ヒラケン |
レビュー |
期待通りの本でした。タイトルからは、原作間違い探し&プチウンチクの゛解説本″を想像しがちですが、本書は「ダ・ヴィンチ・コード」の基礎理論になっている゛シオン修道会″、゛レンヌ・ル・シャトーの謎″にスポットを当て、その実像を掘り下げることで「ダ・ヴィンチ~」をより純粋なフィクションとしての゛小説″として楽しめるように導くガイドブックです。
とにかく、「些細なイタズラや仕掛けが、様々な思惑で伝説・神話に祭り上げられていく」という、J・H・ブルンヴァンの「消えるヒッチハイカー」等の都市伝説論でも同じようなケースが報告されている、゛当事者以外の人々の想像力による物語の生成過程″が強烈に面白い。
懐疑論者のコミュニティー等でも、「いっそのこと実際のシオン修道会の開祖、ピエール・プランタールを主人公にしたドラマを作ってみては?」という声が挙がっていましたが、本書を読んで納得。最初は仲良し4人組みの「ボーイスカウトごっこ」のようだったとされる小さな結社゛シオン修道会″が、最終的には「キリストの血脈の秘密を守る1000年近くの歴史を持つ巨大組織」へと祭り上げられていく過程と、その過程に置き去りにされるプランタールの悲劇は、本当にドラマチックで、それこそ映画向き。
゛キリスト教文化&ルネッサンス美術ウンチク満載の教養本″として真剣に「ダ・ヴィンチ~」を読んだ方にはガッカリなオチが多いのですが、まあ、世の中の謎なんてこんなもんです。
ダメなものや、ダメな部分が多い作品を゛ダメ!″と叩くだけの本や批評が多い昨今、作品のバックグラウンドを解明することで゛ダメな部分を指摘しつつも、そうでない部分に新たな面白さを見いだせる″ガイドとして機能する本書は、世紀のベストセラーにしてトンデモ小説である「ダ・ヴィンチ・コード」には最適のサブテキストだと思います。 |
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作成日時 |
06月14日 16:24 |
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かりっこ |
レビュー |
ルーブル美術館の地下に墓があるとは思ってませんが、ある程度は史実に基づいて書いてあるのかと思ってました。小説の最初のページに「芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている」とあるから。映画ではエンドロールで これはフィクションです という内容のテロップが出ましたが。
「最後の晩餐」の謎解きは まるで でたらめで、シオン修道会もキリスト教と全く関係無いどころか「低家賃住宅を守る会」だったとは・・・。
映画を見て小説を読んで、キリスト教や絵画の謎がいまいち理解できずに、こうゆう解読本を読むに至ったわけですが、
真面目に理解しようとする事より、単なる小説・フィクション・嘘もの・トンデモ本として笑って捉えなきゃならなかったのですね。
自分がバカだと晒されて、テンション下がりました。
でも、まぁ、読んでよかったよ・・・。 |
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作成日時 |
06月09日 18:27 |
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しうにゃん |
レビュー |
まだ大流行中の『ダ・ヴィンチ・コード』
物議を醸したその設定、「イエス・キリストの謎」、「シオン修道会」、「最後の晩餐の解釈」。だが、その設定は偽物であり、その真相はトンデモないものであったことを、この本は面白く教えてくれます。
この本が出版されたことは日本人にもまっとうな理性があり批評ができることを示してくれています。ベストセラーに騙されたくなくて、事実を知りたればこの本を読むのはお薦めです。 |
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作成日時 |
06月06日 19:43 |
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ももたん |
レビュー |
友達から借りてダ・ヴィンチ・コードを読み終わった直後に読みました。
元からフィクションとして読んでいたのでなんでこんな事書くのかな~と思っていましたが、最後まで読んで納得。
ホントに信じてる人がいるのね~、その事に驚きです。
それにしても、シオン修道会・・・。
知らない方が良かったかも(笑) |
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作成日時 |
06月03日 23:55 |
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shibchin |
レビュー |
はーい、皆様、ダビンチコードコバンザメ本評論家の shibchin です。議論の背景は分かっているし、種本も大体知っているので、肝心の議論さえ読めばよろしいと、立ち読みにおよんだ。
流石は「と」学会。一番の急所をきっちり突いています。私もいろいろ読んでいてシオン修道会が嘘くさいなあと思っていたのですが、どうウソで、そのウソがどのように形成されたかまで、解説してあって、これで一件落着という気分です。
しかも、じゃあこれで『ダビンチコード』は駄目だと言っているかと言うとそうではなくて、小説は楽しんだし、映画も楽しみにしていると著者は書いている。極めて冷静な態度で、これも流石は「と」学会。
ま、舞台裏を白日にさらして楽しくないと思う向きにはむかないが、「知りたい」病に冒されている現代人はぜひ読んで下さい。 |
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作成日時 |
06月03日 22:31 |
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oga |
レビュー |
いわゆる、ダビンチ・コード批判本。
この手の本は、コバンザメのくせに・・・という嫌悪感を感じるものが多い中で、この本は文体が軽く笑いながら読めました。
痒いところに手が届いてる感じもします。
ただ、やっぱりコバンザメ批判本というジャンルの範疇ですね。 |
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作成日時 |
05月27日 01:24 |
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nittagoro |
レビュー |
むちゃくちゃに面白い。
「ダ・ヴィンチ・コード」を読んで感じたモヤモヤが、一気に晴らされる感じ。
また、さまざまな人が関わって構築された複雑で壮大な伝説の全貌(「ダ・ヴィンチ・コード」では意図的に触れなかった部分も含めて)が簡潔に書かれてあり、その膨れ上がっていく過程は、もしかして「ダ・ヴィンチ・コード」本編よりも面白いんじゃないかな? |
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作成日時 |
05月25日 22:29 |
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phoque |
レビュー |
うーん、面白かった、と言っていいのかな。
書いてあることは予想してた通りで、それ以上でもそれ以下でもなかった、というか、「あ~やっぱりね」の連続でした。
個人的には、低家賃住宅云々のあたりは笑えた。
疑惑は確かめたいけど自分で資料をあたるのはめんどくさい、という私みたいな人向けの本だろうと思う。
追記--
…と書いたものの、これって本来、フィクションの中の設定を真に受けてしまう人に対する啓蒙的な意図も込みで書かれてるんだよね。
自分はそういう人じゃないので(別のことだと結構バカな話を信じてたりするんだろうけど)、もしかしたら全然的外れなことを言ってるのかもしれない。 |
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作成日時 |
05月24日 16:00 |
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かな |
レビュー |
最後の晩餐が詳しく解読してます。
1日で読み終えました。。。 |
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作成日時 |
05月24日 14:49 |
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じゅんち |
レビュー |
真実と虚構を徹底的に洗い出したのが本書。
壮絶に『ダ・ヴィンチ・コード』が虚構であることを暴いた作品である。
本書で語られる事実は、いずれも根拠がはっきりしており説得力がある。
それ故、『ダ・ヴィンチ・コード』の世界を真実なのでは?と思っている人にとっては衝撃的内容であろう。
-すべては虚構、つまりはただのフィクション小説である-
さて、本書は『ダ・ヴィンチ・コード』のすべての謎を細かく追求しているのではなく、キーとなっている「シオン修道会」の存在と役割を否定することによって、この話が虚構であることを証明している。
(なお、第1章では【最後の晩餐】の謎を解明している)
<良い点>
明確な根拠と、裏付けある事実によって、『ダ・ヴィンチ・コード』を徹底解析している為、非常に説得力がある。
<悪い点>
個人的な感想であるが、読者を馬鹿にしているような記述が少々癇に障る。 |
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作成日時 |
05月22日 22:48 |
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でめ壱号 |
レビュー |
実話として「ダ・ヴィンチ・コード」を
読むヒトがいると指摘する点で、ちょっとびっくり。
ワタシ的には、受け入れ難い。
そんなヤツいてへんで、と思う。
ああでもそのへん、事実と虚構と推測が
曖昧になっちゃってるワケなのね、と改めて。
まあそれにしても、
これはこれで面白かったんだけど、
「最終解読」と言うには少々浅い感じもした。
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作成日時 |
05月08日 14:44 |
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