私はあなたたちに頼ってほしいのです-胸中でキルヒアイスは呟いた。10年前、貴女に「弟と仲良くしてやって」と言われた瞬間から、ずっとそうなのです・・・・・・。
10年前!ふたたびキルヒアイスの心は痛む。
10年前に自分がいまの年齢であったら、アンネローゼを決して皇帝の手などに渡しはしなかった。万難を排して、姉弟をつれ、多分、自由惑星同盟に逃亡していただろう。いまごろは同盟軍の士官にでもなっていたかもしれない。
田中芳樹「銀河英雄伝説第1巻 黎明編」(徳間文庫版)、134頁より。
もしも、キルヒアイスの望みどおり、アンネローゼが後宮に納められた帝国暦477年(宇宙暦786年)、キルヒアイス20歳・アンネローゼ15歳・ラインハルト10歳で、自由惑星同盟への亡命が成功した場合、銀河の歴史はどう変わっていたでしょう?みなさまのご意見をお聞かせ願えれば幸いです。(ちなみにこの年、ヤンは19歳で士官学校の学生・シェーンコップは22歳で「薔薇の騎士」連隊小隊長で少尉)
私の予想
同盟に亡命したキルヒアイスはミューゼル姉弟を養うために同盟軍に志願。帝国からの亡命者ということで「薔薇の騎士」連隊に配属される。素直な性格で、射撃・格闘技に卓抜した能力を持つキルヒアイスは戦場で武勲をたて、シェーンコップにもかわいがられ、数年で下士官か尉官ぐらいには出世するでしょう。ラインハルトが帝国にいないということはおそらく、アスターテ会戦も帝国領侵攻作戦もなかったでしょうから、帝国と同盟の対立はだらだらと続いていたでしょう。しかし、ヤンがエル・ファシルで英雄になるという事実は変わりそうないので、アスターテ会戦がおこったはずの宇宙暦796年(帝国暦487年)の時点でヤンは准将になっているはずです。その後、数年でヤンが艦隊司令官(中将)に昇進するとして、宇宙暦801年(帝国暦492年)、34歳のヤン中将は新たに創設されたヤン艦隊を率いて、イゼルローン要塞攻略に乗りだします。このとき、ヤン艦隊には「薔薇の騎士」連隊隊長シェーンコップ少将(37歳)やキルヒアイス少佐(34歳)、キルヒアイスお兄ちゃんに憧れて同盟軍士官学校に入学し、首席卒業したラインハルト中尉(24歳)が参加していた。ジェシカは婚約者のラップと結婚し、失意のヤンはキャゼルヌかグルーンヒルの仲介でフレデリカと見合い結婚をし、ラインハルトがヤンの副官になるかもしれません。(大雑把な予想ですが・・・)
僕は、キルヒアイスは同盟に亡命していれば、軍人にならなかった
可能性の方が高い気がします。
元々、ラインハルトとキルヒアイスが軍人なったのは、アンネローゼ
を奪った相手が「皇帝」という、政治・軍事の最高権力者で、それに
対抗する手段として選択した訳ですから、キルヒアイスなどは意外に
あっさりアンネローゼと結婚してささやかに暮らしたかもしれません。
それに、キルヒアイスの手腕は、帝国の幼年学校等の経験を経て培わ
れた訳ですから、「成人して」いきなり軍人になった彼に同等の手腕は
期待できないと思います。「正史における二人への忠誠、アンネローゼ
を皇帝から救うという使命感」と「今仮定の二人を養わなければという
使命感」が同等であればその頭角を現すかもしれないですが・・・
でも、ラインハルトが、二人の結婚生活を至近視するのを嫌って
「無料で学べる」士官学校へ行ったりはするかも・・・
#お姉ちゃん、取られたわけだし。(^^;
ラインハルトの「薔薇の騎士」連隊配属は有り得ますね。
ラインハルトとユリアン、未来の「同盟の双璧」か?
只、帝国側の戦力低下が著しいかも。
ラインハルト陣営に招聘されるべき指揮官達はその実力を発揮し得な
い事になるであろうから、正史における帝国と同盟の人材の格差を比
べるとかなり縮小していたでしょう。(下手すれば、逆転?)
特に、クロプシュトック事件時「軍紀を糺した」ミッターマイヤー
は、まず間違いなくあの時に謀殺されているでしょうし。
(そうでない場合、ロイエンタールが助け出して、やはり亡命?)
ラインハルトとヤンの影響が顕著になり始めた「第三次ティアマト」
辺りからの様相ががらりと変わりますね。
レグニッツァで同盟に軍配があがりアスターテが無い可能性あり。
イゼルローン攻防戦は正史通りに要塞陥落。
(あ、オーベルシュタインもこの後に断罪されるかも・・・)
帝国領侵攻作戦はかなりの確率で成功、アムリッツア星域会戦は発生
せず同盟版図は広がり、この辺りからもう正史の「同盟衰退」シチュ
エーションはなくなるでしょう。
同盟は、拡大した領土の安定のため、帝国は戦力再編成のため、戦い
は一旦収束に向かう気がします。
#はっ!フォーク昇進!?イヤすぎる・・・
その後すぐに皇帝が崩御し(この辺りは偶発的要素なので、このタイ
ミングでは死なない事もありえるが)、帝国の衰退が起こるかも。
只、この状況で、貴族同士がわざわざ国力を削り合うとも思えないので、
その辺りで、帝国側の軍事的求心力として「メルカッツ」が担ぎ
上げられる気がします。彼は恐らく有能な士官を糾合できるでしょう
から、ロイエンタール他の艦隊司令(か中級指揮官)を指揮し
て同盟に相対し得る、というストーリーが考えられます。
その後、帝国はメルカッツ陣営が徐々に貴族の力を削いでいき、同盟は
シビリアンコントロールが足かせで足並みがそろわないとかで均衡。
帝国は「大貴族」、同盟は「汚職政治家」という内憂を抱えたドロドロ
した話しになりそうですが。
また、その際には「フェザーン(地球教)」辺りが、同盟の足を引っ
張る形でのアクションをしそうですね。出来るだけ、両者の戦いを
継続させる為に。
とりとめのない事をだらだらと書き連ねてしまいました。
> 僕は、キルヒアイスは同盟に亡命していれば、軍人にならなかった
> 可能性の方が高い気がします。
このへんは微妙だと思います。
帝国からの亡命者がどういう仕事につけるのかがはっきりしていないので。
ひょっとすると帝国からの亡命者の成人男性はみんな薔薇の騎士連隊に配属されると可能性もありますので。
同盟を裏切らない証として軍に所属して帝国と戦うことを求められるというのはそれほどおかしな設定でもないと思います。
亡命者を装った帝国のスパイが潜入してくることも考えられますから。
Zeroさま、倉本さま、レスありがとうございます。
> 僕は、キルヒアイスは同盟に亡命していれば、軍人にならなかった
> 可能性の方が高い気がします。
> 元々、ラインハルトとキルヒアイスが軍人なったのは、アンネローゼ
> を奪った相手が「皇帝」という、政治・軍事の最高権力者で、それに
> 対抗する手段として選択した訳ですから、キルヒアイスなどは意外に
> あっさりアンネローゼと結婚してささやかに暮らしたかもしれません。
倉本さまも書かれていますが、帝国からの亡命者がつける仕事というのは、特別な技能や情報を持っていない限り、限られてくると思います。幸い、キルヒアイスは少年のころからスポーツマンタイプだったようなので、軍人という仕事は幼年学校に行っていなかったとしてもうまくこなしていけるのではないでしょうか。
> 特に、クロプシュトック事件時「軍紀を糺した」ミッターマイヤー
> は、まず間違いなくあの時に謀殺されているでしょうし。
> (そうでない場合、ロイエンタールが助け出して、やはり亡命?)
>
仮にラインハルトがいなかったとしても、ロイエンタールは親友を助けるために奔走するでしょう。Zeroさまが後で予測しているように、ラインハルトが登場しなかった場合、台頭していたであろうメルカッツあたりにとりなしを頼むのではないでしょうか。その場合、無罪放免とはいかないでしょうが、降格か左遷でミッターマイヤーは釈放され、帝国の双璧はメルカッツ陣営に入るという流れになると思います。
> ラインハルトとヤンの影響が顕著になり始めた「第三次ティアマト」
> 辺りからの様相ががらりと変わりますね。
> レグニッツァで同盟に軍配があがりアスターテが無い可能性あり。
> イゼルローン攻防戦は正史通りに要塞陥落。
> (あ、オーベルシュタインもこの後に断罪されるかも・・・)
> 帝国領侵攻作戦はかなりの確率で成功、アムリッツア星域会戦は発生
> せず同盟版図は広がり、この辺りからもう正史の「同盟衰退」シチュ
> エーションはなくなるでしょう。
同盟一人勝ちという構図にはならないと思います。もともと同盟は地勢的に不利な立場にありますが、帝国軍があまりにも無能なために同盟領に侵攻出来ず、両者が均衡しているというのが、銀英伝の世界だと思います。おそらく、同盟と帝国の闘いはヤンが艦隊司令官に昇進するまでだらだらと続くと思います。イゼルローン奪取作戦はヤンが艦隊司令官に出世した後でしょう。フォークは帝国軍との会戦で自滅して戦死するような気が(笑)。イゼルローンは当分、陥落しませんから、オーベルシュタインも処罰されることはなく、どこかの時点でメルカッツ陣営に加わるでしょう。
> その後すぐに皇帝が崩御し(この辺りは偶発的要素なので、このタイ
> ミングでは死なない事もありえるが)、帝国の衰退が起こるかも。
リヒテンラーデはメルカッツに接近し、リヒテンラーデ・メルカッツ連合とブラウンシュヴァイク、リッテンハイムの天下三分状態に帝国は突入するのではないでしょうか。ただし、メルカッツには帝国を簒奪する意志はないので、内戦に突入することはなく、話し合いでとりあえず、エルウィン・ヨーゼフが皇帝に即位し、ブラウンシュヴァイクかリッテンハイムのどちらかの娘を皇妃とする(かなり年上になりますが・・・)という形で収拾をはかるのではないでしょうか。そして、娘を皇妃にしたほうが摂政、リヒテンラーデが宰相、メルカッツが宇宙艦隊司令長官となるのではないでしょうか。娘を皇妃にしそこねた方はこの時点で粛清されるでしょう。しかし、この妥協も数年で崩壊し、摂政派と宰相派にわかれ、帝国は内戦に突入。その隙に乗じて、ヤンはイゼルローンを奪取するでしょう。この時点でフェザーンまたは地球教が動き出すと思います。
> > 僕は、キルヒアイスは同盟に亡命していれば、軍人にならなかった
> > 可能性の方が高い気がします。
> 倉本さまも書かれていますが、帝国からの亡命者がつける仕事というのは、特別な技能や情報を持っていない限り、限られてくると思います。幸い、キルヒアイスは少年のころからスポーツマンタイプだったようなので、軍人という仕事は幼年学校に行っていなかったとしてもうまくこなしていけるのではないでしょうか。
僕は、仮にも「個人の自由や権利」を標榜する自由惑星同盟が、軍人や
政治闘争に破れた者であればともかく(本当はそれでさえ)、亡命と
引き替えに従軍を強制するかなぁと思います。
勿論、ある程度の窮屈さやあまり実入りの良い職業へ付く事が難しい
等の制限はあるでしょうが。
勿論、「スパイ」の疑惑は生じるかもしれませんから、定期的な
「身分証の書き換え」のような拘束があるとは思います。
実際、帝国から同盟への亡命はかなり多数に上ると思いますし、
それを(仮に成人男性)全て「軍部」に従事させるとなると、
逆に「同盟軍への埋伏」へ利用できる事も考慮されます。
可能性の一つとして、アンネローゼを連れ去ったキルヒアイスの
親族が断裁され、「その復讐心から」とかのシチュエーションは
有り得そうかな?
#その前に、家族ぐるみで亡命かなぁ
> > ラインハルトとヤンの影響が顕著になり始めた「第三次ティアマト」
> > 辺りからの様相ががらりと変わりますね。
> > レグニッツァで同盟に軍配があがりアスターテが無い可能性あり。
> > イゼルローン攻防戦は正史通りに要塞陥落。
> > (あ、オーベルシュタインもこの後に断罪されるかも・・・)
> > 帝国領侵攻作戦はかなりの確率で成功、アムリッツア星域会戦は発生
> > せず同盟版図は広がり、この辺りからもう正史の「同盟衰退」シチュ
> > エーションはなくなるでしょう。
>
> 同盟一人勝ちという構図にはならないと思います。もともと同盟は地勢的に不利な立場にありますが、帝国軍があまりにも無能なために同盟
領に侵攻出来ず、両者が均衡しているというのが、銀英伝の世界だと思います。
ちょっと書き方が、同盟の一人勝ちっぽく見えてましたが、
「正史」の様な一方的な国力の開きが「均衡」レベルに是正される
程度に受け取って置いてください。
>おそらく、同盟と帝国の闘いはヤンが艦隊司令官に昇進するまでだらだらと続くと思います。イゼルローン奪取作戦はヤンが艦隊司令官に出世した後でしょう。フォークは帝国軍との会戦で自滅して戦死するような気が(笑)。イゼルローンは当分、陥落しませんから、オーベルシュタインも処罰されることはなく、どこかの時点でメルカッツ陣営に加わるでしょう。
そういえばそうですね。言われて気づきましたが、「第七次イゼル
ローン攻防戦」はアスターテの惨敗があったればこそ、ヤンにお鉢が
回ってきた訳だから、そこを否定してしますとこの時点では他の提督
になりそうなので「オーベルシュタインの断罪」はないでしょうね。
でも、フォークは「絶対安全な後ろで偉そうに他人を指揮する」だけ
でしょうから戦死は無いのでは?
どちらかというと、彼の失脚は「正史」と同じで、立案作戦失敗時に
批判され、ヒステリー発症、そして左遷街道まっしぐらでしょうね。
そういえば、その後不明の「ミュッケンベルガー」と「シュトックハ
ウゼン」ってどこいったんだろ?
リップシュタットの時にも出てこなかったし・・・
> 僕は、仮にも「個人の自由や権利」を標榜する自由惑星同盟が、軍人や
> 政治闘争に破れた者であればともかく(本当はそれでさえ)、亡命と
> 引き替えに従軍を強制するかなぁと思います。
> 勿論、ある程度の窮屈さやあまり実入りの良い職業へ付く事が難しい
> 等の制限はあるでしょうが。
私の言い方が舌足らずだったと思いますが、私は倉本さまがおっしゃるように、従軍を強制されて、キルヒアイスが軍隊に入ると考えたわけではなく、コネのない亡命者のキルヒアイスがミューゼル姉弟を養う実入りの良い職業といったら、軍人ぐらいしかないのではないかと考えたのです。
軍人以外の仕事で姉弟を養うとしたら、辺境惑星で開拓事業に従事とか、宇宙船乗りとかしか私には考えられません。
>
> 可能性の一つとして、アンネローゼを連れ去ったキルヒアイスの
> 親族が断裁され、「その復讐心から」とかのシチュエーションは
> 有り得そうかな?
> #その前に、家族ぐるみで亡命かなぁ
>
恋に盲目のキルヒアイスは親不孝をわびながら、家族を見殺しにしそうな気も。(笑)
>
> でも、フォークは「絶対安全な後ろで偉そうに他人を指揮する」だけ
> でしょうから戦死は無いのでは?
> どちらかというと、彼の失脚は「正史」と同じで、立案作戦失敗時に
> 批判され、ヒステリー発症、そして左遷街道まっしぐらでしょうね。
私のフォークに関する予測はヤンの同期で首席だったワイドボーン(士官学校時代にヤンにシュミレーションで負けた人)を参考にしています。ワイドボーンは提督の参謀長として第6次イゼルローン要塞攻防戦に参加したときに、乗っていた宇宙戦艦が撃沈されて戦死したそうなので、フォークも似たような運命をたどるのではと思いました。
>
>
> そういえば、その後不明の「ミュッケンベルガー」と「シュトックハ
> ウゼン」ってどこいったんだろ?
> リップシュタットの時にも出てこなかったし・・・
ミュッケンベルガーは自分の領地に戻って、中立を守り、田舎の小地主として余生を送り、シュトックハウゼンは捕虜交換で帝国に帰国するもさすが軍に復帰できず、年金生活にはいったのでは?
Zeroさまが危惧されていたミッターマイヤー謀殺の危機ですが、ベーネミュンデ侯爵夫人に頼るという方法があります。銀英伝ではすっかり悪者のベーネミュンデ侯爵夫人ですが、アンネローゼが同盟に亡命した場合、皇帝の寵愛をもっとも受けていたのはベーネミュンデ侯爵夫人であり、アンネローゼ暗殺計画もたてることなく、この世の春を謳歌しているでしょう。
ベーネミュンデ侯爵夫人は皇帝の間に出来た子供を死産させていますが、それはブランシュヴァイクの仕業であるという噂があり、ブラウンシュヴァイクにはあまりいい感情を持っていないはずです。
そして、軍隊内でミッターマイヤーを支持してくれる人物としてロイエンタールはメルカッツに頼るでしょう。これは当時の将官のなかで一番の常識人がメルカッツだからです。
軍隊内部でメルカッツがミッターマイヤー擁護の声があがるよう工作し、ベーネミュンデ侯爵夫人の皇帝に対する口添えがあれば、ミッターマイヤーは釈放されるでしょう。
この後は、ベーネミュンデの軍事的後ろ盾となるのと引き合えに、メルカッツに元帥号が与えられるようロイエンタールは工作し、メルカッツに元帥府を開かせます。メルカッツ元帥府には、ロイエンタール・ミッターマイヤーのほか、ファーレンハイト・シュナイダー、途中からオーベルシュタインが合流するのではないでしょうか。
> 私の言い方が舌足らずだったと思いますが、私は倉本さまがおっしゃるように、従軍を強制されて、キルヒアイスが軍隊に入ると考えたわけではなく、コネのない亡命者のキルヒアイスがミューゼル姉弟を養う実入りの良い職業といったら、軍人ぐらいしかないのではないかと考えたのです。
> 軍人以外の仕事で姉弟を養うとしたら、辺境惑星で開拓事業に従事とか、宇宙船乗りとかしか私には考えられません。
確かにあまりいい仕事には就けないでしょうね。
特に社会的に重要な仕事はまず無理でしょう。
ただ問題なのはこの想定ではキルヒアイスは士官学校を出ていません。
ということは軍に入るとすると一兵卒として入ることになります。
はたしてそれでやっていけるだけの給料がもらえるかということです。
軍の給料は階級と比例するはずですから。
> 確かにあまりいい仕事には就けないでしょうね。
> 特に社会的に重要な仕事はまず無理でしょう。
> ただ問題なのはこの想定ではキルヒアイスは士官学校を出ていません。
> ということは軍に入るとすると一兵卒として入ることになります。
> はたしてそれでやっていけるだけの給料がもらえるかということです。
> 軍の給料は階級と比例するはずですから。
その点は私も考えました。ただ、次の点から軍隊は亡命者にとって魅力的だろうと考えました。
一つは、戦争が恒常的に続いており、武勲をたてるチャンスがたくさんあるということです。銀英伝を見ていると、主要キャラは概して出世が早いですが(士官学校を卒業しているか否かにかかわらず)これは常に戦争状態が継続しているためと思われます。特に白兵戦中心の「薔薇の騎士」連隊に配属されれば、宇宙戦艦でオペレーターとかをやっているよりはるかに武勲をたてやすいでしょう。ということは、他に仕事に就くより出世も早く、社会的地位をあげる可能性も高いということです。
二つ目は軍の志願者には何らかの特典があるのではと考えたからです。トラバース法では、軍人になれば、国から支給された養育費を払わなくて良いという特典がありました。亡命者にもそういった特典がある(例えば、一時金が下りるとか)可能性は高いと思います。
一つツッコミ。
>このとき、ヤン艦隊には「薔薇の騎士」連隊隊長シェーンコップ少将(37歳)
連隊長は大佐しかなれません。
シェーンコップは将官に昇進したあとはイゼルローン要塞防御指揮官でした。
(連隊長は大佐に昇進したリンツ)
亡命者にとって軍隊は手っ取り早く立身出世できるから、人気は高いだろうと思います。
キルヒアイスが軍人になる可能性は高い。
ただ、亡命者は何が何でもローゼンリッターなんでしょうか?
適材適所を考えたら、艦隊参謀とかしたほうが良い人間だっているでしょう。
もし同盟が制限を設けていないのなら、キルヒアイス同盟軍提督が生まれる可能性もあります。
アスターテ会戦の年、キルヒアイス30歳。
ヤンが28で准将ですから、少将くらいになっているかも。
>帝国諸将
メルカッツが人望・実績ともに充分ながら出世が遅れていたのは、有力な派閥に属していないことでした。
ですから、メルカッツが政治力学において何らかの役割を果たすことはあり得ないと思います。
よってミッターマイヤーは獄死するか、ロイエンタールと同盟に亡命するか、二つに一つ。
他の連中も抜擢されて昇進することが無くなるわけですから、登場が確実に遅れる。
微温的な帝国軍の有り様のままフリードリヒ3世が崩御。
後継を巡ってブラウンシュバイクvsリッテンハイムの帝国を二分する内戦に突入・・・というところですか。
その際、メルカッツが中立を保とうとしてブラウンシュバイクに脅され、やむなく荷担するのは史実どおりか。
しかしよく考えれば、ラインハルトが関わって戦局を左右した戦いの結果がすべて書き換わるから、史実のアスターテの年に帝国・同盟の勢力比がどうなっているかは謎。
ヤンはいてラインハルトがいないから、同盟が優勢勝ち!?
> > 確かにあまりいい仕事には就けないでしょうね。
> > 特に社会的に重要な仕事はまず無理でしょう。
> > ただ問題なのはこの想定ではキルヒアイスは士官学校を出ていません。
> > ということは軍に入るとすると一兵卒として入ることになります。
> > はたしてそれでやっていけるだけの給料がもらえるかということです。
> > 軍の給料は階級と比例するはずですから。
> その点は私も考えました。ただ、次の点から軍隊は亡命者にとって魅力的だろうと考えました。
> 一つは、戦争が恒常的に続いており、武勲をたてるチャンスがたくさんあるということです。銀英伝を見ていると、主要キャラは概して出世が早いですが(士官学校を卒業しているか否かにかかわらず)これは常に戦争状態が継続しているためと思われます。特に白兵戦中心の「薔薇の騎士」連隊に配属されれば、宇宙戦艦でオペレーターとかをやっているよりはるかに武勲をたてやすいでしょう。ということは、他に仕事に就くより出世も早く、社会的地位をあげる可能性も高いということです。
この辺りは、主観によるモノでしょうが、キルヒアイス、アンネロー
ゼ、ラインハルト(少なくとも彼が自立するまで)の三人が生きて
いくために稼ぐとなれば、「必ず生きていないと」いけません。
キルヒアイスも二人を連れて亡命した以上、二人のその後について
管理の責任を自覚するはずです。多少の実入りの良さで何時死んでも
おかしくない軍人という職業を敢えて選択するでしょうか?
自分が死んだ後、残された二人の事を考えると、軍人(特に、自分の
才覚以外の要素で死ぬ可能性の高い一般兵)はそう易々と選べないと思います。
社会システムを維持するための仕事というのは数多くあります。
それは社会的に重要なものから、末端のモノもあり末端部は保証が
ない故に多少の実入りが良い物もあると思います。キルヒアイスに
とって社会的地位は無くとも稼ぎが良ければその職種は問う必要は
ないかと。極端な話し、日雇いを掛け持ちしたり、ささやかながら
ミューゼル姉弟にアルバイトをして貰うなりで生きていく方が有り
得そうですが。
数年たてば、ラインハルトは自分の生き方を自分で選択していきます。
その後は改めて普通の職求めて、後はアンネローゼと二人でゆったり
と生きていけるのではないでしょうか?
やはり、帝国で軍人への道を選択した事とは大幅に状況が異なります。
アンネローゼを「皇帝」から救うのにそれ以上の権力を手に入れる手段
はそれ以外は無いわけですから。
> 二つ目は軍の志願者には何らかの特典があるのではと考えたからです。トラバース法では、軍人になれば、国から支給された養育費を払わなくて良いという特典がありました。亡命者にもそういった特典がある(例えば、一時金が下りるとか)可能性は高いと思います。
トラバース法とか奨学金制度は、本人に限っての様に思ったのですが。
軍人特典も「軍に従事する者が生きていればこそ」でしょう。
仮に、キルヒアイスが戦死した場合、遺族年金が出る可能性はありま
すが、一般兵ではどれだけの額が望めることか。
まぁ、この辺りが僕の見解です。
もし、キルヒアイスが軍職を選択し、かつ生き残っていけば、
イッチーさんの言われるような状況は想定できるかもしれないですね。
> しかしよく考えれば、ラインハルトが関わって戦局を左右した戦いの結果がすべて書き換わるから、史実のアスターテの年に帝国・同盟の勢力比がどうなっているかは謎。
> ヤンはいてラインハルトがいないから、同盟が優勢勝ち!?
100年以上だらだらと戦争が続いていた理由の一つに「地球教」が
あります。彼らにとって、ラインハルトの急激な台頭という要素が
なければその後も同様の状況と作り出せる環境はあったのではない
でしょうか?
帝国の門閥貴族と同盟の政治家、この両者は籠絡するにたやすい存在
であり、帝国においてはラインハルトが権力を掌中に治める状況が
無くなっていますし、同盟においてはヤンは政治家の命令を無視でき
ません。地球教がこの両者の頭を押さえている限り、均衡を図る謀略
を巡らすのではないでしょうか?
只、ヤンが正史通りイゼルローンを落とした後、同盟に有利に働く
様に思いますね。それは10年とか長い目で見た場合ですが。
疲弊していない同盟(正史で言う帝国侵攻前位の)が徐々に帝国領を
浸食(軍事的にも政治的にも)していくという感じで。
でも、ちょっと気になりましたが、イゼルローン要塞設置後、帝国が
そこから版図を広げられなかったのは何ででしょうね?
同盟はイゼルローンがあるからそこから先には進めないわけですが、
帝国は幾らでも進められる環境はあったと思います。
優馬です。
決して揚げ足取りをするわけではないのですが、亡命したキルヒアイスがアンネローゼと結婚する可能性はかなり低いと思います。
そもそも、ラインハルトって皇帝から姉を取り返すために帝国の転覆を企てるという、超シスコン&誇大妄想狂じゃないですか(笑)。
まぁ本人に本当に帝国を転覆させる器量がある(ことになっている)ので、誇大妄想ではないのですが、シスコンの方はまがうことなく超・重症です。それも、すさまじくパワフルなシスコン(銀河を転覆させるほどの!)。キルヒアイスは、このラインハルトの「狂気」に感染していた可能性が大です。
二人ともアンネローゼを「崇拝」していたものと考えられます。
恋愛というのは双方向のものですが、崇拝というのは一方通行。(崇拝「される」方にも結構迷惑だったりして。)
そういうキルヒアイスが、アンネローゼを「女房にする」気になるかというと、まずあり得ない。結婚するためには、アンネローゼを偶像としてではなく、一個の女性として見ることができるようにならなければならないのですが、「ラインハルトさま」なんて言ってラインハルトからマインドコントロールされている間はムリです。もしアンネローゼとちゃんと恋愛できるようになれば、それは狂気からの脱出であり、人間的な成長なので喜ぶべきことなのですが、ラインハルトかそれを許さぬでしょうなぁ。ラインハルトにすれば、姉とキルヒアイスが愛し合うというのは、二人から同時に裏切られることであり、殺されることよりひどい背信と感じるでしょう。
結論。キルヒアイスはアンネローゼとは結婚できない。
結婚できるのは、何らかの形で「シスコン」ラインハルトが排除されたときのみであり、いくつか考えられますが、「ドロドロ度」の高い順に並べますと:
1)結婚に反対するラインハルトが、キルヒアイスに殺される。
一番救いよーのないパターン。ほとんど横溝正史の世界。
2)事故かなんかでラインハルト早逝。
3)ラインハルトがなんらかの形で成長し、シスコンでなくなる。
(あまり可能性はないと思いますが・・・)
うーん、こうして考えてみると、この人たち、亡命しない方がよっぽど幸せですねー。
どうも、失礼いたしました。
Merkatzさま、新たにレスありがとうございます。
> 一つツッコミ。
>
> >このとき、ヤン艦隊には「薔薇の騎士」連隊隊長シェーンコップ少将(37歳)
>
> 連隊長は大佐しかなれません。
> シェーンコップは将官に昇進したあとはイゼルローン要塞防御指揮官でした。
> (連隊長は大佐に昇進したリンツ)
そうでした。うっかりしていました。(苦笑)
>
> 亡命者にとって軍隊は手っ取り早く立身出世できるから、人気は高いだろうと思います。
> キルヒアイスが軍人になる可能性は高い。
> ただ、亡命者は何が何でもローゼンリッターなんでしょうか?
> 適材適所を考えたら、艦隊参謀とかしたほうが良い人間だっているでしょう。
> もし同盟が制限を設けていないのなら、キルヒアイス同盟軍提督が生まれる可能性もあります。
> アスターテ会戦の年、キルヒアイス30歳。
> ヤンが28で准将ですから、少将くらいになっているかも。
前半部分は私も全面的に同意です。出世することよりも、生き抜くことを選ぶというZeroさまのような考え方もあり、ここはもう各個人の主観の違いだと思いますが、ミューゼル姉弟にあまりみじめな生活をさせたくないとキルヒアイスは考えるでしょうから、軍隊に入る可能性は高いと思います。(それに軍に志願すれば、官舎にはいることも出来るだろうし・・・)
ただ、後半部分、キルヒアイスが将官になるというのは、難しいと思われます。なぜなら、キルヒアイスは士官学校も軍専科学校も出ておらず、一平卒からの出発ですから、30歳で佐官になって御の字ではないでしょうか?
あと、私は亡命者が全員、薔薇の騎士連隊に配属されるとは思っていません。軍隊に入隊する際、適性検査のようなものはするでしょう。ただ、それでも、キルヒアイスは白兵戦向きと診断されるような気がします。
>
> >帝国諸将
>
> メルカッツが人望・実績ともに充分ながら出世が遅れていたのは、有力な派閥に属していないことでした。
> ですから、メルカッツが政治力学において何らかの役割を果たすことはあり得ないと思います。
> よってミッターマイヤーは獄死するか、ロイエンタールと同盟に亡命するか、二つに一つ。
> 他の連中も抜擢されて昇進することが無くなるわけですから、登場が確実に遅れる。
> 微温的な帝国軍の有り様のままフリードリヒ3世が崩御。
> 後継を巡ってブラウンシュバイクvsリッテンハイムの帝国を二分する内戦に突入・・・というところですか。
> その際、メルカッツが中立を保とうとしてブラウンシュバイクに脅され、やむなく荷担するのは史実どおりか。
ミッターマイヤーを救うために、ロイエンタールがベーネミュンデ侯爵夫人に頼るという想定はどうでしょうか?それがだめなら、ミッターマイヤーとエヴァを連れて、ロイエンタールが同盟に亡命・・・ぐらいはしそうですね。その場合、戦力的に同盟の方が圧倒的に有利になりそうですね。
>
> しかしよく考えれば、ラインハルトが関わって戦局を左右した戦いの結果がすべて書き換わるから、史実のアスターテの年に帝国・同盟の勢力比がどうなっているかは謎。
> ヤンはいてラインハルトがいないから、同盟が優勢勝ち!?
ラインハルトはいないわけですから、ヤンがイゼルローンを落す前にシトレ元帥あたりがイゼルローンを落すかもしれませんね。さらに帝国内部ではブラウンシュヴァイクとリッテンハイムの勢力争いが起き、帝国が自壊するかもしれません。その場合、フェザーンと地球教は同盟による宇宙統一・同盟政府に取り入って、地球教およびフェザーンの権益を守るというように計画を変更するかもしれません。
次にZeroさまへのお答えです。キルヒアイスが軍人を選ぶかという問題と地球教・フェザーンの思惑についてはMerkatzさまへのお答えのなかにZeroさまへのお答えも含まれていると思います。
でも、ちょっと気になりましたが、イゼルローン要塞設置後、帝国が
そこから版図を広げられなかったのは何ででしょうね?
同盟はイゼルローンがあるからそこから先には進めないわけですが、
帝国は幾らでも進められる環境はあったと思います。
帝国軍では皇族・貴族が優先的に昇進するため、無能な人間が指揮官につく可能性が高く、組織としては同盟軍の方が圧倒的に優れていたからではないでしょうか。「ダゴン星域会戦記」を読むと、同盟軍が優れていたというより、帝国軍がいかに無能であったかがよくわかります。帝国軍がイゼルローンから先に侵攻しようとしても同盟軍に撃破されるので、そのうち、同盟侵攻の意志を失ったのではないでしょうか。同盟は帝国軍の無能さに支えられていたと思います。しかし、帝国にラインハルトという天才が出現したために、帝国・同盟の均衡は崩れたと思います。
優馬さま、レスありがとうございます。
> そもそも、ラインハルトって皇帝から姉を取り返すために帝国の転覆を企てるという、超シスコン&誇大妄想狂じゃないですか(笑)。
> まぁ本人に本当に帝国を転覆させる器量がある(ことになっている)ので、誇大妄想ではないのですが、シスコンの方はまがうことなく超・重症です。それも、すさまじくパワフルなシスコン(銀河を転覆させるほどの!)。キルヒアイスは、このラインハルトの「狂気」に感染していた可能性が大です。
>
> 二人ともアンネローゼを「崇拝」していたものと考えられます。
> 恋愛というのは双方向のものですが、崇拝というのは一方通行。(崇拝「される」方にも結構迷惑だったりして。)
> そういうキルヒアイスが、アンネローゼを「女房にする」気になるかというと、まずあり得ない。結婚するためには、アンネローゼを偶像としてではなく、一個の女性として見ることができるようにならなければならないのですが、「ラインハルトさま」なんて言ってラインハルトからマインドコントロールされている間はムリです。もしアンネローゼとちゃんと恋愛できるようになれば、それは狂気からの脱出であり、人間的な成長なので喜ぶべきことなのですが、ラインハルトかそれを許さぬでしょうなぁ。ラインハルトにすれば、姉とキルヒアイスが愛し合うというのは、二人から同時に裏切られることであり、殺されることよりひどい背信と感じるでしょう。
私の最初の書き込みを読んでいただけるとわかると思いますが、私の想定はキルヒアイスのみが10歳年長だったらというものです。ですから、キルヒアイス20歳でラインハルト10歳。年齢的にとてもラインハルトは太刀打ち出来ないでしょう。アンネローゼの結婚を阻むことは出来ないでしょう。それにラインハルトが怒っていたのは「お姉ちゃんをとられた」ということより「お姉ちゃんがお金でやりとりされた」ということだったのではないでしょうか。ですから、アンネローゼが自由意志で結婚した場合は、ラインハルトは怒りに燃えるようなことはないような気がするのですが・・・。それでもラインハルトが姉にこだわるならば、ラインハルトがキルヒアイスを謀殺(少年犯罪!)とかするかもしれませんね・・・。なんかサスペンスドラマみたいな話ですね。(苦笑)
> もし同盟が制限を設けていないのなら、キルヒアイス同盟軍提督が生まれる可能性もあります。
それはないんじゃないでしょうか。
まず帝国から亡命者で薔薇の騎士連隊以外の軍の部署に所属していた人間が銀英伝の作品中に出てきていないこと。
制限がないなら一人くらいそういう人間が出てきているでしょう。
それに薔薇の騎士連隊にだけ亡命者が所属しているなら裏切るかどうかの監視をするのも楽ですから。
薔薇の騎士連隊だけを見張ればいいわけですから。
それに薔薇の騎士連隊って言っても白兵戦をする部署だけじゃないでしょうから。
補給を担当する人間や連隊を戦場まで運ぶ輸送艦の人間も所属してると考えれば必ずしも白兵戦の素養がなくても勤まるんじゃないでしょうか。
通りすがりの横レスですが、失礼します。
> 私の最初の書き込みを読んでいただけるとわかると思いますが、私の想定はキルヒアイスのみが10歳年長だったらというものです。ですから、キルヒアイス20歳でラインハルト10歳。年齢的にとてもラインハルトは太刀打ち出来ないでしょう。アンネローゼの結婚を阻むことは出来ないでしょう。それにラインハルトが怒っていたのは「お姉ちゃんをとられた」ということより「お姉ちゃんがお金でやりとりされた」ということだったのではないでしょうか。ですから、アンネローゼが自由意志で結婚した場合は、ラインハルトは怒りに燃えるようなことはないような気がするのですが・・・。それでもラインハルトが姉にこだわるならば、ラインハルトがキルヒアイスを謀殺(少年犯罪!)とかするかもしれませんね・・・。なんかサスペンスドラマみたいな話ですね。(苦笑)
そうですね、ラインハルトとキルヒアイスが同年、もしくはキルヒアイスの方が年下なら相応にもめそうですが、キルヒアイスが10年上で、しかも才覚が申し分無く、金で買われそうになった姉を助けてくれた恩人とあれば、銀河をひっくり返した妄執はそのままキルヒアイスへの憧憬へと変わりそうです。姉の結婚相手にはキルヒアイス兄さん以外認めない、みたいな。
逆に、何らかの理由でアンネローゼとキルヒアイスが別れた(愛し合っていてもそういうこともあるでしょう)時に、強烈なだだっ子になりそうな予感が・・・。
それにしても、こういうifを考えるのって、面白いですね。上の方でもありましたが、ヤン艦隊参謀ラインハルトなんか、最強でしょうね。一個艦隊で首星(名前忘れた(^^;)を落とせそうです。
ちなみに、キルヒアイス夫婦はパン屋さん。
イッチーさま。優馬です。
> 私の最初の書き込みを読んでいただけるとわかると思いますが、私の想定はキルヒアイスのみが10歳年長だったらというものです。ですから、キルヒアイス20歳でラインハルト10歳。年齢的にとてもラインハルトは太刀打ち出来ないでしょう。アンネローゼの結婚を阻むことは出来ないでしょう。
あ! そうでしたね。「正伝」ではキルヒアイスとラインハルトは同年代。失礼をいたしました。
10歳も年が離れていれば、キルヒアイスはラインハルトの父親代わりになれますものね。キルヒアイスの大きな包容力で愛情を注いであげれば、問題児・ラインハルトもまともに育ったかも?(笑)
いや、ラインハルトの強烈シスコンの背景には、極端なダメ父・ミューゼル父ちゃんへの憎悪があったであろう、と睨んでおりますもので。
ダメ父への強烈な憎悪の反動形成で姉を偶像視するに至ったのではないか、と愚考しております。
それにしても、アル中で意志薄弱で、しまいにゃ娘を売って・・・ミューゼル父ってダメ人間の典型ですよね。こんなんからよく意志強固・頭脳明晰・ハイパー美貌という三拍子揃った姉弟が生まれたもので。クラリベル母さんの遺伝子って相当すごいですね。早死にしていなければ、素晴らしいエピソードを残してくれていそうな・・・。
衝撃の真実!アンネローゼ&ラインハルト姉弟は、セバスチャン父ちゃんの種ではなかった?!
今明らかになるラインハルト出生の秘密!!
なんて同盟のスキャンダル誌に見出しが踊りそうですね。
「ミューゼル家の隣人は語る。『ええほんと似てない父子でした。性格的には特に。』また、ラインハルトに近い人物はこう証言する。『ラインハルトさまは、父上をそれはそれは嫌っていらっしゃいました。』」
全部本当だもんなー。このスキャンダル、反論するの難しいですよねー。
通りすがりさま、新たにレスありがとうございます。
そうですね、ラインハルトとキルヒアイスが同年、もしくはキルヒアイスの方が年下なら相応にもめそうですが、キルヒアイスが10年上で、しかも才覚が申し分無く、金で買われそうになった姉を助けてくれた恩人とあれば、銀河をひっくり返した妄執はそのままキルヒアイスへの憧憬へと変わりそうです。姉の結婚相手にはキルヒアイス兄さん以外認めない、みたいな。
> 逆に、何らかの理由でアンネローゼとキルヒアイスが別れた(愛し合っていてもそういうこともあるでしょう)時に、強烈なだだっ子になりそうな予感が・・・。
そうですね。キルヒアイスが年上の場合、ラインハルトはキルヒアイス崇拝者になると私も思います。そして、キルヒアイスを追って同盟軍へ・・・という道をラインハルトはたどると思います。キルヒアイス夫婦の仲が悪くなったら「よくも姉上をもてあそんでくれたなー!」とか切れそうですね。
>
> それにしても、こういうifを考えるのって、面白いですね。上の方でもありましたが、ヤン艦隊参謀ラインハルトなんか、最強でしょうね。一個艦隊で首星(名前忘れた(^^;)を落とせそうです。
ラインハルトが亡命しただけで有能な軍人は続々同盟に亡命して来るし、同盟派にはたまらない展開になりますなー。ヤンの手で
キルヒアイス・ラインハルト・ロイエンタール・ミッターマイヤーが指揮される軍隊が出現したら、銀河に敵なしでしょうね。
> ちなみに、キルヒアイス夫婦はパン屋さん。
ほのぼのしてかわいいですが、なぜですか?(笑)
優馬さまへ
衝撃の真実!アンネローゼ&ラインハルト姉弟は、セバスチャン父ちゃんの種ではなかった?!
今明らかになるラインハルト出生の秘密!!
なんて同盟のスキャンダル誌に見出しが踊りそうですね。
「ミューゼル家の隣人は語る。『ええほんと似てない父子でした。性格的には特に。』また、ラインハルトに近い人物はこう証言する。『ラインハルトさまは、父上をそれはそれは嫌っていらっしゃいました。』」
全部本当だもんなー。このスキャンダル、反論するの難しいですよねー
なんか、「ヒトラーは実はユダヤ人だった!」みたいな話ですね。(笑)これはやはりトリューニヒトに言ってもらいたいですね。(そして、ロイエンタールに射殺される・・・笑)
> ラインハルトはいないわけですから、ヤンがイゼルローンを落す前にシトレ元帥あたりがイゼルローンを落すかもしれませんね。
この辺りは微妙ですね。
第六次(だったとおもう)イゼルローン攻略の総大将だった
シトレは艦隊の混戦による要塞砲無力化によりイゼルローンへ
肉薄しましたが、「人命」より「要塞陥落時の責任者の汚名回避」
を選択した当時の要塞司令判断により、要塞主砲で撃退されました。
正攻法での最上策ともいえるこの方法でダメだったシトレに
これ以上の方法が考えつけたかは分かりません。
>> でも、ちょっと気になりましたが、イゼルローン要塞設置後、帝国が
>> そこから版図を広げられなかったのは何ででしょうね?
> 帝国軍では皇族・貴族が優先的に昇進するため、無能な人間が指揮官につく可能性が高く、組織としては同盟軍の方が圧倒的に優れていたからではないでしょうか。「ダゴン星域会戦記」を読むと、同盟軍が優れていたというより、帝国軍がいかに無能であったかがよくわかります。帝国軍がイゼルローンから先に侵攻しようとしても同盟軍に撃破されるので、そのうち、同盟侵攻の意志を失ったのではないでしょうか。同盟は帝国軍の無能さに支えられていたと思います。しかし、帝国にラインハルトという天才が出現したために、帝国・同盟の均衡は崩れたと思います。
なるほど。僕は外伝関係は読んでるモノと読んでないモノがあって
この辺りは読んでいないのですが、ダゴン星域会戦だけが突出して
同盟の大勝利だった訳ではなく、艦隊戦に於いては同盟有利だった
のですか。
だからこそ「防衛拠点」としてイゼルローンを造ったのですね。
同盟の敗北は「対要塞戦」が殆どと考えて良い訳ですか。
と言うことは、ラインハルトが帝国軍において元帥府を開いて
自己の基盤を築く寸前に、ヤンがイゼルローンを落としたという
正史は、ストーリーバランスとして絶妙だったのですね。
> この辺りは微妙ですね。
> 第六次(だったとおもう)イゼルローン攻略の総大将だった
> シトレは艦隊の混戦による要塞砲無力化によりイゼルローンへ
> 肉薄しましたが、「人命」より「要塞陥落時の責任者の汚名回避」
> を選択した当時の要塞司令判断により、要塞主砲で撃退されました。
これは第5次攻防戦ですね。第6次(宇宙暦794年)はラインハルトの活躍によって、同盟軍が退却に追い込まれています。もしもこの時点でラインハルトがいなければ、どうなっていたか微妙ですね。(私も外伝を全部読んだわけではないですが)
>
>> なるほど。僕は外伝関係は読んでるモノと読んでないモノがあって
> この辺りは読んでいないのですが、ダゴン星域会戦だけが突出して
> 同盟の大勝利だった訳ではなく、艦隊戦に於いては同盟有利だった
> のですか。
> だからこそ「防衛拠点」としてイゼルローンを造ったのですね。
> 同盟の敗北は「対要塞戦」が殆どと考えて良い訳ですか。
ちなみにダゴン星域会戦以降の闘いの記録を「エンサイクロぺディア銀河英雄伝説」を参考に書くと
宇宙暦640年 ダゴン星域会戦 同盟勝利
668年 コルネリアス1世の大親征 宮中クーデターのため、中止
696年 シャンダルーア星域会戦 同盟勝利
728年? ファルセティ星域会戦 同盟勝利
738年 ファイアザード星域会戦 同盟勝利
745年 第2次ティアマト星域会戦 同盟辛勝
751年 バランティア星域会戦 同盟大敗
792年 アルレスハイム星域会戦 同盟勝利
第5次イゼルローン要塞攻防戦 同盟敗北
794年 ヴァンフリート星域会戦 決着つかず
第6次イゼルローン要塞攻防戦 同盟敗北
なんか例外もありますが、ラインハルトが出現してから同盟の旗色が悪くなっているような・・・。
>
> と言うことは、ラインハルトが帝国軍において元帥府を開いて
> 自己の基盤を築く寸前に、ヤンがイゼルローンを落としたという
> 正史は、ストーリーバランスとして絶妙だったのですね。
ラインハルトが先に地盤を固めていたら、地政学的に同盟は苦しい立場に置かれていたでしょうね。しかし、帝国領侵攻作戦も救国軍事会議のクーデターも起こらなかったわけですから、ヤン以外の有能な人材が同盟軍に温存されて、同盟もやすやすと帝国の侵攻は許さなかったでしょうね。
帝国が内戦に突入するや、ヤンがイゼルローンを奪取し、同盟軍が帝国領とフェザーンに侵攻していたかもしれません。そうすると、ストーリー的にはわけわからなくなりますね。(苦笑)
> > ちなみに、キルヒアイス夫婦はパン屋さん。
>
> ほのぼのしてかわいいですが、なぜですか?(笑)
>
何巻だか忘れましたが、フィッシュ&チップス(だったっけ・・・)売ってた屋台の人っていうのはダメですか?
お金を払う瞬間にお互い「?・・・あ、いえいえ、なんでもありません、それじゃ・・・」みたいな(笑)。
・軍人への道
たしか同盟は徴兵制だったはずです。
つまり黙っていてもやがて赤紙一枚で召集されちゃう。
だとしたら、最初から軍人として出世を目指すほうがよいと考えてもおかしくはありません。
(亡命者だろうが市民権を得て同盟市民となるわけですから、当然他の同盟市民と同じ義務を果たさねばならない)
また、キルヒアイスが亡命前にどんな職に就いていたかも重要です。
おそらく両親が評したとおり、先生にでもなっていたんじゃないでしょうか。
帝国での教職としてのスキルが、同盟でそのまま通用するわけがありません。
(免許だって意味なくなるし)
とすると勉強しなおす必要があります。
ところがキルヒアイスはすぐにでもミューゼル姉弟を養わなくてはならないので、職を得るためにスキルを磨く余裕はない。
亡命前のキルヒアイスが技術職でないかぎり、やっぱり軍隊が手っ取り早いということになる可能性が高い気がします。
(市民権を得ても亡命者は差別されているようなので、余計のこと特段の技術がない限り食っていくのは難しいと思う)
さてそこでローゼンリッターですが、実はシェーンコップは最初からローゼンリッターだったわけではありません。
幹部候補生養成所を経て、少尉のときに初めてローゼンリッターに配属されています。
(外伝3巻より)
ということは、キルヒアイスもローゼンリッター以外から始まる可能性があります。
もちろん陸戦部隊を振り出しに、出世して転科の可能性もあります。
ちなみにシェーンコップは軍専科学校の陸戦部門を卒業して伍長として任官しています。21歳(准尉)のとき士官の推薦を得て幹部候補生養成所に入っています。
専科学校に入学年齢制限があるのかどうか分かりませんが、キルヒアイスがここに入学できれば下士官からスタートできます。
ただ、士官学校みたいに在学中でも給与が出るかどうか分かりませんので、入らないかもしれません。
それからローゼンリッターについて。
「亡命者およびその子孫で構成され」「創立された理由は帝国からの亡命者をいかに厚遇しているか、亡命者たちがいかに帝国を憎んでいるかを内外に宣伝するという理由が大きかった」とあります。
つまり、単なる監視ではないわけです。
だいいち、「その子孫」も配属されているわけですから、3世4世と世代を経てもなお裏切りを心配しているようでは、民主国家として面目丸つぶれでしょう。
それと、連隊ですから、補給部隊は居ないはずです。
独立して行動できる単位は旅団(連隊の一個上)からです。
いずれにしても30歳で将官というのは苦しいですね。
まあなんとか大尉か少佐くらいまで昇進して、ヤンに見出されてヤン艦隊の幕僚の加わる方が可能性ありそうです。
・ラインハルトのいない帝国
ラインハルトが戦局を左右した戦いをピックアップして考えてみましょう。
1.ヴァンフリート4=2における地上戦
もともとリューネブルクの指揮が卓越しているので、帰趨に影響なし。
2.第6次イゼルローン要塞攻防戦
ホーランドの作戦を邪魔する者も、後方を遮断すると見せかけてトゥールハンマーの射程におびき出す者もいなくなるので同盟の優勢勝ちもしくはお決まりのドロー。
3.第3次ティアマト会戦
ホーランドを倒した主砲三連斉射が無し。ホーランド程度の攻勢に四苦八苦していた上にビュコック・ウランフのコンビを倒せるはずがない。同盟の優勢勝ち。
4.レグニツァ惑星遭遇戦
同盟軍第2艦隊を妨害するのは他の帝国艦隊になる。ヤンが参謀といっても司令官はパエッタなので引き分けか。
5.第4次ティアマト会戦
ラインハルト艦隊抜きでは勝利はあり得ない。お決まりのドローか同盟の優勢勝ち。
6.アスターテ会戦
この戦いの出兵理由が伯爵号を受けたラインハルトを試すものだった。よって出兵そのものが無くなる。そのうえ同盟は第2・4・6艦隊健在、ラップも戦死せず。
とりあえずアスターテまで見てみましたが、同盟の国力減退がかなり防がれることが分かりますね。
さてそれよりも問題なのはラインハルトがいないミッターマイヤー・ロイエンタールがどうなるか。
ロイエンタールがラインハルトに駆け込んだのは、門閥貴族と張り合える権力を所有し、かつ将来起こりうる宮廷闘争を見越して有力な権門に自分たちを売っておきたいという計算があったからです。
(外伝1巻、P86~88)
メルカッツの権力では門閥貴族と張り合えないからダメ。
ベーネミュンデ公爵夫人ですが、権力は申し分なくても、一面識も無い若い少将に後宮の寵姫がいきなり会うでしょうか?
しかもベーネミュンデ公爵夫人は軍部の支持など必要としてません。
彼女に必要なのは皇帝の寵姫としての地位を維持する力であって、武力ではありません。
この場合、リッテンハイム侯爵を頼るという選択の方が、意外ですが確実で可能性が高いと思います。
> さてそれよりも問題なのはラインハルトがいないミッターマイヤー・ロイエンタールがどうなるか。
> ロイエンタールがラインハルトに駆け込んだのは、門閥貴族と張り合える権力を所有し、かつ将来起こりうる宮廷闘争を見越して有力な権門に自分たちを売っておきたいという計算があったからです。
> (外伝1巻、P86~88)
> メルカッツの権力では門閥貴族と張り合えないからダメ。
> ベーネミュンデ公爵夫人ですが、権力は申し分なくても、一面識も無い若い少将に後宮の寵姫がいきなり会うでしょうか?
> しかもベーネミュンデ公爵夫人は軍部の支持など必要としてません。
> 彼女に必要なのは皇帝の寵姫としての地位を維持する力であって、武力ではありません。
> この場合、リッテンハイム侯爵を頼るという選択の方が、意外ですが確実で可能性が高いと思います。
なるほど!確かにラインハルトなき帝国では双璧にとって、これが最善の策でしょうね。
そこで、私もラインハルトなき帝国の銀英伝を考えてみました。
宇宙暦796年(帝国暦487年)、銀河帝国皇帝フリードリヒ4世が死去した。ブラウンシュヴァイク公は自分の娘、エリザベートを皇帝とし、自ら摂政を名乗ったが、リッテンハイム候以下一部の門閥貴族はこの決定に承服せず、ガルミッシュ要塞にたてこもって抵抗を続けた。ブラウンシュヴァイクはメルカッツ提督を賊軍征討司令官に任命したが、彼の部下に配置されたのはフレーゲル男爵をはじめ、軍事的に無能な貴族ばかりであった。一方、リッテンハイム候はシュターデン提督を総司令官に任命したが、配下にロイエンタール・ミッターマイヤーといった有能な将官が配置され、総司令官の無能を補った。ブラウンシュヴァイク軍とリッテンハイム軍の闘いはなかなか決着がつかず、帝国の内戦はこう着状態となった。
一方、同盟は帝国の内戦を傍観しようという意見が大勢を占めたが、一人、ヤン・ウェンリー少将のみは「今こそ、帝国領侵攻の好機である」と訴えた。この意見はトリューニヒト国防委員長の目にとまり、トリューニヒトはヤンの意見を聞いた。それはイゼルローンとフェザーンを同時に占領し、内戦を続ける二勢力の背後をつくというものでった。最高評議会はヤンが半個艦隊でイゼルローン要塞を落とすのを条件にこの作戦を認めた。ヤンはシェーンコップやキルヒアイス率いる薔薇の騎士連隊と首席副官にフレデリカ・グリーンヒル大尉、次席副官にラインハルト・フォン・ミューゼル中尉を引き連れて、イゼルローンを攻略し、占拠に成功する。その直後、ビュコックをフェザーン方面軍司令官とする同盟軍はフェザーンに進駐し、占領した。
ヤン艦隊の後には続々と同盟軍の名のある艦隊が続き、同盟軍は一路、首都星オーディンを目指した。そこで、ブラウンシュヴァイクはメルカッツを呼びもどし、同盟軍撃破を命じる。メルカッツはよく同盟軍と戦うが、ヤンの前に敗北し、降伏する。
一方、リッテンハイム候はシュターデンをフェザーン奪回にむかわせるが、同盟軍に撃破される。しかし、ロイエンタールが指揮をとったリッテンハイム軍はメルカッツに代わってフレーゲル男爵率いるブラウンシュヴァイク軍を撃破し、オーディンに侵入する。ブラウンシュヴァイクは自殺(実はアンスバッハが殺害)し、リッテンハイムがオーディンに入城。娘ザビーネを皇帝とし、自らは摂政を名乗る。しかし、戦勝祝賀式典でリッテンハイムはアンスバッハに殺害される。無政府状態になるところをロイエンタールを宰相とする臨時政府が発足。ロイエンタール・ミッターマイヤーはオーディンにせまる同盟軍をいったん退けたうえで、休戦条約を結ぶ。(ヴァルハラの和約)
この条約により、帝国は同盟の存在を、同盟は帝国の存在を認めること、イゼルローン要塞・フェザーンとその周辺星域を同盟に割譲すること・帝国は国政の民主化につとめること・同盟派遣の高等弁務官が帝国の政治を監視することが定められる。
ロイエンタールはヴァルハラの和約に定められた国政民主化条項に基づくという理由で門閥貴族の領地を没収。農民に分け与えるなどして、貴族の力を弱め、民衆の支持を集めることにつとめた。さらに、一部の過激な青年貴族をそそのかせて、ザビーネを誘拐させてゴールデンバウム王朝の廃止、ロイエンタール王朝の成立を宣言し、ミッターマイヤーを宰相に任命した。ザビーネを誘拐した一部貴族は辺境星域に銀河帝国正統政府を樹立したが、帝国・同盟合同軍の前に敗北し、消滅した。
駐帝国高等弁務官には帝国領侵攻作戦に功のあったヤン・ウェンリーが任命された。そのころ、内戦に中立を保ち、家門の存続に成功したマリーンドルフ家の令嬢ヒルダは「これからは同盟の時代よ!」とばかり、高等弁務官府に足しげく通っていた。そこで彼女はラインハルト・フォン・ミューゼル中尉と出会い、恋に落ちるのだが、それはまた別の物語である。
ふと思ったんですがさま、レスありがとうございます
> > > ちなみに、キルヒアイス夫婦はパン屋さん。
> >
> > ほのぼのしてかわいいですが、なぜですか?(笑)
> >
>
> 何巻だか忘れましたが、フィッシュ&チップス(だったっけ・・・)売ってた屋台の人っていうのはダメですか?
> お金を払う瞬間にお互い「?・・・あ、いえいえ、なんでもありません、それじゃ・・・」みたいな(笑)。
ヤン「あれ?どっかで会いませんでした?」
キルヒアイス「え?それはないでしょう。僕たちは帝国から逃げてきたばかりで夫婦でこの店をやっているんです」
ヤン「そうか。見間違えか・・・」
キルヒアイス「もしかしたら、前世で会っていたかもしれませんね」
てなところでしょうか(笑)