市民記者のインターネット新聞にも以下のような記事が…。
http://www.news.janjan.jp/world/0907/0907157120/1.php
「私はアポロ月着陸を信じない」
筆者が陰謀説を展開する根拠があまりにもバカバカしくて、目まいがします。
その記事のコメント欄で「地球が丸いってのも、捏造かもな。」とツッコミを入れている人もいますが、「(陰謀説が)ありえないことではない」とつぶやいている人もいます。
陰謀論者にとっては、政治家は全員腹黒い嘘吐きで、科学者は皆 夢のない権威主義者に見えるのかな。
アポロを月に送り込んだ科学者や技術者たちの努力、無数の先人たちの夢を想像することもできないんでしょうね。
未来への希望や未知への探求心を持たずに、陰謀にあふれた灰色の世界で生きていて、何が楽しいのでしょう?
驚きです・・・ここまできてましたか。
こうなったら
「小中学校の課題図書は必ずSFでなければならない」
とか、どーですか。
ロケットガールとか第六大陸あたりで
今回の記事で山本さんは驚いてられますけど、一般人が天体の知識が乏しいのは当たり前です。まず子供たちは小学校の基礎教育がゆとりだのつめこもうだ何だので常に内容が揺れ動いていますし、若者同様に社会に希望をなくして学ぶ意欲をなくしています、大人も目先のことで手いっぱいで天体のことを学ぶ余裕はあまりないと思います。
それに今回の日食でも日食の映像さえ見れれば良くて天体の解説は聞き流している人も相当に多数だと思いますよ、実際に私もそうですし。実際に私自身も月と太陽に関する天体の知識はよくわからないですし。
トンデモ論に免疫が無いのは多分、日本がこれまで(今でも)とても他の国に比べて平和で安全なせいだと思います。だから平和ボケしていて、リアリストになる素地(現実をしっかり見る癖とも?)ができていないのではないでしょうか。そして情報リテラシーも全く学んでいない・・・・・・これに関しては義務教育に組み込んでもいいと思うけど。
非常に残念ですが一般の個人が相手は性善説を信じていいけれど、社会や集団、といったのが相手では性悪説を信じて「自分はこうだから他の人もこうだろう」という「甘い」期待はしない方がいいと思います。ああ書いていて気が滅入ります。
正直、アポロ陰謀論が信じられてるのは頻繁にテレビで取り上げてたから
テレビ視聴率は落ちてるはずなのに最近やけにテレビでやってる話を
信じると云うかニュースでないバラエティをニュースソースにする人が増えてる印象
書籍の電波っぷりも酷いけど胡散臭く見られてるぶんマシなのかなぁ・・・
6回着陸は最近知ったので笑えない
前に新聞で恐竜と人間は同じ時代に
生きていたと考える人が
90%ってのもあったなぁ
初めて投稿します。
「太陽神アポロ(アポロン)」は知ってましたが「歯の聖女アポローニア」は知りませんでした。
日本ではキリスト教の守護聖人よりはギリシャ/ローマ神話の神々の方が著名だと思っていたんですが、逆な人もいるんですねぇ。
それ以外にもなんか信じられないような記事が…「太陽って海にジューッて沈んでいくじゃない?」ってどこの絵本ですか。ほんとに。
児童向けの絵本の描写ならかわいいもんですが、それをいい大人が本気で信じている(いた)となると、ちょっと閉口ですね。
太陽と月が同じもの、というわけではないのですが、なんかの宗教の人から勧誘を受けたときに、
「太陽は東からのぼって西に沈むが、月は西からのぼって東に沈む」みたいなこと、20代過ぎた女性に言われて呆然としたことがあります。
のぼる、沈むというのも微妙な表現ではありますが、それにしても天動説もびっくりの天体の運行理論で、
「それなら、太陽と月が空で交差するような動きが見えるはずですが、そんなものみたことあるんですか?」と聞いたら、「ある」というんだから、もうこれは仕方ありません。
地球の自転ってなんのことだか知ってますか?と聞こうかと思いましたが、無駄だと思ったのでやめました。
ちなみにその話は「太陽が東からのぼるから日本は偉い」という根拠だったらしいのですが、その論理もよく分かりません。もっと分からないのは、人間がそんな理屈を受容する過程ですけど。
そんなこと人に話すくらいなら、せめて事前に一日でも、自分の妄想の中の天球ではなく、本物の空眺めてればいいのになと悲しくなりました。
あ、でもちょっと調べてみたらこんなのとかあるし、月が西からのぼる宇宙は、けっして特殊なことではないのかしら……
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa414103.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2523430.html
> アポロ陰謀説を信じてしまうような人間には、あの本は理解できないのではないか。
いや、そもそも読もうとしないでしょ。
そういえば、「ダブルフェイス」という漫画で「新月」がテーマの回があったんですが、何故か「夜空に黒い円が浮かぶ」というコマがありました。
新月を表したつもりだったんでしょうか……。
菜の花や…
星空を自分の目で見ていた昔の人の方がよっぽどましだと思います。
アポロ陰謀説一味に、遠近法や照明の初歩を理解してないテレビ局の人が入ってるのも情けないです。
陰謀説は日本の科学を衰退させようとする某国の陰謀、という陰謀説陰謀説を提出します。
>haruさん
> アポロを月に送り込んだ科学者や技術者たちの努力、無数の先人たちの夢を想像することもできないんでしょうね。
そうなんです。よく相対主義者を気取って、「アポロが月に行っていようが行っていまいがどっちでもいい」と言う人がいますが、「行っていない」と主張することが、偉業を成し遂げた宇宙飛行士やNASAのスタッフたちに対する重大な侮辱であることに気がついてないんですよね。
このインターネット新聞の記者さんもそうですが、何の根拠もなしに他人を嘘つき呼ばわりしていいと思っているなら、倫理観が麻痺しています。
>Shinさん
>「小中学校の課題図書は必ずSFでなければならない」
いいですね、それ。僕も中学の図書館にあった『少年少女アポロシリーズ』というのを読んだクチです。
http://homepage1.nifty.com/ta/0a/iwasaki/aporo.htm
子供はこういうところから読書を好きになっていくと思うんですが。
>闇のカリスマさん
>ノズさん
科学知識が欠如しているだけなら、まだいいのです。誰も傷つかないのなら、僕もうるさく言いません。
アポロ陰謀論の問題は、それが重大な名誉毀損だということなんです。
>うすたーさん
>テレビ視聴率は落ちてるはずなのに最近やけにテレビでやってる話を信じると云うかニュースでないバラエティをニュースソースにする人が増えてる印象
最近は、ネットで拾った珍説を検証せずに鵜呑みにしてしまう人も多いですね。元ネタがバラエティ番組だと知らず、「テレビでは流れない極秘の情報だ」と思ってしまっている人は、実際にいます。
で、そういう人にかぎって、「メディアは真実を伝えていない」とか言ったりするわけで(^^;)。
>Null-Devices さん
ギリシア神話もあんまり日本で知られてるとは言えないかもしれませんね。たぶん知名度が一番高いのはアポロかアフロディテあたりでしょうけど、アルテミスやデメテルになるとどれぐらい知ってることやら。
そう言えば、70年代にあったバラエティ番組の中で、出演者の一人の女の子が「太陽の女神アポロ」に扮して出てきて、あきれたことがあります。いくらギャグ番組でも、男と女を間違えないでほしい。
>すけるさん
月は西から……これもすごい話ですね。「月は東に日は西に」を誤解してるんでしょうか?
あと、先日、ネットで、「月は夜にしか見えない」と思っている人を見つけました。昼間出ている月を一度も見たことがないのか……と不思議に思います。普段、空を見上げる習慣がないんでしょうかね?
>Rick さん
マンガの場合、むちゃくちゃでかい月とか、欠けた部分にまで星が打ってある三日月とか、尖った両端がほとんどくっついてる三日月とか、しょっちゅうですので、もうしょうがないかなあと(笑)。
>理力不足さん
>星空を自分の目で見ていた昔の人の方がよっぽどましだと思います。
そうですね。現代人はもう月をのんびり眺めることすらないのかもしれません。
月が昇ってくるところを何度も見てたら、「西から」なんて誤解はしないはずですからね。
はじめまして。先生のブログは、楽しく拝見しています。
私の大学の教師(経済学担当)にも、陰謀論者がいます。アポロ捏造説はもちろん、9.11テロ自作自演説やロックフェラー陰謀説などを、授業中に熱心に生徒に吹き込んでいます。
5月に、私がそのことを大学に抗議したところ、「私はあなたの主張が正しいのか間違っているのかは分かりませんが、とりあえず教師の言ったことを否定する行為は謹むように」と、逆に突き放されました。
自分たちで調べようともせず、ただ我関せず一点張りの返答には「これが教育機関のとる態度なのか」と、ひどく失望しました。
陰謀論の蔓延を看過している側にも責任があるということを、大学には知ってもらいたいです。現在は夏期休講中なので、今一度抗議の手紙でも送ろうと思っています。
なお、私はその教師に『人類の月面着陸はあったんだ論』の存在を示しましたが、そのあとその人が本を読んだのかどうかは分かりません(奥菜秀次『陰謀論の罠』を「つまらない本」と評していることから、もう何を言っても駄目だろうなとは思います)。
>んどらもえさん
それはひどい! 教師が学生に間違ったことを教えているのに、大学がそれを放置するとは。
僕も高校時代、「宇宙船の中が無重力になるのは、地球の引力が届かないところまで行ったからだ」と主張する理科の教師に当たったことがありましたけどね。あんた、教科書に「万有引力は無限遠まで届く」と書いてあるのが読めんのか、と。
教師にもピンからキリまでいますから、非科学的な説を信じていて、それを学生にを教える教師も、実はけっこういるのかもしれませんね。
余り、宇宙等に興味が無い人は
無重力状態の映像を見るて、地球と違うと感じる(地球上でも可能とは思わない)
↓
地球と宇宙は違うものだから「宇宙はどこでも無重力」と考える
↓
月も宇宙だから無重力
となる見たいですね。
実際、「月の上は無重力」と主張する人に説明すると、
「月は宇宙だから無重力じゃないの」、「だって、宇宙ステーションとかは無重力でしょ」
といった反論が出てきたりします。
また、「レッド」か「マッハ」の「バロン」で(古い話なので記憶が曖昧ですが)
女性隊員が敵にさらわれ、
「空中でもがいている映像」を送られて来たので、
「月にさらわれた」と思って、バロンで乗り込んだら、
実際は地球上でワイヤーで吊られているだけで、月には居なかった。
というのが有りましたが、
当時、
「何でわざわざ敵に協力して、空中でもがいて無重力に見せかけたんだ?」
「何で、無重力で月?」
と2つ疑問でしたが、
少なくとも後者の方は、「月の哲学者」を知って納得がいきました・・・
まあ、少なくとも「月は無重力」という誤解は最近のものではなく、昔からあったみたいですね
その国の理系のノーベル賞受賞者の数と国民の科学知識水準は反比例するって言うネタって結構説得力が(笑)
>んどらもえさん
それまじめな話、学問や思想信条の自由をはきちがえてますよ。
そういう「どっちもどっち」的な態度は「相対主義」ではなく「単なる無責任」です。
ましてや学生に反論を許さないと来れば…そっちこそ学問思想信条だけでなく大学の存在意義そのものすら間違えてるとしか
大学は教えるがわが一方的に「教えてやる・教えてもらう」場所ではありませんし
そもそも経済学のセンセが専門の講義の時間に何教えてるんだ?(ロックフェラー陰謀論とか言い出してるあたり専門の経済学自体も怪しいものだが)居酒屋でのヨタ話じゃないんだぞ。
(私はジーグの頭だけ持ってかれないか心配でした。)
宇宙以前では…世界で一番受けたい授業
解説:炭酸水につけて乾かしてミイラを作る、
イラスト:日のさす部屋で液体に遺体を入れたり出したり(イラストの人の苦労がしのばれます)。
現在の番組HP:炭酸に入れて一日放置!(ミイラよりクサヤができそうな)
解説者は高校の先生だそうです。
と学会本の第1作以来のファンです。
食品安全や法令などの固い仕事をしていて、エセ「科学」を盲信する方に振り回されて参っています。
さて、その理由の一つに、本物と偽物が区別なく広げられていることかなと思い当たりました。
学校の理科の教科書では、科学的に正しいことしか教えませんが、テレビでは、いい加減な超常現象やエセ科学番組も、まともな食品安全のニュースも視聴者から見ると区別なく放映されています。
報道側は、区別をしているのでしょうが。
出版は、規制がないので全く区別なしです。
何を信じて良いかを、専門外の方にどう伝えるかを悩んでいます。
月面着陸は無かった論の本も、まともな科学の本も区別無く本屋に置いていますね。
でも、政府等が間違った本を排除するというのも問題がありますし、どうしましょうかねえ。エセ科学を信じる奴が悪いと言うことでしょうか。
>私の大学の教師(経済学担当)にも、陰謀論者がいます。
誰であるかは、想像できますよ。
さて、大学は中高と違って、間違っていることを教えていても、誰も止められません。
大学教官が、ある半島の北部地域が極めて豊かで人民は幸福だと最近(今でも)主張しても、大学当局も学校設置者も同僚教員も誰も止められないのです。
大学というのはそう言うところです。
地球が平らだと主張すればどうなるか判りませんが。。。間違っているというより心身の故障で勤務不能とされるかな?
なので、大学当局に文句を言うのは、正義感は認めますが、あまり生産的でないかも知れません。あなたは先生より立派なのですから、もっと有意義なことをしてもらいたいのです。
大学のゲスト教員経験もあるので、申し上げます。
小林泰三氏のエピソードはさり気なく怖いですね。
確か彼が勤めているのは理系の会社、しかも開発では?
調べてみたら科学者や技術者の中にも陰謀論者はかなりいそうですね。
>んどらもえさんへ
通りすがりの者ですが、目に余るコメントなので一言言わせてください。
既存の学説(陰謀説も含め)に「疑問」を持ちあらゆる可能性を研究するところが高等研究機関である大学であるが、自分で調べないでテレビや新聞、政府が言っているから事実で、そうでない意見は「陰謀」と言って「否定する」という行為は「学問」を否定する以外に何者でもありません。
「勉強」ということをしたことない「ゆとり世代」なのでしょうか。
日本の教育システムは最悪なので仕方ないですが…。