロデューサーが)『スーツを着た状態で』仕事をしているカットを「撮りたい」と言ったかどうかだと思います。 もしそうだとしたならば、狭い意味での『ヤラセ』にはなるでしょう。
>普段の生活の再現をヤラセ(に近いも含め)と言ってしまえば、普段の生活を撮りたい時は隠しカメラなどに頼る様な事になり、より悪質な事も考えられるからです。
これは極端な例だと思います。 ここで問題になっているのは『ニュースメディアが為すヤラセ』でしょう? 普段していない事(この場合、仕事中にスーツのネクタイをする事)なのに、それが『さも普段の生活であるかのように再現される事』に対し、山本先生は『ニュースもある意味、虚構なのだ』といわれているのでしょうし。 (不正に対する弾劾で見られるような隠し撮りではなく)普段の生活の様子を報道するのに隠しカメラを使う番組なんて、ヤラセ以前の問題だと思いますが。
別に、普段の生活を再現するのに『普段ではしていない様な要素』が含まれて放送されても、あまり問題はないと思います。 (視聴者側にとって) ただ、放送された情報(取材した際の情報)が、番組製作者によってどこまで編集されているかが問題です。 このスレの元となった『着弾と爆発音が同時だった』や『取材を受けても、放送時はほとんど削られている』等は、番組という 限られた尺の中で仕方なく行なわれた事(または演出)なのかもしれません。 ですが、山本先生も仰っていた「ニュースのバラエティ化」が目立つ昨今、これの度が過ぎると『ヤラセ』と言われても仕方の 無いような事態を招く恐れがあるでしょう。 これが戦争報道(着弾音問題)から端を発した、そもそもの問題点にして核となる論点だと思う次第です。
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No.9054 - 2003/04/02(Wed) 13:48
[YGNfi-01p1-227.ppp11.odn.ad.jp]
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私の意見としては、音のズレを修正することはヤラセにはならないと思います。 なぜなら、爆発して爆音が響いた事は事実ですから
危険過ぎて近くで撮影できないという撮影上の制限から 1キロ以上離れた場所から望遠撮影したために映像と音がずれたため タイムラグを修正したからと言っても、事実を改竄していますか? むしろ、存在した爆発音を消してしまう事の方が事実の改竄だと思います。 爆発シーンに付く爆発音がカットして良い余分なんですか? 百メートルの至近距離から撮影したなら音がリアルタイムなのも有りですか?
そもそも、撮影した映像や音声の修正なんて良くある事だと思います。 ピンぼけの修正 明暗や光度の補正 周辺の雑音カット 砂嵐や霧などでぼけた輪郭の補正 どれも、ノンフィクションの報道でやっていておかしくない事ですが、 大切なのは事実を改竄しないことです。 別の物に見えるような補正はヤラセですが、 映像を見やすくしたり音声を聞き易くすることがヤラセですか
ノンフィクションなら映像や音声に補正をかけてはいけないのですか?
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No.9055 - 2003/04/02(Wed) 14:03
[hisfw-b.hitachijoho.com]
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謎さん、こんにちは。
>ネクタイをしたのは山本さんの意志では無いのですか?
まったくその通りです。
>これを読む限りTV局側がネクタイを要求したとは思えませんし、自分で勝手に普段と違う姿をして取材を受け、それをTV局のヤラセだ、と言うのはあまりにもひどいと思いますが?
僕は「テレビ局がヤラセを要求した」なんて主張していませんし、この件に関してあの時のスタッフを非難する気もありません。せめてネクタイをはずすべきだったというのは、後になって気がついたことです。僕の不注意によって、結果的に事実と異なるヤラセ映像が流れてしまったことを、個人的に悔いているだけです。
> ディレクターの話では、「その人が普段やっていることをやってもらうのは、ヤラセにはならない」というのがテレビ界の共通認識なのだそうです。
>私は、これは特に変な話とは思えません。
僕も変だとは言っていません。人が言っていないことに反論しないでくださいね。 僕が言っているのは、「再現映像」が限度を超えて、現実に起きていないことまで映像として流してしまう危険があるということなのです。 ずいぶん前に、テレビ朝日の番組で、暴走族に金を渡して、ヤラセの「リンチ」シーンを撮影して問題になったことがありましたよね? そのディレクターの頭の中では、「暴走族の暴力行為はいつものことだから、再現してもヤラセにならない」という認識があったのではないかと思うのです。 西表島のサンゴに傷をつけた朝日新聞のカメラマンにしても、「実際にサンゴが傷つけられているのは事実なのだから」と、それを「再現」するのが正しいことだと思ったのかもしれない。 もちろん、正しくなんかありません。でも、安易に「再現」ばかりやっていると、何が正しいことなのか分からなくなる者もいるのではないでしょうか。
あっ、言っておきますけど、これはニュースやドキュメンタリーに限定した話ですよ。バラエティ番組は別。あれは最初から事実を伝える意図なんてないから。 僕だって『たけしのTVタックル』だったら、股の下にカメラ入れられてもOKですから(笑)。
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No.9056 - 2003/04/02(Wed) 14:08
[zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
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亜留間 次郎 さんへ 山本先生は「修整」と「修正」を使い分けておられました
亜留間さんの挙げた補正の例では >ピンぼけの修正 >明暗や光度の補正 この二点は明かに機械的な制約によって実際の風景と異なる映像を、実際に近付けているわけですから「修正」でしょう >周辺の雑音カット >砂嵐や霧などでぼけた輪郭の補正 こちらは何を伝えているかによって微妙な点も有りますが、元々人間は余分な雑音をカットしたり出来るので、対象を正確に捉えることが目的なら「修正」でいいと思います
音のズレといっても、例えばビデオをデジタル化した場合等に映像と音声がずれる場合が有ります 本来聞こえるはずのタイミングで聞こえてこない音のズレをなおすのは「修正」の範疇でしょう、実際の映像の再現です で爆発に本来聞こえない来ないはずのタイミングの音を被せる、のは「実際の爆発」の再現ではなく、「爆発のイメージ」の再現ではないですか?だから「修正」ではなく「修整」なんだと思いますが この修整が現実感を喪失させるのか、恐怖をあおるのか、はわかりませんが報道としてはあんまり正しくないんじゃないかと思います
>爆発シーンに付く爆発音がカットして良い余分なんですか? 「この映像の距離でこの時間では音が聞こえてこない」のが事実な訳ですから、カット出来ない部分ならば、素材の尺に構成の方をあわせるべきだと思います 10秒は無理、7秒しか空かない、ところへ無理矢理押し込む程度の重要性ならカットしても問題ないと思います、音をメインにして爆発の映像の最初の方をカットしても良いかもしれません
>別の物に見えるような補正はヤラセですが、 望遠映像で音が同時に聞こえる爆発って音の後に広がる花火のようで、本物とは別物に見えるんですが…
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No.9059 - 2003/04/02(Wed) 16:35
[PPPa922.tokyo-ip.dti.ne.jp]
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謎です。
> 僕は「テレビ局がヤラセを要求した」なんて主張していませんし、この件に関してあの時のスタッフを非難する気もありません。せめてネクタイをはずすべきだったというのは、後になって気がついたことです。僕の不注意によって、結果的に事実と異なるヤラセ映像が流れてしまったことを、個人的に悔いているだけです。
はぁ?
> なぜ僕がこういうことに神経質になるかと言えば、僕自身、以前、ヤラセに加担したことがあるからです。
と書かれていますよね?普通に読めば「TV局のヤラセに山本さんが加担した(させられた)」ですよね? つまりこの文上では首謀者はTV局で、山本さんは被害者(と言って良いのか判りませんが)のように表現されています。
もし山本さん自身が、自分の不注意で普段しないネクタイをして、パソコンに向かった絵を撮られたことを悔やむなら、
なぜ僕がこういうことに神経質になるかと言えば、僕自身、以前、(図らずも)TV局をヤラセに加担させた(させてしまった)ことがあるからです。
とするべきでしょう。
最初の書き方では、自分の経験をあたかもTV局のヤラセの証拠のように表現し、ミスリードしようとしているように思えます。
>砂上城 さん
>「TV局の取材を受ける」というので、山本先生は『相手への礼儀上』スーツを着られただけだと思いますが。 >こういう場合、正装するのが礼儀(一般的、といってもいいかも)でしょう?
私も別に不自然な事だとは思いません。 まぁ私なら万が一取材されることがあっても、普段着でいるでしょうけど。もっとも部屋は大掃除の必要がありますが。
>これを『ヤラセ』(そもそも、この場合におけるこの表現は、本筋で語られている『ヤラセ』と対比にすらなっていないと思います。 >大体、ネクタイを締める事は誰に対する『ヤラセ』なのでしょうか)と言ってしまうには、やや「乱暴だなぁ」と感じざるを得ません。
私がそれを「ヤラセ」と言い出した訳ではありませんので。 山本さんが当初の発言で「ヤラセに加担した」と書かれ、そのヤラセとは「スーツを着てネクタイしてPCに向かう」姿だと書かれているのです。
>問題は、番組が(プロデューサーが)『スーツを着た状態で』仕事をしているカットを「撮りたい」と言ったかどうかだと思います。 >もしそうだとしたならば、狭い意味での『ヤラセ』にはなるでしょう。
そりゃ、先方は山本さんが普段どんな姿でPCに向かっているのか知らなかったでしょうから、スーツを着ていようが、裸であろうが、それをそのまま撮っただけではないでしょうか? 極端に悪く言えば(前述したように)、TV局もだまされた、と言う事でしょうね。
私自身は普段と違うものを着ていようと、普段散らかっている部屋を片付けてようと、それを「嘘の絵」「ヤラセ」とは言いません。 しかし、普段着の取材であったり、片付けられない部屋の取材であるなら、上記は「嘘」になります。つまり、取材の目的に応じてどこまでが嘘で、どこまでが本当かは変わってくると言うことです。
爆発音に関しては、報道の目的が「科学的真実」ではなく、「爆撃が行われた事」を知らせることに有ったのだから、音がずれていようが、一致していようが、消えていようが「報道の真実性」と言う観点からは「嘘」ではないと思っています。 たとえば暗視カメラで撮ったものや、感度を上げたマイクで拾った音や、フィルターを掛けた音は嘘ですか?真実ですか?画像補正して明るく見せたりするのは嘘ですか? 要するにその境界線は明確に引けるものではないでしょうし、個人個人によって違っているのが当たり前でしょうから、この件に関しては議論してもあまり有意義とは思えません。
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No.9060 - 2003/04/02(Wed) 17:55
[gw.kamakuranet.ne.jp]
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なんか、この議論は答えが出ないような気がしてきましたが、
私の基準で言えば、山本先生がスーツ姿でテレビに映ったことをヤラセだとは思いません。 山本先生や取材スタッフがヤラセに係わったとも思えません。 そもそも、人間相手に取材をするという行為自体が 取材対象者の挙動に影響を与えてしまうのですから。 取材なれしていない人間が掃除やオシャレをしたからといって ヤラセに係わったとは思えません。
爆発音の問題にしても 科学的に正しくないからという理由で 報道としてまで正しくないとは言えません。 放送枠に収まる範囲で爆発音まで聞かせる事が報道としては正しいと思います。
暴走族のリンチや珊瑚礁の傷のヤラセ問題は別のところにあると思います。 テレビや写真週刊誌というものは絵が無いと話にならない物です。 目的が報道から視聴率、部数、社内での出世になってしまうと 必然的に絵を作り出そうとするでしょう その手段として取材対象を都合よく加工してしまう行為が 非難すべきヤラセなのではないでしょうか。
本当に許せないヤラセとは報道以外の目的がメインになってしまった 瞬間に起きた行為ではないでしょうか。
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No.9062 - 2003/04/02(Wed) 19:11
[hisfw-b.hitachijoho.com]
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謎さん 初めまして >最初の書き方では、自分の経験をあたかもTV局のヤラセの証拠のように表現し、ミスリードしようとしているように思えます。
え~とよくわからないですねその反論は・・・・山本弘先生は,“僕の不注意によって、結果的に事実と異なるヤラセ映像が流れてしまったことを、個人的に悔いているだけです。”と言われてるように結果としてヤラセになったのだし山本弘先生もあの時のスタッフを非難するつもりもないのだからあくまでもそれは個人的問題だと山本弘先生は明言されてますから別にミス・リードにならないのですが?
>そりゃ、先方は山本さんが普段どんな姿でPCに向かっているのか知らなかったでしょうから、スーツを着ていようが、裸であろうが、それをそのまま撮っただけではないでしょうか? 極端に悪く言えば(前述したように)、TV局もだまされた、と言う事でしょうね。
山本弘先生は取材を受けるので正装したのですから山本弘先生が正装した=山本弘先生がヤラセをした言うのは短絡的でしょう? それに事前に仕事をしてるというシーンを撮りますと言わなかったTV局が悪いはずなのだとは思いますがね。
>消えていようが「報道の真実性」と言う観点からは「嘘」ではないと思っています。
僕の考えではニュース番組だって各自それぞれの主張に基づいて報道してる訳ですから完全に客観性がある報道なんてある訳が無いのですから境界線は引けるわけが無いのですよ。 だから報道の真実性よりも「再現」行為による事実の誇張がやがてヤラセへと発展していくそれがなりよりも恐ろしいことだと思います。
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No.9063 - 2003/04/02(Wed) 19:29
[SSJfa-01p1-194.ppp11.odn.ad.jp]
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謎です。
>ダーク・ディグラー さん
>え~とよくわからないですねその反論は・・・・山本弘先生は,“僕の不注意によって、結果的に事実と異なるヤラセ映像が流れてしまったことを、個人的に悔いているだけです。”と言われてるように結果としてヤラセになったのだし山本弘先生もあの時のスタッフを非難するつもりもないのだからあくまでもそれは個人的問題だと山本弘先生は明言されてますから別にミス・リードにならないのですが?
話の流れが良くお分かりではないようです。 「僕の不注意によって・・・」の発言は、私の指摘によって出てきたものです。逆に言えば、私か他の方が指摘しなければ、これは出てこなかったであろう発言です。 しかも、最初の発言からは、山本さんが不注意を悔いている、とはとても思えないのですから、「最初の発言」にミスリードの意図を感じてもおかしくは無いでしょう?。
>山本弘先生は取材を受けるので正装したのですから山本弘先生が正装した=山本弘先生がヤラセをした言うのは短絡的でしょう?
「スーツを着てネクタイをした」事を「ヤラセ」と言ったのは山本さんです。私が言ったことではありません。直前の発言にもそう書きましたけど?
これも書きましたけど、私は、普段と違うものを着ててもヤラセとは全く思っていません。
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No.9066 - 2003/04/02(Wed) 20:41
[gw.kamakuranet.ne.jp]
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こんばんは。 久しぶりに、書き込みさせていただきます。
戦争の話から、次第にメディアのあり方に話が移ってきたようですね。
以下は、私の個人的な考えです。
1)メディアは真実を伝えているか?
イエスともノーとも答えられます。 なぜか? 今回の戦争にしても、アメリカ側の報道と、イラク側の報道のどちらにも真実があると思います。 例えば、イラク側の報道では、「民間人が死傷した。」 と、報道します。 それは、事実なんだろうと思います。 アメリカ側の報道はどうでしょうか。 「基地を攻撃した。」 それも、事実でしょう。 おそらくは、基地近くには、民間人がたくさんいて巻き込まれた、といったところなんでしょう。 おそらく、イラクとしてはそうすることによって(民間人に犠牲が出ているぞ、とアピールすることによって)国際社会の同情を引きたいのだろう、と思います。 (民間人に犠牲を出したくないのなら、昔の日本じゃありませんけど疎開させるなり、自由に出国を認めるなりすればいいわけですから。)
この例からもわかりますが、どちらの側にたっても「事実」な訳ですよね。 つまり、「事実」と「真実」の間には隔たりがあると思うのです。 (日本語へたですみません)
2)何をもって「やらせ」とするか
「やらせ」と「演出」 この間には、なにやら、深くて暗い河があるような・・・・・
最終的には、「伝える側の意図」「いかに伝えるか」 と、「いかに受け止めるか」「どう受け取ったか」 で、変わってくるような気がします。 これは、本当にうまく自分の気持ちが伝えられないです。
個人的にはワイドショーや週刊誌は嫌いです。 おもしろくてセンセーショナルなことなら何をしてもいい。 我々には、報道の義務と、真実を伝える義務がある、なんて臆面もなく言う連中を見ると、「人間のクズ」と思っております。 ところで、せっかく新しいスレッドがったったところに水を差すようで申し訳ないのですが、この論議は私の感じで言わせてもらうならば不毛にしかならないような気がします。
おそらく、結論らしい物も出ないまま荒れてゆく一方になりそうな気がしてなりません。
(正直言って、荒れてゆくのをロムするのも苦痛です。)
私の考えで言えば「正解など無い」 といったところですね。 (あるならば、近年騒がせた個人情報保護法案に関するメディアの反発ぶりや、メディアのありかたといった各大新聞における論説など起こりえないわけですから。)
また、こうしてレスしておいてなんですが、この話題はこの掲示板にふさわしいのでしょうか。 管理者である山本先生がたてたスレッドですから、問題はないのでしょうがなにやら違和感を感じます。
メディア論を論ずるならばならば、他にもそれなりサイトがあるのでは、と思います。 (調べてはいないので、無いなら申し訳ありません。)
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No.9070 - 2003/04/02(Wed) 21:53
[Joosk1DS140.os0.mesh.ad.jp]
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こんにちは
どうも、謎さんと亜留間 次郎 さんの話がみえてきません。 リンゴにたとえるとこのようなことでしょうか?
青いリンゴがある。 リンゴは赤いのが相場である。 青いと不自然なので、赤く塗ってから人に見せた。
このとき山本さんは 「青いリンゴを赤く塗って見せるのは、よくない」 謎さんと亜留間 次郎 さんは 「リンゴを赤くするのは許容範囲だ」 ということでしょうか?
どうも、言葉の端々に違和感を感じるのですが、山本さんが指摘した「修正」という言葉の解釈が、(特に謎さんは)おかしいと僕は感じます。細かくあげると他にもいくつかありますが、視野を狭くせずに文意を正確に読みとる努力をなされた方がいいと思います。
僕は直接、ヤラセに直面したことはありませんが、知り合いが何人もテレビ、雑誌で山本さんが経験したようなことに合い、そのとき憤りを感じたと言っていました。山本さんがあのような場面で神経質になる気持ちは僕には十分分かります。これは経験がないと理解しにくいのかもしれませね。
少し前に「200X年Ⅱ」で、ブロウクンウィンドウ理論というのを紹介していました。壊れた窓ガラスを放置していると犯罪が多発する、といったことですが、テレビ報道でも、小さな嘘がいずれ、大きな嘘を隠す隠れ蓑になる可能性があると思います。ですから、小さな嘘でもないに越したことはない、特に報道番組では!と思います。
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No.9071 - 2003/04/02(Wed) 22:00
[1Cust9.tnt1.gifu.jp.fj.da.uu.net]
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謎です。
>しんや さん > このとき山本さんは >「青いリンゴを赤く塗って見せるのは、よくない」 > 謎さんと亜留間 次郎 さんは >「リンゴを赤くするのは許容範囲だ」 >ということでしょうか?
ちょっと違うんじゃないですか。 山本さんは、「何時如何なる時でもリンゴに色を塗るのは良くない。」 私は「時と場合によって違う」
ですかね。まぁ比喩はあくまで比喩ですから、言いたいことそのままではないですけど。
>どうも、言葉の端々に違和感を感じるのですが、山本さんが指摘した「修正」という言葉の解釈が、(特に謎さんは)おかしいと僕は感じます。
何を根拠にこう書かれているのか解りませんが、私は修正の範疇や解釈を問題にしたことは無いですよ。
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No.9073 - 2003/04/02(Wed) 22:19
[gw.kamakuranet.ne.jp]
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山本さん、今晩は。 昨年末、特別会議室の方でお騒がせしました陸奥です。 その節は、皆様方にご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。
ところで、話の流れとは違う書き込みで申し訳ないのですが、気になってしょうがないので、 書き込みさせていただきました。
>ある番組では、バグダッド空爆の映像を流していましたが、明らかに1km以上離れた場所 >から撮影しているにもかかわらず、爆発と同時に爆発音がしていました。
私には、山本さんが番組名も明らかにせず、また、確実に1キロメートル以上離れているとい う確固たる物証もないまま、ご自分の思い込みだけで、音を編集しているスタッフを非難してい るとしか思えません。
このような発言をする場合は、引用元をはっきりさせることと、その根拠を明らかにすることが、 ここのルールだったように記憶しております。 まず、その番組名を明らかにることと、その映像が本当に1km以上離れた場所から撮影されたか どうかを問い合わせ、確認した上で、批判をすべきだったのではないでしょうか。
山本さんは「田中芳樹問題」のスレッドでこのような発言をされています。
>小説家というのは嘘をつくのが商売です。僕だってしょっちゅう嘘を書きます。 > だから、小説家の書くことはとりあえず信じないのが、読者として正しい態度です。 >先のオウム信者の例のように、安易に信じこまれてしまうのは大変に迷惑ですから。
つまり、山本さんがメディア批判をするために、口からでまかせを言ったと考えるのが読者として の正しい態度であるということになるのですが・・。
ところで、「音が遅れて聞こえる」ということは、一般常識の範囲内ではないでしょうか。 例えば、雷が落ちた時、稲光と雷鳴とのタイムラグで「遠くに落ちた」とか「近くに落ちた」とか 判断することはよくありますよね。 あるいは、花火大会等で音が遅れて聞こえることは体験している訳ですし、普通の一般常識のある 人の中に「音が遅れて聞こえたら本当らしく見えない」なんて思う人がいるんでしょうか? いくらなんでも、一般大衆を馬鹿にしすぎじゃないかという気がします。
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No.9074 - 2003/04/02(Wed) 22:31
[E162005.ppp.dion.ne.jp]
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僕もまるはさんの意見に同感です 正直な話,今イラクで流れてる報道もイラク側だってアメリカ側だって報道にはある種の規制がされてる訳じゃないですか?だって自国に不利な報道を許すわけがないからさあ。
となると検閲を通って報道された映像が出回る訳じゃないですかそれに報道には報道する側の主張が込められてる訳だから極論言うと完全に公正中立な報道というのはありえないんですね。
ただある程度の事実は流れてるのは間違いはないというのは確かですね。
やらせに関しては視聴者の許容範囲内としか言いようがないですがあまりに礼儀作法を心得ない人道及び人権に外れた行為や世間一般常識からかけ離れたヤラセは論外としか言いようがありません。
正直このスレッドの議論内容見ていて私自身も疲れますしあまりに不毛な議論のように思えますからもうそろそろ区切りつけましょう。
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No.9076 - 2003/04/02(Wed) 23:07
[SSJfa-02p2-155.ppp11.odn.ad.jp]
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お邪魔いたします
結局、どこまでの番組に必要な演出で、どこからがヤラセになるかってことなんでしょう。 作家を取材したスタッフが原稿を打つ風景を撮りたいと思うのも判りますし、視聴者側はその映像を違和感なく見るでしょう。 それが行われていて当然の行為だからです。 (作家ならワープロに向かい、学者なら分厚い本を読んでいるって画はもう定番のように使われますね) まあ、過ぎたればなんとやら、で演出が行き過ぎてしまうとヤラセ、なんて呼ばれることにもなるでしょう。 問題になった砲撃音に関しても、ずれるのが当然なわけです。 それを番組の都合に合わせて修正する行為が妥当か否か。 私見ではその程度いいんじゃない、とも思いますが、どこかに明確な線を設けておかなければ、山本氏の発言にあるように演出や再現行為がヤラセの領域に踏み込んでしまう可能性は否定できないでしょう。
陸奥さんへ >>小説家というのは嘘をつくのが商売です。僕だってしょっちゅう嘘を書きます。 >> だから、小説家の書くことはとりあえず信じないのが、読者として正しい態度です。 >>先のオウム信者の例のように、安易に信じこまれてしまうのは大変に迷惑ですから。
>つまり、山本さんがメディア批判をするために、口からで >まかせを言ったと考えるのが読者として >の正しい態度であるということになるのですが・・。
とのことなのですが、田中芳樹問題での話は飽くまでも小説の中でのことでしょう。 小説家が小説の中で書くことには嘘があって当然なわけですが、その話を持ち出して小説家の発言全てをくくってしまうとえらいことになりますよ。
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No.9078 - 2003/04/03(Thu) 00:32
[m047144.ap.plala.or.jp]
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『ある番組では、バグダッド空爆の映像を流していましたが、明らかに1km以上離れた場所から撮影しているにもかかわらず、爆発と同時に爆発音がしていました。』
音が同時に聞こえようが、遅れて聞こえようが、爆発が起こったことには変わりないんだから、別にいーじゃん、どっちでも。
何しつこく拘ってるの?
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No.9079 - 2003/04/03(Thu) 00:34
[5FD14.rivo.mediatti.net]
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初めまして、よろしくお願いします。 >謎さん ヤラセに加担した、加担させられたというのは、これは見方によってどちらとも取れることでしょう。 ここをどちらで解釈しても、その後の要点である文は同じように読めるように思います。 端から見ていて揚げ足取りをしてるだけに見えます。その点にばかりこだわらずに要点についてコメントすべきではないでしょうか? それとも、もし山本先生の発言が絶対にミスリードであり、読む人を騙している、というのならば、何処にどのように違いがあるのでしょうか?そこら辺がイマイチよくわからないのですが。 もしその点が指摘できないのならその主張は筋違い、ではないのでしょうか?
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No.9080 - 2003/04/03(Thu) 01:13
[FLA1Aab208.iba.mesh.ad.jp]
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謎です。
>ピート・B さん
>端から見ていて揚げ足取りをしてるだけに見えます。その点にばかりこだわらずに要点についてコメントすべきではないでしょうか?
要点にコメントしようにも、発言内容に読者をミスリードするようなことが書かれているので、まずはそれを正すのが筋だと思ったから書き込んでいるんですけど。 それを挙げ足取りだと言われるなら、そもそもの爆撃音の問題や、ヤラセの問題も挙げ足取りになってしまうでしょうね。
>それとも、もし山本先生の発言が絶対にミスリードであり、読む人を騙している、というのならば、何処にどのように違いがあるのでしょうか?そこら辺がイマイチよくわからないのですが。
まさしくよくお分かりでは無いようです。
このスレの主題はマスコミが真実を伝えているか?です。そして、(一部にしろ)真実ではないことを報道している例として、山本さんの経験を書かれています。つまり、マスコミは嘘を伝えている(事も有る)と言うのが山本さんの主張でしょう。その補強証拠として自身の経験を挙げている訳ですね。 ところが、山本さんのインタビュー映像の嘘の部分は、山本さんが自身の意図で行ったことです。つまり、TV局側には一片の責任もないことです。それなのに、「(TV局の)ヤラセに加担したことがあるからです」と書き、あたかもTV局主導で嘘の映像を作らされたかの様に書かれています。 少なくともプロの著述家が「加担」の意味も知らずに書いたとは思えませんので、ミスリードの意図があったとしか思えないって事です。まぁうっかり「加担」を使ったと言う事もあるかも知れませんけど。
>ヤラセに加担した、加担させられたというのは、これは見方によってどちらとも取れることでしょう。
加担「した」か「させられた」かは問題にしてないんですけど? もしかすると「ヤラセに(TV局を)加担させた、(TV局に)加担させられたというのは、これは見方によってどちらとも取れることでしょう。」というのが、書かれたかった事ですか?であれば上記したように明からにTV局主導ではないですね。
さて、
もしミスリードしているなら、それは良いことなんですか? もしミスリードしているなら、それはヤラセをやった(かも知れない)、音のずれを修正したマスコミと同じでしょ? もしミスリードしているなら、「マスコミが真実を伝えているか」と言うスレで議論する資格がありますか?
これでも筋違いですか?
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No.9087 - 2003/04/03(Thu) 02:39
[gw.kamakuranet.ne.jp]
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「ミスリードをしている」と断定していることが筋違いでしょう。
何だかまた同じ事が繰り返される気配がしてきましたので、本スレとは関係ありませんが注意をば。 スペースシャトル問題の時もそうでしたが、本題を解決しようとして(議論しようとして) 相手の言葉の端々(言葉の表現や解釈の問題)を突っつく事は必ずしも有益な方法では 無いはずです。 しんやさんが仰った
>野を狭くせずに文意を正確に読みとる努力をなされた方がいいと思います。
という言葉を、もう一度よく吟味してみてください。
それともうひとつ。 議論をする場でのマナーに関するスレがこの掲示板には存在します。 一度そちらを御覧になっては如何でしょうか。 他人への(それも回答相手として待たれていたはずの山本先生に対する)レスに 「はぁ?」と返すのは、傍から見て随分と失礼だと思いますし。 もう少し楽しく議論できませんか。
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No.9089 - 2003/04/03(Thu) 03:04
[YGNfi-01p1-230.ppp11.odn.ad.jp]
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>謎様へ はじめまして、相変わらず面白い方ですね。
そこで、質問です。 >ちょっと違うんじゃないですか。 >山本さんは、「何時如何なる時でもリンゴに色を塗るのは良くない。」 >私は「時と場合によって違う」
このスレッドのテーマの根幹にかかわる発言と思っていますので、その基準をお聞きしたいな。できるだけ具体的にネ。
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No.9092 - 2003/04/03(Thu) 06:57
[P061204005196.ppp.prin.ne.jp]
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確かに最初の発言は誤解を招く内容でした。僕としては「テレビに映っていることが真実とは限らない」という例として自分の体験を書いたんですが、読み返してみると確かに意図が不明瞭ですね。 ただ、あの時のスタッフにまったく罪がなかったかというと、そうでもない。
> 僕は「テレビ局がヤラセを要求した」なんて主張していませんし、この件に関してあの時のスタッフを非難する気もありません。(後略)
僕がここで「この件に関して」と限定したのは、別の件に関して非難したいことがあったからです。 その時のスタッフは、2時間以上もビデオを回して、僕に喋らせました。僕としては視聴者に分かりやすく、なおかつ詳しく、筋道立てて説明しようと努力したつもりです。 しかし、放映されたのはわずか1分。当然、説明はほとんど省略されていました。そればかりか、僕がついはずみで、「お前ら、もっと調べろよ」などと乱暴な口調で喋ってしまった部分が使われていたのです。 僕はそのインタビューの中で、乱暴な言葉遣いをしたのはその箇所だけです。しかし、テレビを見ていた人は、そうは思わないかもしれない。「山本弘はテレビでこんなことを言う人間だ」という印象を受けたかもしれない。 もちろん、僕が実際に自分の意思でその言葉を口にしたのは事実だし、定義からして「ヤラセ」ではありません。しかし、特定の部分だけ抜き出されることで、別の印象が生まれる危険があるわけです。 また、その時のディレクターは、僕の言葉を何度もさえぎっては、「それはつまりこういうことですね?」と言い換え、「ではそれをもう一度言ってください」と要求しました。案の定、放映されたのは要求通りに喋った箇所ばかりでした。見事にディレクターのシナリオ通りの台詞を言わされたのだと、放映を見て気がつきました。 テレビってこわい、とその時は真剣に思いました。
同様の体験はその後も何度かしています。実は取材に来る人たちは、多くの場合、最初から相手にどんなことを言わせるかを決めているのです。こちらがその台詞を言うまで粘ります。少しでも近いことを言ったら、「それはつまりこういうことですね」とか「その側面から喋ってください」などと誘導し、シナリオ通りの台詞を言わせるのです。シナリオに反した台詞をいくら言っても無駄です。カットされるだけですから。 新聞や雑誌も同じです。電話で30分ぐらい話したことが、誌面ではほんの10行ぐらいに要約されてしまいます。当然、かなり乱暴な要約になってしまいます。時には、僕の喋ったニュアンスとずいぶん違ってしまい、「こんなこと言ったっけ?」と首を傾げることもあります。
これは僕だけが抱いている被害妄想ではありません。『メバエ』(音楽専科社)の90~92ページで、宮脇修一氏や岡田斗司夫氏も同様のことを言っています。(引用すると長くなるし面倒なので、各自で読んでくださいね) 「なんか誘導訊問の事を『インタビュー』て言うてますね、あの人らは」 という岡田氏の言葉には、まったく同感です。 みなさんには、こういう裏の事情を知っておいていただきたいのです。長いインタビューや座談会なら、本人が思っていることをかなり正確に表現できます。しかし、テレビでの数十秒のコメント、雑誌や新聞に載る十数行のコメントは、それとは別物です。多くの場合、記者やディレクターの意図に合わせて集められ、誘導され、要約されます。確かに本人がそう言ったということは事実であっても、その人が本当に伝えたいこととは違うことも、しばしばあるのです。
しんやさん、こんにちは。
> 僕は直接、ヤラセに直面したことはありませんが、知り合いが何人もテレビ、雑誌で山本さんが経験したようなことに合い、そのとき憤りを感じたと言っていました。山本さんがあのような場面で神経質になる気持ちは僕には十分分かります。これは経験がないと理解しにくいのかもしれませね。
そうですね。僕も実際に経験するまで、そのこわさは分かりませんでした。テレビに映っている自分が、自分の意図とは異なることを視聴者にアピールしている……という恐怖は、テレビを見ている側の人には理解できないかもしれません。 もっと恐ろしいのは、自分がそれに荷担しているということです。いつの間にか、ディレクターに指示されるままに、偽りの自分を演じているのに気づき、嫌になります。 これからもテレビに出ることはあるかもしれませんが、
・嘘の自分を映させない。 ・自分の意思に反したシナリオには乗らない。 ・使われて困る言葉は口にしない。
ということを心掛けたいと思っています。
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No.9099 - 2003/04/03(Thu) 11:43
[zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
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「真実・事実を捻じ曲げて視聴者に伝えるのは良い事ではない」( と 「例え、真実・事実と違っていても、放映側が望むのであればいくらでも変更して良い」
単純に、「こっちが正しい」と言えない問題かと。 上の方が実際の事からすれば正しいけれど、下の方は放映と言う業務を行っている会社からすれば正しいことですから。
ただ、下の方は「事実とは違うことをあたかも事実にする事が出来る」という暴力を持っています。 行く所まで行かない内に、ニュース・報道と言う「真実・事実を伝える」番組は「ヤラセ」行為を控えさせなければならないと言う考えを私は支持したいと思います。
#よくある「これは再現です」と言うものですが、ドラマのように再現するのはバラエティだけで十分ですね。 ニュースならば、イメージ映像までで控えるべきだと。
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No.9101 - 2003/04/03(Thu) 12:23
[p6138-ipad13sasajima.aichi.ocn.ne.jp]
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謎です。
>砂上城 さん
>「ミスリードをしている」と断定していることが筋違いでしょう。
断定していることが筋違いだと言われているのですか? ミスリードうんぬんを言うこと自体が筋違いだと言われているのですか?
前者だとすれば、私は断定したことは一度もないと思います。単に私の意見として「と思う」「ではないのか?」と書いています。 もっとも私が断定口調で書いたところで大した違いはないと思いますけどね。
後者だとすれば、前発言にも書きましたが、
メディアの嘘、言い換えればメディアのミスリードを議論しようとしているスレッドで、自身の体験をメディアのミスリードの証拠としている。
しかし、その体験はメディア側の責任ではなかった。それどころか発言者自身の責任であった。にも関わらずメディア側に責任があるかのように書かれている。 ミスリードうんぬんを議論しようとしているスレッドで、ミスリードを見つけたのですから、筋違いどころか「好例」のひとつと言ってもいいでしょう。
>相手の言葉の端々(言葉の表現や解釈の問題)を突っつく事は必ずしも有益な方法では
メディアのミスリードも言葉の端々、微妙な表現、解釈の仕方に基いているんですよ。これが有益ではないと言われるならこのスレッド自体有益ではないでしょうね。
>>野を狭くせずに文意を正確に読みとる努力をなされた方がいいと思います。 > >という言葉を、もう一度よく吟味してみてください。
これだって、メディアの表現を「視野を狭くせずに(報道の)文意を正確に読みとる努力をなされた方がいいと思います。」と言っちゃえばこのスレッドは終わってしまいますけどね。
>「はぁ?」と返すのは、傍から見て随分と失礼だと思いますし。
あきれてポカ~ンとしているのを表現しようとしたのですが・・そうですね、これはちょっと変な表現をしたかと思います。すみませんでした>山本さん
それと、失礼うんぬんを言うなら、あなたの最初の方の発言で、
>これを『ヤラセ』(そもそも、この場合におけるこの表現は、本筋で語られている『ヤラセ』と対比にすらなっていないと思います。 >大体、ネクタイを締める事は誰に対する『ヤラセ』なのでしょうか)と言ってしまうには、やや「乱暴だなぁ」と感じざるを得ません。
と、私の発言を非難されていますが、これに対する私の反論にあなたは答えていませんよね。 私の反論に納得されたのなら非難を取り消すなり、納得できないなら再反論するなりが議論をする上での礼儀じゃないでしょうか?
>仕立屋雅楽 さん
>>私は「時と場合によって違う」 > >このスレッドのテーマの根幹にかかわる発言と思っていますので、その基準をお聞きしたいな。できるだけ具体的にネ。
そんなものが具体的に書けるようなら、各局の放送倫理委員会のトップに立てそうです。 時と場合によると言うことは、その場、その時にならければ解らないって事です。それに、既にいくつかの例を書いていますので、それをよく読んでください。
それと、私は大して気になりませんが、「できるだけ具体的にネ。」等の表現はふざけているような、揶揄するような印象を与えるので止められたほうが良いかと思います。
>山本さん
> 確かに最初の発言は誤解を招く内容でした。僕としては「テレビに映っていることが真実とは限らない」という例として自分の体験を書いたんですが、読み返してみると確かに意図が不明瞭ですね。
「意図が不明瞭」ですか・・・ 私にはミスリードの意図が明瞭に見えましたけど、違うと言われるなら、単なる書き間違いと言う事で納得しておきましょう。考えすぎててすみませんでした。 掲示板の発言だからすぐに訂正できましたが、もし著書なら増刷されるまで訂正できなかった所です。私以外にも考えすぎる人はたくさんいるでしょうから、御名誉のためにも良かったですね。
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No.9111 - 2003/04/03(Thu) 15:35
[gw.kamakuranet.ne.jp]
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謎さんも一応の納得を示されたことですし、ここらで当初の議論は終わらせてはいかがでしょうか? 管理人ではない私からの意見ですので、差し出がましいかもしれませんが・・・。 ここから先に突入すると、まさに先のスペースシャトル問題と同じような経過をたどる危険があると思います。 お互いに「表現が失礼では?」との展開が始まりつつあります。これは冷静を保とうとしながらも、既に感情的になっている兆候で すよね。 ですので、ちょうど、ここら辺が潮時だと思うのです。 傍からの意見として、ご一考ください。
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No.9117 - 2003/04/03(Thu) 18:02
[y225050.ppp.dion.ne.jp]
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謎さんへ。
>私の反論に納得されたのなら非難を取り消すなり、納得できないなら >再反論するなりが議論をする上での礼儀じゃないでしょうか?
では。 山本先生が、TVの取材に際して正装した事を『ヤラセに加担してしまった』という類の発言をしたことは確かです。 この場合の「ヤラセ」とはTV局側が、あえて「普段ではしてないことを、さも普段からしているように」再現するシーンを 撮影した事であるの・・・・というのが共通の認識でいいでしょうか。 (まぁ、そもそもこれは山本先生が着替えたり、スタッフが「いつもスーツ姿で仕事を?」と気を利かせれば 発生しなかった問題なのですが、その事についてや、「加担した」云々については山本先生御自身が発言されていますので、ここでは割愛)
で、その事に謎さんがこう批判されました。
>逆に言えば、山本さん自身が(初の)TV取材と言うことで、ビデオに撮られる事は当然と思われたでしょうし、 >そうすると普段の服装ではかっこ悪い、要するに格好を付けようとして普段と違う姿になった。 >これは山本さん自身がヤラセを行ったと言えるでしょう。
で、私の反論となる訳です。お分かりですか? ここで、貴方は「山本先生側がヤラセをした」というスタンスを明確にしていますし、発言しています。 だから私は「正装云々」のついでに「今までのヤラセの問題と対比にすらなっていないし、正装する事が誰に対するヤラセになるのか」と申し上げたまでです。 私はここで言いたかったのは >私がそれを「ヤラセ」と言い出した訳ではありませんので。 と言う事を明確にしたかったわけではないのです。 正装は確かに見栄ということもあるでしょうが、貴方が「それは山本さんがしたヤラセでは?」と言えるほどの事では無い、と言いたかっただけです。
ミスリード関連ですが。ミスリードと言い出したのは、謎さんの >しかも、最初の発言からは、山本さんが不注意を悔いている、とはとても思えないのですから、 >「最初の発言」にミスリードの意図を感じてもおかしくは無いでしょう?。
という発言からです。確かに断言はしておられませんが・・・ ミスリードをしているのではないか、という発言自体が筋違いなのでは、という意味で私は反論したまでです(つまり謎さんの問われた、前者の立場です)。 総して、私が何を言いたいかというと(前にも似たような事を発言された人も居られましたが) 「言葉の端々の揚げ足を取りすぎ(もしくは拘り過ぎ)なのでは?」 ということです。私は最初からこういうスタンスで書き込んでいるつもりです。
・・・私は、このスレで発言するのはこれで最後にします。 確かに、ここで行なわれている議論の本筋に対して明確な解答は出ないでしょうし、 スペースシャトル問題と同じ様相を呈してきましたから(その責任は私にあるんですが)。 私の発言を読まれて気分を害した方、深く御詫びします。
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No.9120 - 2003/04/03(Thu) 19:00
[YGNfi-01p2-205.ppp11.odn.ad.jp]
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謎です。
あらかじめ書いておきますが、反論の為、同じようなことを書いてますが、山本さんに対して蒸し返す気は全くありませんので。
>砂上城 さん
当初の発言、
>なぜ僕がこういうことに神経質になるかと言えば、僕自身、以前、ヤラセに加担したことがあるからです。 <中略> > でも、僕は普段、ネクタイ締めて仕事なんかしないんですよ、絶対に! > つまりテレビに映ったのは、僕の本当の姿ではないのです。
これを読めば判るように、普段と違う格好で映ったことををヤラセと表現されたのは山本さんです。
さらに、あなたへの発言で、私は普段と違う格好をしていてもヤラセとは思わないと言うことも明確にしています。
で、
>「今までのヤラセの問題と対比にすらなっていないし、正装する事が誰に対するヤラセになるのか」
私も、普段と違う格好をすることは、通例使われているヤラセとは対比にならと思うし、いったい誰に対するヤラセになるのかは判りません。ですから言い出した山本さんに聞いてください、と言う意味も含め「言い出したのは山本さんだ」とした訳です。
>ミスリードをしているのではないか、という発言自体が筋違いなのでは、という意味で私は反論したまでです(つまり謎さんの問われた、前者の立場です)。
「後者の立場」で書かれていると解釈しますが、
>「言葉の端々の揚げ足を取りすぎ(もしくは拘り過ぎ)なのでは?」
で、私は ミスリードうんぬんを議論しようとしているスレッドで、ミスリードを見つけたのですから、筋違いどころか「好例」のひとつと言ってもいいでしょう。 と書いているんですが、それでも単なる揚げ足取りだと言われるのでしょうか? 結果的にミスリードの意思はなかったと言うことですが、それはあくまでも結果論ですから。
>・・・私は、このスレで発言するのはこれで最後にします。
なんというか・・・議論の最中に言いたい事だけ言って部屋を出て行く人をあなたはどう思われますか? もちろん止めようが、続けようがあなたの自由ですけど。
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No.9124 - 2003/04/03(Thu) 22:39
[gw.kamakuranet.ne.jp]
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ちょっと口を挟ませていただきますが……
山本氏の発言の主旨は
『テレビに映っていることが真実とは限らない』
と言う事だと一応受け取りましたが……
最初の発言やその後の発言の所々では
『TV局の報道は全部ヤラセだ。』
と受け取られてもおかしく無い発言になっています。
>僕自身、以前、ヤラセに加担したことがある >結果的に事実と異なるヤラセ映像が流れてしまった >最初から相手にどんなことを言わせるかを決めているのです。 >シナリオに反した台詞をいくら言っても無駄です。カットされるだけですから。 >テレビに映っている自分が、自分の意図とは異なることを視聴者にアピールしている 等
「ヤラセ」とは『事実を捏造する』行為だと認識していますが、
その取材現場を我々は知らないので山本氏の発言から当時の様子を推測するのみです。 が、その山本氏の発言がもし間違っていたら? 他の記憶や他の作家達から聞いた噂、ニュースから伝え聞いたヤラセ疑惑等を自身の記憶と混同して語っていたら?
『当時の事実とは違う「事実を捏造している」事になりませんか?』
その当時、本当に『視聴者に分かりやすく、なおかつ詳しく、筋道立てて説明できていた』のでしょうか?
通販番組等でその商品の製作会社の方に説明をしていただく時等に 以下の様な事が往々にして良くあります。
本人は順序立ててしっかり説明をしているつもりらしいが、セールスポイントをなかなか喋ってくれない。と言う事が、 ですから、その場合は番組のMCが『つまり此所が優れているんですね?』等とセールスポイントへと誘導する訳です。
で、本人達に後で聞いてみると、殆どの人が『何を言っていたかはっきり覚えていない』でした。
なれないTV撮影で緊張して、自身の発言全部を記憶出来なかった。と言う事です。
そう言う事は無かったのでしょうか? それらを伏せ、TV局の取材の悪い所ばかりを指摘するのは、
『特定の部分だけ抜き出す事でTV局と言う場所やそれに従事する者達に対する別の印象を読者に与えようとしている。』
つまり
『事実を捏造している(ヤラセをしている)』事になるのでは無いでしょうか?
俺はTV局で働いています。(スタジオセット等を造る「美術」なので直接「番組の製作」には関わっていませんが) そういう場で働いていれば報道にも知り合いは出来て来ます。 で、そのTV局の「報道全てがヤラセをする」と
『誤解されても仕方のない書き方』
をされては俺自身の知り合いまでも馬鹿にされている様で心中穏やかではいられません。
もう少し、言葉には気を使って頂きたいです。 『言葉が商売道具』なのだからなおさらです。
もちろん、TVに映る物の殆どが真実とは限らない。と言うのはその通りです。 反論しません。出来るはずも無い。TVのからくりはよ~く知っているのですから…
でも『真実とは違う』=『事実では無い』ではありません!
ですから事実では無いからと言ってヤラセ呼ばわりはちょっと止めて欲しいです。
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No.9136 - 2003/04/04(Fri) 04:16
[N012184.ppp.dion.ne.jp]
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初めまして、カンタロス星人のカンタロウといいます。 今までROMってましたが、初めてカキコさせて頂きます。
ええっと、このスレって、 「メディアの編集作業は、どこまでやったらヤラセか?」 ってのが主旨ですよね?
微妙に違う方向へいってませんか?
山本さんはご自分の経験から、 「これこれこうゆう事があって、はからずも意にそぐわない経験をした。 だからそれ以来こうゆう風に注意をしています。」 ってことを、ただ言いたかっただけでしょう?
そして、明確な境界線がないから、 「つい、やりすぎてしまうかもしれない事を憂いている。」 と、少なくともオレはそのまま受け取りました。
山本さんも人間ですから(失礼)、少々の間違いは当然あります。 それに、その事についてはちゃんと謝罪していますから、これ以上は突っ込んでも無意味でしょう。 微妙な言い回しにこだわってあーだこーだ言ってもしょうがないと思いますよ、オレは。 それぞれの主張があるのは当然としても、多少の食い違いを元にして、言い合っても何にもなりません。
単純に、 「まぁ、そうゆう事もあるだろうな、気をつけよう。」 で、いいんじゃないでしょうか。
これはメディアに限らず、およそ他人を相手にする全ての事に関連すると思います。 それは、その仕事にどのようにアプローチしているかで、変わるんじゃないでしょうか?
一生懸命に、真実を追っている人もいれば、視聴率をとろうとしている人もいるでしょう。
マンガや小説などを書(描)くのに、 面白いモノを書(描)こうとしている人もいれば、 発行部数だけをとろうとしている人もいるでしょう。
料理を作るのに、美味しさや、食べる人の事を追求する人もいれば、 見た目の美しさや、金額やコストを追求する人もいるでしょう。
全部間違っているとは言えません。 だけど、どれもやりすぎれば問題になります。
以上です。 長文、乱文、失礼しました。
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No.9138 - 2003/04/04(Fri) 07:21
[csc6-1431.tokyo.mbn.or.jp]
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ニル・プフェルトさんがTV局の現場をご存知のかただそうなので、間違っていたら訂正してください。
元のスレッドでも書きましたが、「やらせ」とは本来業界用語です。素人が元の定義を自分解釈のまま、放送局関係者に使うと間違いなく煙たがれる言葉です。
言葉とは生き物ですから、雑談ではやりの業界用語を使う素人が増えて、定義が曖昧になるのはしかたないとして、現実に素人の多くの言うやらせの定義と異なり、もともとその言葉を使っていたひとの定義はかなり狭いものだということを理解すべきです。
「私は○○はやらせに該当すると思います」
と定義なしに語るのは、全く無意味だという点だけは覚えておいて損はないですよ。特に業界入り乱れている掲示板では。
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No.9141 - 2003/04/04(Fri) 15:24
[u3-202234198128.hotspot.ne.jp]
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えっと。ずいぶん前に書き込ませて頂いてから、ROMってました。
ヤラセとかのお話になってきて、ちょっとギスギスしてきたのかなって思うので、こんな風な思考もあるよ、ということで。 「事実は一つ、でも解釈は五つ」 私の彼女がいつも言ってる言葉です。 事実は一つでも、同じ解釈とは限りません。 違う見方をしたら、満足はなくても不満はなくなりませんか? 意に添わなくても、仕方が無いとは? 誰が、誰にとかってお話じゃないのです。ちょっと思ったので。 失礼しました。
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No.9158 - 2003/04/04(Fri) 21:48
[t2.fujitsu.co.jp]
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とりあえず「やらせ」の広辞苑による記述を引用します。
・やら-せ【遣らせ】 事前に打ち合わせて自然な振る舞いらしく行わせること。また、その行為。
自分の考えは上手くまとまらないので、とりあえずこれだけ。
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No.9159 - 2003/04/04(Fri) 21:57
[gw1.aitai.ne.jp]
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取り敢えず参考程度に
[やらせ] ドキュメンタリー番組など、基本的に事実をそのまま伝えるべきなのに 事実と異なる虚偽の内容を作成してあたかも事実であるかのように放送することをいう。
↓ギョーカイ用語辞典。参考までに http://www.coara.or.jp/~tomoda/tvgyokai/yogomenu.html http://www.ytv.co.jp/index2.html
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No.9161 - 2003/04/05(Sat) 00:18
[Q116203.ppp.dion.ne.jp]
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このスレッドの元になったイラク戦争の報道で。 二枚の写真を加工し張り合わせ、一枚の写真として新聞に載せたカメラマンが解雇されました。 これだけならあま印象に残らなかったのですが、張り合わされた二枚の写真は同じ場所の連続写真だったという後追い報道がありました。それを見て、編集ってのはどこまで許されるのかと、少し悩みましたね。 おそらく、カメラマンは編集だと考えて張り合わせをやったんじゃないかなあと。
>ニル・プフェルトさん 「ヤラセ」とは、自分はどちらかというと散散満さんがひいてくれたような意味と考えていました。 つまり良し悪しは関係なくインタビュー相手等に演技指導のようなものをする事であり、虚偽の報道というのではなかったと。 例えばネクタイをしめるまではヤラセではないけれど、その格好で原稿を書いたのはヤラセかもしれない。という感じで。
このような考えがあったので、ヤラセと書かれても報道機関をそこまで悪く書いている印象はありませんでした。
それとこれはあくまで個人的な考えですが、相手が筋道立てて説明できなかったなら、そのように報道するべきだと思います。 誘導はせいぜい必要悪程度なんじゃないかと。
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No.9164 - 2003/04/05(Sat) 01:51
[user015.ehm.enjoy.ne.jp]
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ニル・プフェルトさん、こんにちは。
>が、その山本氏の発言がもし間違っていたら? >他の記憶や他の作家達から聞いた噂、ニュースから伝え聞いたヤラセ疑惑等を自身の記憶と混同して語っていたら?
僕は取材を受けた直後、『ドラゴンマガジン』95年9月号に、TV初出演の際の体験を書いています。そこには妻に言われてネクタイを締めたことや、喋ったことの99%がカットされたことなどが書かれています。さらに「やっぱりテレビって嘘ばっかりなんだな、と実感させられた」という感想も書いています。 バックナンバーをお持ちの方、ご確認ください。 ただ、調べ直してみると確かに記憶違いはいくつありました。僕が出演したシーンは「1分」ではなく「30秒程度」でした。また、その直後に出た別の番組でも、やはりネクタイを締めており、「ネクタイを締めないことにする」と決めたのは、かなり後のことのようです。 >なれないTV撮影で緊張して、自身の発言全部を記憶出来なかった。と言う事です。
もちろん2時間も何を喋ったかなんて、全部記憶していませんよ。しかし、それこそ「なれないTV撮影で緊張して」、ラフな言葉遣いはほとんどしていなかったことは、断言できます。
>それらを伏せ、TV局の取材の悪い所ばかりを指摘するのは、 >『特定の部分だけ抜き出す事でTV局と言う場所やそれに従事する者達に対する別の印象を読者に与えようとしている。』 >つまり >『事実を捏造している(ヤラセをしている)』事になるのでは無いでしょうか?
誰かの非を指摘する際には、必ずその人の良い点もいっしょに指摘しなくてはならないものなのですか? たとえばの話、ある事件の犯人について語る際に、いちいちその犯人の普段の生活から何からすべて語らなくては「事実を捏造している」ことになるのですか? それこそ事実の大半はカットして、「この人物はこういう状況で罪を犯した」ということさえ説明すれば充分なんじゃないですか? さらに、僕はその時のスタッフが「事実を捏造した」とも言っていません。僕のイメージを歪曲はしたけど、「捏造」とまでは言えるものではありません。
>で、そのTV局の「報道全てがヤラセをする」と >『誤解されても仕方のない書き方』 >をされては俺自身の知り合いまでも馬鹿にされている様で心中穏やかではいられません。
僕はそんなことは言っていません。ニュースやドキュメンタリーといえども、事実を正確に伝えているわけではなく、故意に情報が歪曲されることがある、ということを問題にしているのです。 TVに関わるスタッフすべてがそうではないにしても、過剰な「演出」が安易に肯定される風潮があり、たびたび「ヤラセ」事件にまで発展していることは、否定できない事実です。 僕はスタッフが悪意をもってそうした行為を行なっているとは思いません。むしろ問題は、彼らに悪意がないことだと思っています。番組の趣旨に合わせて情報を加工するという行為を当然のことだと思っていて、繰り返し行なっているうちに、感覚が麻痺してきて、ついには一線を越えてしまう者が出てくるのではないかと。 ですから、あなたの周りにおられるテレビ局の人たちが善人かどうかは、この際、関係ありません。善人であっても、自分が間違っていることに気がつかないことがあるのですから。
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No.9183 - 2003/04/05(Sat) 17:49
[zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
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この問題はいくら議論しても決着がつかないだろうということは、僕も痛感しています。どこからがニュースやドキュメンタリーに許容される「演出」で、どこからが「ヤラセ」なのか、明確な境界線を引くことが不可能だからです。 ただ、僕がこだわるのは、「問題ない」とあっさり言い切ってしまう人、この問題について深く考えてみようとしない人が多いということです。 境界線が不明瞭だからこそ、気がつかないうちにそれを越えてしまう危険がある……と、僕は繰り返し力説しているのですが。
とりあえずこの話題はこれで最後にしたい。 以下に様々な実例を挙げてみます。ある例に関しては、僕も正しいことなのか間違いなのか判断がつきません。このスレッドで結論を出すこともしたくない。 ただ、みなさんに考えていただきたいのです。あなたはどの例を「問題なし」、どの例を「問題あり」と考えますか? 繰り返しますが、正解はありません。
●例1 長島一由『報道ディレクター』(BNN)より。 元フジテレビの報道記者・ディレクターである長島氏は、平成7年、小笠原諸島で、ガンと戦いながらウインドサーフィンをしている老人を取材しました。番組のクライマックスは、6月18日、父島と母島の間、約50kmの横断に挑戦する場面です。
***************以下引用******************* 編集の時、海とセイリングのシーンから、切りかえし、変化をつけるカットが欲しい所だ。 このため、別の日に、T班に水中から水面を走るウインドサーフィンのシーン。F班に、父島のいちばん高い場所から、沖を快走する2艇のウインドサーフィンの、空撮っぽいシーンを撮影してもらった。そして、本番当日の映像に、水中からのシーンを7秒、空撮っぽい映像を4秒はさみこんだ。この2カットだけで、映像の幅が全く違ったものになる。厳密に言えばこの11秒間はウソをついていることになるかもしれない。しかし、この場合、当日撮影したとしても、ほぼ同じ映像になったことは間違いないし、この報道をする本質的な意味あいを少しでも曲げてしまうものではない。あえて、ナレーションやスーパーで、「その時の水中からの映像です」とか、「その時の空撮を特写」とまで裏打ちしたら問題があるだろうが。 こう考えて最終的に、使う決断を下した。他の人にも相談したが、これは許容範囲内だという。ドキュメンタリーの演出という問題は本当に難しい。常に真剣に考え、進んでいかねばならない。 ************************************
これはたぶん、ほとんどすべての人が「問題なし」と答えるでしょう。僕もそう思います。 じゃあ、こんな例はどうでしょう。
●例2 レニ・リーフェンシュタールの『オリンピア』。1936年のベルリン・オリンピックの記録映画で、その映像美は今でも高く評価されています。 しかし、この映画の中には、実際のオリンピックで撮影されたものではない映像も多く含まれていました。ギリシアで聖火が点火される場面は、ドイツのセットで撮影されたものです。棒高跳びのシーンは、日没後であったため撮影できず、後で撮り直されたものです。槍投げのシーンや、短距離走のスタート前の選手の顔のアップなども同様です。競技場面にかぶる群集の歓声も、同時録音ではなく、後で大勢のエキストラを集めて録音されたものです。 ドキュメンタリーは真実の記録であるべきだ、という批判に対し、リーフェンシュタールはこう答えています。 「あの映画は、わたしの脳裏にあったオリンピック、わたしにとっての真実なのです」 これは「問題あり」? 「問題なし」?
●例3 木村哲人『テレビは真実を報道したか』(三一書房)より。 この本には、リュミエールの時代から現代まで、古今東西の様々なヤラセの例が紹介されています。特に僕がびっくりしたのがこれ。
***************以下引用******************* (前略)NHKの『ムスタン王国』がマスコミの袋だたきにあったときも、これがBBCなら問題にならなかったろう、と私は思った。BBCのヤラセは徹底したもので、到底わが国では許されそうもない方法を使う。BBCは科学番組のドキュメンタリーが得意だが、制作費をかせぐためにも、世界中に番組を流している。その中の一本、恐竜の化石を発掘した科学者の子孫という女性が、理路整然と話すのには感心した。そのディレクターが来日したので「英国人はスピーチを重視する国だけあって、女性も話上手ですね」と言ったら、「なに、あれは俳優を使ったのです」と答えたのには驚いた。イギリスではインタビューの相手が流暢でない場合は、よく似た無名の俳優を使うのだという。「ただし、本当の相手からじっくり話を聞いて、それを書きとめ、そのとおりに話すのだから問題はないのです」。日本ならそんな取材は許されないが、英国のカメラマンは「素人がカメラの前で自然な話ができる訳がない」と言う。(後略) **************************************
これを読んでから、BBCの番組を見る時は用心するようになりました(^^;)。 ちなみに『ムスタン』事件について書いた小松健一『ムスタンの真実』(リベルタ出版)によれば、『ムスタン』のディレクターはBBCに3年間勤務してたんだそうで……。 これは「問題あり」? 「問題なし」?
●例4 同じく木村哲人『テレビは真実を報道したか』(三一書房)より。
***************以下引用******************* (前略)わたしはかつて時の首相、岸信介の国会答弁を短く編集しろとディレクターに頼まれた。彼の要求どおり言葉を切り刻んでいくと、内容が全く逆の意味になる。これをテレビで放送したところ、首相は「おれはあんなことは言わなかった」と秘書がテレビ局に抗議にきた。私は部長の指示で録音テープを聞かせた。「なるほど、テープに入っているのだから、首相が間違えたのでしょう」で済んだが、録音テープの編集に気づかれたら、大問題になっていたろう。 **************************************
これは「問題あり」? 「問題なし」?
●例5 新藤健一『写真のワナ』(情報センター)より。 1952年7月7日の夜に起きた「大須事件」。名古屋市の大須球場に集まった学生や労働者らが無届けデモ行進、警官隊と衝突し、火炎ビンが投げられて警察放送車が炎上、警官の発砲によってデモ参加者1名が死亡、約80名が負傷したという事件。 翌7月8日の毎日新聞は、「投げつけた火炎ビンを尻目にむしろ旗とプラカードを持って逃げるデモ隊」というキャプションをつけた写真を掲載しました。その写真には、手前に路上で炎をあげている火炎ビン、その奥、ほんの数m離れたところにデモ隊が写っています。 しかし、それは実際には合成写真。デモ隊を写した写真に、別の写真に写っていた火炎ビンの炎を合成したものだったのです。 もちろん、火炎ビンが投げられたこと自体は事実なんですが……。 これは「問題あり」? 「問題なし」?
●例6 これはある飛行機マニアの人から聞いた話です。 その人はアメリカで開かれた航空ショーに参加しました。ショーは2日間開催の予定だったのですが、2日目はあいにくの悪天候で中止になってしまいました。 そのショーには日本からTV局の取材も来ていました。帰国後、放映された番組を見たその人はびっくりしました。番組の中では、2日目も快晴で、ショーが開催されたことになっていました。スタッフは1日目だけ取材して、編集でそれを2日間の出来事にしてしまったのです。 これは「問題あり」? 「問題なし」?
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No.9185 - 2003/04/05(Sat) 18:11
[zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
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1)問題なし
2)問題なし ドキュメンタリーでも記録でも所詮映画は作り物。再現で補っても問題はない。後で撮った素材をインサートするくらいは当たり前。 ドキュメンタリーでも記録でも、実際の時間通りの「映画」なんて存在しない。
3)問題なし ニュースでアナウンサーが原稿読むのと大差なし。 インタビュー映像の外人が外国語と被って日本語で話すのと同じ。 エンディングにでも「出演」って入れとけば済む。
4)問題あり 刻む場合は、話の本質に沿った内容にすべきである。たとえ本人が語った内容でも、つぎはぎで内容を変えるのはイケナイ。 例えば「俺は夢の中で人を殺した」を「俺は人を殺した」にするのは許されない。
5)問題なしな気がする 事実に沿っていれば、それくらいは許容範囲。「こういう事がありました」と伝えるのに有効なので、問題ない、と。ただし、やりすぎはいけない。
6)問題あり 事実をねじ曲げるのはダメだろう。 でも、結構あるぞ、こういうの。
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No.9190 - 2003/04/05(Sat) 21:20
[5FD14.rivo.mediatti.net]
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山本氏 こんばんは。
ちょっと補足しておきます。 >誰かの非を指摘する際には、必ずその人の良い点もいっしょに指摘しなくてはならないものなのですか?
俺が言いたいのはそう言う事じゃないんですよ。 誰かが誰かの非を指摘する。と言う行為は、 端的に言えば『俺は、こいつをこういう理由で悪いと「思う」』と言う 主観が混じります。 で、『非難する人』と『非難される人』が同時にその場で居れば 双方の言い分を聞き、第三者はどちらの何処に非があるのかを見極める事が出来ます。
が、『非難する人』しかいない場合ですと、その人の主観のみが増大する危険性があります。
つまり相手の非を『誇張』して話す。と言う事を…
そして、それを聞いた第三者がその話を鵜呑みにし『誇張部分までも事実と誤認』してしまう。と言う事もありえます。
現にこのスレッドでは山本氏は一言も 『TV局から仕事風景を撮りたいとの事前打ち合わせは無かった』とは言っていないのに 当時の状況を知らないはずのダーク・ディグラー氏がこう言っています。 >事前に仕事をしてるというシーンを撮りますと言わなかったTV局 と……
山本氏の記事を読んだだけで勝手な憶測とイメージだけで TV局は事前に何も言わなかった。と言う事実を『 造り上げてしまった』のです。
まぁ、正直に言えばこのダーク・ディグラー氏の推測は当っているとは思いますが…… 恐らく事前にはっきりとは「仕事風景を撮らせてくれ」等とは言っていないでしょう。 なぜなら山本氏も言っている様に仕事風景と言うのはほぼ100%要求するのは当たり前なんで… 百聞は一見にしかずと言う様にその人がどんな仕事をしているのかを説明するのに何百もの言葉を費やすよりも、その場を見せた方が視聴者に理解させやすい為。仕事風景の映像は撮ります。
>僕はそんなことは言っていません。ニュースやドキュメンタリーといえども、 >事実を正確に伝えているわけではなく、故意に情報が歪曲されることがある、ということを問題にしているのです。
それは重々承知致しております。
>過剰な「演出」が安易に肯定される風潮があり、 >たびたび「ヤラセ」事件にまで発展していることは、否定できない事実です。
それも否定するつもりは毛頭ありません。
では何を問題にしているかと言うと、先にも述べている様に 他人を非難する際には少なからず『主観』が混じります。 そしてその主観が非難する相手への悪感情を増幅させ、 実際(客観的事実)としてはそれ程の非道を働いた訳でも無いのに 相手に対する悪感情が実際以上の非道を受けたと感じさせ それをそのまま語る。と 非難する相手の素性を知らぬ者には非難者が主観のままに『誇張した事実』を、非難されている者が実際に働いた『客観的事実』として捉えてしまう。
それが『とても危うい!』と俺は主張しているのです。
『誇張された事実』と『実際に起きた事実』は別物では無いでしょうか?
ついでに言うと「ヤラセ」と言う言葉は一般的には十一郎氏も言っている様に散散満氏の言った、比較的軽い意味合いの言葉として受け取られているのでしょう。 ですが元々は『虚偽の報道』や『事実の捏造』と言った意味合いの『悪意ある言葉』です。
それを、自分の周りの限られた世界の中で使うのなら構わないですが、 不特定多数の大勢が集まる場では不用意に使って欲しい言葉ではありません。 その事を、胸の内に軽くでも留めていただければ幸いです。
>僕がこだわるのは、「問題ない」とあっさり言い切ってしまう人、 >この問題について深く考えてみようとしない人が多いということです。 >境界線が不明瞭だからこそ、気がつかないうちにそれを越えてしまう危険がある……
これは耳の痛い話ですが… これはある意味放送界の永遠の課題とも言えるかも知れません。
この問題を考えない者は、一歩間違えば境界線を越えるでしょう。それとは気付かぬ内に。 この問題を考える者は、一歩間違えば『ヤラセ』になることを恐れるあまり何も報道出来なくなるかもしれません。
どこまで、考え。どこで妥協するか。そのバランスは非常に微妙な物です。 永遠に答の出ない質問なのでは無いでしょうか。
ですけど、考える事を止めてはいけない。 だからと言って考え過ぎてもいけない。
非常に難しい問題です。難しい問題だからこそこの問題に関する 迂闊な発言には発言者はしっかりと注意を払わなければならない。 とも思います。
それでは失礼致しました。
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No.9192 - 2003/04/05(Sat) 22:36
[R242009.ppp.dion.ne.jp]
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山本氏 こんばんは。
ちょっと補足しておきます。 >誰かの非を指摘する際には、必ずその人の良い点もいっしょに指摘しなくてはならないものなのですか?
俺が言いたいのはそう言う事じゃないんですよ。 誰かが誰かの非を指摘する。と言う行為は、 端的に言えば『俺は、こいつをこういう理由で悪いと「思う」』と言う 主観が混じります。 で、『非難する人』と『非難される人』が同時にその場で居れば 双方の言い分を聞き、第三者はどちらの何処に非があるのかを見極める事が出来ます。
が、『非難する人』しかいない場合ですと、その人の主観のみが増大する危険性があります。
つまり相手の非を『誇張』して話す。と言う事を…
そして、それを聞いた第三者がその話を鵜呑みにし『誇張部分までも事実と誤認』してしまう。と言う事もありえます。
現にこのスレッドでは山本氏は一言も 『TV局から仕事風景を撮りたいとの事前打ち合わせは無かった』とは言っていないのに 当時の状況を知らないはずのダーク・ディグラー氏がこう言っています。 >事前に仕事をしてるというシーンを撮りますと言わなかったTV局 と……
山本氏の記事を読んだだけで勝手な憶測とイメージだけで TV局は事前に何も言わなかった。と言う事実を『 造り上げてしまった』のです。
まぁ、正直に言えばこのダーク・ディグラー氏の推測は当っているとは思いますが…… 恐らく事前にはっきりとは「仕事風景を撮らせてくれ」等とは言っていないでしょう。 なぜなら山本氏も言っている様に仕事風景と言うのはほぼ100%要求するのは当たり前なんで… 百聞は一見にしかずと言う様にその人がどんな仕事をしているのかを説明するのに何百もの言葉を費やすよりも、その場を見せた方が視聴者に理解させやすい為。仕事風景の映像は撮ります。
>僕はそんなことは言っていません。ニュースやドキュメンタリーといえども、 >事実を正確に伝えているわけではなく、故意に情報が歪曲されることがある、ということを問題にしているのです。
それは重々承知致しております。
>過剰な「演出」が安易に肯定される風潮があり、 >たびたび「ヤラセ」事件にまで発展していることは、否定できない事実です。
それも否定するつもりは毛頭ありません。
では何を問題にしているかと言うと、先にも述べている様に 他人を非難する際には少なからず『主観』が混じります。 そしてその主観が非難する相手への悪感情を増幅させ、 実際(客観的事実)としてはそれ程の非道を働いた訳でも無いのに 相手に対する悪感情が実際以上の非道を受けたと感じさせ それをそのまま語る。と 非難する相手の素性を知らぬ者には非難者が主観のままに『誇張した事実』を、非難されている者が実際に働いた『客観的事実』として捉えてしまう。
それが『とても危うい!』と俺は主張しているのです。
『誇張された事実』と『実際に起きた事実』は別物では無いでしょうか?
ついでに言うと「ヤラセ」と言う言葉は一般的には十一郎氏も言っている様に散散満氏の言った、比較的軽い意味合いの言葉として受け取られているのでしょう。 ですが元々は『虚偽の報道』や『事実の捏造』と言った意味合いの『悪意ある言葉』です。
それを、自分の周りの限られた世界の中で使うのなら構わないですが、 不特定多数の大勢が集まる場では不用意に使って欲しい言葉ではありません。 その事を、胸の内に軽くでも留めていただければ幸いです。
>僕がこだわるのは、「問題ない」とあっさり言い切ってしまう人、 >この問題について深く考えてみようとしない人が多いということです。 >境界線が不明瞭だからこそ、気がつかないうちにそれを越えてしまう危険がある……
これは耳の痛い話ですが… これはある意味放送界の永遠の課題とも言えるかも知れません。
この問題を考えない者は、一歩間違えば境界線を越えるでしょう。それとは気付かぬ内に。 この問題を考える者は、一歩間違えば『ヤラセ』になることを恐れるあまり何も報道出来なくなるかもしれません。
どこまで、考え。どこで妥協するか。そのバランスは非常に微妙な物です。 永遠に答の出ない質問なのでは無いでしょうか。
ですけど、考える事を止めてはいけない。 だからと言って考え過ぎてもいけない。
非常に難しい問題です。難しい問題だからこそこの問題に関する 迂闊な発言には発言者はしっかりと注意を払わなければならない。 とも思います。
それでは失礼致しました。
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No.9200 - 2003/04/06(Sun) 01:40
[ppp1261.vi-osa.hdd.co.jp]
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私はニュース、リポート(報道)とドキュメンタリー(記録作品)多少違うと思っていますので 例1~3→条件付きで問題無し 問題無しとする条件は、作られた部分に対して、きちんと作品中(エンドロール等で)で言及があり、役者等を使う場合は明記すること、でないと記録として価値がないと思います ですが、例3の場合は引用を読む限り言及がないようですので、このケースでは問題有り またドキュメンタリー作品はその扱われ方によっても意味が変わりそうに思えます 事実にもとづいてはいるが「映像作品」としての位置づけが大きいもの、と、報道的な意味合いが大きいもので、後者の場合、例1~3のような作り方は問題あり、とまでは言わなくとも、望ましくはない、と思います 例4~6→問題ありだと思います
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No.9203 - 2003/04/06(Sun) 03:09
[PPPa1740.tokyo-ip.dti.ne.jp]
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あくまで私の基準ですか、例1は問題無し。例2と3は条件付で問題無し。例4~6は問題ありです。
「事実」はひとつでも、そこから視聴者は自分に都合の良い「真実」を作り出します。 それだからこそ、最初の「事実」を提出する際には捏造などあってはなりません。 ドキュメンタリー、ノンフィクションと銘を打たれていても、作品である以上、そこには演出家なり、作家なりの思惑や思想があり、彼らの「真実」になっています。
それは当然悪い事じゃありませんし、作品を作る際のその方のテーゼなり、モチーフなりを、どうこう言う資格もありません。ただ、その自分の真実を導くための「事実操作」を行う事はタブーです。
例2と3は、その旨を視聴者に告知すれば問題は無いかと、考えています。 特に3などは、マスコミに顔を出すのを嫌う人だっていますし、当事者が出てこれない事情だってあるでしょうね。 そういう意味では、今のモザイク報道なんて、やりたい放題のような気がします。 すみません。少し蛇足でした。
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No.9206 - 2003/04/06(Sun) 07:49
[P061198140165.ppp.prin.ne.jp]
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かなり昔の話なんですが、関西でエアガンを使用した未成年犯罪が起きた時に 某エアガンショップに某TV局がインタビューに来ました。
正確にはTV局の外注スタッフなんですが、インタビューは一応、 「販売するときには法規制に則って年齢確認をして販売している、一部の心無い人や未成年の手に渡ってしまうのは悲しいことだ」 みたいなまともな内容で終わったんです。
で、インタビュービデオはバイク便でTV局へ、外注スタッフはエアガンに 興味を示し、しばらく雑談、気が付くとそのインタビューを使用した ニュース番組が始まる時間(この間約30分)
みんなで見てみる事に・・・・・見事に改ざんされてました(笑)
子供は重要なお客様だから販売しないと商売が成り立たないって内容に。
外注スタッフも唖然としてましたよ。
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No.9210 - 2003/04/06(Sun) 11:21
[pl688.nas922.d-osaka.nttpc.ne.jp]
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私も大学の研究室時代に5時間取材されて放送30枠で使われた 映像10分足らずっていう経験はあります。で、最後に「訪問シーン」を撮って帰ったのも印象的だったな。「お宅拝見」ものではよくある手ですが。
>ご意見をお聞かせください
まず、この例自体が著者(友人)と山本さんの編集を経ているので、前提条件が まだ不明確なものもあるのですが、
例1.特に問題とは思いません。しかし番組の主旨が、最後の問いのような 航空ショーのごとく、日付が重要な取材であるなら、問6と同様に 歴史的影響を判断しなければなりませんね。
例2.ドキュメンタリー映画といえば「アポロ13」の例にあるように、事実に 基づくエンタテインメントであると思っています。問題なし。
例3.2と同様に、キャストとして役者がクレジットされているなら何も問題は 無いと思います。それをいったら声優が吹き替えた時点で日本での ドキュメンタリー番組は全部NGだし。ただ、後世の歴史的資料として 誤解されるようならNGでしょうね。
例4.本人がバレたら大問題と自覚してるのが事実なら、ギモンの余地なく 問題ケースでしょう。
例5.障害物などで同じフレームに収めるのが不可能だが事実としてあった 絵柄であるなら、合成写真もありだと思います。ただし、それを警察の 捜査の傍証として使われるとしたら問題かも。
例6.2日めが中止という報道では何故不都合なのかが最大のギモンですね。 読む限りはそれによる弊害は後日の歴史家の混乱くらいでしょうが、 2日あったことにしないと番組構成できないって判断した関係者の 能力の問題かと。
ところで、爆発音の編集があったとされるニュースはいつどこで流れたんですか? さいきんその検証がおざなりになっているような...イラク戦争の報道は 当初何度もリピートされていましたし、画になる爆発シーンなら他の局でも やったでしょう。下手すりゃソースは同一ですから、一局だけ編集してればバレ そうなものだし...
このスレは、もともと前提条件が不明確なまま、進んでしまってるから発散 しがちなのですね。
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No.9214 - 2003/04/06(Sun) 13:30
[us1-210160012174.hotspot.ne.jp]
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あくまで私見ですが。
例1 少々抵抗を感じます。が、真剣に考えて、他の人とも相談したとの事ですから、許容します。
例2 ドキュメンタリーのきちんとした定義をよく知らないので、難しいですが、ライヴCDで、拍手やエフェクトが加えられている作品のようなものかしら。その喩えであっているなら、それなりの意義があると思うので、問題なしです。
例3 きちんと俳優である事を明示しているなら、問題なしだと思います。
例4 問題です。理屈以前に、生理的嫌悪感を覚えます。
例5 問題です。これが通るなら、「この心霊写真は合成ですが、そこに幽霊がいたのは事実です」という理屈も通るのではないかしら。
例6 判断保留とします。そんな事をした理由が想像もつかないからです。世の中、いろんな事がありますから、もしかしたら情状酌量の余地のある何がしかの理由があるかもしれませんし(でも、多分大した理由じゃないんだろうなあ)。
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No.9224 - 2003/04/07(Mon) 00:27
[ngok006n010.ppp.infoweb.ne.jp]
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ああ、考えさせられますね。
結局フィクションとノンフィクションの境目の問題だと思うんですが私としてはノンフィクションはとにかく真実を伝えて欲しいです。それでは真実とは何か。報道される側の真実はその人が心の中で信じている事です。しかし報道する側の真実は取材を通して浮かび上がった物であるべきはずでこの2つは一致しない事も多いのではないでしょうか。さらに本当に真実を求め続けるカメラマンと画像を合成しちゃうカメラマンの区別が簡単に付くとも思えません。
幸いテレビの報道記録に関していえば取りあえず1次記録が残るはずです。今時の時代ですからこれを全てwebで閲覧出来る形にすれば少しは改善されるのではないでしょうか。山本先生のインタビューもとりあえず2時間分をテレビ局のサイトのどこかにアクセスできるようにしておく。劣悪なテレビマンがいても少しは抑止できると思います。
まあ、本当はこういう趣旨をはずした考えは議論が深まってから書いた方がいいですね。せっかく「これは結局答えのでない問題だから」で終わるのではなく、「もっと具体的に考えようではないか」という問いかけなのだから…。
順序が逆ですが私の回答も書きます。前半を先に考えたので過激になってしまった。あと、無理矢理白黒つけてあります。
1 ダメ。記録の側面を重視するのならその報道者にとっての真実は11秒を除いた物のはずだ。まあ、どこかで「1部フィクションが混じっております」と入れてくれればOK
2 マル。「私にとっての真実」という言葉はこの映画の全てがフィクションであってよいという事だ。そこが1とは違う
3 ダメ。科学者の子孫と言って別の人を使うのは明らかにウソ。
4 ダメ。難しいなあ。しかし報道側の下っ端すら逆と思ったのなら部長も意図的にねじ曲げたのだろう。たとえ編集後が当時の岸首相のいつもの主張であってもその演説から報道者が受け取っていたメッセージは違うのだからだめ。
5 ダメ。この前CNNのカメラマンがクビになっていたが正しい判断だろう。
6 ダメ。ちなみにこの報道者にとっての真実が「2日晴れと思えるほどすばらしい大会だった」と真面目に信じているのなら彼は間違った事はしていない。しかし、その情報の消費者たる私はその彼の価値観を受け入れる事が出来ない。のみならず、彼の属している報道機関にも極度の不信感を抱いてその報道機関は信用しなくなるだろう。
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No.9227 - 2003/04/07(Mon) 06:54
[eAc1Aen017.tky.mesh.ad.jp]
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とりあえず、このスレッドはこれで最後にしたいと思います。 僕が挙げた事例について、ソースを示すべきだという意見がありました。嘘つき呼ばわりされて、一時はむちゃくちゃ腹が立ちましたが(^^;)、それはまあいいや。 僕自身、問題の場面をビデオに録画していたわけではありませんし、正確に何時何分のニュースと記憶しているわけではありません。それに、今回の戦争のニュースをすべて録画している人もいないでしょうから、検証はまず不可能でしょう。(テレビ局に行ったって、「爆発と音が一致していたかどうか確認したいから」なんて理由でビデオを見せてもらえるとは、とうてい思えませんし) こんな状態でテレビ局名を挙げても、かえって「証拠もなしに特定のテレビ局を名指しで非難する」ということになってしまいます。 そもそも僕は最初から、これを特定のテレビ局だけの問題として論じたくはありませんでした。だからこそ、自分が体験したテレビ取材の話をする際にも、わざと局名や番組名をぼかして書いているのです。 だいたい、メディアの過剰演出やヤラセの事例は、すでに山のようにあるというのに、僕がわざわざそれを新たに創作する理由なんてありはしません。例を挙げたければ、嘘なんかつかずに、実例を挙げますよ。違いますか?
さて、最後に僕の考えを書かせていただきます。 僕の感覚では、例1は「問題なし」。例4~6は「問題あり」です。 なぜ1がOKかというと、「当日撮影したとしても、ほぼ同じ映像になったことは間違いない」という主張が、納得できるものだからです。ウソには違いないけど、事実に即したウソだから許せる。逆に、当日撮影された映像でも、事実と異なる印象を視聴者に与えるものは「問題あり」と思います。 僕が爆発と爆音が一致していたことにこだわるのは、それが事実ではないからです。実際に遠く離れた爆発を撮影しても、音が一致することはない。事実ではないことを画面に映してはいけない、と考えます。 例3の場合、出演してコメントを述べているのが本人であるかのように視聴者に錯覚させる作りであるなら、「問題あり」と考えます。(外国語を日本語に吹き替えるのと同列には論じられません。日本の視聴者は「これは声優によって吹き替えられている」ということを認識しているのですから) 微妙なのは例2です。確かにリーフェンシュタールの主張は、芸術論からすれば正しい。しかし、この論理はいくらでも拡大解釈が可能であるという危険を秘めています。事実ではない映像を流しておきながら、「これは私にとって真実なのだ」と開き直られたらたまらない。 棒高跳びのシーンが暗くて撮れなかったから、後で撮り直した――じゃあ、例5はどうなるのでしょう? もしかしたらデモ隊が燃え上がる火炎ビンの傍にいた事実はあったのかもしれない。カメラマンはその瞬間を撮れなかったので、合成で「事実」を再現したのかもしれない。 あるいは、こんな例はどうでしょう。ある国で大量虐殺事件があったが、その現場を撮影することはできなかった。しかし、虐殺があったこと自体は事実なのだから、それをヤラセで再現して、実際の映像であるかのように報じても、事実を曲げたことにはならない……そんなことを考えるディレクターが出てきたら? (これは架空の話ではありません。ヤコペッティは『さらばアフリカ』の中で、ザンジバル島での虐殺をヤラセ映像で再現し、実際の映像であるかのように偽って公開しました) 先にも書いたように、僕は例1を「問題なし」、例5を「問題あり」と考えます。しかし、両者の間に本質的にどんな違いがあるのか、きちんと説明しようとすると、悩んでしまいます。 ウインドサーフィンのニュースだから「問題なし」で、デモのニュースだから「問題あり」なのでしょうか? 写真を合成したから「問題あり」なのでしょうか? では、当日の写真ではなく、別の日のデモの写真を使用していたら「問題なし」なのでしょうか? 僕には分かりません。
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No.9240 - 2003/04/07(Mon) 18:15
[zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
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こんばんは。はじめまして。ash_28です。
あくまでも個人的な意見ではありますが、 例1から例6は、すべて問題ありと考えます。 とくに問題があるのが、例1です。 これは、多数の方々が問題なしと答えてしまう点に 「やらせ」問題の病根の根深さを感じます。 なぜ例1が問題であるのかというと、 ディレクター自身がウソと認めている、 後日撮り直したウソの映像を断り無しに事実の映像に 紛れ込ませている点です。 ディレクターは「そのときの映像」と述べなければ、 問題ないと言ってますが、 ウソの映像を断り無しに事実の映像に紛れ込ませれば、 視聴者にウソの映像を事実の映像と誤認させることになり、 「そのときの映像」と述べているのと本質的に違いはありません。 もちろん再現映像をすべて否定するわけではありませんが、 再現ならば再現と述べる必要がありましょう。 例2以降は、問題ありと答えた方々が適切な回答を述べて いらっしゃるので、ここでは割愛させていただきます。
山本さん> > 先にも書いたように、僕は例1を「問題なし」、例5を「問題あり」と考えます。しかし、両者の間に本質的にどんな違いがあるのか、きちんと説明しようとすると、悩んでしまいます。 > ウインドサーフィンのニュースだから「問題なし」で、デモのニュースだから「問題あり」なのでしょうか? > 写真を合成したから「問題あり」なのでしょうか? では、当日の写真ではなく、別の日のデモの写真を使用していたら「問題なし」なのでしょうか? > 僕には分かりません。
純粋に論理の問題では、例2を問題ありとする論理を用いる以上、 当然、例1もひっかかります。 (ですから、私は例1を問題ありとみなすのです) しかしながら、実生活上、感動ドキュメンタリー番組に あのようなウソ映像が紛れ込んでいたとしても、何か大きな 問題を引き起こすわけではありませんので、 つい深く考えずに問題なしとしてしまうのだと思います。
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No.9241 - 2003/04/07(Mon) 21:50
[EATcf-176p186.ppp15.odn.ne.jp]
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管理人の山本さんが終了宣言された後に書くのは非常に心苦しいのですが、ちょっとだけ・・・・・(ごめんなさい) かんべむさし氏の「カメガルーコート」にいきつきかねないテーマになってきましたね。 僕の考えでは「音の時間を編集するのは通常の編集行為(60分回した映像をカットして1分にまとめるのは当然の行為ですよね)」「インタビューの時、(意図しなかったとしても)正装で映るのはやらせではなく通常のインタビュー行為(いつもはパンツ一丁で執筆していたとしても、インタビューのときくらい服は着ますよね)」という感じです。もっとも、逆(テレビが来たときだけパンツ一丁で仕事する)はやらせ、というより捏造でしょうけど(笑)。
なぜわざわざこんなことを書いたかというと、ディベートでやってはいけない行為「主発言と似ている極端な事例に話を転換する」という状況に陥っている気がしたからです。 生意気言ってすみません。でも、この方法で進めると議論の骨子が見えづらくなるので、収拾をつけたいと本当に思うのならば一旦もともとの主題をある程度片付けた後で拡張議論に入ったほうがいいのではと・・・まあ、聞き流してください。
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No.9246 - 2003/04/08(Tue) 00:18
[YahooBB219043000012.bbtec.net]
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私の発言を受けてのことだと思いますので、コメントしておきますが、
> 僕自身、問題の場面をビデオに録画していたわけではありませんし、正確に何時何分のニュースと記憶しているわけではありません。それに、今回の戦争のニュースをすべて録画している人もいないでしょうから、検証はまず不可能でしょう。
僕自身は開戦直後に(というより開戦前から)定時のニュースは録画していました。だいぶ消してしまいましたが、ポイントはかなり残してこれから編集するところです。ソースが今となっては定かではないというなら、単にそう言えばいいだけだと思うのですが、他人にまで検証不可能と決め付けるのはいかがなものか。何日に見たやつとわかれば、そのときの画像は残っているかもしれないので聞いたんですがねぇ。
いろいろ見返してみて、山本さんの目撃したのはこれではないかと思われるのを、宮殿の爆撃シーン報道でみつけたので、裏が取れたら詳しく報告しようと思ってたんですが、こんな言われかたするならもう止めます。(前後を繰り返し再生してたら、「遅れを補正」どころではないかもしれないものが聞こえたんですが、いや残念。)
>僕がわざわざそれを新たに創作する理由なんてありはしません。例を挙げたければ、嘘なんかつかずに、実例を挙げますよ。違いますか?
誰が「創作した」なんて言いました?まあ私へのレスと明記されていないので、こう返すと同じ台詞が返ってきそうですが、私へのメッセージだとして続けます。
もともとこのスレで例を6つあげて山本さんがしたかったことは、送り手、受けてで捏造、やらせ、編集、演出への受け止め方は様々であるということ、その報道の背景にあるものも含めて判断が必要であるということを実地で示したかったのだと解釈してたんですが、そうじゃなかったのですか?
画像に爆発と一致した画像を前に考えなければならないこと、 1)物理的に可能な状況ではないのか? 2)偶然が重なってそう見えたのではないか? 3)距離の判断を間違いやすいものではなかったのか? など、やりとりがあったかと思いますが、これらもソースなしには裏が取れません。 そして、 4)ソースそのものが外国の他局からの流用で、編集したのが日本の局でない可能性。 も捨て切れませんね。
>だいたい、メディアの過剰演出やヤラセの事例は、すでに山のようにあるというのに、
今回の話題は「戦争の報道までバラエティ化し始めてないのか」ではなかったのですか?であればそこを明確にするのは重要でしょう。 ソース言えない事情を一度も聞いてない状況で、ニュースソースの確認をすることが、そんなにいけないことですか?
「どうせやってるんだから、事実かどうかの検証なんて不要」というのであれば、それはイラクに攻め込んだアメリカの論理といっしょでは?
#最近は、フセインの生死など重要ではないと #言い出す一方で、大量破壊兵器使用に警戒して #ガスマスクを着用とかいう報道がナリを潜めてしまった。 #亡命とか査察という「口実」はもう不要って #ことでしょうね。 (↑昼のニュースみて一部訂正)
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No.9255 - 2003/04/08(Tue) 08:51
[us1-210160012231.hotspot.ne.jp]
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どーなる?スレッドよりはこっちがふさわしそうなので蛇足ですが、
パレスチナホテルでのフセイン像倒しシーンは非常に胡散臭かったですね。NHKの22時頃の報道では、 1)像は市内にいくつかあるが、報道陣が集まるホテルを選んだ。(なのに前日同じホテルを米軍が砲撃した悲劇には言及せず) 2)(結局戦闘車両ではなかったと思うが)戦車で引っ張る模様。 3)日本時間で21時ごろから準備初めてます。 4)途中、処刑の目隠しのように星条旗をフセイン像にかぶせてから、取り除く場面も中継される。
で、何をそんなに凝った演出考えつつ「準備」してるのかと思いきや、じらした挙句3時間後にやったのは、あらかじめ待機してた(戦車と呼ばれた)車両で引っ張るだけ。すぐ倒れちゃった。
それなのに倒すときの報道は、いかにも民衆が蜂起してフセイン像を倒したかのような言い回しでした。とてもイラク人が自ら勢いで引き倒したのとは違う状況なのに...
これこそ米軍の「やらせ」では?そのリハーサルから本番まで一部始終を見た思いです。
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No.9361 - 2003/04/11(Fri) 08:53
[us1-210160012231.hotspot.ne.jp]
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>これこそ米軍の「やらせ」では?そのリハーサルから本番まで一部始終を見た思いです。
違うでしょ。
状況を作ったのは米軍ですが、報道したのはあくまでメディア。 その報道を「米軍がプロパガンダ的な状況を演出中」と報道するのか 「イラク人が自主的にフセイン像を破壊」と報道するのかを選択するのはメディア。
もちろん米軍が強制的に選ばせたのなら米軍によるヤラセでしょうが。
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No.9392 - 2003/04/12(Sat) 08:49
[pl194.nas923.d-osaka.nttpc.ne.jp]
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FAZZさんの認識が違うのはわかりました。
FAZZさんとは意見が異なるようですが、私は、報道したメディアに自由があろうがなかろうが、もとの行為の本質が変わるものではないと思っています。
ちなみに
のやらせであった 当局のやらせ 軍のやらせ 政府のやらせ
あたりでGoogleなど検索してみれば、こういう言い回しはそんなに特別ではないことがわかりますよ。そのときマスコミにどんな自由があったかは大した問題ではなく、事件の背景が問題なのです。
このスレ的には「戦争報道の表裏」が同時に生中継されたという意味で重要な放送だったと思うんですがねぇ。
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No.9404 - 2003/04/12(Sat) 16:26
[us1-210160012231.hotspot.ne.jp]
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>>OBKさん
ん~、私はヤラセというのは真実を報道すべき(これは真実ですと言っている場合) メディアが情報操作を行なうことだと思うのですが・・・
あのフセイン像破壊の映像だって、ナレーションが無ければ
1.米軍が市民を集めてフセイン像を倒した 2.市民がフセイン像を倒すのに米軍に協力を依頼した
どっちなのかも解りません、少なくとも私には。
そして、それを報道するのはメディアです、米軍に強制されていないかぎり メディアは1.の立場で報道する事だって可能なのです。
2.の報道をすればヤラセで、1.の報道をすれば正しい報道なのでしょうか?? 米軍自身の行動はなにも変わってないのに2.の報道をメディアが行なった場合、 それは米軍のヤラセになるのでしょうか??
ちょっと理解しがたい意見です。
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No.9430 - 2003/04/14(Mon) 20:14
[pl011.nas923.d-osaka.nttpc.ne.jp]
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OKB>FAZZさんの認識が違うのはわかりました。
これは一部撤回しておいたほうが良いですね、
FAZZ>2.の報道をすればヤラセで、1.の報道をすれば正しい報道なのでしょうか??
OKB>私は、報道したメディアに自由があろうがなかろうが、もとの行為の本質が変わるものではないと思っています。
この「行為の本質」=「軍のやらせであった」という事実は、報道のされかたに依存しないという主張です。
どうもFAZZさんは「軍のやらせ」というのは存在せず、「メディアのやらせ」しか認めていないのではないかと思われます。ただボタンのかけ違いを防ぐため、もしよろしければお答えください。
問1:私のおすすめしたキーワードで検索してみましたか?
問2:検索して出てくる文章には、メディアの報道姿勢とは独立のこととして、例えば 「911はブッシュのやらせとの説もある」 みたいなのもあるのですが、真偽は別としてこういった言葉の使い方にも全て反対なのでしょうか?
問3:それとも上記例文はOKでも、私の言葉の使いかたには異議があるという主張なのでしょうか?
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No.9441 - 2003/04/15(Tue) 08:51
[us1-210160012231.hotspot.ne.jp]
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横からで失礼いたします。
>OKB様
>この「行為の本質」=「軍のやらせであった」という事実は、報道のされかたに依存しないという主張です。
僕は、ここに引っかかる所があります。確かに、件の事例は軍のやらせ臭いとは思いますが、それはそう思えるだけで、
>「軍のやらせであった」という事実
と、断定できるものではないと思います。むしろ、事実は違うのに、メディアの報道によって、かえってやらせに見えるもののようになってしまった、という事だって、可能性としてはありえます。
>このスレ的には「戦争報道の表裏」が同時に生中継されたという意味で重要な放送だったと思うんですがねぇ。
やはり、証拠のない事例は弱いと思いますね。いくら事実やらせであるように見えたとしてもです。そもそもこのスレッドの始まるきっかけも、山本先生がイラク戦争関連スレッドで示した事例が、事例としてそれほど強くないもので、そこに突っ込みが入ったからだと理解しています。
やらせについて、きちんと検証しようとしたら、最新の「やらせ臭いもの」よりは、「確実にやらせと認定されているもの」を話題に乗せる方が、より建設的だと思います。
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No.9449 - 2003/04/15(Tue) 18:58
[ngok006n017.ppp.infoweb.ne.jp]
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やらせの件ですが。こういうのがあります。 http://www.informationclearinghouse.info/article2842.htm
あまり、鮮明な写真ではないのですが・・・。
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No.9469 - 2003/04/17(Thu) 22:06
[f098.ah065.FreeBit.NE.JP]
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http://www.wsws.org/articles/2003/apr2003/fird-a12.shtml とその抄訳 フセイン銅像の引き倒しは、ヤラセだった http://www1.jca.apc.org/aml/200304/33591.html もネットに上がっていますね。
>笠原 和義さん
記憶も定かではなく、もともと検証する気もなかったネタと、日時が明らかで証人も多く、ビデオで録画してもいる事件を同列に扱われるのは心外ですが、
>やらせについて、きちんと検証しようとしたら、最新の「やらせ臭いもの」 >よりは、「確実にやらせと認定されているもの」を話題に乗せる方が、 >より建設的だと思います。
これについては異論ありません。しかし、
> >「軍のやらせであった」という事実 >と、断定できるものではないと思います。
これはFAZZさんとの議論はそう言い切って進めないと話が発散するからです。断定するには、検証が足りないのは承知しています。
------
>むしろ、事実は違うのに、メディアの報道によって、かえってやらせに >見えるもののようになってしまった、という事だって、可能性としては >ありえます。
あなたは本当にあの中継をご覧になったうえで、この可能性を見出しているのでしょうか?言葉の印象から可能性だけ言ったらいくらでもいえます。
あれは「李下に冠を正さず」の故事を引き合いに出すなら、 「すももの木の下で脚立をたてて、背中に籠しょって手に剪定鋏握っている」 みたいなもんでしたよ。
すでに、雑誌でもYomiuriWeekly4.27は米軍のプロバガンダのままの論調なのに対して、週刊朝日では映像の中に「銃を手にした市民」がいたことなどあげ、批判しています。 ・同じ事実に、後日ここまで見方の異なる報道がなされたこと、 ・疑いの目さえ忘れてなければ、検証は茶の間で可能なものであったこと を考慮すれば白黒つかずとも「メディアは真実を伝えているのか?」と問うには格好のネタだと思います。ただ、中継をご覧になった方はあまりおられないようですね。
------ 今回の話題を通じて一番言いたいのは、
*大事件のニュース報道は一期一会ではない、次のネタが出るまで何度でも 同じ映像は流れるから、「おや」と思ったら録画するチャンスは多い。 今回のイラク戦争はそれにあたる。
*逆に日が経ってしまうと、2度と目にすることの出来ないシーンも多い。 とくに失言、誤報におわったものなどは、日の目をみること皆無であろう から、歴史的事件のリアルタイム映像は貴重。
ということです。
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No.9476 - 2003/04/18(Fri) 09:09
[us1-210160012231.hotspot.ne.jp]
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FAZZさんの発言から一週間たちましたし、笠原和義さんは他のスレに発言されていてこちらにはコメントなしですね。 もう少し議論が進んでしまったら書こうかと思っていたこと、最後に列挙しておきます。
http://www.jca.ax.apc.org/stopUSwar/Iraq/complexion_and_challenge2.htm http://www.aurora.dti.ne.jp/~osumi/d200304.html#15
など、似たような批判はネットでも見受けられるようになりましたが、いかにも「暴露写真」のように扱われている閑古鳥が鳴いてるフセイン像前の全景は、(録画を確認しましたが)実はNHKでも中継されていました。
つまり、インターネットでの暴露記事など待たずとも、同様の推理は可能だったわけです。
そして、像が倒れた直後の映像でも、「カヤの外」覚めた目で眺めている市民も確認できます。盛り上がっているのは像の前のカメラマンにもまれている連中と米兵だけ。
もし、ROMしてた方含めて私と同じ映像をみても、軍のやらせを全く感じなかったのであれば、もう少しTV報道の見方に慎重になったほうが良いと思います。またフレームを調整された引き倒しシーンのみを見て素直に受け入れてしまった方には、その印象覚めやらぬうちにこういう批判的意見を目にするのは貴重な経験だったのではないでしょうか?
最後に、本件の告発サイトでも引き合いに出されていたWag the Dogの参考サイトを提示して終わります。
映画「ウワサの真相 Wag the Dog」と情報操作 http://www.aurora.dti.ne.jp/~osumi/m09.html
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No.9574 - 2003/04/22(Tue) 09:18
[us1-210160012231.hotspot.ne.jp]
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> もし、ROMしてた方含めて私と同じ映像をみても、軍のやらせを全く感じなかったのであれば、もう少しTV報道の見方に慎重になったほうが良いと思います。 えーと、この件のやりとりに関して、なんか違和感を感じていたので、新レスのついでに一言。 なんとなく「米軍がヤラセをやっている。プンプン」みたいな発言が目につくのですが、戦勝国側が負かした相手の象徴となるものを壊す(or壊させる)というのは当たり前の行為で、あの「フセイン像を倒す」映像に、それ以上の意図はないと思います。もっとも、それを「市民によって……」と発表するのは「ヤラセ」と言われても仕方ないことですが、プロパガンダ・情報戦としてそういうコトをするのは、戦略的・政治的に当然のことであり、今更「悪い」と言うのもなんだかなぁと。 この件で問題なのは、そんな「大本営発表」を無批判に垂れ流すマスコミ側ではないでしょうか? 「観れば、ウソ臭いとわかる」という映像を流しつつも、「市民によって倒される」と言い続けてきたのですから、「ヤラセをする米軍」云々ではなく「ヤラセに荷担するマスコミ」という批判にならなければいけないのでは? そこんところがすっぽり抜け落ちているような気がします。 なんとなく、「米軍のすることはすべて悪い」という前提で話されているような感じがして(すべて正しいとは言いませんが)、それはそれで間違ってるだろうと思うわけです。
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No.9576 - 2003/04/22(Tue) 12:14
[gw1.aitai.ne.jp]
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OKB様、こんばんわ。
レスをお求めのようなので、書くことにしましょう。
>あれは「李下に冠を正さず」の故事を引き合いに出すなら、 「すももの木の下で脚立をたてて、背中に籠しょって手に剪定鋏握っている」 みたいなもんでしたよ。
この例えは違うでしょう。OKB様は、「背中に籠しょって手に剪定鋏握っている」映像を「テレビで見た」、のでしょう?そこで僕はこう言ったのです。「いや、確かにテレビにはそう映っているけど、それが真実とは限らない、もしかしたら映像を映した側の細工でそう見えるようなものになったのかもしれない。」
やらせによる悪影響とは、誤った情報を信じて、恣意的なミスリードを受ける事だと理解しています。だからこそ、情報は迂闊に信じず、検証する事が大事です。OKB様は、きちんと検証していらっしゃるようですから、その点についてはとやかく言いますまい。しかし、問題は次です。
>>「軍のやらせであった」という事実 >>と、断定できるものではないと思います。
>これはFAZZさんとの議論はそう言い切って進めないと話が発散するからです。
OKB様の結論とする「軍のやらせ」以外の可能性を提示したことが、話の発散ですか?あなたにとって、議論とは何ですか?自分の結論を「事実である」と決め付ける事ですか?
議論は、一人では出来ません。だから、僕は、自分の発言にレスがつかなかったら、まず第一に自分の発言に、レスを受ける価値があったかを考え直します。あなたは少しでもその可能性を考えましたか?可能性だけなら、いくらでも言えるとお考えですか?
失礼ながら、少なくとも今回のOKB様は、議論をすると不毛な事になるタイプのように見受けられる事を指摘します。ご自分でどうお考えかはわかりませんが。
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No.9595 - 2003/04/23(Wed) 00:48
[ngok006n010.ppp.infoweb.ne.jp]
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> これは発展と仰る方が適切では?あなたにとっては都合が悪いので、なんとなくイメージの悪そうな言葉を使いたくなるのはのはわかりますが。
どう都合が悪いのですか?
・FAZZさんと「やらせの定義」を議論している段階ではそれを示す必要がなかった。
・笠原 和義さんが来てから、「やらせは事実か」になったからたまたま見つけていた根拠も示した。
それだけのことで、自分的には言ってることの一貫性も崩れておらず、時系列的矛盾も問題がないと思ってます。「ここで都合が悪くなったと思った」ことにしないと都合が悪いのはあなたでは?
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No.9678 - 2003/04/25(Fri) 08:51
[us1-210160012231.hotspot.ne.jp]
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OKB様、こんにちわ。
>・FAZZさんと「やらせの定義」を議論している段階ではそれを示す必要がなかった。
との事ですが、
>・そもそも軍のやらせ的行為があったのかどうか疑問だ と話を発散させ始めているのは明確です。
という流れになっていました。このときあなたが、「今の話は言葉の定義の問題なのだから、事実の検証については後回しにしましょう」という宣言をするか、その段階できちんとした根拠などを提示していたなら、僕もとやかくは言いませんでした。でもあなたがやったのは、「断言」です。そのため僕は、次のような感想を得ました。
OKB様は、少なくともその時は、それについての根拠を見つけられなかった。「事実やらせがあったかの検証」の方に話がゆくと都合が悪い。だから、強引に言葉の定義の問題のままにしようとして、わざと「軍のやらせは、事実」と断言した。
そういうことですので、別に僕の都合のために「ここで都合が悪くなったと思った」ことにしたわけではありません。あなたの言動による、きちんとした理由があってのことです。
とはいえ、少々きびしい言い方が多かったようです。それは謝罪します。ごめんなさい。一応記事検索で、あなたの過去発言を読み直してみました。とりあえず、不毛なタイプの人でもなさそうだと思いますので、それも撤回しておきます。
ただ、僕がつっこんだのは、あなたに上記のようなミスがあったからです。過去発言を読み直した感想からは、単純なミスかな、と思いますが、少し前までは、故意だ、と思っていました。そして、あなたにとって残念な事は、単純な筆のすべりか、故意かの判断を、読んだ人に委ねるしかない、ということです。明確な証拠を持って、本当に「話が広がって論点があいまいになることを恐れて根拠を出さなかった」事を証明できますか?もしできるなら、全て僕の勘違いなので、それについても謝罪させていただきますが。
それから、
・笠原 和義さんが来てから、「やらせは事実か」になったからたまたま見つけていた根拠も示した。
との事ですが、自分の発言を読み直してみました。人のことばかり言えませんね。僕もミスしています。僕は、やらせは事実かについて疑問を提示したわけではありません。あなたが断言した事について、「証拠がないのだから、さまざまな可能性を検討すべきではありませんか。それと、証拠のないものは、例として不適切だと思います」という趣旨で発言したのです。特に、やらせやミスリードを検証する話題で、証拠がない(少なくとも提示していない)段階なのに、一つの結論だけを事実、と思い込んでしまうことに、危惧を感じたから発言したのです。NO.9595で、すももの例えについて書きましたが、それについて質問がなかったので、てっきり理解していただけていたのかと思っていました。あなたが、
>「やらせは事実か」になったから
と解釈なされたなら、その後のあなた書き込みも理解できます。この辺は、僕の書き込みが、うまくなかったせいでしょう。それについては謝罪します。ごめんなさい。
僕は、とりあえずお互いのボタンの掛け違いについて理解したつもりですが、このまとめでよろしいですか?まだここはおかしいというところがあれば伺いますが。
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No.9704 - 2003/04/25(Fri) 20:22
[ngok007n017.ppp.infoweb.ne.jp]
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笠原 和義さん、概ね了解しました。 すももの件をあえてコメントしなかったのは、 >しかし、問題は次です。 とあるので、そちらに応じたわけです。言われた納得いかないこと全てに応じていると果てしなくなるので、あえて返答は絞っています。 いずれにせよ、この件は笠原 和義さんが同じものを見たうえでコメントしているわけでは無い以上、続けるつもりはありません。
それ以外のまとめとしては了解です。あと、
>というのは、当たり前すぎて貴重な経験とはとてもいえません。
は、まあ個人的見解と受け取っておきます。
まず、やらせがあったと決め付けるには早計だと思ったものが、それなりに証拠が出てきたら、当たり前なので大したことないというのは、所詮後知恵という印象しかもてません。他のスレでは、双方の大本営発表の引き写し記事に一喜一憂して盛り上がっていた方など見受けられましたし、決して万人が笠原 和義さんのような目で見ているわけではないと思います。
以下、笠原 和義さん宛ではありません。
これも発散するので避けていた論点ですが、「軍に強制されていないのだから」やらせではないの「」のところにも、安易にそう思って良いのかという視点が必要だと思います。
米国では戦争に批判的な発言をした役者が干されたとか、強制はなくとも「自制、自粛」を促す力があるのは事実。私は報道関係者ではないので多くは語れませんが、報道の自由は報道の自粛の見返りに許されている印象はぬぐえません。
イラク戦争報道管制問題 http://zirr.hp.infoseek.co.jp/020244.html
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No.9752 - 2003/04/26(Sat) 17:10
[us1-210160012231.hotspot.ne.jp]
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OKB様、こんにちわ。
>まず、やらせがあったと決め付けるには早計だと思ったものが、それなりに証拠が出てきたら、当たり前なので大したことないというのは、所詮後知恵という印象しかもてません。
なるほど。これは迂闊なことをしてしまったようです。
概ねにおいて了解し合えたのは良かったと思います。人間ですので、意見の違う所があるのは、仕方ありませんけど。
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No.9756 - 2003/04/26(Sat) 18:28
[ngok007n017.ppp.infoweb.ne.jp]
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こんにちは、>OBKさん。
まず、最初に謝らなければならないことがあります。 私は貴方が「米軍のヤラセ」のみを論じていることに気が付いていなかったのです。 このスレの趣旨である「メディアのヤラセ」を論じているものだとばかり・・・・ごめんなさい。
で、私のスタンスですが、米軍がプロパガンダとしてフセインから解放される市民を演出するのは、 女の子がTVに出演する時にお化粧をするのと同じく当然のことだと思っています。
だからこそ、米軍がヤラセを行なっていたとしてもメディアがそれをヤラセとして報道すれば問題ない、 という趣旨の発言をしたつもりだったんですが・・・・
>・そもそも軍のやらせ的行為があったのかどうか疑問だ >と話を発散させ始めているのは明確です。
と、いう誤解を招いてしまいましたね。
私が言いたいのは、ヤラセを成立させるのはあくまでメディアだ、という事です。 だからこそ、メディア自身の自作自演によるヤラセは最悪なのです。
ちょうどサンデープロジェクトでイイのをやってますね(笑)
とりあえず、ここまで。
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No.9796 - 2003/04/27(Sun) 11:24
[pl712.nas923.d-osaka.nttpc.ne.jp]
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笠原 和義さん、FAZZさん了解しました。 とりあえずフセイン像ネタ、終わりましょう。
ヨコヤマさんコメントどうもです。いい悪いを言うなら、殺人を正当化可能な武装集団が言論を操作するということに対しては、結果オーライではなく、常時批判に晒されるべきだと思い発言したものです。確かに参考にしたサイトはその手のものばかりというのは困ったもんですが...では以上ということで終わります。
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No.9811 - 2003/04/27(Sun) 16:33
[us1-210160012231.hotspot.ne.jp]
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