山本弘トンデモ資料展
2006年度版4-B


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[懐疑的に超常番組に突っ込む] トピック
2006年08月16日
15:25
 『バミューダ・トライアングルの謎』
  山本弘
 ヒストリー・チャンネルで放映。まず前編だけ見たのでご報告。

 バミューダ・トライアングルはある、という前提で作られた番組。いろんな事件が取り上げられているわりには、真相にちっとも迫ろうとしない。
 メリー・セレスト号事件については、「まだ温かいコーヒーが残されていた」なんてデタラメを言う。
 1967年のウィッチクラフト号事件では、事件当日が悪天候だったことを隠している。
 第19編隊の事件についても、かなり時間を割いているにもかかわらず、ものすごく中途半端な内容。テイラーが自分たちの位置をメキシコ湾上と誤認していた可能性について触れていない。

 番組には、他の超常現象ライターらに混じって、ラリー(ローレンス)・クシュも出演。しかし、当り障りのない発言しか使われていない。もっといろいろ喋っただろうになあ……。

 船や航空機の失踪原因について、「アトランティスの遺跡から発せられる磁気」というトンデモ説が、けっこう長い時間を割いて紹介されるのには参った。いちおうクシュの否定発言で締めてはいるが、番組制作者のスタンスが分かろうというもの。
 いちばん笑ったのは、1918年に起きたサイクロプス号の遭難原因が、巨大なイカに襲われたのだという説。
 1万9600トンの石炭輸送船を沈めるイカって、どんなサイズですか!?(笑)

 後編はまだ放映されてないけど、この分だとものすごく不安。
 何が不安かって、この前、僕と皆神さんが、「ドラゴン・トライアングル」についてヒストリー・チャンネルから取材を受けたってことなのよ(笑)。
 こんな風に編集されるのかなあ、やっぱり。

書き込み
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2006年08月16日
17:18
    1: 雅楽
ヒストリーチャンネルは映らんのよ。(T-T)

タイトル見た時は、四半世紀くらい前の番組の再放送かと思いました。

今だバミューダトライアングルがネタとして使えるのが、ちょっと驚きです。(笑)
2006年08月16日
21:22
    2: ものぐさ太郎α
超常番組っていうのは、結局、毎度おなじみの事をやっているという事なんですね。どこでも。
始まって40分ぐらいの所で斬り合いがあるとか、敵が巨大化するとか、そういった類の制約があるのかな。
2006年08月16日
22:48
    3: ひろ☆(^o^)/~
バーミューダ・トライアングルとはちと異なりますが、ディスカバリーチャンネルで、『アトランティス大陸は南米にあった』という番組があったので、録画して今見たところです。

南米大陸は1万年前には10の王国に分かれていた云々・・・
(アトランティスだったという前提での話、何の証拠が・・・)
チチカカ湖は昔海だった、湖底には遺跡が・・・
(地殻変動のタイムスケールは1万年どころじゃないやん・・・)

いや~、面白かったですわ。ガイジンの学者がしゃべってると疑わない人も多いんだろうなあ。
2006年08月18日
11:09
    4: 山本弘
 後編観ました。
 おお、前編より断然まともじゃん。第19編隊失踪事件を当時の記録に基づいて再現してるんだけど、悪天候と、テイラーが編隊の現在位置を間違えたのが原因であることを、ちゃんと解説してました。

 ……と思ってたら、その後がひどかった。
 1970年、民間機パイロットのブルース・ガーノンは、バミューダ・トライアングル上で奇妙な雲に遭遇、らせん状で回転しているトンネル型の雲をくぐり抜けたという。彼はそれが「電子の雲」であり、自分はタイムトンネルをくぐり抜けたのだと主張している。
 そのガーノンの体験を支持するのが……なんと、ジョン・ハチスン!
 わはははは、もう出てきた瞬間に笑っちゃったわ。だって、ものすごく怪しいんだもん、ハチスンの風貌。もろにB級ホラー映画の悪のマッド・サイエンティストって感じで。
 ハチスンによれば、ガーノンの体験はハチスン効果で説明できるんだそうです。もう勝手にして。
2006年08月18日
11:26
    5: 山本弘
 偶然なんだかどうか知らないけど、同じ日(17日)にNATIONAL GEOGRAPHIC CHANNELの『サイエンス・ワールド』でも「魔の三角海域」を放映。

 こっちも前半は第19編隊事件の解明。結論は「バミューダ・トライアングルの謎」と同じ。
 違うのは、こっちは本物のアベンジャー機を持ち出し、実際に第19編隊の飛行コース通りに飛ばしてみせたこと。いや、べつにそれで何が解明されるってわけでもないんだけど。
 まあ。そこそこまともな番組かなあ、と思って見ていたら……。

 こっちにも出たよ、ガーノンとハチスン!(爆笑)

 しかもこっちは、例のハチスン効果のビデオつき。あー、この皿がふらふら舞い上がる映像、久しぶりに見たなあ。

 消失事件の原因について、ハリケーン、竜巻、大波、人為的ミスなどの、充分に納得できる要素を羅列しておきながら、最後は「この海域にはまだ解明されていない謎が残っている」うんぬんかんぬんのわざとらしいナレーションで締めるのも、この手の番組の常道ですなあ。

 これで終わりとか思ったら、ヒストリー・チャンネルで21日から放映の『空の最強兵器 ミリタリー・ヒストリー』というシリーズ、第1回が「アベンジャー」なんですと(^^;)。
 シンクロニシティ? それとも流行ってんの?
2006年08月18日
11:42
    6: Elwood
 すみません。ちょっと宣伝させてください。

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 激しく宣伝、失礼しました m(_ _)m
2006年08月18日
11:51
    7: Guston
なんか、サンダーバードは12年サイクルで流行するって話を思い出しました。
きっと、どこかの誰かが「今はまたバミューダが旬」とでも思ったんでしょうかね。
2006年08月18日
17:44
    8: ウィザード
前・後編ともに見ました。

前編は、まったく真相に迫ろうとしないので面白くなかったんですが、その中で唯一笑えたところは、エドガー・ケイシーが予言したアトランティスのビミニ・ロードの件に関するところ。

長々とビリーバーの説を紹介したあとに、30年以上研究しているアメリカ地質学研究所の地質学者ユージン・シンが登場し、具体的な証拠をもとに斬って捨てたんですが、そのまま終わるのかと思ったら、アトランティス信奉者が登場。
ナレーション曰く、「反論があります」とのことなので、どんな反論があるのかちょっと期待して見ると・・・

「確かな証拠はありませんが、私はアトランティスが歴史上存在したということを信じています」

をいをい、それは反論じゃなくて信仰告白だろw
証拠には証拠で反論してほしいな~。


続いて後編ですが、こっちはスゴイまともでした。
ただ、最初からあまりにもまともすぎたので、このあとにビリーバーが登場して珍説を披露するのでは? と、見ているうちに不安に(^^;

まあ、結果としてその予想は当たってしまい、ブルース・ガーノンが登場したあたりで完全に流れが逆転。番組の後半は中途半端な内容でした。

ただ、山本弘さんがおっしゃるように、ハチスンが出たときは面白かった。
いきなりハチスンが出てきただけでも笑えるのに、あの怪しい風貌。とくに目つきがヤバかったです(笑)。
2006年08月18日
18:03
    9: ウィザード
それと一番期待していたクシュは、コメントを上手く編集されちゃってる感じで残念でした・・・。でも、この番組で初めてクシュを見ましたが、シブくてカッコよかったです~。

あと後編の最後に出演者が順にコメントしていったのですが、順番は最初ビリーバーでその次が懐疑派。そして一番最後の締めがクシュでした。

番組の一番最後にクシュをもってきたということは、スタッフも彼の力作を読んで、「やっぱり締めはクシュじゃないとマズイだろう」と思ったのかな?

でも見てた側からすると、最後までなかなか登場しなかったのでヒヤヒヤしたけど。
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