はじめまして。
このサイトの目的は何ですか?本当に田中芳樹氏に自己の
発言の責任を取らせたいと思ってらっしゃるのでしたら、それはお門違いではないかと思います。確かに、田中芳樹の本は多くの中学生や高校生に読まれているので、田中芳樹の発言力の大きさに危惧を抱くのも分からなくもありませんが、田中芳樹はきちんと自分をさらして(写真まで載せて(笑))自分の意見として述べているわけでしょう?その時点できちんと責任をとっていると思います。それをそのまま鵜呑みにするのか、事実関係を自分なりに調べてみるのか、あとはそれを受け取る側の問題であり、そんなことまで田中氏は責任をもてないだろうし、また
そんな責任を取る必要もないと思います。学力低下の中高生と言われてますけど、他人の主張をまるまる信じ込んで自分の思考を停止してしまうほど、落ちぶれてはいませんよ!と一高校生として言っておきます。
企画としてはとてもおもしろいと思いますが、田中芳樹に対するなかなかえげつない非難の仕方や、あまりにも田中氏の責任を追及しようとする姿勢が、私に取っては不思議で仕方なかったので、書き込みをさせて頂きました。
> はじめまして。
> このサイトの目的は何ですか?本当に田中芳樹氏に自己の
> 発言の責任を取らせたいと思ってらっしゃるのでしたら、それはお門違いではないかと思います。確かに、田中芳樹の本は多くの中学生や高校生に読まれているので、田中芳樹の発言力の大きさに危惧を抱くのも分からなくもありませんが、田中芳樹はきちんと自分をさらして(写真まで載せて(笑))自分の意見として述べているわけでしょう?その時点できちんと責任をとっていると思います。それをそのまま鵜呑みにするのか、事実関係を自分なりに調べてみるのか、あとはそれを受け取る側の問題であり、そんなことまで田中氏は責任をもてないだろうし、また
> そんな責任を取る必要もないと思います。学力低下の中高生と言われてますけど、他人の主張をまるまる信じ込んで自分の思考を停止してしまうほど、落ちぶれてはいませんよ!と一高校生として言っておきます。
> 企画としてはとてもおもしろいと思いますが、田中芳樹に対するなかなかえげつない非難の仕方や、あまりにも田中氏の責任を追及しようとする姿勢が、私に取っては不思議で仕方なかったので、書き込みをさせて頂きました。
>
初めまして、まず少なくとも私は中高生がだまされるかどうかではなく、明らかなミスリードをねらう今の田中氏の論評を批判しています。
小説であろうと、現実にあったのであると言って嘘を書けば批判されるのは当然です。
そして、明らかに誤解を招くような書き方をした場合は確信犯です。
表題の通り小説か? 評論か?の中身をコピーしました。
これは明らかに警察を不当に批判するものです。
「日本の公安警察は、まことに特異な能力を持っている。政府高官の汚職や疑惑がおおやけになった直後、かならず外国のス パイが逮捕されたり、過激派の犯行が明らかになったりする」
そうアメリ力の新聞が皮肉ったことがある。 一九八八年にR事件とよばれる新興企業がらみのスキャンダルがおき、首相や大 蔵大臣の名前が事件に出てくると、いきなり「フィリピンの日本人誘拐事件は日本の過激派のしわざだった」というニュースが 発表された。 一時は大さわぎになったが、その後、何の続報もなく、いつのまにやら話は立ち消えになってしまった。こんな例はいくつもあって、公安警察のやりくちはワンパターンなのだが、 マスコミがまたそのつど、ほいほいとじつ によく踊るのである。お隣りの国でおきた「旅客機行方不明事件」も、いつのまにか「旅客機爆破事件」になり、「美貌の女スパイ 事件」になり、「拉致された日本人女性事件」になって、さて肝腎の旅客機と乗客はどうなったのやら、ろくに捜索もされぬまま に、いつのまにか人々の記憶は薄れてしまったのだ。何と御しやすいマスコミであり、何と忘れっぽい国民であろう……。
(創竜伝3巻 P118)
アメリカの新聞の皮肉とやらは、日本とは比較にならないよう中洲の新聞が出ている国なので事実かどうか解りません。
これは事実であるとしておきましょう。
つぎにR事件というのは今の高校生は知らないかもしれないけど、リクルート事件と言います。
詳しいことは他で調べてください。
リクルート事件は公安の出る幕はありません。
東京地検特捜部の仕事です。
その時の誘拐事件というのは、あったような気がしますが詳しいことは知りません。
嘘ならともかく、過激派が誘拐事件を起こしたことを、秘密にする方がおかしいでしょう。
さらにひどいのは大韓航空機墜落事件。
一言で言うと、北朝鮮の工作員(これが美貌の女スパイ)が旅客機に爆弾を持ち込み、自分は途中で降りて、爆発させるという事件です。
この便には確か日本人は乗っていなかったはずですから、日本の警察が手を出せるはずがありません。
(乗っていたとしても韓国が協力を要請してこない限り日本の警察は手が出せません)
旅客機行方不明が爆破事件に呼び方が変わったのは事実が明らかになったからであり、いつの間にかではありません。
そして二人の実行犯の片方が美貌の女性出会ったのはこの事件とは直接関係がないことであり、その女に日本語を教えたのが日本から拉致された女性である疑いが出て初めて日本に関係してきたのです。
それにしても外務省の仕事であり、警察の出る幕はほとんどありません。
また旅客機が高度数千メートルで爆発したことは解っており、その状況で乗客乗員がどうなったのかは、想像するのも恐ろしいことです。
それをろくに調査もされなかった等というのは韓国警察に対する侮辱です。
(あくまで、捜査するのは韓国です)
これらはすべて、日本のマスコミは報道しています。
このように、田中氏が小説上で社会批評をするとき、その多くが事実を積んでいけば嘘であることが確認できるようなのがあまりに多いのです。
社会批評をするのは本人の自由ですが、小説上であろうとそれが勘違いならまだしも、かなり意図的であると思われる、ミスは批判されるべきであると思います。
はじめまして、NANAさん。
わたしは恵と申します、よろしくお願いしますね。
最初に断っておきますけど、わたしは田中芳樹氏個人や氏の作品が大嫌い、とか、氏に作品に対しての社会的責任をとれ、とか思っているわけではありません。
田中氏独特の文体は、何十回読み返しても飽きないほど、もう病みつきに大好きですし(創竜伝等の)キャラクターたちのコミカルなかけ合いもクスクス笑いながら読んでいる人間です(^-^)。
ただ、「好きな人に嫌な部分があったら、できるだけ直してもらって、もっと好きになりたい」という思いから、こちらの場をお借りして田中作品の検証活動に参加しているのです。
遅筆の問題はともかく(って、切実にいろいろな作品の続巻を待ってるんですけど…)残念ながら、作中の「ストーリーにまったく関係のない社会評論」に職業差別表現や偏向した日本(人)観etc.の著しく問題のある文章が混じっているのも事実なのです。そのあたりを「検証の場(決して誹謗中傷ではありません)」として論じているのがこちらのサイトであり、その行為は「好きだからこそ」のファンの「愛のムチ」として、作家にとってもまったく無意味なものではない、とわたしは思っています。
<このサイトの目的は何ですか?>
トップページ「FAQ」のQ1が答えになっているかと思います。未読なら、ご拝読なさることをお勧めします。
<本当に田中芳樹氏に自己の発言の責任を取らせたいと思ってらっしゃるのでしたら、それはお門違いではないかと思います。確かに、田中芳樹の本は多くの中学生や高校生に読まれているので、田中芳樹の発言力の大きさに危惧を抱くのも分からなくもありませんが、田中芳樹はきちんと自分をさらして(写真まで載せて(笑))自分の意見として述べているわけでしょう?その時点できちんと責任をとっていると思います。>
「文責」というものは、顔写真を公開することで必ずしも果たされるというわけではありません。
NANAさんの論法では、「TV出演して評論活動をする評論家は、(顔と名前をさらして)自分の意見を述べているので、その時点で責任をとっている」ということになるのでしょうか?それがどんなに偏見に満ち、他者の名誉を不当に傷つける内容の「評論」であっても、「責任をとっているので批判するのはお門違い」ということになるんですか?
そうではなく、自分の発言に対しては「批判も称賛も受け入れる」という態度で臨み、もし発言自体に問題があれば、何らかのペナルティも含めてきちんと対処する行為こそが「自分の発言に責任をとる=文責」ということでしょう。
そして、NANAさんご自身も↓
<それをそのまま鵜呑みにするのか、事実関係を自分なりに調べてみるのか、あとはそれを受け取る側の問題>
と、おっしゃっていますけど、これも確かにその通りなのです。わたしたちは、氏の社会的責任を追及しているのではありません。ただ、あれだけ評論内で他者を舌鋒鋭く批判されている氏ご自身が、自分に対する批判は受け付けない、という矛盾に少しは自分に恥じることはないのですか?、というような「批判」を、少しでも田中作品がより良くなることを願って繰り返しているのです。(はっきり言えば、社会評論は今後やめていただきたいところです。竜堂兄弟のかけ合い漫才だけで十分に面白いんですし、評論でソ連が突然ロシアになるなど、作品世界の整合性を無意味に壊しているだけでしょう)
そういう批判行為が「お門違い」なのでしょうか?わたしはそうは思いませんし、そう思うのも思わないのも、こちらで氏を批判するのも批判しないのも受け手側、個人の問題だと思います。
ただし、「受け手側の自由」というには、創竜伝の「社会評論」内の職業差別表現などは目に余るものがあります(例:「秘密警察や刑務所に従事する人間は高貴ではありえない(大意)」)。
NANAさんは高校生の方ということですが、授業では倫理のことは教わっておられませんか?こういうことを平気で書く作家が「顔をさらしているので書いた時点でちゃんと責任をとっている」と本気でお思いなのでしょうか?わたしは、田中作品が好きだからこそ、田中氏にこのような「小説(フィクション)を隠れ蓑にして、書きっ放しの無責任かつ不当な発言をしてほしくない」と、切に思います。
<学力低下の中高生と言われてますけど、他人の主張をまるまる信じ込んで自分の思考を停止してしまうほど、落ちぶれてはいませんよ!と一高校生として言っておきます。>
わたしが高校生の時は「社会評論」の部分を「一方的な断罪で、なんだか胡散臭いし、どうも全面的に信じられない」という風に思って読み飛ばしていましたけど、自分で調べて情報の真贋を問うことまではしていませんでした。それが、今の高校生の方々は情報の真贋をご自分できちんと見極めていらっしゃるんですね。社会評論を読み飛ばし、エンターテイメントの部分だけを楽しんでいたわたしなどとは大違いです(笑)。
<企画としてはとてもおもしろいと思いますが、田中芳樹に対するなかなかえげつない非難の仕方や、あまりにも田中氏の責任を追及しようとする姿勢が、私に取っては不思議で仕方なかったので、書き込みをさせて頂きました。>
全員が全員、そういう批判の仕方ばかりではありませんし、こちらでは「ファン」・「アンチ」・「好きでも嫌いでもない」etc.…という、人それぞれのスタンスで広く論じられていると思います。
こういう「批判」サイトであっても、認められるべき部分については肯定的・好意的な意見も数多く存在しますし、NANAさんも肩の力を抜かれて本論以外の「ザ・ベスト」等もお読みになってみられたらいかがでしょうか?
作品の楽しみ方は、それこそ人それぞれです。パロディのような遊びも含まれていますので、決してここが批判一辺倒の「田中氏嫌い・憎し」の感情のみで語られているわけではないことがわかっていただけるかと思います。
長々と書いてしまいました。
いろいろ否定的な意見ばかり述べましたけど、NANAさんにもこちらのサイトの「建設的な批判を目指す」という、愛あり遊びありの楽しみ方も知っていただけたら…という思いで投稿しました。
良かったら、またご意見くださいね。
NANAさん、いらっしゃい。優馬と言います。
えぇっと、このサイトについての私の理解を最初に述べますと、田中芳樹作品について頭から盲信・礼賛するにはトウが立ち過ぎてしまった「ひねた」元(あるいは現)ファンが、怒りや悲しみを苦笑にまぎらしながら田中作品を論評するサイト、と思っています。
みんなこれだけ田中作品を読み込んでいるわけで、熱意の量で言えば「ノーマルな」ファンより遙かに多いのではないかと(笑)。こういうのを「かわいさ余って憎さが百倍」というのでしょうね。「(あたしがこんなに愛してんのに)アンタ、このテイタラクはいったい何よ?!」と氏の襟首掴んでガクガクやっちゃいたいわけで。多少表現が激越になりがちなのはお許しいただけないでしょうか。
さて、ご指摘の
> 田中芳樹はきちんと自分をさらして(写真まで載せて(笑))自分の意見として述べているわけでしょう?その時点できちんと責任をとっていると思います。
については、過去実はさんざん議論されていることなのですが、創竜伝ほか全ての氏の小説には「この小説はフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありません」という「お約束」の断り書きが入れてあるのですね。従って、佐々木さんご指摘のような明らかな事実誤認、恣意的な誘導等があっても、「いやあれはフィクションだから」と逃げられる構造になっています。そこのところを指摘して、管理人さんはじめ、ここのサイトの人たちは「無責任」と言っているわけです。
> 学力低下の中高生と言われてますけど、他人の主張をまるまる信じ込んで自分の思考を停止してしまうほど、落ちぶれてはいませんよ!と一高校生として言っておきます。
自分の頭で考える気概、いいですね。こういう「まっとうさ」、すごく好きです(いやマジで)。でもこの掲示板だけではなく、ホームページの「緒言」とか「FAQ」も見ていただけるといいと思います。
> 企画としてはとてもおもしろいと思いますが、田中芳樹に対するなかなかえげつない非難の仕方や、あまりにも田中氏の責任を追及しようとする姿勢が、私に取っては不思議で仕方なかったので、書き込みをさせて頂きました。
まぁ「惚れた女に二股かけられていた」とか「尊敬する人物から裏切られた」というトラウマってのはなかなか消えないものでしてね・・・。
「銀英伝に還ってくれ!」という悲痛な叫びが当サイトには満ち満ちておりますでしょ?
でも、ここはただ批判・非難するだけのところではないのですよ。
よろしければ、ホームページの「ザ・ベスト」のうちの「パロディ集」をご覧ください。ただの「文句たれ」だけでないことをおわかりいただけると思います。ちゃんと田中作品で遊んでいる、立派なファンサイトであります(笑)。
こんにちは。
既に何人かの方が返答されていますが、提示された件についての回答は、ホームページのコンテンツをご覧下さい。
ちなみに、私がはじめて田中芳樹批判を書いたのは高校生の頃で、「初代管理人の本論」の番号が若いものは、私が高校の文芸部で書いた批評を、若干の手直しをして転載したものです(基本的にはそのまんま)。
そういうわけで、高校生を過小評価しているわけではないですよ。
このサイトは、あくまでも楔を打ち込むだけです。
> そうアメリ力の新聞が皮肉ったことがある。 一九八八年にR事件とよばれる新興企業がらみのスキャンダルがおき、首相や大 蔵大臣の名前が事件に出てくると、いきなり「フィリピンの日本人誘拐事件は日本の過激派のしわざだった」というニュースが 発表された。 一時は大さわぎになったが、その後、何の続報もなく、いつのまにやら話は立ち消えになってしまった。
これは三井物産のWさん(仮名)が誘拐されたときのことのようです。
かなり話題になりました、当時中学生でしたが覚えてます。
解放されたのが昭和63年月、リクルート事件の第一報は6月、誘拐事件に過激派(と言うより国際テロリストである日本赤軍)の関与が報じられたのが9月、これをみるとリクルート事件と誘拐事件の赤軍関与の公表が関係あると言い張ることもできますが、R事件の捜査が本格化していくのはこれからです。
翌年の参議院選挙で自民党は歴史的な大惨敗をします。
政府高官の汚職と過激派の犯行の発表の関連性は少なくともこの事件にはありません。
そして他にもっと関連性が感じられるような状況があったのなら、少なくとも当時大学生ぐらいの年齢の人だとだませないようなこんな事件ではなく他の事件を持ってきているはずです。
ちなみに被害者の方は自分がみたのはすべて現地人だったので日本赤軍の関与は信じられないと仰っています。
私の独断ですが誘拐事件の赤軍関与はリクルート事件の報道の陰に隠れたためにその後の続報がなかったのでしょう。
私は今回改めて調べるまでせく軍関与は知りませんでした。
幸か不幸か、私は「創竜伝」を読んだことがないのですが、下記のような文章が本当に存在するとしたら、明らかに若い世代をミスリードする文章であると思われます。
> 「日本の公安警察は、まことに特異な能力を持っている。政府高官の汚職や疑惑がおおやけになった直後、かならず外国のス パイが逮捕されたり、過激派の犯行が明らかになったりする」
> そうアメリ力の新聞が皮肉ったことがある。 一九八八年にR事件とよばれる新興企業がらみのスキャンダルがおき、首相や大 蔵大臣の名前が事件に出てくると、いきなり「フィリピンの日本人誘拐事件は日本の過激派のしわざだった」というニュースが 発表された。 一時は大さわぎになったが、その後、何の続報もなく、いつのまにやら話は立ち消えになってしまった。こんな例はいくつもあって、公安警察のやりくちはワンパターンなのだが、 マスコミがまたそのつど、ほいほいとじつ によく踊るのである。お隣りの国でおきた「旅客機行方不明事件」も、いつのまにか「旅客機爆破事件」になり、「美貌の女スパイ 事件」になり、「拉致された日本人女性事件」になって、さて肝腎の旅客機と乗客はどうなったのやら、ろくに捜索もされぬまま に、いつのまにか人々の記憶は薄れてしまったのだ。何と御しやすいマスコミであり、何と忘れっぽい国民であろう……。
> (創竜伝3巻 P118)
前半のW氏誘拐事件については、佐々木公彦氏が詳しく調べられているので触れませんが、後半の大韓航空機爆破事件の記述は明らかに誤りです。第一、人々の記憶はまったく薄れていません。当時、私は中学生でしたが、今でもはっきりとこの事件については記憶しています。また、件の美貌の女性スパイは韓国で裁判にかけられましたが、特赦で釈放され、現在では幸福な家庭生活を営んでいるようです。彼女の動静はたまにニュースで報道されますし、北朝鮮に対するコメントを求められて、ニュース番組に登場することもあります。 (このこと自体、この事件が忘れられていない証左では?)
大韓航空機爆破事件は最初、墜落したと思われていたのが、後に爆破されたものであるとわかったために墜落→爆破事件となったのです。呼び方が変わったのは当然のことです。そして、中東で男性と女性の二人組が爆破の容疑者と逮捕されたのですが、彼らは日本人名を名乗り、日本人を装ったので日本国内では大騒動となりました。男性は自殺しましたが、女性は自殺に失敗し、身柄を拘束されました。そこで、女性の正体は北朝鮮のスパイであり、ソウルオリンピックを妨害するために大韓航空機を爆破したことがわかりました。女性の正体が日本人ではなく、北朝鮮のスパイであることが判明したため、その後の取調べは韓国側がおこないました。これも当然のことです。
しかし、日本の警察も何もしなかったわけではありません。男性スパイが使用した名前の人物を特定し、男性スパイがその日本人になりすましていたことを特定しました。また、女性スパイに日本語や日本の風習を教えた女性は日本から拉致された女性であることが判明したため、日本の警察は教育係の女性の身元も特定しました。しかし、その女性の親族が女性の子供が迫害されることを懸念して、徹底してそのことを認めなかったため、教育係の女性の身元が公表されるのが遅れました。その後、日本政府は教育係の日本人女性の存在を北朝鮮政府に対して照会していますが、北朝鮮政府はその存在を否定し続けています。さらに、日本国内で女性スパイの少女時代の写真が公表されると、北朝鮮は身代わりの女性をたて、女性スパイの存在はでっちあげだと主張しました。今でも、北朝鮮政府は大韓航空機爆破事件を自分たちが起こしたとは認めておらず、日朝間の懸案となっています。このように、大韓航空機爆破事件は今日でも様々な問題を我々に投げかけており、日本人が忘れ去ったとは到底言えません。
ちなみに、私は韓国・北朝鮮どちらの国にも何の感慨も抱いておりません。ただ、事実を捻じ曲げる(それも論争中の問題ではなく、ある一定以上の年齢の者なら誰でもわかるようなことを)ことに反対するだけです。
NANAさん初めまして。
あまり書き込む事は無いのですが今回は気になった事が一つあったので
それだけ言わせて頂きます。
>学力低下の中高生と言われてますけど、他人の主張をまるまる信じ込んで自分の思考を停止してしまうほど、落ちぶれてはいませんよ!と一高校生として言っておきます。
それはこの書き込みについてです。
NANAさんはそう仰いますが、現役女子中学生の私としてはこの意見に多少疑問を憶えます。
本という物は確かに他人の主張が詰まった物です。
ですがそれが評論文のような物ならともかく物語として読んでいく場合に、この物語は他人の主張であり一方的な考えがあるかもしれないと思いながら読むでしょうか?
大抵の人ならば普通に読み進み、知らず知らずのうちに氏理論を頭に植え付けられているような状態になるようです。
現に私の周りはそのような人で溢れかえっています。
私の周りが特殊なのかも知れませんが気になったのでその事だけ言わせて頂きました。