山本弘トンデモ資料展
2010年度版1-B
- SFに出てくる料理・食事
2010年01月15日 19:38
-
- 塩田多弾砲
-
「あなたは○○派?××派?」で、ガーンズバックの「ラルフ124C41+」を引き合いに出したのですが。
そこで、劇中に登場した「サイエンティカフェ」の「液状科学食品」の事を思い出しました。
岩崎書店版の児童向け翻案「27世紀の発明王」で、子供心にカルチャーショックを受けたものです。「未来はこんな料理をレストランで食べるんだ」って。
:まず、「食欲促進室(アベタイザー)」に向かい、そこから出される強壮剤的働きをする気体を吸うことで食欲をそそらせる。
:空腹になった後、大食堂に。部屋には給仕や案内人もおらず、テーブルにはそれぞれ押しボタンや滑り板のついた銀製の台が載っている。台の上には管が。
:客は、台に付属の消毒液の中から管を取り出し吸い口を留め金で固定。その下の献立表に針を合わせ、ボタンを押す事で、選ばれた流動食が管から流れ込む。塩胡椒などの味付けは、付属のボタンで行い、好みの味に。
:別の食物を選ぶと、管は吸い口ともにお湯ですすがれるが、お湯は客の口には出てこない。
:完全な液状ではなく、一部の食物、とくに肉類は多少の咀嚼を必要としている。
:ラルフ曰く、
「こうした科学的レストランが受け入れられるには、長い時間を要した」
「しかし、このような食事は、既存の食事より遥かに消化に良く、身体にも良いため、障害を起こす事が無くなる事に気づいた」
「この新式の食事が受け入れられるにつれ、旧式のレストランは店じまいするだろう」
まあ、正直言って今も「こういう食事はしたくねーなあ」と思ってますけど。でも、こういう食事にSF的な魅力を感じたのもまた事実。
海原雄山とかうるさがたの食通は、絶対これを受け入れないだろーなあ。
つーわけで、こんな感じで「SFの中に出てきた食事・料理」を語ろうかというトピックです。
美味そう・不味そう、食べてみたい・食べてみたくないなど、基準や評価はともかく、SFの作品内に出てきた印象的な料理を語り合いましょう。
基本は小説、でもアニメや映画、マンガなど他の媒体でもオッケーって事で。
では皆様、よろしくなのですよ。