山本弘トンデモ資料展
2007年度版1-A


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[超能力捜査] トピック
2006年04月13日
16:11
 ■TVのチカラ
  ウィザード
テレビ朝日系列で毎週月曜夜19:54から放送中の「TVのチカラ」に関するトピックです。

公式サイトはこちら。
http://www.tv-asahi.co.jp/telechika/

この番組は、海外の超能力者が多数出演するレギュラー番組としては唯一と言っていい存在です。(毎週「超能力捜査」が行われるわけではありませんが)

そのためか、超能力者たちが未解決事件を“解決”したと主張する信奉者の中には、上で示したこの番組の公式ページにリンクを貼った上で、「このページで『解決』と書いてあるのは全て超能力者による透視の成功例(つまり超能力捜査によって『解決』した)」と書いている人を見かけます。

それは本当でしょうか?
もちろん事実は違います。

問題のページでは、そもそも超能力者が関わっていないケースも含まれていますし、中には事件は確かに解決したものの、それは警察の捜査のおかげで、番組や超能力者は何の役にも立たなかったケースも含まれています。

このトピックでは、そのあたりの真相を明らかにし、さらには“解決”とは書かれていなくても、超能力者が出演した回は透視結果の記録、紹介、そして検証を行っていきたいと考えています。

※その他この番組に関わる話題があれば、このトピに書いてください。
※また、他のトピックと投稿内容が重なってしまう場合は、コピペして両方に投稿するか、それともどちらか好きなほうに書くか、ご自由にお選びください。

書き込み
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2005年11月24日
21:25
    1:  ウィザード
「TVのチカラ 電話嬢経験者」というコミュを発見。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=410444

ヤラセのタレコミとかがあったら面白いと思ったんですが、今のところないみたいです。

あと、こちら↓は「奇跡の扉 【TVのチカラ】」というコミュの中にある「電話嬢」というトピック。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2924194&comm_id=42905

8割はイタ電(エロ系)なんですか。
2005年11月26日
09:39
    2:  山本弘
 クリス・ロビンソンについてのトピがまだ立ってないので、こちらに。
 昨年末に放映された『TVのチカラ』スペシャルで、イギリスのクリス・ロビンソンが夢でテロ事件を予知したとかで、メージャー首相の秘書から感謝状を貰ったという話が出てきました。
 ところが、画面に映った「メージャー首相の秘書からの感謝状」なるものを、静止をかけて読み取ってみたら、

Dear Mr. Robinson
Before going abroad Mr. Bright read your letter of 21 September was
interested to hear your comments.
Graham would be grateful if you would notify us *****(判読不能) eiter by
telephone or writing if you have a similar dream.We will then notify the
Home Office.
Your sincerely.

(サイン)Barbara Kyriakou

MISS B KYRIAKOU
Personal Assistant to Mr.Bright

 えーと、ミスター・ブライトという人(「グラハム」はおそらくファースト・ネーム)が、ロビンソンからの手紙に興味を示していて、また同じような夢を見たら報せてよ、内務省に報せるから、てなことを言ってますね。
 でも、どう読んでもこのキリアコウという女性、ブライトという人の秘書としか思えないんですが?
 それにYour sincerelyというのはただの定型句で、これを「感謝状」と呼ぶのは無理がありませんか?
2005年11月26日
13:10
    3:  ウィザード
年末のスペシャルは見逃していたので、とても参考になりました!

>でも、どう読んでもこのキリアコウという女性、ブライトという人の秘書としか思えないんですが?

確かにそういうふうにしか読めませんね。「感謝状」と呼ぶのも無理がありますし。

やはり得意のホラ話なんでしょうか。
他にも、ロンドン警視庁からは否定されているにもかかわらず、「99年に捜査に協力した際に『夢探偵』というニックネームを付けられた」とか、「自分の見た夢はイギリス中の警察で犯罪捜査に利用されている」とか吹聴していますよね。

※クリス・ロビンソンのトピは後ほど作っておきます。
2005年11月28日
15:20
    4:  ウィザード
今日の放送には、クリス・ロビンソンが出演して超能力捜査を行います。

録画をお忘れなく!
2005年12月05日
00:48
    5:  海江田
昨年6月~8月に取り上げられた、
「三重20歳OL行方不明事件」ですが、一昨日のテレビの
ニュースで、三重県芸濃町河内(こうち)の山林で女性
の遺体が発見されたという報道がありました。
ネットで調べたところ、三重テレビ放送
http://www.mietv.com/news/prefnews.html
では、発見された白骨死体は、不明の山浦さんと断定された
ということです。
本日の放送で、途中経過が報告されるかもしれません。

この事件については、2か月以上にわたって取り上げ、透視能力者
4人の力を借りて大捜索を行いましたが、発見できませんでした。
http://www.tv-asahi.co.jp/telechika/contents/sos/0069/index.html#f1

謎の多い事件で、今後の警察の捜査と発表に注目したいと思い
ますが、私としましては、4人の透視能力者を導入して行方不明
者を発見できなかったことについては、追求していくつもりです。
大捜索を行ったにもかかわらず、家族の期待を裏切り、居場所を
つきとめることができなかったのですから当然のことと思います。

透視捜査がよかったのか?
透視に頼らず、地道に付近を捜索していれば、もっと早く発見する
ことができたのではないかと思います。
純粋な「行方不明者捜索番組」であれば、透視捜査は必要ないで
しょう。
「TVのチカラ」は、「行方不明者捜索番組」ではなく、「透視
捜査番組」となっているような気がします。
行方不明者の帰りを待つ家族のためにも、番組の方針を考え直す
必要があるのではないでしょうか。
2005年12月05日
16:40
    6:  ウィザード
「三重20歳OL行方不明事件」は今日放送の『TVのチカラ』で取り上げられますね。
三由デコが霊視をするようです。

あと先週に引き続き、クリス・ロビンソンが「札幌OL殺害事件」に関して透視をします。多分、時効が成立する再来週の21日まで、この事件を大々的に扱うと思います。
http://www.tv-asahi.co.jp/telechika/contents/sos/0001/index.html#f1


>私としましては、4人の透視能力者を導入して行方不明
者を発見できなかったことについては、追求していくつもりです。

こちらのコミュニティでも、どんどんやっちゃってください。(多分「TVのチカラ」は、過去に透視を行った4人の透視結果をごちゃまぜにし、当たりをこじつけるでしょうけど)
2005年12月06日
12:02
    7:  海江田
昨日の放送ですが、新聞の番組欄には「三重OLデコ師霊視」と
記載されていましたが、デコ氏は出演していませんでした。
来週、出演するかもしれませんね。

来週の放送内容を確認したら、どんどんつっこみを入れますよ。
2005年12月08日
14:12
    8:  山本弘
 すでに報じられていますが、こんなトラブルが起きています。

http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20051207170505/Fuji_EN_320051207030.html

 いちおう画面ではモザイクかけてたけど、その前の地図が映るシーンで、しっかり「福池小」って実名が出てたからなあ。
 おまけに、「学校のすぐ裏手に殺人犯がひそんでる」なんてテレビで言っちゃったら、そりゃ周辺住民やPTAが騒ぐに決まってるって。
2005年12月23日
23:39
    9:  Hiroyuki
 12月19日の3時間スペシャル、ようやくチェック終了しました。超能力関係はともかく、北芝健氏はやってくれましたね。話している内容に矛盾がある気がしてなりません。
 推測に推測を重ねて、いつの間にか断定しているし、死後半日の遺体からパーカーを脱がすことができたのに、数日後戻ったら死後硬直で着せられないときたもんだ。死後半日だったらがちがちじゃないんですか? 逆に数日経った方が、死後硬直が解けてやりやすい気がするんですけど。
 大丈夫でしょうか、あんな人で。
2006年04月13日
16:11
   10:  ウィザード
当コミュにも参加いただいているElwoodさんのサイト( http://www3.diary.ne.jp/user/323038/ )で紹介されていた情報ですが、自称霊能者グリゴリー・グラボボイが、詐欺容疑で起訴されました。
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20060411/20060411a3950.html

彼が出演した回については、Hiroyukiさんのサイトで紹介されています。
http://www.h5.dion.ne.jp/~hirorin/tvchikara10.htm

グラボボイは、最近までテレチカの「超能力捜査官」のページ( http://www.tv-asahi.co.jp/telechika/contents/esp/index.html )で、「ロシア最強」の肩書きで紹介されていたのですが、彼が詐欺容疑で起訴された途端、超能力者の紹介ページから削除されました。(何のコメントもなく)

しかし、インターネット・アーカイブがあるので、過去ページは閲覧することができます。
http://web.archive.org/web/20031218051507/www.tv-asahi.co.jp/telechika/contents/esp/03gurigori.html

このまま都合の悪いことは無かったことにするのか、それとも、ろくな調査もせずに自称超能力者を番組で使ってしまったことに対し、なんらかの対応をとるのか。

今後の放送に注目です。(たぶん無視して無かったことにするか、少しだけ触れて終わり、のどちらかの展開になるとは思うけど)
2006年04月13日
23:57
   11:  海江田
グリゴリー・グラボボイですが、驚いたことに、その直後放送された
「大阪吉川友梨ちゃん行方不明事件」でも、グラバヴォイは透視を
行っています。
この時、ハンナ、マレック、エドも透視を行ったのですが、グラヴォイ
も間違いなく透視を行ったことを確認しました。
しかし、テレチカのHPを見ると
http://www.tv-asahi.co.jp/telechika/contents/sos/0055/index.html#f1
グラバヴォイの名前はありません。

写真ですが、左は、「神奈川喪服で消えたママ」の時のグラバヴォイ
中央と右は、「大阪吉川友梨ちゃん行方不明事件」でのグラバヴォイ
の紹介シーンです。

テレチカのHPでは、スタッフが大急ぎでグラバヴォイを消去した
ようです。
やはり、あの番組も異常ですよ。
2006年04月14日
01:26
   12:  Elwood
>ウィザードさま

 ども。ご紹介、ありがとうございます(笑)。

 いやいや、私のようなハンパ者の「懐疑主義者もどき」が一般人が目にできるようなサイトをチョチョンとクリックするだけでボロがでまくりのテレチカ。“臭いものには蓋”的な対応、必死すぎで笑えます。

 これ、仮に日本国内で完結した話だったら?つまりは和製超能力捜査官でこんなことが起きたら、一発で番組打ち切り、関係者は事情聴取、福永法源の事件を上回るスキャンダルになりそうですが・・・それを見越して超能力者は輸入してたんでしょうか?(笑)

 う~ん、ロシアの警察はテレチカ・スタッフに事情聴取はやらんのか?(爆)
2006年04月14日
12:56
   13:  にゅー
海江田様。
 削除前のページはこちら↓
http://web.archive.org/web/20041122232328/http://www.tv-asahi.co.jp/telechika/contents/sos/0055/index.html
2006年04月14日
14:37
   14:  山本弘
 吉川友梨ちゃんは日テレの『FBI超能力捜査官』でも、マクモニーグルが透視してましたっけね。
 こんなに大勢の霊能者が透視しても、手がかりひとつ見つからないんだよなあ……。
2006年04月14日
15:48
   15:  ウィザード
>海江田さん
>>テレチカのHPでは、スタッフが大急ぎでグラバヴォイを消去したようです。

コソコソと証拠隠滅しているのを見ると、本放送でグラバヴォイに触れる可能性は少なそうですね。


>Elwoodさん
>>それを見越して超能力者は輸入してたんでしょうか?(笑)

それもあるかもしれませんね(笑)。もしこれが和製超能力捜査官だったら大問題になってますし。
あと輸入ものを使うのは、経歴や実績などを適当にデッチ上げることができるというのも大きいのかもしれません。


>にゅーさん

インターネット・アーカイブは、対テレチカ用にすごく使えますね。


>山本弘さん

そういえばマクモニーグルも透視してましたね。(なんか古アパートでゴミを見つけてましたけど 笑)
2006年04月14日
23:59
   16:  海江田
>にゅーさん

「削除前のページ」を確認しました。
やはり、以前はグラバヴォイの名前があったんですね。
ありがとうございました。
このページが「動かぬ証拠」になりますね。
それにしても「証拠隠滅」とは、何とも汚い・・


以前、「何故、わざわざ外国人の透視能力者を使うのか?」と考えて
いたのですが、外国人だと何かと操作(偽装工作)しやすいことも
ありますが、根底の理由は、Elwoodさんが書かれているように、
「和製超能力捜査官でこんなことが起きたら、一発で番組打ち切り、
関係者は事情聴取」ということになりかねないからでしょう。
それに、番組を見て信用してその能力者に透視依頼したとか、降霊を
してもらって捜索したりして、その後、その能力者が詐欺で逮捕
されたということになれば、テレビ局は欺罪の共犯とならなくとも、
道義的な責任は免れないし、場合によっては、損害賠償請求を受け
るかもしれません。
個人的に、わざわざロシアや東欧にまで行って、透視依頼する人は
いないでしょうから、外国人透視能力者のインチキが発覚しても
テレビ局としては、それほど痛手を被ることはありませんから。

それで、透視は的中するはずはないと確信しながら、次から次へと
海外の透視能力者に依頼するのでしょう。
ロシア、東欧、ドイツ、イギリス、オーストラリア・・・
他にもいたと思います。

テレビ朝日は、以外(当然?)とずる賢いのかもしれません。

しかし、2件の事件でグラバヴォイが透視を行ったのですが、2件
とも未解決です。
あの2件の事件の家族は、グラバヴォイが起訴されたことを知らされ
たのでしょうか。
これを機会に、番組の捜査の方法を考え直してもらいたいです。
2006年04月15日
13:07
   17:  Elwood
>海江田さん

>個人的に、わざわざロシアや東欧にまで行って、透視依頼する人は
>いないでしょうから、外国人透視能力者のインチキが発覚しても
>テレビ局としては、それほど痛手を被ることはありませんから。

 これも深読みすると、中国・韓国辺りだと実際に依頼しに行く人がいるかもしれませんし。(気功師くらいなら引っ張ってきますが)

>それで、透視は的中するはずはないと確信しながら、次から次へと
>海外の透視能力者に依頼するのでしょう。
>ロシア、東欧、ドイツ、イギリス、オーストラリア・・・
>他にもいたと思います。

 本当に的中するなら“少数精鋭”で勝負すれば済むこと。実際に的中率で勝負できるのなら「超能力捜査官・的中リーグ」みたいにしてランキングを出すくらいの根性、見せて欲しいです(笑)。

>しかし、2件の事件でグラバヴォイが透視を行ったのですが、2件
>とも未解決です。
>あの2件の事件の家族は、グラバヴォイが起訴されたことを知らされ
>たのでしょうか。

 もし(万が一)グラバヴォイの透視“だけ”が当たっていたらどうするんでしょう?

>これを機会に、番組の捜査の方法を考え直してもらいたいです。

 まったく以って同意見。鳥越さんの「ザ・スクープ」みたいに年数回の放送でありながらも質の高い番組になってくれれば良いんですが。(もちろん、未解決事件や警察が動いてくれない失踪事件の情報収集を目的として放送することは大賛成ですし、だからこそイロモノに頼ってほしくないなぁ)

未解決事件FILE
http://www7a.biglobe.ne.jp/~bo-zu/index.html
2006年07月12日
11:12
   18:  ウィザード
TVのチカラが、ついに今年の9月いっぱいで打ち切りになるそうです。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2189313/detail?rd

担当プロデューサーの使途不明金疑惑が直接の原因らしいけど、おそらく他にも原因はありますよね。
最近だと、秋田の事件で容疑者について以前から矛盾点などがあっても触れずに、肯定的な情報を垂れ流し続けたことに対して地元では非難の声が挙がっていたそうですし、グラバヴォイの詐欺事件については結局番組では一度も触れずにもみ消し。

さらに去年の12月には、自称超能力者クリスの透視をろくな検証もせずに事実であるかのように垂れ流し、不安を煽ったことに対して地元の住民からは苦情が殺到。
しかもこれで犯人が逮捕されたのならともかく、結局はお約束どおり未解決のまま。

色々と問題が続いてましたね。
2006年07月13日
00:18
   19:  Elwood
>ウィザードさん

>最近だと、秋田の事件で容疑者について以前から矛盾点などがあっても触れずに

この出来事については週刊現代の7/1号で『鈴香容疑者を血迷わせた「テレビの力」』と題し、TVのチカラの取材姿勢を質す記事が載っていました。

そこには他メディアと緊張状態でありながら、上手く取り入るような形で鈴香容疑者を取材する姿勢や、(豪憲君殺害事件以前から)彩香ちゃん事件で疑われてもおかしくない彼女を持ち上げすぎ、注目を集める快感に酔った彼女が味をしめて・・・と、ちょっと“穿った(うがった)”書き方もしていましたが・・・

そりゃ言いすぎでしょう?と言う気持ちもありますが、全てを否定することもできない(笑)。


何はともあれ、一つの時代が終わったと言う気もしますが・・・テレチカのコミュはどうなってるんだろ?
(って、今見てみたら番組存続のための請願活動が始まってる!)
2006年07月13日
00:27
   20:  海江田
ええ~????
「TVのチカラが、ついに今年の9月いっぱいで打ち切りになる」って?

そんなぁ・・

これまでの超能力捜査は何だったんでしょう。

結局、透視捜査の信憑性を確かめることなく終わってしまうんですね。
というより、透視能力は存在しないと証明したようなものです。

やっぱり、テレビ局はどこかおかしい。
2006年07月13日
18:55
   21:  ウィザード
Elwoodさん
>今見てみたら番組存続のための請願活動が始まってる!

始まってますねー。
でもコミュ参加者全体の数からすると、いまいち盛り上がってませんね。


海江田さん
>結局、透視捜査の信憑性を確かめることなく終わってしまうんですね。

あの番組的には、最初から「超能力捜査官は本物」という前提でやっているのだと思います。
だから信憑性を確かめる必要などないと。。

同じ超能力者を扱った番組でも、ナショナルジオグラフィックチャンネルのほうは、そのテレチカの前提を疑ってデバンキングしていたので面白かったんですが・・・

ああいう検証番組を民放に期待するのは無理なんですかね。まあ本気で検証したら、超能力捜査官なんて恥ずかしくて使えなくなっちゃいますけど。
2006年07月13日
22:59
   22:  Elwood
 別のところでも書いたのですが、ちょっとした予言を(笑)。

 以下、私の勝手な妄想です。10年後、トンデモさん達の間で交わされる
であろう都市伝説です。


-------------------------------------------------------
 今から10年程前、「TVのチカラ」と言う番組で超能力捜査官と言われる
人たちが“次々”に“未解決事件を解決”して行った。彼らの活躍に対する
賞賛の声に反比例し、警察に対する批判が相次ぎ風当たりが強くなった。

 当然、警察上層部はこの番組を快く思ってはいなかった。

 そしてある殺人事件を取材中、某大物政治家の一大スキャンダルに繋がる
秘密が見つかり、それが曝露されかかった時に突然の番組打ち切りが発表された。

 さらに“FBIにも所属する彼ら”を使っていた事が災いし、国家機密の漏洩
まで警戒した政府から強烈な圧力がかかり、プロデューサーは別件逮捕、超能力
者の一人は番組終了の半年ほど前に母国で“不可解な理由”で逮捕され、その後
どうなったかは伝えられなかった。

 また、一部には政府から手が回されたのかネット上で超能力捜査官の能力を
疑問視し、ことさらに否定し続ける勢力もあった。彼らの中のほんの一握りとは
言え、政治スキャンダル隠しの為に意図的に活動した人物もいたようだ。
-------------------------------------------------------

 何処で何故そうなったんだ?と言いたくなる尾ひれが付くのが都市伝説の
醍醐味ですが、打ち切りの真相はネットや文章でしっかり残しておくべし!(笑)
2006年07月15日
19:18
   23:  海江田
結局、「TVのチカラ」は、「行方不明者捜索番組」ではなく、
「透視能力者捜索番組」であったようです。

前回、前々回の放送では、イタリアでピンポイントで遺体の場所を
言い当てた「透視能力者」が登場し、「奈良16歳少女行方不明事件」
を透視しましたが、これまでの自称透視能力者と同じパターンでした。
1.一旦透視を中断し、しばらくしてから詳細な透視を行う
2.事件の経過、現在の状況はやたらと詳しい
3.居場所となると、かなりアバウトで特定できない

「今度こそは間違いない」とスタッフは思ったのでしょうが、期待
した結果を得ることができず、
「やっぱり透視能力者なんていないや」という結論に達し、目的が
「透視能力者の捜索」ですから、番組を続ける意味がなくなった
のでしょう。

テレチカは、これまで世界中の自称透視能力者を出演させてきて、
全く結果を出せなかったので、私としては、現在のところ
「透視能力は存在しない」という結論に達しました。

結果的に「透視能力は存在しない」という証明をしてくれたわけです
から、ほんの少し意味のある番組だったと思います。
その反面、行方不明者の家族の気持ちを踏みにじる部分が大半だった
ということは言うまでもありません。
2006年07月18日
11:32
   24:  ウィザード
ちょっと調べてみたところ、今回の打ち切りの件の引き金になった、使途不明金疑惑について書いてあるページを見つけました。
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/mass/1151884721/25-31

ここで挙げられている「K」とは、テレチカのチーフプロデューサーである加藤氏のことだと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E7%A7%80%E4%B9%8B

テレチカのわざとらしいくらいの過剰な演出も、プロデューサーが「川口浩探検隊」を手がけた加藤さんだと知って納得しました。

まあ、超能力捜査の起用も含めて、加藤さんあってのテレチカだっただけに、立役者にこれだけの疑惑があれば打ち切りは仕方がないのかもしれません。
2006年08月09日
08:48
   25:  きちゃもん®
テレ朝の大きな矛盾…



何故…



「オーラの泉」に出てるあの人が…



「TVのチカラ」には出演しない?w
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1120438
2006年08月09日
18:22
   26:  ウィザード
そういえば同じ局でしたね。

『江原啓之への質問状』(徳間書店)によると、江原がイギリスに渡っていた際に世話になった自称霊能者ネラ・ジョーンズから、「犯罪捜査をやりなさい。あなたならできるから」と言われたことがあるそうです。

でも江原によると、以下の問題点があるので関わりたくないのだとか。

・犯罪捜査は危険なので、命を狙われる危険性がある。
・霊能者にも得手不得手があり、いきなり犯罪捜査や家出捜査に協力して結果を出せるわけではない。


う~ん、でも正直いって、これらの理由には疑問があります。
江原啓之によれば、ネラ・ジョーンズは「イギリスで迷宮入り事件を次々に解決してきたサイコメトラー」とのことで、「命も狙われたことがある」とのことだけど、1991年に行われたテストでは無能だという結果が出てるんですよね。
http://www.csicop.org/specialarticles/police-psychics.html

それと、霊能者にも得手不得手があるという点についても、「霊本人と会話が出来る」という、これ以上ないくらい分かりやすいことが出来ると自称してるんだから、得手不得手なんて関係ないのでは? と思うんだけど。
2006年08月10日
11:10
   27:  山本弘
>・犯罪捜査は危険なので、命を狙われる危険性がある。

 暴力団がらみでもないかぎり、犯罪を捜査する人間が命を狙われるって、あまりないよねー。

 本当に霊と話ができるなら、被害者から真犯人の名前や犯行の状況を聞き出すことで解決できる事件はたくさんあるはず。事件を解決できる能力があるにもかかわらず、殺人犯を野放しにしている道義性は問われなくていいのか?
2006年08月11日
01:43
   28:  Elwood
>>・犯罪捜査は危険なので、命を狙われる危険性がある。
>
> 暴力団がらみでもないかぎり、犯罪を捜査する人間が命を狙われるって、あまりないよねー。

 ネット上で予知能力を持ち、サイコメトラーでもある超能力者がいると言うので犯罪捜査に役立てろと言ったら同じ答えが返ってきた。

 予知能力があるなら、自分の身の危険も予知できるはずなので危険は回避できますが・・・

 江原啓之の場合、予知と言う能力はないかもしれませんが、 霊と話ができる能力があり、一度でも能力を発揮すれば今後の犯罪の発生を抑止できるかもしれないんですがねぇ。(江原が動けば完全犯罪は不可能と思わせるだけで、個人レベルの保険金殺人なんかはかなり防げそう)
2006年08月11日
11:54
   29:  mika
江原氏や警察より権力の有る人間が犯罪に関わっていた場合は
江原氏はどうなるのでしょうか?
金や権力の無い犯罪者だけを挙げるという行為を世間が認めるわけではないですし・・・
暴力団以上に恐い存在がいそうじゃないですか^^;?


とかいいつつも江原氏、その他超能力者は信じてるワケではありませぬ^^;
ただ本物だったとしての話ですにょ。
2006年08月11日
14:36
   30:  babycute
そんな事件(警察やメディアをすら操る大権力者が痴情のもつれで愛人を殺してダムに捨てちゃうとか)があったとして、はたしてゴールデンタイムのTV番組(しかもバラエティ)に取り上げられたり、有名なタレント霊能力者が協力して捜査に進展があってからおもむろに圧力をかけたりするんでしょうか(^^;


と、陰謀論のほとんどに共通するツッコミ(笑)
2006年08月11日
14:42
   31:  babycute
もう少し規模の小さい話で、暴力団以上に恐い存在が重犯罪を犯したとして、その事件を捜査したばっかりに仕事を追われたり人生狂わされたりした公僕さんとかがいるんでしょうか。せいぜい事件性揉み消しぐらいで済みそうなもんですが。
2006年08月11日
15:01
   32:  mika
babycuteさん
確かに大権力者の事件は事件にすら上がらない気がしますね^^;
コワイコワイ・・・

ちなみに福岡で昔あったとある殺人事件の真相を聞いて
とても恐かったです。
権力者の息子さんが真犯人という噂なのですが事件真相が明るみに出る前に息子さん死にましたね~・・・
すごく騒いでいたマスコミも一瞬で大人しくなりましたよ><
あととある組織の暴露話を出した出版社が一瞬で潰れたり権力は
恐いんだなと常々思っています;;
2006年09月01日
18:20
   33:  山本弘
 放映終了間近なので、録画したもののまだ見ていなかったビデオを消化してます。
 8月28日放送分より、熊本県宇土市で起きた、病院長夫人殺害事件。

 被害者は中津千鶴子さん(49)。2004年3月13日午後3時30分頃、自宅の玄関で何者かに顔面を100回も殴打された状態で倒れているのを、帰宅した夫が発見。
 犯人は家の中を物色し、千鶴子さんのカバンとコートを持ち出していた。
 犯行現場には血痕のついた足跡が残されていた。ナイキ社のエアモックで、サイズは23cm。血液の反応は、現場の向かいにある薬局まで続いており、そこで途絶えていたことから、車に乗って去ったのではないかと推測される。薬局の前には軽のワゴンが停まっていたという目撃情報もある。

 透視に挑むのは、ドイツの「盲目のシャーマン」ウルフ・ブック。ありがちな話だけど、視力を失ったせいで超能力が強まったんだそうだ。

 最初、「カンジナ」という言葉が聞こえてくると言うウルフ。スタッフが「漢字」のことかもしれないと思い、ペンを渡して書いてもらう。
 しかし4つ書いた記号のうち、漢字に見えるのは「大」だけ。あとはAみたいなのや+みたいなのや。「家族には近い将来、この文字の意味がわかる」のだそうだが……。
 何で霊がこんな謎めいたメッセージを送ってこなきゃならんのか分からん。そのくせ「今でもご主人のことを愛していると伝えてほしい」というお決まりのメッセージだけは、明瞭に届くんだよね。

 ウルフが透視した事件の真相は次の通り。

・犯人は若い男性。20代後半。
・Tシャツを着ている。短い袖の青いシャツ。
・犯人には前科がある。
・4人の目撃者がいる。
・被害者の夫は犯人を2回見ている。犯行は夫とも関係があるかも?
・犯人はもの盗りではない。
・犯人はドラッグをやっている。
・何かを取り引きしているところを千鶴子さんに目撃され、口封じのために殺した。
・犯人には仲間がいる。犯行の後、玄関から少し離れたところに待っていた仲間のバイクに乗り、逃走した。
・犯人の居場所は犯行現場から北東の方角、50km以内。
・犯人は左足にけがをしていて、黄色い看板のあるドラッグストアで薬を買った。

 この情報が日本に伝えられ、『TVのチカラ』スタッフが犯行現場周辺を捜索。たくさんある薬局や、薬も扱っている店などの中から、黄色い看板のディスカウント店を発見する(そりゃあ探せば必ずあるでしょ……)。

テロップ「ここで犯人の足取りをつかんだ」

 スタッフが店員に聞いてみると、警察が事件当日のレジの記録を調べに来たことがあると判明。

テロップ「犯行当日、犯人がこの店に来た可能性が高い」

 いやいや、ちょっと待って。店員は「警察が調べに来た」と言っただけで、「犯人らしい人物が来た」とは言ってないよ? 第一、警察はどうやってその店を探し当てたわけ?
 おそらく、警察は犯人が負傷しているものと踏んで、近所の薬局などをしらみつぶしに訊きこみしていたんじゃないだろうか。そのうち1軒が黄色い看板の店だったんだろう。

 あと、男性で足のサイズが23cmってずいぶん小さいよね、とか、バイクで逃げたというのは血痕の証拠と矛盾するんじゃないの、とか、「取り引きを目撃されたので口封じに殺す」って、ドラマではよくあるけど現実にはあまり聞かないよね、とか、ツッコミどころがいろいろ。

 あと、「盲目のシャーマン」だそうだけど、動作を見てると見えてるように思うんだけど? 写真をじっと見つめたり、手探りとかせずに目標を的確に触りに行ったり……あれも超能力?
2007年01月06日
16:43
   34:  山本弘
 12月25日放送の『新TVのチカラ スペシャル』の検証です。
 今回登場したのは、「北欧最高の超能力者」と呼ばれるスウェーデンのヨルゲン・グスタフソン。番組中では、盛岡市の岩城さおりさん(当時25才)の失踪事件を「完全透視」したことになっていましたが……。

【事件の経緯】
 かねてから鬱病に悩まされていたさおりさんは、2005年12月15日の夕方、「ストッキングを買いに行く」と言ってふらりと家を出たまま、行方不明になった。状況から見て自殺の疑いが濃かった。
『TVのチカラ』では、2006年6月から7月にかけてこの事件を放送(すみません、録画してません)。
 7月の放送ではヨルゲンが来日。彼の透視に従って、自宅から約1・5km離れたところにある寺のそばの崖で捜索が行なわれたが、さおりさんは発見されなかった。
 しかし、2006年10月9日、自宅から約1.5km離れた林の中で、キノコ採りに来ていた高校生が偶然にさおりさんの遺体を発した。
 その場所はヨルゲンが透視した「青いトラック」のあった場所からわずか15mほどの地点であった

 さて、よく考えてみてください。
 この事例はこの番組がこれまで何度もやってきたパターンにぴったり当てはまっているんです。

・超能力者が指示した場所で大規模な捜索を行なうが、遺体は発見されない。
・後で遺体が発見されることはあっても、そこは超能力者が透視したのとは何百mも(あるいは何kmも)離れた別の場所。
・にもかかわらず番組は透視が的中したかのように報じる。

 番組中でヨルゲンがさおりさんの遺体の場所について透視した内容を書き写してみましょう。

「突然、細い道を感じる」
「上に延びる階段がある」
「階段の周囲は宗教的な意味のある場所だ」
「切り立った急斜面の上に立っている」
「待てよ。途中どこかで青いトラックが目に入った」
「運転している感じではない」
「彼女の声が聞こえるんだ。単語の一部かもしれないが、日本語でこんな音だ。(ヨルゲンは「ソウト」もしくは「ソート」と発音)こんな風に聞こえる」

 よく読み直してみましょう。するとこれが単なる推理と当てずっぽうの混じったものであり、よく当たっているように見えるのは錯覚であることが分かります。
 まず、状況から見て自殺であることはほぼ確実。多額の現金も持たず(所持金については番組中では言及されていませんでしたが、遺体からは発見されなかったようです)、ふらりと家を出たのですから、自宅から遠い場所で死んでいるとは考えられません。
 遺体が見つからないということは、海や川などの水中に沈んでいるか、山か森の中で野ざらしになっていると考えられます。

「突然、細い道を感じる」
「上に延びる階段がある」
「階段の周囲は宗教的な意味のある場所だ」
「切り立った急斜面の上に立っている」

 まだスウェーデンにいたこの時点で、ヨルゲンが「山」とか「林」といったキーワードを口にしていないことに注意してください。遺体が川や湖にある可能性がまだある以上、「林の中にある」とは断言できないのです。
「細い道」も「階段」も、どこにだってあります。「宗教的な意味のある場所」というのも範囲の広い言葉です。寺だけでなく、神社、教会、古代の祭祀場跡なども含まれてしまいます。そんなのはどこにだってあります。
 ちなみに我が家から半径500m以内には、寺も神社も教会もあります。たぶん、みなさんのお住まいの町でもそうなんじゃないでしょうか。
 つまり遺体がどこで発見されようと、その近くに「宗教的な意味のある場所」がある可能性はきわめて高いのです。(よほどの山奥か、海のど真ん中なら別ですが、そんな場所では遺体もまず発見されませんから、はずれたことにはなりません)
「切り立った急斜面」も、山や海岸にはごく普通にあるものです。「宗教的な意味のある場所」がその上にあったとしても不思議はありません(げんに我が家の近所の神社は山の中腹にあり、当然「切り立った急斜面」もあります)。つまり、こう言っておけば当たる確率がかなりあるのです。
 注目していただきたいのは、ヨルゲンの指示で崖の周囲で遺体の捜索が行なわれる場面です。カメラが崖の周囲を映しますが、そこには松園寺らしき建築物がまったく映っていないのです。つまり崖は松園寺から離れた場所にあるようなのです。「宗教的な意味のある場所」が「切り立った急斜面の上に立っている」という透視は、この時点ではずれていたということです。
 また、番組中では、遺体発見現場から大仏が見えることから、「宗教的な意味のある場所」のことだとこじつけられていました。しかし、ヨルゲンの透視の中には「大仏」という言葉も、それに類するキーワードも出てこないのです。あんなに目立つランドマークなら、それこそ言及してもよさそうなものなのに。なぜどうでもいい「階段」なんかに言及するんでしょうか?

「待てよ。途中どこかで青いトラックが目に入った」

 これもはずれようのない予言です。青いトラックなんてどこにでもありますし、たとえ見つからなくても、「さおりさんが自殺する場所を探していた時、たまたまこのあたりを走っていたんだ」とでも言えば、誰も否定できません。
 しかしヨルゲンは、「途中どこかで」青いトラックが目に入ったと言ってしまっています。つまりさおりさんは自殺する場所に向かう「途中」で青いトラックを見たのであり、自殺した場所はその先、「宗教的な意味のある場所」の近くだというのが、彼の最初の予言だったのです。(そして、それははずれました)
「ソウト」もしくは「ソート」という言葉はどうでしょうか。これもあまりにも範囲が広すぎます。番組中では「外」と解釈し、遺体発見現場近くの「外山岸」という地名を表わしていたことにしてしまいましたが、「そーっと」とか「相当」とか、他にもいくらでもこじつけられそうです。
2007年01月06日
16:48
   35:  山本弘
 さらに、来日したヨルゲンは、さおりさんの自宅に行き、さおりさんの両親に向かってこう言います。

「私の透視では、彼女は崖から転落してしまいました」

 はい、ダウト! さおりさんの遺体が見つかった場所は崖の下ではありません。林の中のなだらかな斜面です。残された遺品から、大量の睡眠薬を飲んで死んだらしいことが分かっています。

ナレーション「この収録中、ヨルゲンは何かを感じたのか、突然、無言のまま外に出た」

 些細な部分ですが、ここもダウトです。だって「突然」家の外に出たはずなのに、カメラが玄関の外にいて、家から出てきて門まで歩いてゆくヨルゲンを映してるんですから。
「ヨルゲンさん、すいませんが玄関から出てきて門まで歩いてもらえませんか」
 と指示してるのは見え見えです。
2007年01月06日
16:52
   36:  山本弘
 ヨルゲンの歩いた道を検証してみましょう。
 番組に出た地図は北を向いておらず、反時計回りに45度ほど傾いています。航空撮影された映像(上)から、さおりさんの自宅は、この地図↓の左上、小鳥沢公園と北松園小の間あたりだと分かります。

http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E141.10.31.7N39.45.16.8&ZM=11

 また、後で映る再現ビデオで、さおりさん役の女の人が歩く場面で、「北松園一丁目1」という住所表示がちらっと映るので、ここから東に向かい、北松園小と太陽の広場公園の間の交差点で右折し、南下したと考えるべきでしょう。
 ヨルゲンが山の中に入っていった道は、この地図の右下、緑の里近隣公園の近くの、東に向かう山道です。これも画面に一瞬、現在地を示す案内図が映りますので、間違いありません。

 ここからさらに、山の中を東に歩き、
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E141.10.38.4N39.45.10.4&ZM=11

 ここの別れ道で南下、
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E141.10.49.6N39.45.9.4&ZM=11

 国道455号線に合流します。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E141.11.0.6N39.45.0.3&ZM=11

 で、青いトラックがあったのはここ。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E141.11.6.5N39.44.57.3&ZM=12

 後で遺体が見つかったのは、この地点からほんの20mほど北の山の斜面です。
 番組によれば、ここでヨルゲンはどっちに行ったらいいか分からず、かなり悩んだということです。
 しかし、その間ずっと、さおりさんの遺体は彼のすぐそばにあったのです!
 結局、ヨルゲンはそれに気づかず、国道を南下。大仏のある寺に出ます。
 この寺の名前は画面には出ませんでしたが、「盛岡 大仏」というキーワードで検索したら一発で分かりました。松園寺です。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E141.11.8.9N39.44.37.2&ZM=11

 遺体発見現場と松園寺の位置関係はこう。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E141.11.7.0N39.44.48.1&ZM=11

 前述の通り、スタッフはこの大仏がヨルゲンの透視した「宗教的建造物」だと判断。その近くにある崖の付近を徹底捜索するのですが、遺体は見つからなかったわけです。
2007年01月06日
17:01
   37:  山本弘
 日本にやってきてからのヨルゲンの行動を推理してみましょう。
 さおりさんの自宅、遺体発見現場、大仏の3点の位置関係を図にしてみました。番組中で出た地図に合わせて、方位を傾けてあります。
 盛岡市にやってきた彼は、さおりさんの自宅に近くには海も湖も大きな川もないことを知ります。これで溺死という可能性はほぼ消えました。後は山の中でしょう。
 地図上でヨルゲンが歩いた道を見ると、近くに見える山に最短距離で向かう道であることが分かります。つまり山の中で自殺しようと考える者なら、必ずこちらに足を向けるだろうと推理できます。
 ただ、途中にある山中の別れ道で、正しい右を選んだのは誉めてあげてもいい。左(東)に行っていたら、遺体のある場所に近づけませんでした。
 なぜヨルゲンは右の道を選んだのか。この場面で彼はこう言っています。

「でも、ここには長く居ずにもっと先の方へ向かった。太い道に出たんだ。この細い道は必ず太い道につながるから」

 もしかしたら、彼は事前に付近の地図を目にしていて、国道が右の方にあるのに気がついていたのかもしれません。彼としては、まだ「青いトラック」に出会っていない。とりあえずトラックの通りそうな広い道に出る必要があったのではないでしょうか。あるいはスタッフから、右(南)に行けば寺があると知らされていた可能性もあります。
 何にせよ、この選択は彼にとって非常にラッキーでした。その道を通ったおかげで、青いトラックに出会えたのですから。しかも、(この時点では彼は知りませんでしたが)そこは偶然にも、さおりさんの遺体のある場所のすぐ近くだったのです。
 しかし、この幸運にもかかわらず、彼は遺体に気づかずにそばを通り過ぎ、何百mも離れた間違った場所に行ってしまいました。
 なぜなら、自分が口にしてしまった「宗教的な意味のある場所」「切り立った急斜面」がまだ見つかっていなかったからです。それを見つけるには、さらに先に進むしかなかったのです。
 青いトラックのそばで捜索を行なっていれば、すぐに見つかったはずなのに……。

 まとめてみましょう、ヨルゲンはこれだけたくさんのミスを犯しています。

・さおりさんは崖から転落して死んだ(実際は林の中で睡眠薬で自殺)
・そこは「宗教的な意味のある場所」の近くである。(寺から500m以上離れていた)
・それは切り立った急斜面の上に立っている。(崖の近くに松園寺はなかった)
・そこに行く「途中」に青いトラックがあった。(実際は青いトラックのある場所のすぐ近くで死んでいた。しかもヨルゲンは遺体からわずか十数mの距離にいながら気づかずに通過した)

 これではたして「透視的中」と言えるでしょうか。

 もうひとつ、7月の取材の際に、林の近くの道を歩くヨルゲンの周囲を蝶が飛んでいたのも、さおりさんの霊が彼に何かを伝えようとしていたのではないかということにされておりました。
「蝶っていうのは亡くなった人の使いと言われてるんですね。だからまとわりついたりするんですね」
 と、コメントを述べるゲストの家田荘子さん。

 7月に林の近くで蝶が飛ぶのが超常現象ですか!?

 そりゃチョウチョウ現象だろ、と反射的にオヤジギャグが浮かんでしまいましたわ。ああもう。
2007年01月09日
15:01
   38:  ウィザード
山本弘さま
検証、お疲れ様でした。とても参考になります。

ヨルゲンの透視内容はツッコミどころが多いので、新しく専用のトピを作ることにしました。
新トピからはこちらの山本弘さんの検証内容をリンクして、以降、彼に関する話は、あちらで続けたいと思いますので宜しくお願い致します。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14107288&comm_id=433078
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