新スレッド立てます。未見の方もおられるでしょうから、発言される方は、ストーリーにあまり詳しく触れないようにお願いします。
話題の『キル・ビル』を観てきました。 面白い! 情報を耳にして期待していた以上にすごい映画で、もう感動のあまり涙が出ました。ストーリーに感動したんじゃなく、「よくぞこんなドアホウなものを力いっぱい作ってくれた」と、タランティーノの心意気に感動したのです。 これは史上最高のバカ映画です。タランティーノはバカです。でも、ただのバカじゃありません。とてつもないバカ、尊敬すべきバカです!
僕がこれを観て連想したのは『トップをねらえ!』でした。「戦う女たち」「大バカな世界観で大マジメなドラマを展開」「過去の作品にオマージュ捧げまくり」といった共通点がありますが、それだけじゃありません。 『トップ』がすごかったのは、自分たちが影響を受けた過去の作品群をただパロディにするだけじゃなく、それを上回るアニメを創ってしまったという点にあります。 ただのバカとすごいバカの境目がここにあります。かつて上映会などで、アマチュアの特撮やアニメ作品をどれだけ観たことか。しかし、それらの多くは、既成の作品を表面的になぞるのが精いっぱいで、それを超えられませんでした。 アマチュア作品だけじゃありません。プロの映画にしても、他人の作品を安直に模倣するだけで満足している作品、過去の作品を超えようという意志が見られない作品がどれほど多いか。 ところがタランティーノは、自分が夢中になって観た日本の時代劇やヤクザ映画を見事に吸収したうえ、それを何倍にも増幅して打ち返してきました。 アニメ・パートにしても、その演出の見事なこと! 日本のアニメの水準を軽くクリヤーし、まさに最高と言っていい出来。 アメリカ人にこんなもん作られたら、われわれ日本人としては誇っていいやら悔しがっていいやら。
BGMもいいです。最初の「バンバン」から、EDにかかる「恨み節」に至るまで、ベタだけどあまりにもハマリすぎ。クレイジー88が夜の東京を爆走するシーンでかかる「グリーン・ホーネットのテーマ」なんて、よく知っている曲であるにもかかわらず、「こんなにかっこよかったのか!」とびっくり。目からウロコならぬ、耳からウロコです。 ただ、「鬼警部アイアンサイドのテーマ」は、僕らの世代ではどうしても「新聞によりますと……」と言いたくなっちゃうなあ(笑)。 |
No.15186 - 2003/10/28(Tue) 15:19 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
| ブライドが怒る度に「新聞によりますと...」頭の中でフラッシュバック。30才の私も辛うじてウィークエンダー世代。
鑑賞中何度も、これホントにアメリカ映画なんだろうかとクラクラしました。あまりにも日本語がガンガン聞えるので。 見た時、黒人のあんちゃん達がいて、良いリアクションしてて微笑ましかったのですが、彼等も困ったんじゃなかろかと 他人事ながら心配になりました。いきなり「武士たるもの...」ですから。本国じゃ字幕がでるんでしょうね。
音楽最高!「パルプフィクション」で「ミザルー」が流行りましたが、今度は「修羅の花」が流行ったらいいな。 小柳ゆきがカバー!って事態になり、負けじと椎名林檎が「怨み節」で対抗とか。
カトーマスクでも一目で分かるリュー・チャーフィとか、天井に張りつくユマとか、小ネタも満載。 あとゴーゴー最高!出てる場面短いよ!もっと見たい! 2部に分かれると聞いたときはすごく不安になりましたが、信じてて良かった。やっぱタラ先生は僕等の味方! !マーク連発ですけど、ホントーに楽しい映画でした。
...ただ、オーレン・石井はもうチョイ上品にすましてあげれば良かったのに。色々と言われてるルーシー・リューですが 本作の彼女はとっても良かったから、アレはチトもったいないです。 |
No.15191 - 2003/10/28(Tue) 22:05 [ymgc-adsl-1260.enjoy.ne.jp]
| タラちゃん最高! アニメパートの絵柄には最初戸惑いましたが、あちらの人になじんでもらうためにはいわゆるアニメ絵では逆効果かもしれませんね。セーラー服の少女も萌え心をくすぐります(笑)。
ゴーゴー夕張いいですねぇ。鉄球使うアクションシーン予想していた以上に楽しめました。でも栗山千明もしばらくはこういう役柄から抜け出すのに苦労しそうな感じですが(笑)。
でもたどたどしい日本語の連発には少し引きましたが、あれも監督の信念に基づく演出なんでしょうな。まっ許せる範囲です。
でたらめな映画のようですが「私はわかってやってますよ。」というサインが随所に見れて。いやぁこの監督いいですわ。 タランティーノの作品は初めてなんですが、ほかの作品も見てみたいですね。
ところでゴーゴーは現役の女子高生でしたっけ。あの服装は彼女の趣味だと思っていたんですが、違ってましたっけ?年齢は言っても高校生という表現は映画に出てこなかったように思えたんですが。 |
No.15197 - 2003/10/29(Wed) 00:12 [U066030.ppp.dion.ne.jp]
| はじめまして。僕も見てきましたよー、キルビル。
ところでアニメパートはプロダクションI.G製作で、 猛烈に日本アニメだと思うのですが。
http://www.production-ig.com/killbill.php |
No.15200 - 2003/10/29(Wed) 05:48 [pl156.nas926.o-tokyo.nttpc.ne.jp]
| 初日に行列に並んで観てきました。 思わず、「こんなに物好きな人がいるとは!?」と、自分のことを棚にあげて思ってしまいました(笑)
ちょうど観終えて映画館を出たところで、映画雑誌を名乗る人の街頭アンケートに捉まったのですが、私の評価としては「満足度サイコー、脚本サイテー」としました(⌒▽⌒) 山本先生が注意書きしたような「ストーリーにあまり詳しく触れない」以前に、詳しく触れるようなストーリーが無いなと(笑) いい意味で、タランティーノ監督の“プライベートMAD映画”を覗き見る事ができて得した気分と言うかなんと言うか。
ゴーゴー夕張、予想していたよりも遙かに良かったです。 ただ鉄球を振り回すだけじゃなくて、あんな使い方をするとは。 しかも、ブライドを追い詰めるなんて役としても美味しすぎます。 それでいて、やられる時には観ているコッチも「え?」と思うほどあっけないやられ方で、あれも狙いかなぁと感心しました。
・エビヤンさん
>ところでアニメパートはプロダクションI.G製作で、 >猛烈に日本アニメだと思うのですが。
実は、その話題は『バカ映画2連発』というスレッドでも出ています(^.^) 今回の映画では、監督自ら何度もプロダクションI.Gを訪れて、細かな指示を出してアニメパートを製作したそうです。 邦画でも「ハリウッドの○○社のスタッフが参加!」という宣伝がされていても、あくまで邦画であるように、今回は外国映画に「日本のプロダクションI.Gのスタッフが参加!」という意味で、まぎれもなく外人であるタランティーノ監督の作品として、やはり外国映画として日本のアニメと比べても高い水準だったと思います。
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そう言えばパンフレットに書いてあった、監督が発注して出来上がってきた東京のミニチュアセットを見て、「うまくできすぎて本物に見えちゃわないかな? あのチャチさが良かったんだけどなー。」と言って関係者を固まらせたってエピソードは本当なんですかね(笑) |
No.15204 - 2003/10/29(Wed) 11:56 [14.84.111.219.dy.bbexcite.jp]
| 1本だたらさん、こんにちは。
>鑑賞中何度も、これホントにアメリカ映画なんだろうかとクラクラしました。あまりにも日本語がガンガン聞えるので。
ハットリ・ハンゾーとブライドの会話なんて、日本語と英語がチャンポンに飛び出すので、将来、ビデオやテレビ放映で日本語版を製作する際にどうするのか、他人事ながら心配です。ハンゾーが英語を喋るシーンは千葉真一が吹き替え直すのか、とか。 『ファイナル・カウントダウン』の日本語版なんて、つじつまを合わせるのにかなり苦労してましたもんね。 オーレンの「ココカラハ英語デオ話シイタシマス」なんて台詞も、いったいどうするんでしょう。英語で切ってる啖呵を冷静に日本語で同時通訳してるってところが面白いのになあ。 どうでもいいけど、なんで子供の頃のほうが日本語が上手いんだ、オーレン?(笑)
エビヤンさん、こんにちは。
>ところでアニメパートはプロダクションI.G製作で、 >猛烈に日本アニメだと思うのですが。
確かにそうなんですが、タランティーノが演出面でかなり細かい指示を与えたそうですから、やはり彼の意向が強く反映されていると見ていいのではないでしょうか? アニメを分かっていない監督が、日本のアニメ会社に下請けに出しただけでは、あれだけのものにはならないでしょう。
TOSHIさん、こんにちは。
> 山本先生が注意書きしたような「ストーリーにあまり詳しく触れない」以前に、詳しく触れるようなストーリーが無いなと(笑)
まあ、確かにねー(苦笑)。 ただ、アクションに不必要な要素をすべて削ぎ落とす一方、アクションを引き立てるための必要最低限の部分は、きっちり押さえてるんですよね。特に最初のバトルの後、あの女の子を殺すんじゃないかと観客をはらはらさせておいて、「待ってるぞ」と言い残して去っていくのは、上手い性格描写だと思いました(あれも何か元ネタがあるのかな?)。
> ただ鉄球を振り回すだけじゃなくて、あんな使い方をするとは。
僕も映画を観るまで、実はゴーゴーボールって見かけほど怖い武器じゃないんじゃないかと思ってたんです。モーションが長すぎる。マンガに出てくる鎖鎌みたいに高速で回転してるわけじゃないんで、攻撃を見切りやすいだろうと。 どうするのかと思っていたら、足で蹴ったりしてタイミングを狂わせ、相手の意表を突いていました。なるほど! ただ、それもうまくカット割りでごまかしている部分が大きいですね。あんまり長く見せてると観客にアラが見える危険がある。だから、あのシーンはあのぐらいの長さでちょうどいいと思うのです。
> そう言えばパンフレットに書いてあった、監督が発注して出来上がってきた東京のミニチュアセットを見て、「うまくできすぎて本物に見えちゃわないかな? あのチャチさが良かったんだけどなー。」と言って関係者を固まらせたってエピソードは本当なんですかね(笑)
それよりも、飛行機のバックの空の色を「『ゴケミドロ』みたいにしてくれ」と指示したというのがすごいです(笑)。 こいつのセンスって、河崎実や中野貴雄に近いんじゃないか?
ところで、見てる最中に気になったこと。 ブライドとオーレンの対決シーンで、雪に混じって、雪よりも大きな紙切れみたいなものが一枚だけ降ってくるんですよ。あれはもしかしてギャグ? |
No.15206 - 2003/10/29(Wed) 14:09 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
| TOSHIさん wrote: > そう言えばパンフレットに書いてあった、監督が発注して >出来上がってきた東京のミニチュアセットを見て、「うまく >できすぎて本物に見えちゃわないかな? あのチャチさが >良かったんだけどなー。」と言って関係者を固まらせたって >エピソードは本当なんですかね(笑)
IMDbのtriviaコーナーに、東京のミニチュアセットはハムゴジの 流用であるって書いてあったのを見て「へぇ~」と思ってたん ですが、ガセネタであったか... |
No.15213 - 2003/10/29(Wed) 20:56 [204.32.180.203.dy.iij4u.or.jp]
| 「キルビル」良かったですね! 映画オタクが作る映画は、映画オタクにとっては心地いいですね。 僕は常々、映画というのは「やりすぎくらいがちょうどいい」と思っていましたが、まさにそう言う映画だと思います。
また、随所に見られる小ネタも、流石タランティーノという感じです。 個人的には、旅客機内のブライドの座席に普通に日本刀が置いてある所で爆笑しました。 また、ネーミングセンスも抜群ですね。 「ゴーゴー夕張」なんて、誰が考え付いたんだろう? タランティーノ本人だとしたら、日本語で笑いを取れるほど、日本語に堪能なんだろうか…? みなさんは、どの小ネタが良かったでしょうか。
個人的には、ユマ・サーマンの殺陣はそれほど… 理由は、スタイルが良すぎるからです。 手足が長いので、どうしても腰が浮いてるように見えてしまいました。 また、フットワークもちょっとばたばたしてるような… まあ、その手の俳優さんではないので仕方ないのかもしれませんが… |
No.15214 - 2003/10/29(Wed) 21:09 [zaqdb73966f.zaq.ne.jp]
| ・山本さん >こいつのセンスって、河崎実や中野貴雄に近いんじゃないか?
私は全編が中野貴雄ワールドと思いましたよ。そのものじゃないですが、同じ大陸にある国(下手すりゃ隣国)ですよ! 「強い女」が闘う女闘美時空だし、決め台詞がカタコト日本語ってのも中野センスな気がします。「ウソツケー」とか(笑) 中野ワールドにしては話が重いと言われそうですが、現在はともかく、「うらつき童子」(主演:一本木蛮(笑))あたり の時はイキナリ重い場面を挿入してましたし。決闘シーンでは血がピューピュー出てたし。 ゲテモノ(と言うのもナンですが)映画への深い愛情って点も共通点です。 中野氏に50億ぐらいの予算をあげたら、「キルビル」に近い映画を作ったんじゃないだろうか?と思ってます。
とか言ってたら、中野氏本人が熱~く語ってますね。「キルビル」について。 http://shinjuku.cool.ne.jp/n_tko/diary.html
でも中野氏なら、ゴーゴー夕張は出さないかも。 出ても女子高生ではなく、「結婚をあせってるOL。暴力でお肌の荒れをわすれる(28才)」とかになりそうです。 |
No.15215 - 2003/10/29(Wed) 22:18 [ymgc-adsl-1954.enjoy.ne.jp]
| > 個人的には、旅客機内のブライドの座席に普通に日本刀が置いてある所で爆笑しました。
そうそう、クレージー88のバイクにも当然の様に装着してあったし、ラスト近くのブライドが日本を離れる機内のシーンでは、画面手前の席にも別の乗客のものと思しき日本刀が立てられているところなど、ホント痒いところにナントカでしたね
> 「ゴーゴー夕張」なんて、誰が考え付いたんだろう?
映画秘宝の別冊『「キル・ビル」&タランティーノ・ムービー インサイダー』収録の美術担当・種田陽平氏インタビューによると、“マッハGO!GO!GO!”にちなんだものであるらしいとか。アニメパートスタッフの中澤一登氏インタビューには、「午前中は『ナージャ』、午後から日本刀で切りまくっている絵を書いていたので、頭がおかしくなりそうだった」との証言も…
> みなさんは、どの小ネタが良かったでしょうか。
某業界の女王に喧嘩を売ってるとしか思えない、ジュリー・ドレフェスの同時通訳:p |
No.15217 - 2003/10/29(Wed) 23:03 [eaoska111050.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
| 『バカ映画2連発』スレッドへのレスですが、『キル・ビル』関係なのでこちらへ。
h_takaさん、ヨコヤマさん、情報ありがとうございました。 『コータローまかりとおる!』が実写映画化されていたのは知っていましたが、大葉さんが天光寺役だったとは知りませんでした・・・・・・何かに書いてあったのを見たような気もしますが。 しかしこうなると、大葉さんのアドリブだった可能性もありますね。「こんな作品までチェックしてるのか、タラ監督!」と思ったんですが。
あと、小ネタですが、冒頭のアメリカパートでは黒だった「復讐リスト」の文字が、ラストの飛行機の中では赤ペンで書かれているんですよね(記憶違いだったらすいません)。最初は「何でこんなミスを?」と思ったんですが、ひょっとして、「アメリカでは赤が黒になる」という皮肉だったのかな、なんて・・・・・・。考えすぎですか(^^;。 |
No.15230 - 2003/10/30(Thu) 23:58 [ngy2007n058.ppp.infoweb.ne.jp]
| ああ、やっと内容について書ける(笑)
とは言っても他の方に言い尽くされているので、他の方がまだ触れていないところでも。とにかく70年代なのには感心というか笑ったというか。ちゃっちいセットはもちろん、タイトルロールもそうだし、音響効果もそう、絵の色味とか粗さも70年代。クレイジー88が夜の新宿をいくシーンなんかはカメラアングルまで70年代なんだから恐れいります。
青葉屋のシーンは圧巻でしたね。殺陣について意見が分かれるかもしれませんが、それを押し切ってしまうだけの勢いのパワーを感じました。『マトリックス』の「百人組手」とは、やっぱりちゃうなぁ。
さて、心配なのは第2部の出来。この勢いを持続してそれ以上のものを出せるのか?
>みなさんは、どの小ネタが良かったでしょうか。
メイン以外の日本人俳優の皆さん。
どこに出ているか解らない北村一輝。 やっぱりな結末の國村隼。 「わたしの青葉屋が~」と右往左往する風祭ゆき。
どれも絶妙のキャスティング。
もうひとつ、エル・ドライバーのアイパッチ。
余談その1 予告編の映像の中に第2部の映像がワンシーンだけ入っているみたいです。(刀に飛び乗る謎の老人らしき人物)
余談その2 アニメパート、必然性はあるけど脈絡がないなぁと思っているのは、わたしだけ?
余談その3 タラちゃん、『レザボア・ドッグス』の時から撮り方変わってないよなぁ。
余談その4 「これは国辱映画だ!」って言う奴いるんだろうなぁ、きっと。 |
No.15231 - 2003/10/31(Fri) 01:20 [ppp1129.vi-osa.hdd.co.jp]
| >ハットリ・ハンゾーとブライドの会話なんて、日本語と英語がチ>ャンポンに飛び出すので、将来、ビデオやテレビ放映で日本語版>を製作する際にどうするのか、他人事ながら心配です。ハンゾー>が英語を喋るシーンは千葉真一が吹き替え直すのか、とか。
これについて、参考になると思われるのが、「X-ファイル」の外伝「ロ-ンガンメンズ」があります。モルダーを支援するグループ、ローン・ガンメン達が、「日本企業」の動きをさぐるため、その社員を尋問する際、字幕版でも日本語を使っていました。 で、日本語版ではどうなるのか気になり、そちらも見たところ、そのシーンのみ、字幕版のをそのまま流用し、英語字幕をつけることで、オリジナルも日本語であることを強調していました。 こういった事例は、意外とよくあります。何の映画かは、失念しましたが、「アメリカ人グループとロシア人グループが軋轢を越えて、手を組み、大きな敵と立ち向かう」というもので、「ロシア人だけのシーン」の時は、ロシア人は、日本語で喋り、アメリカ人グループと接触する時、ロシア人は「ロシア語になり、」日本語字幕がつき、アメリカ人グループは、全編をとおして、日本語を喋っていました。 |
No.15234 - 2003/10/31(Fri) 09:34 [21392215.warabi.ne.jp]
| 映画はまだ見てないんですが、朝日新聞のインターネットにこんな記事が。 http://book.asahi.com/topics/ |
No.15243 - 2003/10/31(Fri) 19:30 [trf02.ninja.neweb.ne.jp]
| 見てきました。良かったです。 凄く久しぶりにパンフレットまで買ってしまいました。 妙に「ヤッチーマイナー」が耳に残ってます(笑) しかしこの映画、もし日本語に吹き替えしたら 普通の映画度(笑)が増して少しつまらなくなるのでは・・・
栗山千明は、昔「死国」の宣伝で三石琴乃のラジオに出て 「私エヴァにはまってるんですよ~」とか言っているのを聞いて 「駄目だ、こいつ」と思ったことが・・・ でも、カイトってマイナーかな まあ、女の子は見ないか・・・ |
No.15244 - 2003/10/31(Fri) 20:53 [h219-110-074-001.catv01.itscom.jp]
| 観てきました。 いや……今更、言うことないですが、久しぶりに「観ろ!」と薦めたくなる映画でした。 『ディスペラード』『フロム・ダスク・ティル・ドーン』辺りがOKなヒトには、たまんない作品ですね(どっちも、タラ絡んでますがw)。 WASHA様 >でも、カイトってマイナーかな >まあ、女の子は見ないか・・・ つか、『カイト』って、エロアニメやないですか(w) 普通の女のコは知りませんよ、ンなん。
ギャガは収益50億目指すって言ってますが、どーでしょうねぇ。こんなヘンに濃ゆい映画、一般客、特に若い女性客はついてこれるんでしょうか?
|
No.15257 - 2003/11/01(Sat) 13:10 [gw1.aitai.ne.jp]
| 皆様が熱く語っているところへ水を注すようで申し訳ないんですが、私にとって『キル・ビル』は、「バカ映画」でなく「ダメ映画」でした。すみません。
私見としては、バカ映画ってのは内容がバカであるほど、作り手の方はクソ真面目なくらい真面目じゃなきゃいけないと思うんですが、『キル・ビル』の場合、作り手の「なあ、俺って面白いだろ? 笑えるだろ?」オーラが鼻について、うすら寒さしか感じられませんでした。噺家が客より先に吹き出しちゃいけません。
せっかく、「バイクに日本刀を装備して、スーツ姿で爆走するクレイジー88」みたいな、カッ飛んだ映像を作り上げておきながら、それを、「飛行機の機内に日本刀」みたいな、くだらないギャグでぶち壊しにしてしまっているあたり、この映画、ホントにダメダメです。
映画の中で一番ダメだなあと思ったのは、オーレン・イシイの生い立ちが、話に全然絡んでこないところ。はっきり言ってしまえば、中澤一登氏がナージャの製作時間を削って作ったあのアニメパート、要らないんですね。
そもそも、走ってる車の中のターゲットを、超遠距離から狙撃できるような超一流のスナイパーとの決闘手段が、なんで日本刀での切りあいなのさ?
あ、そうか。
『キル・ビル』の世界ではミノフスキー物理学が確立されてるから、遠距離の狙撃よりも、日本刀での接近戦の方が有効なんだよね(w。(ピー)さんとイシイの決闘シーンで、ちらほらと画面内を舞っているのが、ミノフスキー粒子。
冗談はさておき、いわゆる映画スノッブの皆さんは、日本映画へのオマージュ場面とか、プロダクションI.G発注のアニメパートとか、そういう上っ面だけ見て舞い上がってしまって、「さすが、邦画びいきのタランティーノ監督だ!」とか喜んでいますが、日本映画ってあんなんでしたか? 日本アニメってあんなんでしたか? 深作欣二の映画ってあんなんでしたか? 違うでしょ。
こういう書き方すると、「突っ込んじゃいけないんです、バカ映画(※褒め言葉)だから」とか、「これはバカ映画(※褒め言葉)だからいいんだよ!」とか言い出す方もいるかもしれませんが、『オースティン・パワーズ』や『悪魔の毒々モンスター東京へ行く』みたいに、全編きっちりおバカで通してくれるならいざ知らず、「結婚式で臨月の花嫁以外皆殺し」とか、「娘の前で殺される母親」みたいなシーンから始めといて、そりゃないぜセニョールって感じです。 |
No.15269 - 2003/11/01(Sat) 20:08 [eAc1Adz072.osk.mesh.ad.jp]
| >冗談はさておき、いわゆる映画スノッブの皆さんは、日本映画へのオマージュ場面とか、プロダクションI.G発注のアニメパートとか、そういう上っ面だけ見て舞い上がってしまって、「さすが、邦画びいきのタランティーノ監督だ!」とか喜んでいますが、日本映画ってあんなんでしたか? 日本アニメってあんなんでしたか? 深作欣二の映画ってあんなんでしたか? 違うでしょ
俺は、小奇麗なアポロシネマのシートに座りながらも新世界のションベン臭い劇場に居る気分になったけどなぁ・・・・
地域ネタでスマン。 |
No.15271 - 2003/11/01(Sat) 20:17 [251.76.44.61.ap.highway.ne.jp]
| > くだらないギャグでぶち壊しにしてしまっているあたり、
ご指摘の“機内持込”は、作品の世界観を極めて簡潔且つ的確に伝える秀逸な描写でもあると思うのですが |
No.15275 - 2003/11/02(Sun) 00:01 [eaoska111050.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
| カスガ様
この作品、タラちゃんの「オレはこんなに映画を好きなんじゃあ」という露骨な表現を是とするか非とするかで評価は正反対になると思います(カスガ様は後者なのでしょう)。故にギャグと言われる箇所は「好きなんじゃあ」表現なんだと私は思います。
> そもそも、走ってる車の中のターゲットを、超遠距離から狙撃できるような超一流のスナイパーとの決闘手段が、なんで日本刀での切りあいなのさ?
それは、タラちゃんがチャンバラを撮りたかったから・・・、は置いといて、あのシーンはブライドの奇襲なので、イニチアチブはブライドの方が持ってませんか? それに、オーレン石井もドス使ってたやん、セーラー服姿で。
> 冗談はさておき、いわゆる映画スノッブの皆さんは、日本映画へのオマージュ場面とか、プロダクションI.G発注のアニメパートとか、そういう上っ面だけ見て舞い上がってしまって、「さすが、邦画びいきのタランティーノ監督だ!」とか喜んでいますが、日本映画ってあんなんでしたか? 日本アニメってあんなんでしたか? 深作欣二の映画ってあんなんでしたか? 違うでしょ。
それは当然です。だって日本映画へのオマージュ100%の作品じゃないもん。ウエスタンとかカンフーとかいろんなジャンルの映画の要素ぶちこんで煮立てた作品だから、ちがうと感じて当たり前です。私見だけど日本映画は味付けに過ぎず、ウエスタンがベースの作品だと思います。なので、
> 「結婚式で臨月の花嫁以外皆殺し」とか、「娘の前で殺される母親」みたいなシーンから始めといて
というのはOKなんですよ、セニョール。 |
No.15276 - 2003/11/02(Sun) 00:20 [ppp0948.vi-osa.hdd.co.jp]
| 「殺すべき青い鳥は身近にいました」
・カスガさん
カスガさんが感じた事はカスガさんの感想であり、それはこのスレッドに水を差すような事にはならいので良いと思います。 現に“熱く語ってる”わけですし(・u・)
ただ、わりと早めに書き込んだ私の感想が目に止まらなかったのだとしたら、ちょっと残念です。
>作り手の「なあ、俺って面白いだろ? 笑えるだろ?」オーラが鼻について、うすら寒さしか感じられませんでした。 >噺家が客より先に吹き出しちゃいけません。
私は今回の作品は、タランティーノ監督の“プライベートMAD映画”だと思っています。 「俺って面白いだろ?」というよりは、「俺は面白いんだけどどうよ?」って“付き合わされて”観たら一緒に吹き出してしまった感じでいます。
>「飛行機の機内に日本刀」みたいな、くだらないギャグでぶち壊しにしてしまっているあたり
vbrさんが、「作品の世界観を極めて簡潔且つ的確に伝える秀逸な描写」と書いているように、私は「これから出てくる日本のシーンは“本物の日本”じゃないんだよ」というのを示してるんだと思います。 監督自身も「これは現実世界の話じゃないんだ!」と語っていますし。
>あのアニメパート、要らないんですね
あははははは、「要らない」という点は同意です。 あれは、監督がアニメ作品を作ってみたかったという“想い”のあらわれかと。 ただ、作品としては要らないかもしれないけど、タランティーノが手がけたアニメ作品を観れたという事で得したとは思っています。
>日本映画ってあんなんでしたか?~(以下略)~ これも、違うという意味では同意です。 しかしこれもまた監督自身が「映画の記憶だけで作られた世界」と語っているように、別にコピーを作ろうとした訳ではないので、“コラージュ”して別作品を作ったという事で良いと思います。 むしろ、『パールハーバー』や『コンタクト』などのように明らかな取材不足によるいい加減に描いた結果として間違えた日本を表現した作品群よりは、知ってて“好きだから”というイメージだけの日本を描いたのとでは、今回の姿勢の方が好感が持てます。
>「結婚式で臨月の花嫁以外皆殺し」とか、「娘の前で殺される母親」みたいなシーンから始めといて
アレを、緻密な計算の上でリアルに映画化されたりしたら引きます(^_^;;; |
No.15277 - 2003/11/02(Sun) 00:47 [206.133.210.220.dy.bbexcite.jp]
| 最終上映にしてはなかなかの入りだったのですが・・・、何でみんな静かに 見てられるんだろう?あんなに笑いどころいっぱいある映画も珍しいと思う んだけど(笑)。 でもまぁ親しい友人達と一緒にビデオで見たくなる映画ってのも、なかなか 珍しいですね。遠慮なくブツブツ言えるし(笑)。 |
No.15278 - 2003/11/02(Sun) 01:17 [p3109-ipadfx21fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]
| 自己レスです。 >冒頭のアメリカパートでは黒だった「復讐リスト」の文字が、ラストの飛行機の中では赤ペンで書かれている
二回目を見て確認したんですが、ちゃんと両方とも赤ペンでした。ただ、オーレンの名前を消すところだけ名前が黒になってましたが・・・・・・何故? |
No.15281 - 2003/11/02(Sun) 08:54 [ngy2007n070.ppp.infoweb.ne.jp]
| >二回目を見て確認したんですが、ちゃんと両方とも赤ペンでした。ただ、オーレンの名前を消すところだけ名前が黒になってましたが・・・・・・何故?
どこで読んだかは忘れましたが、B級感を出すためにシーンごとに小物の位置を“わざと”変えているとかいう話があるので、これも意味も無くわざとやってるんじゃないですか。
それにしてもネタが細かい… |
No.15282 - 2003/11/02(Sun) 09:55 [eatkyo136066.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
| >せっかく、「バイクに日本刀を装備して、スーツ姿で爆走するクレイジー88」みたいな、カッ飛んだ映像を作り上げておきながら、それを、「飛行機の機内に日本刀」みたいな、くだらないギャグでぶち壊しにしてしまっている 飛行機の中のシーンという「私わかってやってますよ。」というサインがあってこそ、高速道路やちゃんばらシーンが生きてくる。また納得できると私は感じました。 でもこういう監督の趣味が凄く出ている映画だから、好き嫌いははっきり分かれるでしょうね。現に私が見ているときでも、笑ったりしている観客は数人だけでしたし、見終わったとき「わけ判らん」という反応を示している人も見受けられました。 |
No.15284 - 2003/11/02(Sun) 11:22 [Q126083.ppp.dion.ne.jp]
| 山本先生 > 僕も映画を観るまで、実はゴーゴーボールって見かけほど怖い武器じゃないんじゃないかと思ってたんです。モーションが長すぎる。マンガに出てくる鎖鎌みたいに高速で回転してるわけじゃないんで、攻撃を見切りやすいだろうと。 > どうするのかと思っていたら、足で蹴ったりしてタイミングを狂わせ、相手の意表を突いていました。なるほど! 先の発言で書き忘れていたので。 噂(w)の「ゴーゴーボール」は、注目点のひとつだったんですが、あれはガンダムハンマー(w)とか鎖鎌のような使い方ではなく、クンフー映画でお馴染みの「縄ひょう」に近かったですね(ジェット・リー辺りをご参考に)。 しかし、ボール部分の構造はどーなっているのでしょうか? あの威力からすると、鉄の塊って感じですが、それだと軽く10㌔くらいになりそうです。それをあぁも軽々と操り、しかも、跳ね返ったボールを後頭部へ自爆させても、生きてる彼女は一体……(w) |
No.15287 - 2003/11/02(Sun) 14:15 [gw1.aitai.ne.jp]
| どうも、拙見に色々とレスを返してくださって、ありがとうございます。
まず、最初に謝罪しておきます。昨晩の書き込みは頭に血が上っていたこともあり、かなり煽り口調に近いものになってしまいました。申し訳ありません。
あと、あまり長文になり過ぎてもまずいので、一部の皆さまにはレスを返しきれませんでした。しかし、私の意見へのレスはもちろんのこと、このスレッドの内容には、きちんと目を通させて頂いています。
>TARGETさん
まずは、オーレン・イシイと(ピー)さんの最終対決についてです。
今、自分が物凄く野暮なことを書いているというのは自覚していますが、TARGETさんが「バカ映画だから思考停止」という有利なリングを捨てて、演劇の必然性という土俵に上がってくれたので、私の方も演劇の必然性という土俵の上で語らせて頂きます。
あの場面でオーレン・イシイ、逃げてませんでした?
(ピー)さんが踏み込むまでかなり時間があった筈ですし、挽回のチャンスはいくらでもあったと思うんですが。
そもそもそれ以前に、監督自ら演出して、あそこまで気合の入ったアニメパートを作っておきながら、それを実写パートに全然活用しようとしないというのが、映画の作劇としてダメダメじゃないですか!
はい、野暮な事を書いています。
でも、期待しちゃうじゃないですか……オタクだもの。
逆に言えば、アニメパートでのイシイのターゲットの暗殺手段が、「いきなり目標の目の前で日本刀で斬殺!」とかだったら許せたんです。もしタランティーノ監督が、どうしてもラストの決闘をチャンバラにしたかったのなら、そうすりゃ良かったんですよ。
次に、ウェスタン映画やカンフー映画についての指摘ですが、『キル・ビル』が日本のヤクザ映画や女囚映画をベースにしていると思い込んでいたのは、私の先入観だったようですので、撤回させて頂きます。映画に詳しくない人間の妄言と思って、御容赦願います。
ただ、問題はウェスタン映画とヤクザ映画の違いだけじゃないんです。
煎じ詰めて言えば、この映画、沖縄に渡るあたりまではバイオレンス映画なのに、それ以降がコメディ映画になってしまっている。それがこの映画のダメなところなんです。この前半と後半では、バカ映画としての質が違いますし、もし狙ってやっているのなら、明らかに滑ってます。ギャグにも「面白いギャグ」と「つまらないギャグ」があるんです。
>TOSHIさん
“プライベートMAD映画”なら、タランティーノが自分の仲間と一緒に上映会でもやって盛り上がってください。観客から金取って、劇場にかけるような真似しないでください。
この映画で描かれてるのは、現実の日本じゃなくて“タランティーノ日本”だなんて事、いちいちあんな滑ったギャグ入れなくても、誰でも分かりますよ。
「バカ映画だから脚本や演出がデタラメでも構わない」なんて無法な話があってたまりますか。バカにはバカの整合性が必要なんです。
正直言って、マイケル・ベイやロバート・ゼメキスが同じ事をやると糞味噌に言われるのに、タランティーノだと絶賛されるというあたりのカラクリが、私にはよく分かりません。「日本映画を愛してる」と言いながら、やってる事はうすら寒いガイジン・ギャグとやる気のないチャンバラですか? そんな愛は私は信じません。「愛してる」なんて、口先だけでいくらでも言えますし。
結論を出せば、TARGETさんやえふてぃーえるさん他の皆さまの言うとおり、私にはタランティーノの映画を理解する能力がないんでしょうね。いわゆるところの、「間違って観に行った観客」なんでしょうね。私の先の書きこみは、そういう「間違って観に行った観客」の意見の一つだと思って頂ければ、幸いです。
でも、『パルプ・フィクション』はマイベスト映画だったんだけどなあ……ううん。 |
No.15289 - 2003/11/02(Sun) 16:13 [eAc1Adz072.osk.mesh.ad.jp]
| タラ世界の日本は日本刀の持ち込みはOKだが、 銃に関しては国内に一丁も存在しないほど規制が厳しい、 というのはダメ?(笑) 日本の場面では銃を取り出す描写が無かったような気が するので。。。 >TARGETさん 北村一輝はオーレンのすぐそばに座ってましたよね?
小ネタとしては、エンドクレジットに勝新の名前があるとか、 同じくエンドクレジットにBENTA FUKASAKUと あったんだけど、KENTA FUKASAKUの誤植では ないの?と思ったんですけども。 |
No.15292 - 2003/11/02(Sun) 23:19 [p6f8204.aicint01.ap.so-net.ne.jp]
| 自己レスです。 すいません、アニメパートではプリティー・リキが 拳銃を使っていましたね。。。
それから、アニメパートがいらないとは自分は思いませんでした。 この映画のキーワードは「復讐」でしょう?オーレンの 過去を踏まえて、過去の自分と同じように復讐に来たザ・ブライド に対して、真っ向から受けて立つってところに自分は燃えた んだけどなあ。 |
No.15294 - 2003/11/03(Mon) 00:04 [p6f8204.aicint01.ap.so-net.ne.jp]
| なんか色々とスレッドを汚してしまいましたが、自分なりに何が引っ掛かっているのか考えてみました。
私の方は、「『キル・ビル』は、バカ映画といえども外してはいけない、映画の要点を破ってしまったダメ映画」だと主張しているわけですが、皆さんの方は、「『キル・ビル』は、そんな映画のお約束なんかブッちぎった、破天荒なバカ映画なんだ!」と主張しているわけですよね? 私はそう受け取りましたが、もし間違ってたらご指摘お願いします。
こちらからケンカを売るような書き込みをしておいて身勝手だとは思いますが、「私は、『キル・ビル』が映画のセオリーを無視したダメ映画だと思った」「皆さんは、『キル・ビル』が映画のセオリーさえ無視したバカ映画だと思った」という結論で、手打ちにするわけにはいかないでしょうか? 率直に言って、これ以上の歩み寄りは出来ないと思います。
楽しく映画を語り合ってる皆さまの邪魔をするような、無粋な真似をして申し訳ありませんでした。今後は、もうちょっと楽しい書き込みを心掛けることにします。 |
No.15297 - 2003/11/03(Mon) 00:46 [eAc1Adz072.osk.mesh.ad.jp]
| 手打ちも何も 駄目だと思ったなら駄目、良いと思ったなら良い で別に構わないと思いますが・・・
別にカスガ氏の書き込みは邪魔とはおもいませんでした。 勿論、賛成出来る部分も?な部分もありましたが。 |
No.15303 - 2003/11/03(Mon) 12:31 [h219-110-074-001.catv01.itscom.jp]
| カスガさん、こんにちは。
> こちらからケンカを売るような書き込みをしておいて身勝手だとは思いますが、「私は、『キル・ビル』が映画のセオリーを無視したダメ映画だと思った」「皆さんは、『キル・ビル』が映画のセオリーさえ無視したバカ映画だと思った」という結論で、手打ちにするわけにはいかないでしょうか? 率直に言って、これ以上の歩み寄りは出来ないと思います。
それでよいと思いますよ。ある映画をすべての人間が「素晴らしい」(あるいは「ダメだ」)と評価することなんてありえないんですから。カスガさんのような感想も当然、あっていいと思います。 例の飛行機の中の日本刀ホルダーにしても、賛否両論が出るのは当然でしょう。 カスガさんは、
> この映画で描かれてるのは、現実の日本じゃなくて“タランティーノ日本”だなんて事、いちいちあんな滑ったギャグ入れなくても、誰でも分かりますよ。
とおっしゃいますが、本当に誰でも分かるんでしょうか? はっきり言って、映画ファンならともかく、この手の映画を見慣れない一般人のスキルがそんなに高いとは思えないです。そこいらのおじさんやおばさんの多くは「クェンティン・タランティーノ」というのがどんな監督なのか知りません。名前すら知らないかもしれない。 『キル・ビル』を観に来る人が、みんな予備知識があって観に来るわけじゃありません。実際、映画館でも笑ってるのは僕だけでしたし。 もし「これは現実の日本ではありません」という明瞭なサインが映画の中のどこにもなかった場合、「日本に対する偏見である。けしからん!」と抗議する連中が出てくることが予想されます。そうなると、カスガさんとは逆の立場の人が、「なぜギャグを入れなかったのだ!?」と批判するかもしれない。 タランティーノはギャグを入れる方を選んだわけですが、どっちに転んでも批判する人間が出てくる以上、どっちを選択した方がベターであるかは、誰にも断言できないでしょう。
ちなみに、僕も「バカ映画には明瞭なギャグは入れない方がいい」という立場です。『発狂する唇』という映画を観た時も、途中にしばしば入るギャグが映画のノリをぶつ切りにしてしまい、うざったくてしょうがありませんでした。ギャグを入れずに大真面目に撮ったら、さぞ傑作になっただろうに……。 |
No.15306 - 2003/11/03(Mon) 13:21 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
| この映画の最大の問題点は、普通のアクション映画の振りして、公開してることでしょうか?(笑)
僕は十分に楽しませてもらいましたが、一緒に観に行った友人はだめだったようです。やはり、オタクの素養がない人間には難しいようです。 |
No.15323 - 2003/11/03(Mon) 21:37 [r098091.ap.plala.or.jp]
| >カスガさん ちょっと疑問に思ったんですが、バイクに刀装備は特に気にならなかったのに、なんであの機内のシーンを「ギャグ」だと思われたんですか?刀ホルダーがある以外は特に変な描写がされてる訳でもないですし、沖縄、飛行場で全員刀装備、ゴケミドロ飛行機とある前後関係でみても特に浮いてる部分でも無いですし。(あの映画の日本パートすべてが浮いてるといえばそれまでですがw)
逆にあそこだけ普通の飛行機内だったら「なんでここだけ普通なんだ。ツメが甘いなあ」と感じていたかと思います。まあ日本人が全員マゲを結ってるとか、スチュワーデスが芸者、とかまでやってればギャグといわれてもしょうがないとは思いますw。
自分は日本パートにおいてギャグのつもりでやったのは、お尻ペンペンぐらいであとは全部、真面目に監督本人にとっての様式美を貫いたものだと考えてます。まああれを本気でやってるとすればそれはそれで狂ってるとも言えますがw |
No.15324 - 2003/11/03(Mon) 21:42 [eatkyo136066.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
| ええ、11月15日から12月5日まで大阪府高槻市にある高槻松竹で「不滅の時代劇傑作選2」というイベントが行われます。 そのラインアップが「KILL BILL」に見事に便乗しております(笑)。ちらしにも「KILL BILL」でオマージュをささげた作品も多数上映と書かれていますし、上映リストにも影響を与えた作品がきちんとわかるように工夫を凝らしております。(作品名の頭に小文字で書かれたKILL BILLが置かれてるんですな。) とりあえず作品リストを書いておきますので、近郊に住んでおられ興味のある方はごらんになってはいかがでしょうか。私も何本か見に行く予定です。 「柳生一族の陰謀」「影の軍団・服部半蔵」 「暗殺」「闇の狩人」 「子連れ狼・地獄へ行くぞ!大五郎」「子連れ狼・三途の川の乳母車」 「赤穂城断絶」「御用金」 「修羅雪姫」「必殺仕掛人・春雪仕掛針」 「十一人の侍」「赤穂浪士」 「狐の呉れた赤ん坊」「赤西蠣太」 これが一日二本ずつ上映されるということです。 |
No.15327 - 2003/11/03(Mon) 23:30 [R212184.ppp.dion.ne.jp]
| 山本先生とWASHAさん、温かい言葉をありがとうございます。
一応、自分としては「感性の問題」で決着を付けたつもりですが、この掲示板のルールとして、自分の書いた文章への質問には出来る限り答えることにします。
>KEATONさん
どうも、はじめまして。
これこそ主観の問題なんですが、「バイクに日本刀」の場面を許せたのは、「映像としてカッコ良かったから」に尽きます。
それに引き換え「機内に日本刀」の方は、何の工夫もなしにぽんと隣においてあるだけでしたし、ましてや後半の日本を離れる場面では、(ピー)さんが復讐リストを書き上げていくという、あの映画の中でも比較的真面目な場面の直後でしたから。
ゴケミドロ飛行機は……ちょっと微妙ですね。
余談ですが、私は最初にあの場面を観た時、平成ガメラ一作目のギャオスが夕焼け空を飛ぶシーンをモチーフにしたのかと思いました。案外、金子修介監督も、ゴケミドロにインスパイアされてあの場面を作ったのかもしれません。 |
No.15329 - 2003/11/03(Mon) 23:45 [eAc1Adz072.osk.mesh.ad.jp]
| 私が見たときも笑ってる人は少なくて、なんだか皆妙に真剣に鑑賞してました(呆れてただけ?w)
タランティーノ作品を見るのは初めてですが「この監督はしょーもないオッサンだな~」とか思いながら楽しく観れましたね、「機内に日本刀」も、なんのフォローもなく当然のように置かれているのがかえってツボにはまりました。
もっとも不思議なのは、個人的に気に入った作品であるにもかかわらず、ボロクソに批判されてもまったく腹が立たないことです。 むしろ、カスガさんの意見に対しては、「まったく、そのとおりだなあ」と感じます。 |
No.15333 - 2003/11/04(Tue) 04:26 [EATcf-123p254.ppp15.odn.ne.jp]
| >みなさんは、どの小ネタが良かったでしょうか。 大葉健二氏が演じるキャラがまともに働いてない、ってのはネタなんでしょうか? ギャバン隊長はよくアバロン乗馬クラブの仕事さぼってマクーと戦ってたため給料数千円に減らされたし、デンジブルーもランニングさぼってアンパン食べてたしなあ。タランティーノ監督は特オタでもあるのかな、って考えすぎ?
この映画ツッコむのは簡単すぎるので、あえて脳内補完。 >どうでもいいけど、なんで子供の頃のほうが日本語が上手いんだ、オーレン?(笑) まあ、受験生時代のほうが英語が上手い人とか、幼児早期教育受けてたころのほうが英語が上手い人も多いので、強引に納得してください(笑)。
ところで、この映画は11歳のセックスシーンがあるので、例の法案の動きが変なことになったら引っかかってしまう可能性があると思うのですが・・・今のうちにDVDとか保護しておいたほうがいいのかな? まあ、あれでもロリアニメなのでとりあえずハアハア(笑)。 |
No.15335 - 2003/11/04(Tue) 07:33 [E061204011215.ec-userreverse.dion.ne.jp]
| 珍奇郎様 > ところで、この映画は11歳のセックスシーンがあるので、例の法案の動きが変なことになったら引っかかってしまう可能性があると思うのですが・・・今のうちにDVDとか保護しておいたほうがいいのかな? まあ、あれでもロリアニメなのでとりあえずハアハア(笑)。
えーと、オーレンの過去のシーン(両親の仇の親分を殺すシーン)ですか? あれなら、やってないので大丈夫でしょう。セーラー服着たままだし、親分もふんどしつけたままでした(まあ、自分もちょっと気になったので……w ただ、別のシーン、たとえば腹を切り裂かれるシーンだと、ふんどししているように見えないのが微妙なところですが)。 |
No.15338 - 2003/11/04(Tue) 13:40 [gw1.aitai.ne.jp]
| 言われてみれば、アニメパートの敵討ちシーンは、11歳の女の子と親父のベットシーンですね。ナレーションで堂々とロリータと言ってるし(笑) まぁ、いたしてないので問題なしかと。 たとえ、やっちゃていても前後のシーンが凄いので、気づかれないかもしれません(笑)。 |
No.15344 - 2003/11/04(Tue) 20:50 [r098091.ap.plala.or.jp]
| 皆様こんにちは。観てきました。 結論からいうと、も何も、始まってまもなく完全に引き込まれました。絶賛です。隻眼看護婦さんの登場で、「ああこういう世界だ」と納得しまして。 僕としましては、やはり時代劇好きなもので、クライマックスの雪中の立ち回りでした。ルーシー・リューの顔立ちは、着物と雪と日本刀に映えますね。全体を流れている雰囲気が、「キイハンター」や「バーディ大作戦」と同様の空気だったもので、あっさりあの世界に共振しました。つまり、七〇年代国際放映、東映の日本ということだな、とあっさり納得しましたよ。 それにしても、まさかアメリカ映画のクライマックスで「修羅の花」が聞けるとは。たっぷり興奮して、楽しみに楽しみつつ思ったのは「日本人に生まれてよかった。この映画を堪能できる」でした。クレイジー88の女性メンバーが乱れ八双の構えを取ったのが、個人的には大受け。まさかタランティーノ監督、「風」まで観てたんじゃないだろうな、と。 ゴーゴー夕張については、ああいうの大好きです。分銅鉄球系の武器は、やはり燃えます。 ああ、後編が楽しみです。 |
No.15355 - 2003/11/06(Thu) 09:11 [cache-tkp-ab03.proxy.aol.com]
| 見ました、素晴らしいです! ハンマーを振り回す栗山千明が私のツボをつきまくりです! 鎖!鉄球!栗山千明!最高です!
しかしタランティーノ監督、本当はチャーリーズエンジェルを撮りたかったんでしょうか?毒ヘビ暗殺団ってまんま悪のチャーリーズエンジェルなんですが。 大富豪チャーリーならぬ悪漢ビルによって世界中から集められた悪の女戦士たち。 チャーリーズエンジェルVS毒ヘビ暗殺団が見たいですね、もちろんゴレンジャー対ジャッカー電撃隊の宮内洋のごとくルーシー・リューはダブルキャストで、アレックスとオーレンのツーショットのシーンはCG合成じゃなくてマスクで誤魔化してほしいです。 |
No.15368 - 2003/11/07(Fri) 12:46 [nttkyo100158.tkyo.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
| Mt.@横浜さん、こんにちは。
> 言われてみれば、アニメパートの敵討ちシーンは、11歳の女の子と親父のベットシーンですね。ナレーションで堂々とロリータと言ってるし(笑)
原語では確か「ペドフィル」って言ってましたよ。「ペドフィルとロリコンは違うんだぞ」って、心の中でツッコんでたんだけど、まあ日本じゃ「ペドフィル」なんて言葉はなじみがないからしょうがないか……。 |
No.15373 - 2003/11/07(Fri) 14:54 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp] |