山本弘トンデモ資料展
2006年度版4-C


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[懐疑的に超常番組に突っ込む] トピック
2006年08月23日
09:16
 『超常現象調査隊』
  山本弘
 ディスカバリー・チャンネルで放映。

http://japan.discovery.com/series/serintro.php?id=728

 ギャグを交えつつ伝説の真偽を検証してゆくという、同じディスカバリー・チャンネルの『怪しい伝説』のようなノリの番組。
 今回は「湖の大蛇」。

・シーサーペントの模型を製作し、実際にオカナガン湖に持ちこんで撮影。オゴポゴを映したとされるビデオと比較する。他にも、モーターボートや水上スキーの起こした波、流木なども撮影するが、結局、ビデオにいちばん似てたのは――

 風が起こした波

 という結論。
 波が逆光で暗く映ると、シーサーペントが背中のコブを水面に出して進んでるように見えるわけですな。
 で、せっかくミニチュア持ってきたんだから、怪獣映画撮っちゃえと、ミニチュアのシーサーペントがミニチュアのヨットを襲う場面を撮影。途中から本来の目的を逸脱しちゃうのも『怪しい伝説』みたい。
 しかし通常のビデオでミニチュア撮影は無理がある。高速度カメラで撮ればもっとそれらしくなったのにね。
 最後に「この番組の撮影ではシーサーペントを虐待しておりません」というテロップが出たのにも笑った。

・航空写真に映ったUFOの正体を検証。
 どの写真でも常に写真の中央にあること、ピントがボケていることから、レンズの前にある何かだと分かる。レンズに水滴をつけたり、飛行機の底部の撮影用の窓にビーズを落としたりして、似たような写真を再現。

・夜の墓場に出現するオーブを撮影。
 ストロボ撮影でオーブを作るために、誰かの墓石の上に汚れたマットをかぶせて、ぱんぱん叩いて埃をたてる。こいつら、すっげえバチアタリです(笑)。

 バカっぽくて笑っちゃうんだけど、単に写真やビデオを見て不思議がってるだけじゃなく、「どうすれば同じものが撮れるかやってみよう」というコンセプトは楽しい。『怪しい伝説』が好きな人にはおすすめ。

 関係ないけど、この前のイベントで、作家仲間4人で雑談してたら、全員が『怪しい伝説』のファンだったと知ってちょっと驚きました。「あれは金のかかった『ナイトスクープ』だよね」という意見には納得。

書き込み
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2006年08月23日
12:04
    1: uki
怪しい伝説と違って、一つ終わってから次のネタに移るのは観易くて良いんですけど、
ちょっとテンポが悪いですね。


ビーズ好き?w
2006年08月23日
17:03
    2: デバンカー♪
僕も見てます。
いいんだけど、ちょっと不満なのは、写真やビデオを再現することのみに力が入れられ、「本当にそうやって撮られたものなの?」という点が、結構、おざなりにされていることです。

たとえば空中のホコリや水滴が偶然写り込んでオーブに見える、ということはあるでしょうけど、偶然、ビーズが写り込むことはないですよね。

そういった偶然そうなるかも、という話と、なんでもいいからにてる写真にできたらOKという話を一緒くたにしていることに、ちょっと抵抗があります。
2006年08月23日
17:47
    3: 塩田多弾砲
>ストロボ撮影でオーブを作るために、誰かの墓石の上に汚れたマットをかぶせて、ぱんぱん叩いて埃をたてる。こいつら、すっげえバチアタリです(笑)。

 ちょいと直接関係ないですが、ずっと前に民放で放送した怪奇特番。
 その時に、自分とこが檀家のお寺が出て、自分の家のお墓が、暗闇の中からライトで照らされ「呪いの心霊現象云々」っていったタイトルがばばーんと画面で出たのを見て、複雑な心境になりましたですわ。

 いや、確かにウチのお墓は撮影しやすそうな場所にありますよ。ウチのお墓が出たのはタイトルだけで、番組内容とは全然関係ありませんでしたよ。ついでに言うと過去に一枚だけ心霊写真が撮れて、それはウチに未だに保管してますよ(顔が墓石に映ってるだけなんで、誰かの顔が映りこんだだけと思われ)。

 しかしなんとなく、我家のお墓が勝手にミステリースポットにされた気分で、実にイヤンな感想を覚えてしまいましたですわー。
 ま、過去の話ですし、今更どうとは言いませんけどね。しかし、なんとなく自分のご先祖に対して無礼をはたらかされたっぽく感じてしまい、あまり気分がよろしくなかったわけです。

 でも、面白そうですね。この番組。
 自分も、中学の時。
「学校の風景を撮れ」って課題で校庭に出て、空にポリタンクの蓋を投げ、それをタイミングよく撮影する事で、「飛んでいるUFOを撮影」したように見せかけたインチキ写真を撮った事がありました(もっとも、張り出されても、誰もUFOが映ってるのに気づいてくれなかなかったのですが(爆))。
 やはり、心霊写真やUFO写真を撮るためには、入念な下準備とそれなりの技術が必要なんですねえ(ちょっと違う気もするが)。
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